週間記録 2011 年

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2011/1月】 − 更新ページ −
1/1-1/9 (1)快晴のお正月−井の頭公園

今年も井の頭公園の弁天様で「良い年でありますように」と妻、孫娘、犬と初詣。昨年同様穏やかなお正月です。
初撮影は2日、水生物館の裏の小橋の下にとまる雌のカワセミです。
去年は弁天橋の橋の下にとまる2羽だったので、お正月のカワセミは2年連続橋の下です。(きれいな写真は撮れなかったので更新はありません)
ところで、去年、井の頭池で確認できたカワセミは13羽でした。当然見逃している個体もいると思いますので実際にはもっと多いはずです。
そんなに入れ替えがはげしいのかと不思議なため、今年も観察を続けるつもりです。

(2)霞川と入間川

今年は新たな場所を探索しようと、正月6日に埼玉県入間市の霞川と合流する入間川に行きました。
霞川には餌とりに忙しい雌のカワセミが一羽、入間川では雄のカワセミの他に精悍なハヤブサ、同時に2匹の魚を捕まえどうしたものかと悩むダイサギ、大きすぎるドジョウを捕まえて食べられず水面を走り回るカイツブリ、そして初めて見たビンズイなどを撮影できました。
いつもカワセミがいる井の頭公園や野川とは違って、初めての場所で見つけると感激するものです。
毎週は無理としても、できるだけ私にとって新しい場所を開拓していくつもりです。

(3)野 川
細田橋から清水橋まで歩きました。
細田橋付近には2羽が、御塔坂橋にいつもいた雄が昨年暮れに神代植物公園に行ってしまったという話でしたが、今日は来ていました。偶々なのでしょうか。
清水橋近くに狭い縄張りを持つ雄は今回は見つかりませんでした。

入間川 ハヤブサ


入間川 2匹捕まえ思案中のダイサギ


野川(19)
1/10-1/16 (1)洗足池公園

3年半ぶりに行きました。
前回はカワセミを撮り始めた頃、目黒の自然教育園、小石川後楽園、日比谷公園心字池とカワセミに出会うことなく、足取りも重くやってきたものです。
そして、洗足池の透明な水に驚きながらカワセミを探し、やっと遠くを飛ぶ姿を見かけたときは救われました。
しかし、その時は撮影できず、今回は撮影できるまで帰らないつもりでいました。
今回は幸運なことに雌が一羽、多く撮影させてくれました。

(2)野 川

清水橋から下流へ甲州街道を越えて野川橋まで歩きました。
この間約4kmの間に7羽のカワセミがいました。今年の野川は特にカワセミが多いような気がします。井の頭公園や仙川は例年より少ないのに。
写真は野川橋近くの岸の桜からダイビングを繰り返す一羽です。

洗足池公園


野川(19)
1/17-1/23 (1)井の頭池

一月下旬になって井の頭池のカワセミにも動きが出てきました。
昨年暮れからいた一羽のほかに3羽が加わりました。とは言え、2日だけ顔を見せたあと姿を見ないものもおり、23日現在で3羽が居ついている模様です。
これらは、各々弁天池、御茶ノ水池、ボート池を縄張りとしていますが、御茶ノ水池の雌は時々弁天池まで足を延ばすことがあります。
まだ、縄張り争いは見ていませんが。

井の頭公園(31) ボート池の雄
1/24-1/30 (1)井の頭池

弁天池、お茶の水池、ボート池をそれぞれ縄張りにする3羽はそのままの状態で変化はありません。
マヒワがカツラの木に群れています。カワラヒワがたくさんいるなと思っていましたが、ベテランバードウォッチャーがマヒワだと教えてくれました。

(2)高麗川(巾着田)

カワセミを撮影し始めた年に来て以来、3年7か月ぶりの高麗川です。
場所は前回よりずっと上流、彼岸花の群生で有名な巾着田です。
巾着田とは公式ホームページによると
「日高市内を流れる清流、高麗川(こまがわ)の蛇行により長い年月をかけてつくられ、その形がきんちゃくの形に似ていることから、巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれるようになりました。
直径約500メートル、面積約22ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、中でも秋の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)群生地は辺り一面が真紅に染まり、まるで赤い絨毯を敷き詰めたようです。毎年多くの人がその美しさに惹かれて訪れます。」です。
さて、カワセミですが、鹿台橋から下流の工事中区間を除く巾着の約2/3の間に雄と雌が各1羽いました。(雄は2羽かもしれません)
もう少しきれいなカワセミ写真が撮れればよかったのですが。

(3)多摩川

府中市の是政、多摩川の岸を通って郷土の森公園の池に行く途中に水辺まで行ってみました。このあたりの多摩川は川幅が300m以上あり、その水辺は小さな支流が多摩川に流れ込んだところでした。
そこに縄張り争いもせず、雄と雌が仲良く居ついていました。
その2羽のカワセミを多く撮影しましたが、きれいに撮れたショットはほとんどなく、来週リベンジをする予定です。したがって、サイトの更新は来週まとめて行います。
目的の郷土の森公園の修景池は大賀蓮などの蓮池になっていますが、半分以上が凍結し、カワセミの姿はありません。
もっとも、氷がなくてもカワセミは来そうにありません。

井の頭公園(31) ボート池の雄


高麗川(2)
2011/2月】 − 更新ページ −
1/31-2/6 (1)井の頭公園

一月下旬以降、井の頭池の3羽は各々の池で変わりなく過ごしています。
4日にはルリビタキがいないかと、池の近くの自然文化園本園に行きましたが姿はありません。以前から公園のどこかに来ているはずですが、今年はまだ出会えません。
今週の写真はエナガ、ヤマガラ、マヒワです。
マヒワは初めて先週見ましたが、相変わらず群れで木々を移動しながら実をついばんでいます。今週は池の水溜りに水を飲みに来たところに出くわしました。
そう言えば、今年はアトリが来ていないようです。前シーズンは同じように群れでいるところをよく見かけましたが。

(2)多摩川

前回は写真はピンボケが多く、巻き返しのためにまた行きました。
天候は前回と同じく雲ひとつない快晴のため、リベンジは難しそうですが、気をつけて撮影しました。
前回分と合わせて多摩川(6)を作成しました。

(3)野 川

御塔坂橋から下流へ野川橋まで歩きました。
半月ぶりに御塔坂橋に来ると何か景色が違います。何と、水辺の大きな木がすべて切られていたのです。
御塔坂橋には水辺の枯れ枝や高い桜からダイビングする雄が一羽がいましたが、憤懣やるかたない気持ちで下流に向かうと、案の定、野川橋で一羽に出会うまでカワセミはいません。
住みにくくなったはずだよと思いながら引き返してくると、途中、中島橋、細田橋にもおり、まずは一安心です。しかし、根元からすべて切るのではなく枝を少し残しておくくらいの気遣いはできないものだろうか。

(4)ヤマセミ

いつもはまだ薄暗いうちに現地に着いていたのに、今回はすでに陽が昇りかけています。
大きな橋に出ると、強風ではないものの風があり、しばらくすると耳は千切れそうに冷たい。
川辺に降りて観察すると、間もなくキョキョキョキョという声とともに2羽のヤマセミが上流へ飛んで行きます。
1.5kmほど上流の吊り橋の近くにいるだろうと川に沿ってあとを追うと、吊り橋の一歩手まえで、すぐ前の木からヤマセミが飛び出しました。まさかそんなところにいるとは予想もしなかったのでびっくり。
その後、その雌が一羽、吊り橋の上流から下流のあいだの300mほどを行き来してくれました。
トピックスは休業中の岸のお店のベランダに止まって、窓ガラスに映る自分目がけて何度も突進していったことです。以前に別の場所で同じ光景を見ましたが久しぶりです。

井の頭公園(32) マヒワ


多摩川(6)


野 川(19)



ヤマセミ1(5)
2/7-2/13 (1)井の頭公園

今週のカワセミは弁天池だけ、お茶の水池とボート池ではとうとう見ることができませんでした。
これらはどこかへ行ってしまったのかもしれません。
撮影したのは弁天池のカワセミの他、ウグイス、マヒワ、カワラヒワ、アカハラ、そして少し残った雪の中で実を食べるヒヨドリです。

(2)ヤマセミ

先週と同じ場所に行きました。
お店の窓ガラスに突進していた場所にヤマセミはおらず、久しぶりにそこから3kmほど上流に行ってみました。
しばらくそこに留まっていましたが、ヤマセミの気配はありません。
元の場所に戻ってくると、いました!ヤマセミが高い木から餌を狙っています。
そこで続けて2回魚を捕まえましたが、2回とも鮎やオイカワではなくドジョウのような色をした魚です。
川底は苔で褐色になっているのに、同色の魚をよく見つけるものです。それも10m近い高さの枝から。
このヤマセミは尻尾の右側が短くなっており、前回と同じ雌のヤマセミでした。
しばらく撮影した後、さらに下流の大きな橋に行きましたが、前回と同様に雄の姿はありません。上流にもいなかったし、いったいどこにいるのでしょうか?

井の頭公園(32) 雪の中で餌を食べるヒヨドリ


ヤマセミ1(5)
2/14-2/20 (1)井の頭公園

久しぶりに三つの池で各一羽を見ました。ボート池の雄は通常は神田川にいて、朝早く餌捕りにボート池にやってきていることが分かりました。
雪の翌日はハクセキレイ、メジロ、カワラヒワ撮影の後、カワセミを探しましたが姿はなく、野川に向かいました。

(2)雪の野川

雪の翌日、「雪とカワセミ」を撮影したくて御塔坂橋から野川橋まで歩きました。融けだした雪道のため倍の距離を歩いた感じがします。
肝心のカワセミは4,5羽もいましたが、なかなか思うような写真は撮れません。

(3)狭山自然公園〜多摩湖〜狭山湖

地図を見ると、西武園の近くの狭山自然公園に宅部池があることを知り、カワセミがいるだろうと行ってみました。
しかし、その気配はありません。ジョウビタキとアオジが近くに来てくれました。
坂を登ると多摩湖の堰堤、村山下ダムです。瀟洒な取水塔が時代を感じさせます。ここにもジョウビタキ。そして、ときどきカワセミ撮影に行く柳瀬川はここが源流になっていることを発見(と言うほどのことではありませんが)。
それから多摩湖から涵養林を隔てたサイクリングロードを歩いて村山上ダムへ向かいました。ところがこれが遠い。川べりをカワセミを探しながら歩くのであれば何でもない距離ですが、突然飛び出してくるジョウビタキ以外にほとんど鳥たちに出会うこともなかったので。
村山上ダムを渡ってやっと狭山湖に着くと、ダム脇のブッシュにルリビタキがいて、疲れもどこへやら。さらにダムに行くと、カンムリカイツブリが一羽盛んに水に潜っています。先日TVで見たイギリスの運河にいるのと同じです。
しかし、遠くに浮かんでいる水鳥の群れをよく見ると、それらはすべてカンムリカイツブリでした。ここでは珍しくもなんともない鳥のようです。
案内板には堰堤を渡ってさらに行くと、「オオタカが住む森」というのがありましたが、そこは次回の楽しみにとっておくことにしました。

井の頭公園(32)


野 川(19)


狭山丘陵
2/21-2/27 (1)井の頭公園

ルリビタキ:先週、狭山湖でルリビタキの雌を見ましたが、今週は井の頭公園で今冬初めて見ました。池から大分離れた伐採木置場の周りです。いつ行っても雄が一羽いるので、ここに居ついているようです。
河津桜:小鳥の森近くの河津桜がちらほら咲き始め、メジロが嘴に花粉をいっぱいつけてちょこまかと動き回っています。
ウグイスのさえずり:ウグイスはさえずりを始めました。まだ、ぎこちないさえずり方です。もちろん地鳴きの方が多いですが。
カワセミ:弁天池の雌と御茶ノ水池の雌を観察。

(2)石神井公園三宝寺池

三宝寺池中之島と石神井城跡の方でカラスが騒いでいる。中之島の中をよく見ると、木立の中を茶色の羽の鳥を数羽のカラスが追いかけている。
きっとオオタカだな、と思いながら、島の反対側が見える場所に行ってみると、しばらくしてその鳥はまたカラスに追いかけられ、とうとう地面に下りてしまった。
写真を見るとオオタカの幼鳥でした。その後、うるさいカラスに業を煮やしたか、池の外に飛び去りました。
カワセミは時々餌場にやってきては続けざまに2,3匹の餌を捕っては休憩。
井の頭池や川のカワセミに比べて楽をしています。腹が減ったら餌場に来ればいい訳だから。

井の頭公園(32) ルリビタキ


石神井公園(4) オオタカの幼鳥
2011/3月】 − 更新ページ −
2/28-3/6 (1)井の頭公園

カワセミは弁天池の一羽以外あまり見かけることがなく、観察はおもに池から離れた西園のルリビタキです。
前回、今年来ているのは雄(伐採木置場の雄)だけで、例年より少ないと書きましたが、いえいえ観察不足でした。テニスコートの近くからジブリ美術館前までを活発に動く雌がいました。

(2)野 川

今回は久しぶりに野川公園・二枚橋から御塔坂橋まで歩きました。昨年難を逃れた水辺の木も、カワセミの隠れ家になるようなものは、ほぼ残らず伐採されてしまいました。
昼の時間帯だったので藪の陰で休んでいたのか、上記のためにいなくなったのか、昨年4〜5羽いたカワセミは、今回は2羽(♂と♀)だけでした。
雄の活動範囲は以前に比べて広くなり、テニスコートの上流の飛橋〜大沢橋近くまで700mに及んでいます。移動途中に枝で休んでいると突然下流から雌が同じ枝にやってきました。雄はすぐに飛び去りましたが、ここは以前は雌の縄張りだったところで、雌が縄張りから追い出したのか、「お相手」を探し始めたのかどちらでしょうか。
他にも、枝に止まっているモズの近くに別の一羽が飛んで行き、しばらく止まっていたりと冬にはあまり見かけないシーンを見ましたがこれも相手探し?

井の頭公園(33) ルリビタキの雌


野 川(20) お相手探し?
3/7-3/13 (1)井の頭公園

7日、朝から降っていた雨が雪に変わった。雪景色の中にカワセミやルリビタキはいないかと行ってみました。
池にカワセミの姿はない代わりに、木にとまったオシドリの背中に雪が積もっています。
西園にはルリビタキの雌がいましたが、その頃には雨が交じり、傘をさしてレンズにはタオルをかけての撮影にはいささか苦労。
そして、ルリビタキは残った雪のところにはほとんど来てくれませんでした。
11日、池にはいつもいた雌の他に雄が来て2羽で飛び回っています。良く見ると、雄のいるところに雌がやってきては、雄はすぐに逃げて行くというパターンで、雌の方が雄を縄張りから追い出そうとしているように見えます。
久しぶりに2羽を見て、帰宅後写真の整理をしているところに大地震がきました。こんな事態になるとはその時は思いませんでした。

(2)多摩川

府中市是政の多摩川です。
貨物線鉄橋から河川敷のサッカーグラウンド近くまでの300mほどの間のカワセミです。
まだ冷たい風が吹いていますが、ヒバリが空中に飛びあがってさえずっています。

井の頭公園(33) 久しぶりに雄と雌


多摩川(7)
3/14-3/20 (1)井の頭公園

2羽のカワセミは相変わらず縄張り争いをしていると思っていたところ、弁天様の近くで雄と雌が交互に巣穴掘りをしているではありませんか。
いままで、住み着いていた雌が新しく来た雄を縄張りから追い出そうとしているものとばかり思っていましたが、巣穴掘りを促していたのかもしれません。
しかし、巣穴を掘っている場所はとても営巣できるようなところではなく、今後どうするつもりなのか????
西園の雌のルリビタキはミミズを苦労して飲み込んだ後、じっとして動きません。「動かないルリビタキ」など、初めて見ました。そのすぐあと、今度は雄がミミズを捕まえましたが、こちらは大きすぎてすぐに捨ててしまいました。

先週に続いて更新が遅れ、月末になってしまいました。

井の頭公園(33) 雄と雌で巣穴掘りもしています



井の頭公園(33) ルリビタキ♀ミミズを捕まえた
3/21-3/31 (1)井の頭公園

21日以降、カワセミはパタリと姿を見せなくなりました。
どこか他に営巣場所を見つけたものと思います。そこで、近くの玉川上水を探してみましたがカワセミはいません。さらに遠くへ行ったものと思われます。
サイトの更新はありません
2011/4月】 − 更新ページ −
4/1-4/10 (1)井の頭公園

状況に大きな変化はありません。
一度だけカワセミの鳴き声を聞きましたが、姿は見えませんでした。

(2)野 川

今回は榛沢橋〜御塔坂橋〜琥珀橋〜甲州街道〜野川橋を歩きました。
この間、琥珀橋と上流側の清水橋近くでツガイを、甲州街道脇では一羽の雄を見ました。はっきりは分かりませんが、産卵はもう少し先のようです。

野 川(20) 求愛給餌
4/11-4/17 (1)井の頭公園

14日、久しぶりに朝早く行ってみると、こちら岸から飛び去るカワセミの姿がありました。
その後もう一度茂みから出てきましたが、撮影はできず、雌雄も不明です。

(2)野 川

清水橋から下流へ小田急線の鉄橋近くの神明橋まで歩きました。
その間、ツガイを3組、単独の雄と雌を各一羽、合計8羽を見ること ができました。そのうち一組は巣穴を掘っていましたが、水面から30cm 程のところのため、増水すると水没するのは間違いありません。巣穴掘りの練習かもしれません。
強い風が吹きつけ、求愛給餌も難しそう、こちらの撮影も集中力がしばしば途切れてしまいました。
桜は満開を過ぎ、岸には西洋辛子菜や諸葛菜が咲いています。

野 川(20) 求愛給餌
4/18-4/24 (1)井の頭公園

カワセミはときどき池にやってきていますが、居つく様子はありません。

(2)関公園

今月初めには、求愛給餌や巣穴に入るところが見られたが、まだ産卵した様子はありませんでした。
今回行ってみるとすでに産卵しており、雄と雌が交代で卵を温めています。
どのくらいの期間抱卵しているのかはっきりわかりませんが、一ヶ月以内にはヒナが誕生するのではないかと思います。

(3)仙 川

今月は2回行ってみましたが、様子が変です。
例年営巣していた2か所の巣穴近くにカワセミの姿はありません。
実は観察頻度は少なく、一回の観察時間も短いのですが、例年の今頃は抱卵中かヒナへの給餌中であり、短時間の観察でも見られるはずなので、今年は何か変です。

関公園(4) 抱卵中
4/25-4/30 (1)ヤマセミ5

昨年12月以来の「有名スポット」です。
朝4時に家を出ましたが、現地は既に日が差しています。今の時期は更に一時間の早出が必要です。
それはさておき、到着後しばらくして一羽が電線にやってきました。しかし、動く気配はありません。
そのうち、ハクセキレイが同じ電線にとまり、更にもう一羽がヤマセミを挟むように反対側にとまって3羽とも動きません。
ハクセキレイは「鳥懐っこい?」のでしょうか。カワセミを追っかけたりもしますので。
そして、ヤマセミの近くをかすめてトビが飛んでいき、ヤマセミは慌てて飛び去りましたがハクセキレイは知らん顔です。

その後は暇を持て余し、以前から気になっていた表丹沢に行ってみました。
年のせいで気が短くなり、ブラインドの中でヤマセミをじっと待つこともこのところなくなくなってきています。
残念ながら、そこは渓流釣りの人がいてヤマセミを見ることはできませんでした。
ところが、帰り道、はるか下に渓流を見下ろせる場所で一休みしようと車を降りると、すぐ前の木でオオルリが囀っています。「リーリー・・・・・・」と美しい声。
なんという幸運でしょうか。

(2)井の頭公園

いよいよ夏鳥の渡りの季節! 池よりも森に足が向きます。
夏鳥の前にアオゲラ、人通りの多い公園の木に巣穴を彫っています。高さは地上から4mほどのところですが、こんなところで大丈夫なのかと心配。
もっとも、小鳥たちの中には人間が安全であることを知っていて、カラスや猛禽類などの天敵が近寄りにくい人通りの多いところで営巣するものもいるということです。
昨年は、シジュウカラが七井橋を渡った先にある大木の洞、それも手を突っ込めるほどの高さで雛を孵したので、アオゲラも同様なのかもしれません。

アオゲラの巣の近くで今年初めてキビタキを見ました。
去年聞いた囀り方を全く違いますが、胸のオレンジ色からキビタキに違いありません。

数日後、アオゲラの巣は完成間近、産卵から巣立ちまで約40日とのこと、ぜひとも雛を見たいものです。
そして、今週初めに行った表丹沢に続いて井の頭公園でもオオルリを見ました。オオルリも表丹沢で聞いた囀りとは違い、囀りの終わりにジョウビタキの地鳴きような「カッカッカ」という声が入っています。


ヤマセミ5 表丹沢にてオオルリ


井の頭公園(34) キビタキ


井の頭公園(34) オオルリ
2011/5月】 − 更新ページ −
5/1-5/8 (1)井の頭公園

今週も池でカワセミを見ることはありませんでしたが、オオヨシキリが賑やかに鳴いていました。
「行〃子の句」(野口雨情)の碑の向かいに浮かぶ葦の浮島で。

森の方では先週半ばから早朝2時間ほど夏鳥の観察をしています。
キビタキはほぼ毎日、オオルリは数回、そしてセンダイムシクイを観察できました。これらは何とか鳴き声で判別できるようになったので見つけることができますが、他にもムシクイ類などが来ているはずです。

・写真はありませんが、七井橋近くではカイツブリが抱卵中。カルガモが一羽水面を騒いでいるので何ごとかと良く見ると、カイツブリの巣に近づきすぎたため自分の半分に満たない大きさのカイツブリに追い払われているところでした。
・アオゲラは時々声は聞くものの、巣の近くではあまり見かけません。巣を放棄してしまうのではないかという悪い予感が当たらなければいいのですが。

井の頭公園(34) キビタキ
5/9-5/15 (1)井の頭公園

2007年から2年ごとに見るサンコウチョウです。
10日朝早く、森に行くと「あそこのサワラの木の横にサンコウチョウがいる」と教えられたが全く見えず、もちろん撮影もできません。
それでも、飛ぶ姿が見えたのと、「・・・・ホイホイホイ」と言う鳴き声を聞くことができました。周りの人たちのシャッター音はちょっと羨ましかったけど。
15日、、井の頭公園を毎日観察されている若いご夫婦に「サンコウチョウが来てますよ」と、またまた教えてもらいました。
薄暗い場所にいるものとばかり思っていましたが、明るい広葉樹の上の方にいました。翌朝、そのご夫婦に写真が撮れたことのお礼を言ったところ、「アオバトの声を聞きませんでした?」と聞かれ、「いいえ」(実はアオバトの声を知りません、トホホホ)。

・アオゲラは先月末に完成した巣穴を放棄。さすがに人通りが多すぎたか、悪い予感が当たってしまいまいした。しかし、文化園内にも巣があり、そちらに移動したらしいとのこと、まずは安心です。
・七井橋近くで抱卵中だったカイツブリの巣も先日の長雨で流されてしまいました。通常であればまだ産卵時期ですが、餌のブルーギルが大きくなりすぎると雛には与えられません。以前、2月に産卵したのはそのためだったのかもしれません。
・久しぶりに御茶ノ水池でカワセミ(♂)を見ました。

井の頭公園(34) サンコウチョウ
5/16-5/22 (1)井の頭公園

・いつもどこかで鳴いていたキビタキの声はすっかり聞かれなくなりました。
サンコウチョウは今週も来ていたようですが、見ることはできませんでした。
・先週、流されてしまったと書いたカイツブリの巣は、以前より小さくなってはいますがまだありました。抱卵中です。
・御茶ノ水池でカワセミを見ました。でも、居ついているようには見えません。
玉川上水で2羽が鳴く声を聞いたので、そこから餌捕りに来ているのではないかと思います。

(2)野 川

雛が孵っているかと、深大寺近くから下流の小田急線の手前まで往復しました。
途中一か所で雌が餌を運ぶ姿を見ましたが、他に親鳥を見ることも少なく、雛の巣立ちはもう少し先のようです。

(3)神代植物公園

野川からの帰り、神代植物公園・水生植物園に寄りました。
冬の間ほとんど見なかったカワセミが、子育て時期の今は水生植物園の小さな池にも比較的頻繁に餌を捕りにやってきます。

野川(21) 幼鳥はまだ


神代植物公園
5/23-5/31 (1)井の頭公園

渡りの途中に寄っていく夏鳥たちは既に繁殖地に向かい、すっかり寂しくなっています。
カワセミの幼鳥は下記のようにあちらこちらで巣立っていますが、井の頭池にはまだやってきません。

(2)関公園では雛が6羽巣立ちました

27日に行ってみると、ちょうど一週間前の21日早朝に6羽巣立ったという雛たちが親から餌をもらっていました。雛たちは巣の近くに2羽、300mほど離れた島に4羽と分散していて、餌を運ぶ雄親は孤軍奮闘の頑張りです。
雌親は次の産卵をしているのか見当たりません。

(3)仙川でも巣立っています

31日、仙川でも雛が巣立っていました。はっきりはしませんが、少なくとも3羽、こちらも餌を与えるのは雄親でした。
雛は親が運んできてくれる餌を待つ間、4mほどの護岸からダイビングして小さな魚を捕まえており、巣立ち後10日前後経っているものと思われます。
一週間以上遅れての更新です


関公園(4) ヒナ


仙川(11) ヒナ
2011/6月】 − 更新ページ −
6/1-6/12 (1)野 川

今回は御塔坂橋から上流側へ行ってみました。きっと雛が孵っているだろうと期待して。
ところが、野川公園までの約3kmを往復する間、雛どころかカワセミの姿が全くありません。
水辺の木はほとんど切られてしまったためにいなくなったのか、自転車だったため見逃したのか。どうしたことでしょう?
下流側はどうかと少し行ってみると、細田橋に♂と♀の成鳥がいました。しかし、雛を育てているようには見えません。

野川(21)
6/13-6/19 今週は天候不順により引きこもり状態です。井の頭池では偶にカワセミの飛ぶ姿を見ますが、まだ居ついてはいない様子です。 サイトの更新はありません
6/20-6/26 (1)井の頭池

夏鳥の渡りが終わってほぼひと月、やっとカワセミの雛がやってきました。
しかし、この雛、まだ親の世話になっています。
井の頭池でカワセミを撮影して4年半になりますが、この池で雛が餌をもらう姿は初めて見ました。おそらく、近くの玉川上水で孵化した雛を親が連れてきたものと思います
親から餌をもらった数日後には、自分でも捕まえており、もうすぐ一人立ちできるでしょう。

井の頭公園(35) 餌をもらう雛
6/27-7/3 (1)井の頭池

あの幼鳥は居ついています。朝の主な居場所は御茶ノ水池の文化園分園側で、ここには偶に雄もやってきます。
幼鳥はすでに親の世話にはなっておらず、雄と鉢合せをすると縄張り争いを演じるのではないかと思いますが、まだそんなシーンには会っていません。

(2)そのほか

・自宅前の電線で餌をもらうツバメの雛たち
・神田川源流付近で孵ったオシドリの雛たち、もうすっかり大きくなりました

井の頭公園(35) 餌探しをする雛
2011/7月】 − 更新ページ −
7/4-7/10 今週は風邪と暑さ負けにより観察はお休みです。 サイトの更新はありません
7/11-7/17 暑さを避けて、早朝に何回か井の頭池に行きましたがカワセミの姿はありません。シジュウカラやムクドリの雛が親のあとを追っては餌をねだっています。

なでしこジャパンの快進撃には驚きです。明朝のアメリカとの決勝戦もきっと勝つでしょう。その頑張りに負けじと15日はゴルフ、風邪はまだ全快しておらず自信はありませんでしたが、スポーツドリンクを3本も飲んで何とか最終ホールにたどり着きました。
今週も、サイトの更新はありません
7/18-7/24 (1)野 川

ほぼ一ヶ月半振りの野川です。東八道路から甲州街道の間を自転車で往復しました。
琥珀橋近くの野川に着いてから川沿いの遊歩道をゆっくり上流へ、でも一時間、カワセミはいません。
東八道路近くに来てやっと幼鳥が一羽いました。一枚撮影してUターン、御塔坂橋まで戻ってくると幼鳥が2羽、さらに木陰でじっと動かない雄が一羽。
さらに下流へ行くと、甲州街道脇でせっせと餌を捕まえている雄が一羽いました。
これらの幼鳥は二番子だと思います。また、雄の2羽はいずれも三番子の子育てをしているようには見えません。

(2)仙 川

野川の帰り、仙川駅近くから仙川上流を観察しました。
カワセミの姿はないまま、川べりの道がなくなる寸前のところに雌の成鳥がいました。
時々餌をくわえて下流側へ飛んで行きますが、すぐに元の場所に戻ってくるのを見ると、巣は例年の場所より上流側にあるのではないでしょうか。
野川を含めて長時間の自転車行、疲れ果てて巣を探す元気はもう残っていませんでした。

野川(21) 幼鳥


仙川(11) ♀
7/25-7/31 (1)井の頭公園

七井橋脇のお茶ノ水池で久しぶりにカワセミを見た翌日、カメラを持って弁天池に行くと、いました。昨日御茶ノ水池にいた幼鳥だと思われます。
そして、3日後にも幼鳥は御茶ノ水池に居り、この幼鳥は井の頭池に居ついたようです。

井の頭公園(36) 居ついた幼鳥
2011/8月】 − 更新ページ −
8/1-8/7 (1)郷土の森公園

以前、冬の時期に行ったことのある郷土の森公園の修景池。
そのときはカワセミの姿はありませんでしたが、その池に蓮があることを思い出し、蓮の花に止まったカワセミを期待して行ってみました。
多摩川に近いこともあって、しばらくするとカワセミの鳴き声がします。最盛期を過ぎた蓮はそれでもあちこちで咲いており、その上をくまなく探しましたがいません。やっと見つかったのは池の中の岩の上です。それは幼鳥でしたが、とうとう蓮には止まってくれませんでした。
しばらくして、またやってきました。今度は雄の成鳥です。池の周りを活発に飛び回りますが、やはり蓮には止まってくれません。
さらにそのあとにまた幼鳥が来ましたが、期待通りにはなりませんでした。
カワセミたちは、池の周りの木や池の中の岩など、止まるところに不自由はなく、蓮の花に止まる習慣はないのかもしれません。

とは言え、もしやと思い二日後にもう一度行ってみました。ところが、今度は蓮に止まるどころか、姿さえ見せませんでした。
池には大賀蓮をはじめ何種類もの蓮があり、それらを撮って多摩川へ。

(2)多摩川

郷土の森公園の帰り道、多摩川に行くと、このところの雨で増水し、冬の間カワセミやコサギの餌場だったところは急流になり、両方ともいません。遠くの堰に豆粒のようなカワセミを見つけましたが、きれいな写真にはなりません。

翌々日は、郷土の森近くから2,3km下流まで、歩きにくい川原などを歩きました。
途中、護岸壁と川原の間の水溜りのようなところにカワセミの幼鳥とササゴイがいました。そこでは、餌を捕まえて飛びあがったところ草にぶつかって再び水面に落ちたカワセミがいました。そりゃー、たまにはドジを踏むこともありますよね。
さらに下流では下水処理場(水再生センターと言うようです)から勢いよく流れ出てくる水の脇で餌を捕まえるカワセミもいました。とにかく川のカワセミは逞しいです。

(3)善福寺公園

前回から1年半以上、久しぶりです。上の池、弁天様近くの池の中に立つボートの制限杭にカワセミらしい姿があります。カメラのファインダーを除くと、カワセミの幼鳥です。既に下嘴はかなり赤味を差しており、今年生まれた雌の一番子に違いありません。
でも、その杭から何回もダイビングしましたが、とうとう餌は捕まえられませんでした。
上の池も下の池も睡蓮がたくさん咲いています。

郷土の森公園 「蓮とカワセミ」は持ち越し


多摩川(8)


善福寺公園(4)
8/8-8/14 (1)泉自然公園

先週に続いて蓮池目当てに、初めて泉自然公園に行きました。
千葉駅からバスに乗って30分、乗客が私一人になった頃目的の公園入り口バス停です。
ここは、上の池、中の池、島の池、下の池、蓮池の大小五つの池があり、他に森や広場などもある広い公園です。
カワセミは蓮池と下の池にいました。幼鳥は蓮池と下の池を行き来し、雄の成鳥は下の池の岸辺の高い木の枝から豪快にダイビングをして餌を捕まえていました。
肝心の「蓮とカワセミ」、撮れたのは「蓮の葉とカワセミ」です。
朝からずっと蓮池に三脚を立てていた人に「花に止まってくれましたか?」と聞くと、「一度も止まらない」とのこと、「蓮の葉とカワセミ」でも良しとすべきでしょう。

(2)薬師池

猛暑日が続く中、朝早く薬師池に行きました。結果的に、その中でも一番暑い日に当たってしまいました。
池には雌の成鳥と、首の下の羽が抜けた(皮膚病にでもかかっている?)幼鳥が来ています。
そして、久しぶりに2羽で鳴き合いながら追いかけ合う縄張り争いを見ました。
薬師池の隣には大賀蓮の蓮田があります。池でカメラを持った人に「蓮田にカワセミは来ますか?」と聞いたところ、「見た事ありません」とのこと、暑さも手伝って蓮田を見たのは短時間だけで、9時過ぎには退散しました。
サイトを見直すと去年も一昨年もこの季節に来ていますが、いづれもカワセミは止まってくれていませんでした。

薬師池公園の蓮田は、この夏3カ所目の蓮池ですが、蓮の花とカワセミの撮影は簡単ではありませんね。蓮の花や蕾の他には止まる場所があまりない、そんな蓮池を探すことと、何よりも我慢が必要ですが、年とともにせっかちになってきています。

泉自然公園
 「蓮の花とカワセミ」は簡単ではありません



薬師池(3) ここでも「蓮とカワセミ」はお預け
8/15-8/21 (1)井の頭池

時々弁天池や御茶ノ水池で見かけるのは、下嘴の一部が赤くなってきた幼鳥です。
7/27の幼鳥の嘴は真っ黒であり、それとは別の幼鳥ではないかと思われます。
冬の間も同様ですが、カワセミは比較的頻繁に入れ替わっているように思います。

井の頭公園(36) 先月とは別の幼鳥
8/22-8/28 (1)仙 川

野川に行くつもりでバスに乗ったが、途中、交通事故を起こした車が道をふさいでいたためバスは動けなくなった。仕方なくバスを降り、たまたま近くを流れる仙川へ目的変更。
少なくとも2羽の幼鳥がいました。途中で会ったカメラマンに聞くと、これらは二番雛だそうで、先月撮影した雌の子供たちだと思われます。親鳥は見当たりません。

仙川(11) 二番雛
一週間遅れで更新しました
8/29-9/4 (1)野 川

今年の雛の誕生あgほぼ終わったところで、今回は、上流側の東八道路と下流の小田急線の間(約7km)を往復しました。
その間で、8羽のカワセミを見ました。
時系列であげると、
 @甲州街道近くで雄
 A小足立橋で一羽(見つけたらすぐに飛び去り撮影できず)
 B、C又住橋〜中央高速下で2羽(雌雄等不明)
 D八幡橋で雄の幼鳥
 E、F飛橋で雄と雌の幼鳥
 G御塔坂橋下流で雌の幼鳥
これらのうち、BCのうちの一羽とGは距離的にも近く、同じ個体であったかもしれません。
したがって、少なくとも7羽は確実にいたことになり、成鳥が2羽、幼鳥が3羽、不明2羽という内訳になります。
カワセミの縄張りを500m程度とすると、もう少し多くいてもいいと思いますが、川に沿って設けられた道を自転車で往復したため、見逃しているカワセミもいるに違いありません。
去年の秋から冬にかけて水辺の木々がほとんど切られ、カワセミにとっては住みにくくなったのではないかと心配しましたが、そのような心配は無用で、今回も多くのカワセミを見ることができました。きれいな水と、そこに棲むたくさんの小魚たちによるものですね。

野川(22)
2011/9月】 − 更新ページ −
9/5-9/11 (1)野 川

今回は、清水橋〜大町橋の間、前回の半分くらいの範囲を往復しました。
前回と同じ場所にいたのは
 @羽沢橋、雄の幼鳥
 A又住橋、雌雄等不明
前回見なかった場所にいたのは
 B、C細田橋、雄の幼鳥ともう一羽(ニアミスしても縄張り争いをする気配はありません)
 D大町橋、雌の幼鳥
です。

野川(22)
9/12-9/18 今週はじりじり照りつける強い日差しの日が続いたため、カワセミの観察はお休みです。
真夏の時期の日差しよりも強く感じるのはなぜでしょうか。
更新はありません
9/19-9/25 二週間前分の更新です(10/4)

(1)井の頭公園

浜松から甲府、秩父を早い速度で通りぬけた台風15号による強風で、井の頭公園でも大木が途中で折れたり根こそぎ倒れたりしました。
カワセミたちは風の少ない場所でじっと通り過ぎるのを待っていたことでしょう。
井の頭池でカワセミを見ることは少なくなっていますが、台風から3日後御茶ノ水池で久しぶりに見ました、それも二羽。

(2)仙 川

台風15号の翌日、井の頭公園から足を伸ばしました。仙川は井の頭公園とは対照的にその影響は全く見られません。
東八道路近くの程久保橋にはまだ餌捕り練習をする幼鳥がいました。

(3)野 川

中央高速道下から下流へ箕和田橋までの約3kmの間、5羽のカワセミがいました。
一昨日の台風により、川岸の桜の大木が何本も倒れています。倒れているのは全て右岸の桜で、川面に向かって傾斜している背後から強風を受けたものばかりでした。

井の頭公園(36) 台風による倒木


仙川(11)


野川(22)
9/26-10/2 一週間前分の更新です(10/6)

(1)野 川

今週は2回に分けて東八道路から下流の調布市と世田谷区の境まで行きました。上流側の御塔坂橋から東八道路には久しぶりに行きましたが、下流側に比べてカワセミが少ないように思いました。カワセミはたまたま木陰で休養中だったのでしょうか?

野川(22)
2011/10月】
10/3-10/9 (1)野 川

前回、上流側にカワセミは少なかったのでまた下流へ行ってみました。
カワセミの姿がないまま調布市の端まで来てしまいました。ここから先はまだ行ったことがありませんが、足を伸ばすしかありません。世田谷通りを越えてしばらく行った時、2羽もカワセミが川下へ飛んで行き、やっと姿を見ることができました。しばらくすると、その2羽が戻ってきてそのまま上流へ飛び去っていき、後ろ姿を撮影できました。
少し下流に次太夫堀公園があり、その対岸で「チチチチ」という鳴き声。大きく湾曲したススキの穂先近くに止まっている一羽をやっと見つけました。
さらに下流へ東名高速を越えて仙川合流点に来るとまた鳴き声です。しかし、対岸の工事中の鉄骨組みのなかに入ったまま出てきません。
そこではアユと思われる魚があちこちで水面をはねており、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ホシゴイ、カワウが何羽も餌を狙っています。カワセミは出てこないので更に下流へ行くと、護岸壁は高くなり吉沢橋から下流は水が川幅いっぱいに流れカワセミが住みやすい環境ではありません。
吉沢橋で引き返し、次太夫堀公園で休みながらその由来などが書かれている看板を読むと、公園内に当時の堀(用水)を復元しているとのこと。まさかそこにカワセミはいないだろうとは思いながら見ると、公園入り口のすぐそこの復元用水にカワセミが止まっているではありませんか!幅が1mもない浅く短い「小川」なのに。

(2)柳瀬川

金山調整池の大きなピラカンサの木にはオレンジ色に色づき始めています。数台並んだ三脚に混じってしばらく待つと、そのピラカンサに雌のカワセミがやってきました。その後も比較的頻繁にやってきては豪快にジャンプします。
実は柳瀬川の前に奥多摩にヤマセミを撮りに行きました。久しぶりに早起きして行きましたが、多摩川の水は白濁し、ヤマセミの気配はないので9時過ぎには引き上げてしまいました。なぜか上流にダムのある多摩川や中津川は台風のあと、かなり長時間水が白濁しますが、ダムがない秋川はそのようなことはありません。

野川(23) 隣接する次太夫堀公園で


柳瀬川(3) ピラカンサの実が色づいてきました
10/10-10/16 (1)井の頭池

このところやっとカワセミを頻繁に見かけるようになりました。
御茶ノ水池のアキニレに止まっていた雌の幼鳥のもとへ、別の一羽がニアミスです。翌々日も2羽が追いかけ合いをしており、縄張り争いが始まっています。
写真を見ると、御茶ノ水池を縄張りにしたのは雌の幼鳥のようです。
今週は、まだ数は少ないもののオナガカモやキンクロハジロなどが来始め、いよいよ冬鳥の季節になってきました。

(2)善福寺公園

善福寺公園の下の池にも2羽のカワセミが善福寺川からやってきて餌を捕っています。
池の睡蓮はまだ咲いています。

井の頭公園(36) アキニレにとまる雌の幼鳥


善福寺公園(4) 睡蓮はまだ咲いています
10/17-10/23 (1)井の頭池

弁天池に雄の幼鳥が来ています。
今のところ、雌が御茶ノ水池を、この雄が弁天池を縄張りとしている模様です。
この雄は先週のように御茶ノ水池にも出入りしているようで、今後さらに新入りが増えてくると縄張り争いが激しくなるでしょう。

(2)善福寺公園

今日も下の池に雄が来ています。前回見た雌の幼鳥は善福寺川にいるのか見当たりません。

(3)野 川

3か所で2羽のカワセミがいるところに出会いました。
そのうち2か所では一羽が他の一羽を追いかける縄張り争いをしていましたが、一か所では、一心に餌を狙う一羽にもう一羽がちょこちょこ近寄って行っては邪魔がられるという、2羽の関係が良くわからないものでした。

井の頭公園(36) 弁天池にも来ています


善福寺公園(4)


野川(23)
10/24-10/31 (1)野 川

野川最下流部の仙川合流点でカワセミを撮影できました。
前回、河畔工事中の鉄柵の中に入って見えなくなったところに、今回もいましたが、鳩にその場所を追われ、出てきたあとは対岸の枝垂れ柳の木の中に入ったまま長時間出てきません。
下の川面を2羽のカワセミが上流へ飛んで行ったあと、何分経ったか一羽が戻ってきてそのまま川下へ飛び去ると、それを少しだけ追いかけてまた柳の木の中へ戻ってきました。ここがお気に入りの休養場所のようです。
再び下流側へ飛び出して姿が見えなくなったと思っていると、もう水際の小岩の上で水浴びをしています。さすがに餌が豊富なこのあたり、すぐに餌を捕まえて食べたに違いありません。
調布・世田谷境界付近では、前回橋桁にいた2羽のうち幼く見えた方と思われる一羽が、一つ上流の橋からダイビングしています。
しかし、何回飛び込んでも餌は捕れずちょっとかわいそう。他の場所で頑張れ!

(2)善福寺公園

今までも善福寺公園に来ると上下両池を観察しますが、今年になって初めて上の池でカワセミを見ました。それも雄と雌の2羽です。
でも、あとから来た?雌は雄にどこかへ追いやられてしまい、弁天様の近くは雄の縄張りになっているようです。
下の池ではいつもの雄が睡蓮杭から餌を捕まえています。

野川(23)


善福寺公園(4) 上の池の雄
2011/11月】 − 更新ページ −
11/1-11/6 (1)野 川

今回は、遠路来ていただいた友人と一緒に野川を見て回りました。
中央高速下から下流側へ3本目の橋あたりを縄張りとする雌の住処に、その上流側にいる雄と下流側にいる雄が時々入り込んできては追い返されています。

(2)井の頭池

井の頭池はまだ御茶ノ水池の雌と弁天池の雄の2羽だけの模様です。

野川(24)


井の頭公園(37)
11/7-11/13 (1)柳瀬川

前回からちょうど一カ月、金山調整池のピラカンサは赤く色づいているだろうと行ってみると、一羽の雌が真っ赤な実がついた枝から餌を狙っています。前回と同じ雌でしょう。
地元の人の話では、ここには雌が、隣を流れる柳瀬川の下流には2羽、上流にもいるとのことでした。
このピラカンサのお陰で、平日にもかかわらずカメラマンが20人以上三脚を立てています。その人曰く「地元の人間は一人もいないな」と。

ところで、せっかくの景色だというのにテレコンバータの接触不良でレンズにカメラを抑えつけていないと撮影できません。最初はそれで我慢していましたが、腕の疲労に耐えかねてとうとうテレコンバータを外して撮影しました。ここでは、300mmではちょっと短いです。
帰宅後、修理代はいくらぐらいかかるのかなどと思いながらテレコンバータを調べてみると、レンズ側マウントのプレートのネジが2本緩んでいるではありませんか。さっそく締め直してみると、接触不良はうそのように直りやれやれです。

柳瀬川(3) ピラカンサの実は真っ赤です
11/14-11/20 (1)井の頭池

弁天池の雄はあまり見かけませんが、御茶ノ水池の雌はゴイサギ島によくいます。
縄張り争いが激しくなってくる季節ですが、井の頭池はまだ静かです。
オナガカモなどのカモ類は、ひと月前からほとんど増えていません。暖かかったためでしょうね。

(2)柳瀬川

赤い実に惹かれてまた行きました。
しかし、カワセミは前回のように頻繁にはやってきません。暇にしていると、上空にはオオタカやノスリが。
多くいるカメラマンの話題はもっぱら「この前の休みの日、餌をくわえたカワセミが小岩で甲羅干しをするカメの背中に止まった」こと。さらに、「カワセミの嘴にトンボが止まった」とか「羽に雪が積もった」などなど。
一度はそんなシーンに出くわしてみたいものです。

(3)野 川

今回は御塔坂橋から上流へ野川公園を越えて小金井新橋の先まで歩きました。
御塔坂橋近くでは幼さが残る幼鳥と他に2羽がいます。この2羽は雄と雄の幼鳥ですが、縄張り争いをするでもなく、どういう関係でしょうか?
前回いた雌は見当たらず、縄張りは固定してはいないようです。
2kmほど上流、石に腰かけて遅い朝食のパンを頬張っていると突然目の前でホバリング、それも背景は青空です。ピントが合いやすい絶好のチャンスでしたが、カメラは隣の石の上に置いていたため間に合いませんでした。
さらに上流、野川公園を越えて小金井市に入ってしばらく行くと、狭くなった流れは2mもあろうかというススキに延々と覆い尽くされています。
カワセミはいそうにないので引き返してくると、少しだけ流れが開けた場所で鳴き声がします。

井の頭公園(37)


柳瀬川(3) ピントが合い易い場所から撮影


野川(24)
11/21-11/30 (1)野 川

前回と同じく御塔坂橋付近から上流側です。

野川(24)
2011/12月】 − 更新ページ −
12/1-12/11 (1)野 川

大橋から上流の人見街道近くまでの3,4kmの間に6羽のカワセミがいました。
雄が4羽と雌が2羽でしたが、野川(25)に載せた写真はこれらのうちの3羽です。

(2)道保川公園

ほぼ2年前の前回と同じパターン、相模川でヤマセミやカワセミを撮影できなかったあと寄りました。
ここでもカワセミは来ませんでしたが、ヤマガラの食事を見ることができました。それにしてもヤマガラは忙しい小鳥です。

野川(25)


道保川公園 ヤマガラの食事
12/12-12/18 (1)ヤマセミ

先週はヤマセミを見たいと2か所に行きましたが、遠くに止まっている姿を見ただけでした。今週は幸いにして2回にわたって雄と雌を撮影することができました。

(2)井の頭池−皆既月食

井の頭池ではカワセミの数はまだ増えていません。このところ観察頻度が減っているため見逃しているかとも考えられますが、例年とは少し違うような気がします。
そこで、今回はカワセミとは関係のない月食の写真です。
3年後はインターバル撮影の多重露光をしてみたい。今回はその時になって思いつきましたが、これから取扱説明書を読んでも間に合いません。

ヤマセミ1(6) ペリット


井の頭公園(37)
12/19-12/25 (1)ヤマセミ

一段と寒い朝、前回と同じ場所に行きました。しかし、今回は雄も雌もやってくる気配がないので11時前に引き上げです。
最寄りの駅の近くに来て、帰るにはまだ早いと思い、渓谷に下る道を行くとヤマセミの声がします。ヤマセミがいるのは間違いないので川原に下りるわけにもいかず木々の間から見ると対岸の木の枝にいます。雄です。
雄を撮影していると上流から「キャ、キャ」という騒がしいヤマセミの声、カラスに追われています。幸い目の前でカラスは追うのをやめてUターンしたためヤマセミは無事でした。

(2)野 川

大量のコサギとユリカモメに餌場を占領されたり、狭い範囲に雄と雌2羽が縄張りを構えている場所では比較的頻繁に鉢合せが起こったり、と、変化に富んだ週でした。

ヤマセミ1(6)


野川(25)
12/26-12/31 井の頭池では雌のカワセミが居ついていて、御茶ノ水池と弁天池の両池を行き来しています。そして、別の一羽(下嘴の付け根が少し赤いが、多分雄でしょう)を偶に見ますが居ついているのかどうかはっきりしない状況です。

昨年末に、今年は「今迄に行ったことのない新しい場所を探索する」ということにしていました。今年を振り返ってみると、新たな場所は
・霞川(埼玉県)
・入間川(埼玉県)
・巾着田(高麗川)(埼玉県)
・狭山自然公園〜多摩湖〜狭山湖(東京都〜埼玉県)
・泉自然公園(千葉県)
の5カ所だけで、有言実行とはいきませんでした。

撮影機材では、カメラは現在のニコンのD300を使っています。高感度性能に多少の不満があるので、来年、新機種(D400?)が発表されたら更新も考えたいと思います。
その前に、
すでに発売されているミラーレス機のNikon1は新フォーマットですが、アダプターを付けることにより現在使用中のFマウントレンズが使えること、そしてセンサーサイズが小さいために画角がFマウントレンズの焦点距離の2.7倍になるという望遠効果があります。
つまり、現在使用中の300mmレンズが810mm相当に、2倍テレコンバータをつけると1,620mmとデジスコ並みの焦点距離相当になります。高感度性能は期待できませんが、この望遠効果を試してみたいと考えています。

今年一年、本WEBサイトをご覧いただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。
サイト更新はありません。

来年はシーン別のページも作る予定です。有言不実行にならないように、撮影技術の向上とともに頑張りります。


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