井の頭公園の鳥たち(104)
2019年4-5月
・井の頭自然文化園-キビタキ、アオゲラ、アカハラ、コゲラなど
5月
・アオサギの雛が2羽誕生しています
・アオサギの雛は大きくなりました、そしてサンコウチョウ
・幼鳥たち |
'19.4.29 - 5.5
10連休が始まって3日目、井の頭自然文化園は開園を待つ親子連れが長い列を作っています。
しかし、園内の野鳥の森(園の奥の方の狭い一角です)は人もまばらでキビタキのさえずりが良く聞こえます。
改元初日は朝には雨は上がっていたので、再び文化園に行くと前回と同じ森でキビタキが鳴いています。しかし、今回は姿は見えませんでした。
さらに翌日は同じ場所でキビタキが見られました。この間のキビタキはいずれも喉のオレンジ色が鮮やかで、同じ個体ではないかと思います。
近くの野鳥舎から色々な鳥の声が聞こえるのでキビタキも安心なのかも??
キビタキ以外の夏鳥もいろいろ来ているようですが、なかなか見つけられません。
また、オオタカもその後見ていません。まだ抱卵中ではないかと思います。
池のカイツブリは御茶ノ水池の巣に2羽の雛が生まれています。ボート池の巣でも雛が孵る頃だと思います。 |
・井の頭自然文化園-キビタキ、アオゲラ、アカハラ、コゲラなど

さえずるキビタキが何とか見つかりました

大木の幹に降りてきた

見つけた!
(このとき次の写真の青虫を見つけました)

青虫を捕まえた!

喉を膨らませ、きれいな声で鳴いています

平成は明日で終わります
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新元号の始まりです

あちこち飛び回ったアオゲラがここで羽繕いを始めました
キビタキのさえずりも聞こえますが見つかりません

藤がきれいに咲いています

藪から大木の幹に飛んでいったのはアカハラです
ここでは冬鳥のアカハラがまだいました
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翌日、今日は撮影できました

目の前の太い幹にコゲラがへばりついた
そして、虫音を確かめ、

捕まえました
すぐには食べられず、くわえたままさらに遠くへ飛び去りました
食べられなかったのではなく、巣へ運んだのかもしれません

木の上の方ではシジュウカラも虫を捕まえており、こちらも子育て中でしょうか

今日は来てから2時間弱のあいだ、キビタキのさえずりは途切れることがありません
これらのキビタキはいずれも喉のオレンジ色が鮮やかで、同じ個体ではないかと思います。
近くの野鳥舎から色々な鳥の声が聞こえるのでキビタキも安心なのかもしれません??
その野鳥舎ではヒバリがうるさいほどの声でさえずっています。
よく聞くのは空高くから聞こえる揚げ雲雀のさえずりで、こんな近くで聞いたのは初めてだったこともあり、最初は何の声かわかりませんでした
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'19.5.11 - 18
水生物園のメタセコイアに作られたアオサギの巣に、雛が2羽誕生しています。御茶ノ水脇の巣を途中で放棄したあと、ここで営巣していたことは知りませんでした。
池ではカイツブリの雛が2羽、小魚を捕まえて浮き上がってくる親を待っています。
また、水面では体長10cmくらい?の魚が飛び跳ねています。今まで井の頭池でこんな光景は見たことがありませんが、カイボリによって水草が増え、外来肉食魚が減ったためかもしれません。
森では今回もキビタキを見ました。 オオタカが鳴く森ですが、キビタキが知らないはずはなく、オオタカは小鳥には興味がないようです。オオタカは小さく素早い小鳥を捕まえるのは簡単ではないというのが本当のところかもしれません。 |
・アオサギの雛が2羽誕生しています
(11日)

水生物園のメタセコイアに作られたアオサギの巣に、雛が2羽誕生しています
御茶ノ水脇の巣を途中で放棄したあと、ここで営巣していたことは知りませんでした

写真ではよくわかりませんが、左の親が餌を運んできた??


餌ではなく枯れ枝をくわえて戻ってきた
右の親鳥と雛たちは困惑気味??
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(15日)

前回、水生物園からは、数年前に聞いたことのあるゴイサギの雛のような鳴き声が聞こえ、ゴイサギも営巣か?と思っていました
それはゴイサギではなくアオサギに雛の声だとわかりました

水生物園を一回りすると、一度は見たかったソリハシセイタカシギが飼育されていました
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(16日)

森に行くと、いつもこの蜂が飛んでいます
聞くところではオオタカは抱卵中ですが、巣の近くでは親鳥の声が聞こえます
雄か餌を捕まえてきたのか、雌の催促なのか鳴き声の意味は分かりません

カラスに追われたアオサギが池中央の噴水口に
巣の様子に変化はありません

梅林ではムサシノキスゲが咲いています
うしろにはサクラソウも咲いています

アヤメは艶やか

黄色い花を撮ってみると、不思議な形の蕊です
タンポポのように見えますが
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(17日)

何だかk雛が大きくなったような気がします
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(18日)

今朝はアオサギの巣に朝日が当たる頃に来てみました
親は餌をとりに出かけているらしく巣には雛だけ
右上にはカラスが巣を窺っているように見えましたが、暫くして飛び去り、一安心です
朝日が当たった後も、雛はこの写真同様寝たままでした

池では体長10cmくらい?の魚が飛び跳ねています
今まで井の頭池でこんな光景は見たことがありません
カイボリによって水草が増え、外来肉食魚が減ったためかもしれません

キビタキは2か所でさえずっていました
オオタカが鳴く森ですが、オオタカは小鳥には興味がないようです
小さく素早い小鳥を捕まえるのは簡単ではないのかも
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'19.5.22 - 25
アオサギの雛は初めて撮影してから11日経ち、すっかり大きくなって羽ばたきも始めています。
アオサギが井の頭池で繁殖したことは、ここ十数年ではないものと思います。これも、カイボリの成果なのかもしれません。だた、大きくなってきた雛の餌を井の頭池だけで調達するのは難しいように見えますが。
ボート池のカイツブリにも雛が5羽誕生しています。御茶ノ水池の2羽を加えて現在7羽の雛がいます。
25日には10年ぶりに御茶ノ水近くの同じ場所でサンコウチョウの声を聞き、いささか興奮気味に撮影しました。 |
・アオサギの雛は大きくなりました、そしてサンコウチョウ
(22、24日)

最初に雛を撮影してから11日経ち、すっかり大きくなってきました
写真でははっきりしませんが、左の一羽は羽をばたつかせています

翌々日、早朝に来てみると、親が餌を与えています
こうして見ると雛はまだ小さく見えますが、餌をもらうときには雛は立ってはいないようです

その後親は隣の枝に移動して休養です

また飛び跳ねています
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(25日)

アオサギの親が巣の左上で羽繕い中
巣は周囲の枝葉が茂り、見え難くなっています

ボート池でもカイツブリの雛が誕生
親が持ってきた大きな魚、雛は何回もトライするが食べられず、見かねた?親が食べてしまった
両者の間にどこか気まずい雰囲気が流れているように見えるのは、こちらの考え過ぎ??

雛の近くにカワウが浮き上がってくると、親はけたたましく鳴きながら
何倍も大きなカワウを追い立てています

雛は5羽です

帰路、御茶ノ水の近くにくると、予想もしないサンコウチョウの声!!

目の前の枝に下りてきました

当初は尻尾の短いタイプの雄ではないかと思っていましたが、
アイリングはあまり太くなく、雌のようです
雄と雌の鳴き方の違いまで注意が行き届きませんでした

杉の木の上の方に行って忙しく飛び回っています

(ちょうど10年前の2009年5月23日に、同じ場所でサンコウチョウを撮影しました(井の頭公園(14))
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'19.5.28 , 31
池とその周辺で生まれて間もない幼鳥を探しました。
ゴイサギ、シジュウカラ、エナガ、カワセミ、アオサギ、カイツブリとホタルブクロの蕾を撮影しました。
エナガは幼鳥のつもりで撮影しましたが、成鳥でした。また、この池でカワセミを見たのは3月初旬以来です。
森のオオタカにも雛が誕生しているのではないかと思いますが、今週は見に行きませんでした。 |
・幼鳥たち

ゴイサギ幼鳥
どこで孵ったのでしょう? 井の頭池の周辺ではないと思いますが

カイボリの後に増えた池の水草には花が咲き、ぷくぷくと酸素の泡が上がっています
復活した絶滅危惧種のイノカシラフラスコモでしょうか?⇒ツツイトモでした

シジュウカラ幼鳥

同じです

あくび?
エナガの幼鳥かと思って撮影しました、成鳥でしたね

カワセミの幼鳥
3月初旬以降見なくなったカワセミ、最近になって水面を飛ぶ姿を何回か見ていました
やっと葦島水路で撮影できました

アオサギの幼鳥
大きくなっていますが、頭にはまだ産毛のような白い毛が残っています

御茶ノ水池のカイツブリは親と同じ大きさになっています
でも、いまだにピーピー鳴きながら親を追いかけています

ホタルブクロの蕾
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