井の頭公園の鳥たち(149)


2021年11,12月
・アトリ、シロハラ、尻尾の短いエナガ、人を無視するカワセミなど (番外編)電線にツミ
・ウグイス、カワセミ、紅葉とコゲラ、アトリの群れ、紅葉とリュウキュウサンショウクイ

'21.11.29 - 12.5

冬鳥のアトリ、シロハラを今季初めて撮影できました。
尻尾の短いエナガを見ました。4年ほど前にレンジャクを撮影しに行った豊田駅近くの公園で見て以来です。前回は尻尾がないと言えるほどでしたが、今回はなんとか尻尾はあるが短いという感じです。
羽色などからどちらも立派な成鳥と思われますが、どのような素性なのかわかりません。
池では、人を警戒しないカワセミが今週は御茶ノ水池の岸間近で面目躍如、警戒しないどころか人を無視するカワセミと言った方が方が合っています。
季節外れに営巣したカイツブリは先日雛が孵りました。しかし、この寒さのためでしょうか、一羽だけになってしまいました。何とか大きく育って欲しいものです。
最後は番外編で、自宅の前の電線にツミが飛んできました。飛び去った後、隣家の木立の中でスズメが今まで聞いたこともない声を出して騒ぎましたが、ツミに襲われた様子はありませんでした。



・アトリ、シロハラ、尻尾の短いエナガ、人を無視するカワセミなど





アトリ
水飲みのために井の頭公園駅横の神田川に下りてきました
















人通りが途切れるとパラパラと木から下りてきて、すぐに飛び立っていきました



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森の方にはシロハラ








水飲み場にもやってきました



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ちょこまか動くのはメジロか?と思いましたが、エナガです
尻尾が短いですね

























群れでいたエナガは皆長い尻尾で、短いのはこの一羽だけだったように思います
尻尾の短いエナガを見たのは、4年ほど前にレンジャクを撮影しに行った豊田駅近くの公園以来です
今回のはその時の尻尾より少し長いように見えます






(参考) 4年前に撮影したものです



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アキニレの枯れ枝に止まっているのは、人を警戒しない(無視するという方が適切です)あのカワセミです
(先週まで雌の「幼鳥」としていましたが、今週から「若鳥」と呼ぶことにします)







枯れ枝から道路のすぐ脇の看板へ








すぐ横を歩く人には構わず看板からダイビングし、








何か小さいものをくわえて看板に戻ってきました








さらにすぐ近くのヒメガマの穂へ








餌は捕れず、枝垂れ柳の枯れ枝へ








おっと失礼








またガマの穂に戻ってきました
池に沿う道路は多くの人が行き来していますが、何人かはカワセミに気づきカメラを構えています







カワセミとカメラの距離は2,3m
人を警戒しないというより無視しているとしか言いようがありません



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2日後、前回とは10mほど離れた木であのカワセミが餌を探しています








上の木から飛び出しましたたが餌を見失ったようで短時間ホバリングした後、欄干に止まりました








カワセミが止まった欄干のすぐ先ではカイツブリの雛が2羽孵りました
その後寒さのためか1羽だけになったそうです
寒い時期ですが、残った1羽は大きくなってほしいものです






カワセミはカイツブリの巣を観察するギャラリーの前を飛んで








藤棚前の看板へ
ここでも人を気にする様子はありません


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弁天池では水草の除去作業が始まりました

新聞記事などによると
「かいぼり」によりツツイトモなどの在来種の水草が再生しましたが、ここにきてコカナダモという外来種が目立つようになってきた
コカナダモは繁殖力が強く、このままでは在来種が駆逐されるという懸念から、人手による除去作業を行ってきた
しかし、それでは作業効率が悪く、今回試験的に水草刈り取り船を使うことにした
刈り取ったあとは乾燥し、リサイクル処理プラントに搬送、再資源化し、堆肥として利用する
とのことです



***** 番外編 (自宅前の電線にツミが飛んできました) *****




日没直後、ふと窓の外を見ると電線に鳥が
逆光のため何かわからず、大きさからハトだと思いましたが、どうも頭の形が違うのでツミかもしれないと思い
カメラをとってくるとまだ止まっており、なんとか撮影できました・・・ツミです
数枚撮影したところで飛び去ってしまいました





辺りを探してみると2軒先の高い電柱の先に止まっています








雌ですね

















このあと飛び去り、下に下りたようでした
しばらくすると、隣家の木立の中で今まで聞いたことのない声で鳥が騒ぎ始めました
もしかすると、ツミに襲われたのかもしれないと、しばらく見守りましたが、その声も静かになって状況はわからないまま
その後また騒ぎだし、2羽3羽と茂みの中から飛び出していったのはスズメでした
近くにツミの姿は見当たらず、スズメたちは無事だった模様です
ただ、あの警戒するような鳴き声の騒ぎはツミを警戒したものだったに違いありません



井の頭公園の鳥たち(149)

'21.12.7 - 12.11

カワセミ(雌の若鳥)は相変わらず人を無視しています。久しぶりに雄を見ましたが、こちらは大胆ではありません(普通です)。

アトリの群れが先週と同じ場所に水を飲みにやってきました。前回と同規模の群れのように見えましたが、ずっと居ついているのか新たな群れなのかはわかりません。

11日にはモミジの中に予想もしないリュウキュウサンショウクイが現れました。撮影時はサンショウクイだと思っていましたが、帰宅後図鑑を調べると、少し羽色は薄いもののリュウキュウサンショウクイでした。
ほとんど遠出をしなかった今年ですが、リュウキュウサンショウクイを初めて撮影することができ、観察種は1種増えて累計で216になりました。




・ウグイス、カワセミ、紅葉とコゲラ、アトリの群れ、紅葉とリュウキュウサンショウクイ






ボート池畔のツツジからウグイスの地鳴きが聞こえてきました










あのカワセミ、今日はボート池淵の七井橋脇にいました
エビを捕まえたあと、







七井橋の下をくぐって御茶ノ水池淵の桜へ








そして、先日も止まっていた道路わきの看板へ、人を無視して休養です










雨情碑前のモミジでコゲラがコンコン










森を一回りした帰路、見上げると高い木の先にカワラヒワ




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先週撮影したのと同じ場所に、アトリの群れがやってきました

















諍い? 幹に水たまりがあるのかもしれません








下の神田川に下りてきました

















落ち葉だまりが水飲み場になっています
10羽以上が写っていますが、群れはこの2倍以上だったように思います




















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第二公園の紅葉・黄葉







モミジに集まるメジロを撮影していると大きな鳥が、何と、サンショウクイです
リュウキュウサンショウクイなら嬉しいと思いながら、帰宅後図鑑を見ると羽色は薄めですがその通りでした・・・初見初撮影です







じっとしてくれず、残念なことにすぐに飛び去ってしまいました








メジロです








しばらくして、また現れました
囀る季節ではないので地鳴きでしょうか、しかし何も聞こえませんでした





























































このあとどこかへ

この時期に、思いもよらずリュウキュウサンショウクイを見ることができましたが、越冬するのでしょうか?







リュウキュウサンショウクイが飛び去った後もメジロはまだいます








11日、七井橋上空の雲



更新記録 (井の頭公園:東京都武蔵野市・三鷹市)  
2021.12.5 「アトリ、シロハラ、尻尾の短いエナガ、人を無視するカワセミなど (番外編)電線にツミ」を作成しました  Nikon D500 / 80 - 400mm
2021.12.12 「ウグイス、カワセミ、紅葉とコゲラ、アトリの群れ、紅葉とリュウキュウサンショウクイ」を追加しました  〃


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2021.12.5