井の頭公園の鳥たち(215)


2024年9月
・ツミとインコ、池の水位上昇、カワセミの縄張り争い

'24.9.2 - 6

ツミとインコなどの”バトル”は非常に賑やかな日や、ほとんど無い日があるものの、続いています。このような差は時間帯によるのか天候によるのか、少しですが調べたところ関連性はないので、インコたちの気分によるものとしておきます。
ツミは今まで見たのは幼鳥だけでしたが、今回雄もいることがわかりました。ただ、”バトル”加わっているかどうかは分かりません。幼鳥については、いままで撮った写真で、下面の羽模様から個体識別をしたいものです。

池は先月末3日間に降った260mmの雨により、水位は20cmほど上昇しています。水門橋から放水しているにもかかわらず水位がほとんど維持されているのは、直接降った雨とともに湧水が多いためと思われます。特に弁天池では透明度あがり、池の底や水草がよく見えます。

3日には七井橋脇のボート衝突防止ロープでカワセミが縄張り争いをしていました。延々と続ける縄張り争いですが、今回は短時間、橋を通る人を気にしたのかもしれません??




・ツミとインコ、池の水位上昇、カワセミの縄張り争い


<2日>




ツミが飛び出した








・・・・





















・・・・











元に戻るのかと思うと、さらに、どうした?


・・・・・


















ツバメ?
撮影するとショウドウツバメでしょうか














先月末3日間で260mm(*)の雨が降り、人工窪地の”ハンノキ池”は湧水で溢れています
このため、井の頭池の水位も上がり、特に弁天池だは透明度も上がって水草がよく見えます
(*)井の頭池付近の雨量は観測地点からは離れているので、正確ではありません



・・・・・・・・

<3日>



















インコが2羽






3羽






インコが緑の木に消えた直後にツミも








インコを追うツミ








今日はインコが多い







オナガも







ダイサギ?もう冬羽でしょうか?
分園ラクウショウの天辺







七井橋沿いのややこしいところで縄張り争い






雄(手前)と幼鳥のようです



























手前の雄はすぐにどこかへ、短時間の争いでした
橋には多くの人通り、カワセミを気にする人はいませんが、もしかするとカワセミが気にしたのかもしれません





幼鳥はすぐにエビを捕まえてきた



・・・・・・・・

<4日>




水門橋、神田川源流です
ここには小さな水門が設置されています(右の写真の橋のすぐ下に調整板を抜き差しする、もちろん人力です)
こうして神田川への流出量の変動を緩やかにする、調整池の役割も担っています






神田川の堰
上記水門を開けているため、平時に比べて大量の水が流れ、下流側の水位も上がっていて落差は半分くらいになっていました
写真でははっきりわかりませんが、堰のすぐ左側の階段ではよくカワセミが餌を狙っていますが
今日は急流のため餌は捕れません






御茶ノ水池に戻ると
北側岸からの途中、おっと失礼












いつもの杭へ
水位は20cmくらい上がっています






弁天池にイトトンボ3匹とアメンボウ、無風


・・・・・・・・

<6日>




高い秋の雲ですが、気温は猛暑日寸前でした


以下分園内です




分園内、飛んできた小さい鳥は雄のツミでした
集まってくるのは幼鳥ばかりで、成鳥を見たのは初めてです












成鳥が”バトル”に参加しているのかどうかまではわまりません


・・・・・






・・・・・





こちらでは幼鳥がアブラゼミを捕まえている






撮影時は足をぶらぶらさせているように見えていて、変だなと思っていました







アゲハが一か所に集まっています
右の写真の手前だけ茶色っぽく、じっとしていますが、他は忙しく羽をばたつかせています






井の頭公園の鳥たち(215

'24.9.9 - 12

井の頭池でも数年に一度はイソシギを見ることがありました。今年は何度か「いた」と聞いていましたが、9日には私もボート池と御茶ノ水池で同一個体と思われるイソシギを見ることができました。
以前には七井橋の欄干に止まったこともありますが、今回は人通りの多い時間帯のためそれは無理でした。

カワセミの縄張り争いは相変わらず続いており、今回はとうとう今までなかった噛みつき合いに発展しました。先週まで色々な組み合わせの縄張り争いがありましたが、今回の噛みつき合いは幼鳥同士によるもので、噛みつき合ったまま水に落ちたり、ロープに引っかかたりと驚くようなものでした。

ツミとインコなどの”バトル”は、ここにきて一時の勢い?はありません。インコやオナガはまだ見られますが、ツミは2羽が上空を旋回しながらさらに上空へいくのを見ただけで、そろそろ終わるのではないかと思います。
因みに22年は8/30~9/27頃、今年は8/23頃-9/中旬?




・イソシギ、カワセミの縄張り争い(1),(2)、ツミとインコの”バトル”は終わった?






9日お昼前、ボート池をイソシギが神田川方向へ飛んでいきましたが、
暫く待つと戻ってきました





あっという間に七井橋方向へ








約40分後、御茶ノ水池を飛んでいます!




















右の杭はカワセミよく止まるところです

数年に一度見るイソシギですが、今年は何度も井の頭池に現れているそうです
何年か前には七井橋の欄干に止まったのでびっくりしました




カワセミの縄張り争い(1)




ボート池、道路端で



























このように互いにじりじりと近づいては、上の写真のように
こんな距離では噛みつき合いの喧嘩になると思いますが





何だか平和な景色に見えますが、縄張り争いは続きました
2羽は共に幼鳥です










チョウトンボ




カワセミの縄張り争い(2) 噛みつき合い

翌日、同じ場所で縄張り争いをしているのが対岸から見えました



昨日と同じ場所で同じ2羽が睨み合い






2羽は昨日のようにじりじりと互いに近づくのではなく、一羽(右)がもう一羽をかすめて反対側へ
それが頻繁になってきたと思った時、噛みつき合いが始まった








































ロープに引っかかっても離さない!



























































噛みつき合いは無事終了、でも睨み合いは少しづつ移動しながらまだ続きました




ツミとインコなどの”バトル”は終わった?





サルスベリに止まるオナガ







弁天池畔にインコ







分園の高い木の天辺

今週になってインコやオナガはよく見ますが、ツミはあまり見かけなくなりました
先月23日頃に始まった今年の”バトル”は終わったかもしれません






更新記録 (井の頭公園:東京都武蔵野市・三鷹市)  
2024.9.10 「ツミとインコ、池の水位上昇、カワセミの縄張り争い」を作成しました  Nikon D500 / 200 - 500mm
2024.9.17 「イソシギ、カワセミの縄張り争い(1),(2)、ツミとインコの”バトル”は終わった?」を追加しました  〃


このページの最初に戻る


Copyright © 2024 sokamoto