井の頭公園のカワセミ(46)
2012年10月
・3羽いるようです
・ボート池で睨み合い
・オオタカです
・カワセミは御茶ノ水池の一羽だけ ・3時間に及ぶ縄張り争い
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'12.10.2 - 6
井の頭池には3羽のカワセミがいます。
主に弁天池にいるおとなしい雄の成鳥、御茶ノ水池の主の雌の幼鳥、そして今回わかった神田川から捕食にやってくる雌の幼鳥の3羽です。
3羽目は以前から来ていたらしいのですが、今回目の前で幼鳥同士がにらみ合いを始めたため、3羽いることがはっきりわかりました。
先週の台風以降、池のアオコはほとんどなくなりました。
夏鳥の秋の渡りはもう終わったと思いますが、今年も観察はできませんでした。オナガカモやキンクロハジロなどがちらほら見られるようになりました。 |
・3羽いるようです

アキニレの枝先にゴイサギ島から飛んできた

水浴びを始めた
ゴイサギ島で餌を捕まえたのでしょう

カルガモが来て、水浴びを中止

再開

まだ

弁天池、狛江橋近くの日陰
雄が来ていると思っていたが、写真を見ると幼鳥のようです
お茶の水池の幼鳥とも違うようなので、新入りかもしれません

通路のすぐ近くにいますが、日蔭なのではっきりしません

こちらは弁天池の雄
ほとんど対岸の木陰とここを行き来しているようです

めすらしく水生物園の裏口に来ています

そこから御茶ノ水近くまで来ましたが、幼鳥の縄張りのため早々に退散
・ボート池で睨み合い

ボート池東端で幼鳥同士にらみ合いです
右はまだ羽が黒く、先日狛江橋近くにいたのはやはり新入りの幼鳥でした
井の頭池には雄の成鳥と、この2羽の3羽がいます

以前からいる幼鳥

新入り幼鳥、こちらも雌です

対岸へ

対岸へ行くと、ここでもにらみ合いは続いていましたが

しばらくして御茶ノ水池の幼鳥は縄張りに戻り、新入り幼鳥が残りました

「さあ、私の天下!」
「もっとちゃんと撮ってよ」・・・一才に満たないカワセミに言われてしまった気分

杭、枝、ロープに飛び移りながら

捕まえました!

羽先を水に触れながら対岸へ
水面すれすれに飛ぶのは良く見ますが、羽が触れたのは見たことがありません

翌日も同じ場所で短時間のにらみ合いをしたあと、早いスピードで神田川方向へ飛び去りました
この幼鳥は神田川から井の頭池に餌捕りに来ているものと思います
そのとき、居ついている幼鳥に見つかると、ボート池の東端まで追いたてられてにらみ合いが始まるということらしいです
以前にここから神田川へ飛び去るカワセミを見ましたが、それはこの幼鳥だったのでしょう

御茶ノ水にくると御茶ノ水池の「主」がいます


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'12.10.11 - 13
カワセミが姿を見せないかと御茶ノ水池が見渡せる藤棚で待っていると、池の上を白い腹を見せて旋回する鳥がいます。瞬間的にオオタカだ!と思いカメラを取り出しましたが、少し手間取ったこともあってすでに姿はありません。
もしかすると以前に止まっていた高い杉(?)の木にいるかもしれないと七井橋に行ってみると、数本ある高いヒマラヤスギのうちの一本で数羽のカラスが枝を飛び移っています。その近くをよく見るといました。オオタカの成鳥です。
カラスは執拗にオオタカの周りを飛び、しばらくしてオオタカは七井橋の上から文化園分園にカラスとともに消えていきました。
カワセミは3羽のうち御茶ノ水池を縄張りにする一羽(♀幼鳥)だけ見られました。雄と新入りの幼鳥はどうしたのでしょうか。 |
・オオタカです

藤棚から七井橋に来てみるとここにいました
写真では分かりませんが、数羽のカラスが遠巻きにしています

胸・腹の細かい横斑、黄色い虹彩、雌の成鳥です

うるさいカラスにちょっと反応

飛び出した





この後方向を変え、七井橋の上へ
ほぼ真上を向いてシャッターを切りましたが、まともに撮れた写真はありません
そして、カラスを引き連れたまま文化園分園の中に消えていきましたが、久しぶりに井の頭池で見たオオタカでした

カラスはアオサギ゙にもちょっかいを出していた
文化園分園内の20mはあろうかと思われる高い木の上です
・カワセミは御茶ノ水池の一羽だけ

ゴイサギ島
御茶ノ水池の「主」です


御茶ノ水近くのお気に入りの枝
今週の撮影はこの一羽だけです
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'12.10.24
井の頭池の東端で長時間に渡って縄張り争いをしていました。途中の一時はもう一羽も加わり、それは3時間も続く激しいものでした。 |
・3時間に及ぶ縄張り争い

ラジオ体操の音楽に混じって良くわからなかった鳴き声(チリチリッチリチリッ)でしたが、どうもカワセミのよう
まだ日の当らない茂みの陰で2羽がにらみ合いをしていました

ペンギンスタイルで互いに牽制

1時間が経過し、日が当たり始めました
明るい方は弁天池によくいた雄です
黒い方はこの写真では分かりませんが、神田川から来る幼鳥です

幼鳥が雄の周りを飛び回って雄を追い出そうとしますが、

おっとっと、雄も簡単には場所を明け渡しません

おとなしい雄と向こうっ気の強い幼鳥と言ったところです

突然もう一羽が割り込んできた!
もう、どのカワセミがどれかわからず、撮影はてんやわんやです
入り乱れている間の写真はピンボケだったり一羽しか写っていなかったりと失敗ばかり
3羽一緒のところが撮れたのはやっと少し落ち着いてきたところのこの一枚だけです
手前が神田川の幼鳥、真ん中が雄、向こうが御茶ノ水池の雌の幼鳥です

幼鳥は向こうの雌には関心はなさそうです

雄と幼鳥はまだ続けています


雌は少し離れた杭の上で高みの見物です

まだ(♂)

まだまだ、強情な雄

雌は既にどこかに飛び去りましたが、2羽はまだこのとおりです
その後、この2羽も見えなくなり、静かになりました

30分ほどして対岸を見ると、一羽の姿が朝日に浮かんで見えました
よく見ると対岸でまだ続けています
相変わらず幼鳥が頻繁に雄の周りを飛び回っています

まだ当分続けるだろうとゆっくり歩いて対岸に行ってみると
案の定、まだこのとおりです

お、雄もやる気になってきた?

それとも幼鳥の攻撃が激しくなってきたのか、雄も一緒に飛びまわっています

その直後、幼鳥は撮影している私のすぐ前の杭に来て、そのまま神田川の方に飛び去っていきました
それを見届けたあと、この雄は神田川とは逆の弁天池方向へ飛んでいきました
この間、3時間、縄張り争いは激しいものでした

翌日、平和なお茶ノ水池
石橋の手前の桜の枝に雌が止まっています
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