井の頭公園のカワセミ(51)
2013年3月
・雄と雌が互いの縄張りを行き来するようになりました
・初めて玉川上水でカワセミを撮影できました
4月
・玉川上水ではまだ巣穴掘り
・井の頭池にもいました!
・雌は餌をもらっているの?
・ヤドリギが井の頭公園にもありました
・以前、弁天池によくいた雄も来ています
・さえずり始めました−アオジ、キビタキ、オオルリ
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'13.3.6 - 7
以前は弁天池の雄が神田川から来る雄と噛みつき合いの激しい争いもしていましたが、このところは弁天池の雄と御茶ノ水池の雌が互いの縄張りを行き来するようになり、その2羽で縄張り争いが始まっています。
雄同士の争いとは違い、互いに一定の間隔を保ったまま互いにじっとして鳴き合うことが多くなっています。 |
・雄と雌が互いの縄張りを行き来するようになりました

近くで鳴き声がします
こんなところに止まることはあまりありません

雄の縄張りに雌が来ています


8時前、池の噴水が動き出した

噴水などお構いなし
もっとも、水がかかる位置ではありません

枝上の左翼角に白い羽根があるのは雄、飛んでいるのは雌です
この時は活発に飛び回っていましたが、2羽が並んでじっとして鳴き交わすことが多くなりました
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'13.3.28
井の頭公園の桜は満開ですが、カワセミの姿はありません。
どこかで巣作りをしているはずと、玉川上水を歩いてみました。今まで何年も同じように来てみましたが、今回、初めて見ました!
雄と雌です。そして雄は嘴の先を土で汚しており、巣穴を掘っている模様です。 |
・初めて玉川上水でカワセミを撮影できました

下の水面近くにカワセミ!
玉川上水で初めて撮影しました
上嘴の付け根も少し赤い雌です

流木に一羽が飛んできた
雄が餌をくわえています

近くにいるはずの雌は一向にやってきません

痺れを切らせて自分で食べてしまうのかな?

くわえ直した
顎がつかれたのかもしれません
それにしても時間が経って魚は干からびてしまうのではないかと思った時
餌をくわえたまま2mほど先にダイビング

撮影時には「何と、餌が乾いたら水に飛び込んで乾燥を防ぐんだ」と思いました
さらに、くわえた魚を何度も枝に打ち付けるので、これまた不思議だなーとも
あとで写真をよく見ると、魚をくわえたまま飛び込んで魚の代わりにエビを捕まえていました
こんなこと見たことがありません

このあと茂みに消えましたが、雌にあげたものと思います

雌(左上)と雄(右下)

このように雄の嘴は土で汚れています
あちらこちらに土崖があるので、どこかで巣穴を掘っているものと思います
以前からこのあたりで営巣するのではないかと思っていましたが
今回初めてそれらしい様子を見ることができました
この2羽はどうも井の頭池にいた雄と雌ではなさそうです
井の頭池の雄には左肩に白い羽がありましたが、ここのにはありません
また、ここの雌は上嘴の付け根が少し赤味がかっていますので
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'13.4.4 , 5
玉川上水では雄の嘴は土で汚れており、まだ巣穴掘りをしています。土崖が見えるところは限られているため、穴掘りの現場は目撃していませんが。
翌日、玉上水に行く前に井の頭池に寄ってみると、 すでにいなくなっているだろうと思っていたカワセミがまだいました。それも雌1羽と雄2羽の合計3羽です。
これらは、どうも以前からいる3羽のようで、神田川から来ていた雄が雌に餌を運び、弁天池にいた雄はふられた模様です。
アキニレを残し、木々はすっかり新芽に覆われてきました。いよいよ夏鳥の渡りの季節、中旬には見られるようになるものと楽しみにしています。詳しい人の話ではセンダイムシクイ、オオルリ、キビタキが先陣を切るとのこと。 |
・玉川上水ではまだ巣穴掘り

雄はまた嘴に土を付けています

土崖が見えるところは限られており、巣穴の場所は不明です

エビを捕まえた

雌に持っていくものと思っていると、パクリ

枝に引っかかった折れた枝も餌探しに利用
ブーラブーラ揺れています

雌は現れませんでした
・井の頭池にもいました!
玉川上水に行く前にちょっと井の頭池に寄ってみると、
すでにいなくなっているだろうと思っていたカワセミがまだいました
それも3羽

子育てのためにどこかへ行っただろうと思っていましたが、御茶ノ水池にいました
雌です

警戒態勢
前の枝に別の一羽がやってきました

来たのは雄です

その雄が魚をくわえてきた!
ユキヤナギの花にピントがあってしまいましたが、魚をくわえています

雌がやって来ないので探しに飛び立ち、そのまま見えなくなった

しばらくして先ほどのユキヤナギの近くに戻ってきた
雌は見つからなかった様子

再び遠くへ飛び去ったあと戻って来た時には魚はくわえていません
雌がいたのか、それとも自分で食べちゃった?

新芽はすっかり芽吹いてきました
このあと雄は葦の向こう側の御茶ノ水池に飛び去った

雄がいなくなったので弁天池に来てみると雌がいます
雄はここまで魚を運んだのかもしれません

「桜とカワセミ」・・・・不本意ながら今年はこれ一枚です
桜はほとんど散ってしまいました

求愛給餌をしているはずなのに縄張り争い?
よく見ると雄同士ですね
そして、右は左翼角に白い羽があるので以前から弁天池によくいたあの雄です
どうも、以前の3羽がまだいるようで、神田川から来ていた雄が雌に餌を運び、弁天池の雄はふられた模様です
このようなわけで井の頭池で足止めされ、玉川上水はパスしました、
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'13.4.8 - 14
このところ見られるのは御茶ノ水池の雌と神田川から来るらしい雄です。弁天池によくいた左翼角に白い羽が飛び出している雄は見なくなりました。 |
・雌は餌をもらっているの?

8日、御茶ノ水近くに行くと雌が一羽浮島の枝に止まっています
そこへ雄がやってきた

左が雄ですが、「手ぶら」です
争う様子はありません

雄は手前の枝に来たり

水生物館の手摺に行ったりと興奮気味

9日、森に夏鳥はまだ来ていない模様
大木にヒヨドリの水場、洞に雨水が溜っているらしいです

11日、池に行くと雄が魚をくわえてやってきた

キョロキョロしながら雌を呼ぶが雌は来ず
しばらくして、ボート池に戻っていった

14日、上の写真の場所に今朝は雌がいます

カルガモの後ろに飛び込んで魚を捕まえました
くわえていますがわかりませんね
時々雄が餌をくわえてやってきますが、雌に渡すところは一度も見ていません
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'13.4.15 - 21
井の頭公園にもヤドリギがありました。ただ、あるのは一株だけで、来春レンジャクが来るかどうかは微妙です。
カワセミは御茶ノ水池の雌は居ついているようですが、雄は2羽がどうもあちこちに行っては時々ここに来ているような感じです。
玉川上水のツガイ?はこのところ見られず、その後の状況は不明です。
夏鳥は玉川上水でセンダイムシクイを2羽見ただけ(チューチューグイーと言う特徴のある鳴き声でわかりました)、撮影はできませんでした。
ツミは昨年営巣した木の近くで鳴き声を聞きました。今年も営巣するのではないかと期待しています。 |
・ヤドリギが井の頭公園にもありました

今年の春はレンジャクを探してあちらこちらとヤドリギのあるところに行きましたが、
井の頭公園にもありました

同じ木の下の方には幼株
新芽が出てきています

一年に一度だけ枝先から二芽が出てくるそうですが、ここには4芽出ています
それはともかく、上の写真のような大きさになるにはどのくらいの年月がかかるのでしょうか
ヤドリギはこれだけ、来春にレンジャクが来るかどうかは微妙です
雄株か雌株かもわかりません
・以前、弁天池によくいた雄も来ています

こちらは雌、小魚を捕まえた


翌日、弁天池に雄がいます
左翼角に白い羽があり、どこかへ行ってしまったのではないかと思っていたあの雄がまだいました

翌々日、雌が魚を捕まえた御茶ノ水池の枝に雄がいます
そこへ別の一羽が鳴きながらやってきたため、それを追って飛び去った

しばらくして戻ってきた
左肩に白い羽があるので、あの雄ですね

さらに数日後、冷たい雨が上がったあと、葦島にあの雄がいます

飛び込んだが餌捕りは失敗

近くの枝に移ったあと、どこかへ行ってしまった
このところ見るのはこの雄ばかりです

水面をツバメが飛び交っています
一羽は杭の上で休憩中
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'13.4.23 - 30
夏鳥の渡りの最盛期になりました。センダイムシクイ、キビタキ、オオルリの他にサンショウクイやエゾムシクイなども観察されています。
来月にはサンコウチョウも見られるかもしれません。 |
・さえずり始めました−アオジ、キビタキ、オオルリ

23日、ボート池の東側、コゲラが虫を捕まえています

聞きなれないさえずりにその方を探し、やっと見つけました
アオジのさえずりを初めて聞きました
写真はさえずりの後、伸びをしているところです

オオムラサキが満開です
実物はもっときれいだったのに

27日、コンコンコン、コゲラより遅い突く音
アオゲラか?と探すといました、雄のようです

アオゲラを撮影していると、キビタキの声!
いました、大きな口を空けています

お腹側の黄色が薄いような気がします

翌28日、センダイムシクイの声がしたので探していると
キビタキです

これが普通のキビタキですね
今朝は玉川上水も含めてこのほかに3か所でキビタキのさえずりを聞きました

これ、ニホンミツバチ
シャッター速度1/40秒ですので、1秒間に150回羽ばたいている??
29日にはオオルリもきて、夏鳥の渡りの最盛期になりました
来月にはサンコウチョウも見られるかもしれません

30日、久しぶりにカワセミを見ました
どこかで魚を捕まえ、ここに来て食べた

餌をあげる雌はもういないようです
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