井の頭公園のカワセミ(58)
2014年1月
・カワセミとルリビタキ
・久しぶりに4羽のカワセミを見ました
・池の排水が始まりました
・カイボリ ・カイボリ(その2)
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'14.1.2 - 5
今年の初撮影はルリビタキ(雄の若鳥か?)と弁天池の雌のカワセミです。
昨年末に何回かルリビタキを探しに行きましたが、正月二日に今季初めて見ることができました。そして三日にはゆっくり撮影できました。 |
・カワセミとルリビタキ

文化園分園の木にとまっています
このところ良く見るのは御茶ノ水池によくいる雄とこの雌の2羽です

隣の木へ
来園者が2人、3人と近くに来ますが、すぐに逃げることはありません
昨年末、何回か第二公園に行きましたが、ルリビタキを見ることはできませんでした
しかし、年明け早々に撮影できました

切株にルリビタキ!
井の頭公園で今季初めて見ました

ルリビタキが見えなくなって、近くにメジロが

ヒサカキの実でしょうか、黒い実を食べています

どこへ行っていたのか、またやってきました

突然、痒ーい
気持ちがいいと目を細めるの?

雌のようにも見えますが、羽に青味があるので雄の若鳥かもしれません

落葉の上からではミミズは見つかりません

翌々日
エナガ、ちょうど鳴いたところでしょうか

第二公園にはあのルリビタキ
雄に比べてかすかな鳴き声のため、それを頼りに見つけることはほとんどできません
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'14.1.7 - 12
久しぶりに4羽のカワセミを見ました。よく見かける弁天池の雌と御茶ノ水池の雄に加え、神田川から来る雄と下嘴が真っ赤になっている雌の4羽です。
そして、2羽でにらみ合いをしているのをときどき見ましたが、一回は弁天池の雌と御茶ノ水池の雄、そしてもう一回は神田川から来る雄と御茶ノ水池の雄です。いづれも御茶ノ水池の雄がかかわっており、けんかっ早いのでしょうか。ただ、にらみ合い以上には発展せず、適当なところで分かれていきます。
カイボリのために池の周辺はオレンジ色のネットで囲われ、排水パイプの設置もほぼ終わっています。18日からは排水が始まり、25,26日には水を抜かれた池で外来魚などの捕獲をするようです。
その後2か月ほど池は乾かされるとのことで、残念ながらカワセミたちは見られなくなります。
カワセミの他には、今回も鳥たちがあちこちに多く残っている木の実を食べるところを撮りました。 |
・久しぶりに4羽のカワセミを見ました

公園から見た富士山
2日には見えませんでしたが、今朝7日は見えました

ボート池に雄がいます
神田川から来るあの雄、久しぶりに見ました
弁天池に来ると下嘴が真っ赤な雌もいました
そこへ別の2羽が追いかけ合いをしながら飛んできましたが、その雌は加わる様子はありません

その2羽はどこかへ飛び去ったと思っていたら近くにいました
弁天池の雌と御茶ノ水池の雄です
今朝は久しぶりに4羽を見ました

第二公園に行くとまたヒサカキにメジロがいます
アクビではなくヒサカキの実を口に放り込んだところです

実をくわえて飛びまわることもあります

近くにあのルリビタキもいました

松の根っこ

翌々朝
今朝はボート池でにらみ合いです

よく見ると今回は神田川から来る雄(左)と御茶ノ水池の雄です
にらみ合い以上のハプニングはなく、この後左の雄は神田川方向へ、
続いて右の雄は御茶ノ水池の方へ飛び去りました

さらに翌朝
通常なら日が上がっている時刻ですが、黒い雲に遮られています

井の頭公園駅近く
たわわに実ったトウネズミモチの実をヒヨドリが食べています

強い北風で御茶ノ水池の噴水が吹き飛ばされています
カイボリのために池の周辺はオレンジ色のネットで囲われ、排水パイプの設置もほぼ終わっています。
18日からは排水が始まり、25,26日には水を抜かれた池で外来魚などを捕獲するようです。
その後2か月ほど池は乾かされるとのことで、上のカワセミたちは見られなくなります。 |
−−−−− 番外(その1) −−−−−

見たことのない鷹を2羽連れた人がいたので名前を聞くと
「ハリーホーク、中南米原産の鷹です」とのこと
「日本の鷹は飼育できないんですよ」とも
調べてみると、ソフトバンクホークスのマスコットはこの鷹なんですね
−−−−− 番外(その2) −−−−−
中央線で移動中、他の電車で事故があり全面ストップ
1時間は運転再開しないというので、止まった東小金井駅で下車し、
駅前の観光地図を見ると近くに栗山公園がありました

水浴びにはちょっと寒い?

2羽いました!
小さな池の淵に出てきて、水浴びの相談

池の中の石まで来て

仲良く水浴び

少し離れたところに行ってまた相談?
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'14.1.15 - 19
18日から御茶ノ水池とボート池の排水が始まりました。来週末には干上がる計画になっています。
どういう訳か、弁天池の排水は行われていません。弁天池とボート池はもともとつながっていますが、今回、狛江橋脇で仕切られています。
排水時期をずらせるのか、あるいは弁天池は今回はカイボリを行わないのでしょうか?? |
・池の排水が始まりました

カワラヒワの群
井の頭公園駅近く、やっとカワラヒワの小群を見つけました
マヒワやウソはまだやってきません

ヒヨドリはこんどはモチノキの実を食べています
よく見ると赤く熟した実を食べていますが、写真のは未熟果のように見えます

近くでエナガの鳴き声がするのでじっとしていると
ほころび始めたロウバイにやってきました
ああ、もう少しきれいに撮れたらよかったのに
忙しく動き回るので撮影対象としては手強いです

19日、昨日から池の排水が始まり、通常より30〜40cmほど水位が下がっています
ボート池東端に設置された排水ポンプの近くに雄のカワセミが

弁天池には雌のカワセミ
小魚を捕まえて手前の枝に出てきました
どういう訳か、弁天池の排水は行われていません
弁天池とボート池はもともとつながっていますが、今回、両池は狛江橋脇で仕切られています
排水時期をずらせるのか、あるいは弁天池は今回はカイボリを行わないのでしょうか??
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'14.1.21 - 26
今週はカイボリのメインイベント、魚の捕獲がボランティアの人たちによって行われました。コイやフナに混じって体調1m近いソウギョやハクレンがいたのには驚きました。外来魚の代表、ブルーギルは幼魚は数多くいましたが、成魚がどのくらいいたのかわかりませんでした。
ほとんど干上がった池にはカワセミもやってきて、時々鳴いていましたが、池に入っている人たちはそれどころではありません。
カイボリは今回は御茶ノ水池とボート池だけで、弁天池は再来年に行うそうです。
ところで今回の排水量は大雑把な掛け算で5万トン程度、8千トン/日で神田川に放流されました。3月になって満たす大量の水はどこから持ってくるのでしょう。 |
・カイボリ

21日、排水を始めて3日目
写真では分かりにくいですが、池の水位は6,70cm下がっています
カワセミは餌が捕りやすくなったのかな

24日、御茶ノ水池はほとんど干上がっています
アオサギが1羽

ボート池では鮒らしい魚が泳げなくなっています

ブルーギルの幼魚
コサギやカルガモが簡単に捕まえています

これもブルーギル
撮影には偏光フィルターが必要ですね

オオバンが2羽
手前の干上がった場所を歩いていたが、まどろっこしいらしく飛んでいきました

梅林では紅梅が開花間近

26日、干上がったボート池でカワセミの声がします
探すと対岸のロープにとまっていました
カワセミ:「僕の餌場をどうしてくれる」

昨日に続き捕獲作業をしています
左から一列に並んで池の端に魚を追い込み、投網で捕獲
昨日は大きなソウギョやハクレンも捕獲されましたが、まだコイなどが残っていました

子供たちもボランティア
水はほとんどありませんが、ヘドロが腰の下までたまっています

御茶ノ水池での捕獲作業はこれからのようです
水質改善のためにはヘドロの除去が必要ではないかとは素人考え?
干すだけでも効果はあるとか

弁天池は今までと変化ありません
再来年にはこちらのカイボリをするそうです
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'14.1.27 - 2.2
カイボリのメインイベント−ボランティアによる魚の捕獲作業−は25,26日で終わりました。
新聞報道によると、この二日間の捕獲数は約8700匹で、そのうち外来種のブルーギルが約5300匹、ブラックバスが約270匹、他に大きなソウギョなどとのこと。
ただ、これからすると残りの約3000匹は在来種ということになりそうですが、今まで言われていたのは外来魚比率が95%以上なので数字が合いません。
池では引き続き水溜りに残った魚の捕獲を数名の若い女性公園職員などが腰まで泥につかって行っています。
カワセミは餌場を奪われていなくなるかと思いきや、水溜りに残った小魚は以前より捕りやすいらしく、神田川の雄は毎朝やってきて、作業が始まるまでせっせと餌捕りをしています。御茶ノ水池とボート池の水がなくなるとカワセミは皆弁天池に集まるのではないかと思っていましたが、今のところその予想は外れています、
他にはコサギ、セキレイ、モズ、ツグミなどが水溜りや干上がった池底で捕食しています。 |
・カイボリ(その2)

井の頭池の御茶ノ水池とボート池のカイボリは1月18日から水抜きが始まり、図のように作業が行われます
大きな魚は25日と26日でほぼ捕獲を終わっていますが、水溜りに残った小魚の捕獲はまだ続いています

27日、御茶ノ水池の水溜りに2羽のオオバン

今日の作業は女性も含めた数人の職員で行われています
写真右で2羽のオオバンがどうしたものかとモジモジしています

ゴイサギ島の枯れ枝
いつもはカワセミが止まりますが、なんとモズです

干上がったところに下りて何か捕まえました

28日、御茶ノ水近くで
コブシの木にエナガ
ああ、もう少し光線の具合が良ければ

今日は小学生が井の頭池と外来魚の勉強
「外来魚だー」とはしゃぐ声

29日、ボート池東端で
キセキレイがヨシノボリのような魚を捕まえた
でも、大きすぎるのか、口に合わないのかすぐに捨ててしまいました

30日、同じくボート池東端
カワセミが捕まえているのは在来魚のクチボソのようですね

コサギも何だか大きいのを捕まえた




先週「僕の餌場をどうしてくれる!」と書きましたが、水溜りは良い餌場になっています
また、在来魚ですね

9時半、人による捕獲作業が始まりました
左上の枝にカワセミが止まっていますが、このあと神田川に戻っていきました

御茶ノ水池にいた2羽のオオバンは弁天池に移動しています

弁天池の雌はそのままいます
この雌を含めて井の頭池には4羽のカワセミがいました
カイボリによりみんな弁天池に集まるのではないかと思っていましたが
今のところそのようなことはありません

2月1日、エナガ

御茶ノ水池のアキニレにカワセミ!

以前から御茶ノ水池によくいた雄だと思います
排水後初めて見ました

ボート池東端には今朝も神田川から来る雄がいます

捕まえている魚は体高が高いのでブルーギルのようです

また捕まえた

止まった枝が沈んできた

2月2日
ツグミが魚を捕まえた?
この後泥と一緒に食べました

弁天池脇の日本庭園
ヒヨドリも動物性たんぱく質が必要らしい
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