井の頭公園の鳥たち(74)

2015年8月
・ツミの雛は2羽とも巣立っています

9月
・ひと月ぶりにカワセミを見ました

10月
・キビタキとオオルリ
・キビタキ
・エゾビタキ、オオルリそして冬鳥のオナガカモも

'15.8.31

19日には白い産毛だったツミの2羽の雛は、すでに2羽とも巣立ち、巣の近くの木を飛び回ったり、「ピョーピョーピョーピョーピョー」と鳴いて餌をせがんだりしています。
カワセミは今週も御茶ノ水池ではなく弁天池にいました。




・ツミの雛は2羽とも巣立っています





ツミの巣に動きがありません
巣立った2羽の雛が近くにいました












茂みの中
親から餌をもらったものと思っていたら持っているのはアブラゼミです!
親はセミを持ってくるとは考えにくいので、自分で捕まえたのでしょうか











「ピョーピョーピョーピョーピョー」
セミでは足りないらしく、ずっと鳴いています












弁天池に来た幼鳥














近くのモミジには雌
今週は御茶ノ水池ではカワセミを見ませんでした









'15.9.27

約一カ月ぶりに井の頭池でカワセミを見ました。
御茶ノ水池を一回り、ボート池はボートがいっぱいのためにパス、弁天池に回ると向こう岸の枯れ木にカワセミがいました。久しぶりです。
それも、雄と雌が縄張り争い中。いつから始めていたのかわかりませんが、一時間弱、雌の周りを雄が飛びまわったあと、頑張っていた雌がボート池の方向に飛び出していきました。雄はすぐにあとを追って行ったため2羽とも見失ってしましました。
以前からゴイサギの幼鳥が数羽来ています。今年は池の周りでは営巣しましませんでしたが、どこから来たのでしょうか。




・ひと月ぶりにカワセミを見ました





弁天池の淵の枯れ木で雄と雌が縄張り争い中です
手前の雄が雌の周りを飛び回っては牽制しています






















































撮影場所を移動
雄の牽制は止みません
しかし、双方噛みつき合って水に落ちてしまうようなことはありませんでした











'15.10.5 - 10

今週は久しぶりに森の方へ行きました。
特に目当てもないまま、ジブリ美術館前の大木の間を縫う通路からふと見ると、すぐ前の木の横枝にじっと動かない小鳥がいます。最初はコサメビタキではないかと思っていましたが、キビタキの雌です。
4日後、玉川上水脇には複数のキビタキとオオルリ、さらに翌日はキビタキの何羽もの雄と雌が水飲み場に集まっていました。秋の渡りの時期にキビタキを見たのは一昨年10月以来、オオルリは初めてで、ちょっと興奮。
春の渡りと同様にオオルリは少ないですが、キビタキはつぎつぎと渡っていくようです。




・キビタキとオオルリ





ふと、横を見ると目の前にとまっています
最初はコサメビタキだと思っていましたが、キビタキ♀ですね












しばらくおとなしくしていたあと、急に動き出したと思う間に
頭上の込み合った枝の中に入り見えなくなりました
ここで一休みしていたに違いありません







− 4日後 −




玉川上水脇の樹冠近くで数羽の小鳥が飛び交っています
一羽が下りてきました キビタキ♀です

カメラはD7100で撮影データはISO3200、SS1/80s
上の3枚の写真ともCapture NX-Dを用いて、D7100にはない新しいノイズ処理をしました
特にすぐ上の写真は大きくトリミングしているためにまだノイズっぽいですが、かなり見やすくなっています








オオルリです
羽色がわからないので♀か若鳥かは不明です












上の写真で口を空けているのでペリットを吐き出していると思っていました
連写した次のショットは木の実のようなものをくわえています
ファインダーで見えていたのは「真っ黒な鳥」だけだったので、何が起こったのかよくわかりません







− 翌日 −

今日は厚い雲が垂れこめているため、カメラはD750にしています
撮影データはISO6400、SSは1/25s前後ですが、D7100に比べると高感度性能は良好です




水飲み場にキビタキが何羽もいます 昨日玉川上水脇にいたキビタキたちかもしれません
左は♀、右は若鳥でしょうか

(以下、オリーブ色のものを♀、灰褐色のものを若鳥とします)










若鳥は水飲みの順番を待っています



























♂もいました!
後ろには若鳥が


























若鳥はまだ順番を待っています













くわえているのは木の実でしょうか
撮影角度のせいかもしれませんが、尻尾が短いですね












水飲み前後には近くの枝で様子をうかがっています













お腹のオレンジ色が足の方まで伸びており先ほどとは別の♂のようです



























同じところに胸斑のある若鳥が水を飲みにきました













若鳥2羽













向こうの枝で様子をうかがっています













争いも時々起ります
シャッター速度は1/25s程度なので被写体ぶれが激しいです


今回撮影できたキビタキは何とか個体判別できるものでつぎの6羽になります
 @お腹のオレンジ色が薄い♂ 1羽
 Aお腹のオレンジ色が濃い♂ 1羽
 Bオリーブ褐色、胸斑ある♀(or若鳥) 1羽
 C灰褐色、胸斑ある若鳥(or♀) 2羽
 D灰褐色、胸斑ない若鳥(or♀) 1羽








'15.10.13 - 14

キビタキはまだいます。先週とは別個体でしょうか?
先週、年配の女性バーダーに「キビタキが鳴いてますね」と言われて、「何も聞こえません」と言っていましたが、今回初めて聞こえました。「チュルチュル」。
池にはハシビロガモに続いてキンクロハジロがきました。オナガカモが来ればいよいよ冬到来です。




・キビタキ





キビタキ
前回何も聞こえなかった鳴き声を初めて聞きました、「チュルチュル」
そして不思議です、連写した前のショットでは何もくわえていないのに突然木の実をくわえているのです











雄もいます









− 翌日 −




池にはキンクロハジロが来ています
♂3羽、♀3羽












水場に行くと今日は一羽いました、キビタキ雌













近くの枝に移って動かなくなりました
しばらーくして、伸び、そしてまたじっとしています



この一羽を残して玉川上水の方に行くと








キビタキの雄の近くに雌が飛んできました
大きな虫を捕まえています、マツムシ?ウマオイ?
ちょっと大きすぎない?











雄が見えなくなったと思ったらここにいました
雌が食べられなかった同じ虫を捕まえたようです
しかし、雄は食べたのかどうか?










'15.10.19 - 24

10月も下旬になりましたが、キビタキ♂♀、オオルリ♀のほかにエゾビタキもまだ来ています。さすがに、これらはもう渡りの最後発組ではないかと思われます。
池にはオナガカモもやってきて冬鳥(カモ類)がそろい始めました。そして、24日夜には木枯らし1号が吹き荒れ、景色は晩秋の装いです。




・エゾビタキ、オオルリそして冬鳥のオナガカモも





エゾビタキがときどきミズキの天辺にやってきます
鳥たちが食べる実はだいぶ減ってきています
(井の頭公園でエゾビタキを初めて撮影しました)











近くにオオルリ













翌日、池の淵の桜にコゲラがいます
羽色が少し違いますね、幼鳥でしょうか












リンドウですね













週末にはオナガカモが見られました
エクリプスのようです












キンクロハジロのダイビング













視線の先の餌をめがけて先ほどのオナガカモとキンクロハジロが競争
出遅れたキンクロハジロがオナガカモを追い越しました
餌が何だったのか不明です









更新記録 (井の頭公園:東京都武蔵野市・三鷹市)
2015.9.7 「ツミの雛は2羽とも巣立っています」を作成しました  Nikon D7100 / 80 - 400mm
2015.9.27 「ひと月ぶりにカワセミを見ました」を追加しました  〃
2015.10.11 「キビタキとオオルリ」を追加しました  Nikon D7100 , D750 / 80 - 400mm
2015.10.18 「キビタキ」を追加しました  Nikon D750 / 80 - 400mm
2015.10.25 「エゾビタキ、オオルリそして冬鳥のオナガカモも」を追加しました  〃


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2015.9.7