井の頭公園の鳥たち(80)

2016年9月
・カワセミとツツドリ
・キビタキ
・キビタキ雄と雌、幼鳥

'16.9.6 - 10

久しぶりに弁天池の岸間近でカワセミを撮影することができました。
実は今冬のカイボリ時、弁天島などの護岸補強工事が行われ、岸近くは大きな玉石の浅瀬になったのでカワセミの餌場になるのではないかと思っていました。
今回、初めてここにカワセミが来て頻繁に餌を捕っているのを見ました。ただ、それは当方の考えとは関係なく、たまたまやってきただけだったようで、その後はまた見なくなりました。
週後半は森で何回かツツドリを見ました。毛虫の食害により丸裸に近い桜で悠々と食事をしています。
ほかにはコサメビタキ、キビタキなどがいます。聞くところによると先週あたりはサンコウチョウが多くみられたとのことで、これから一か月くらいの間は夏鳥の渡りが見られるものと思います。




・カワセミとツツドリ





珍しく弁天池でカワセミが鳴き、いることに気づきました















撮影場所を移動
近くで餌を捕まえたらしく、ここで何回も水浴び














弁天様の方へ飛び去ったので行ってみると、岸近くにいました
冬のカイボリで護岸補強工事が行われ、下は大きな玉石の浅瀬になっています














小魚がよく見えるらしく、何回も小魚を捕まえました































翌日森に行くと、桜の木にツツドリがいます















少し動いては毛虫を捕まえています















ハトだと思って見過ごしてしまいそうです















ちょっと移動すれば餌の毛虫は豊富なためか、ほとんど動きません
おなか一杯になったのかその後どこかへ飛び去りました














翌日は昨日と同じ場所に2羽います
たまたま動いたときにシャッターを切ると、・・・・・毛虫嫌いの人は見たくありませんね














'16.9.14 - 10

今週はキビタキを撮影できました。ミズキなどの枝の中から珍しく低い枝に出てきてくれました。
ツツドリはまだ滞在中ですが、そろそろこの場所の桜の毛虫はいなくなるのではないかと思います。小鳥の森ではツツドリと思われる大き目の鳥のほかに、少し小さなものも枝を飛び移っていました。
これは、今まで声はよく聞くものの姿はまだ見たことのないホトトギスではなかったかと思いますが、残念ながら撮影できず確認ができません。




・キビタキ





葉の隙間で何か動きました
キビタキのようです













珍しく低い枝に来てくれました












 

'16.9.26,27,30

今週はキビタキを多く見ることができました。少なくとも雄一羽と雌(幼鳥)2羽の同じ個体が居続けているのではないかと思います。
小鳥の森には以前から大きな岩を穿った水場が二つあり、渡り途中の小鳥がよく水を飲みに来ていました。今春、その水場の手前のブッシュを整理して小さな池が作られ、さらにその手前の観察窓も改装されました。
ところが、その後「周囲が整備されから鳥が来なくなった」と評判は今一つでした。26日、そこへとうとうキビタキがやってきました。さらに数日後には池でも水浴びをしているのを見ました。
そして、お昼前の30分間に観察した3回とも3羽(雄一羽と雌(幼鳥)2羽)がやってきたのです。偶然にしては偶然が重なりすぎているような気がします。
また、雌と幼鳥はいままでほとんど区別がつかなかったので、今回、もう一度図鑑をよく見ると、「幼鳥には雨覆に淡色斑があると」あります。今回撮影した写真の中にその特徴がよくわかるものがあり、幼鳥と確認できました。
ほかにはサンコウチョウも寄っていると聞いています。今年はあちこちでサンコウチョウがよく観察されているようで、食糧事情がよく、幼鳥がツミなどに襲われることも少なかったのかなどと勝手に思っています。




・キビタキ雄と雌、幼鳥



 

キビタキ
今秋初めて雄を見ました














近くのミズキの実はカラスやヒヨドリが食べつくしたようですが
この辺りによくやってきます






























小鳥の森、「周囲が整備されてから鳥が来なくなった」と評判の悪かった水場にキビタキが来ています!!















以前からあるこの水場、大きな岩を穿ったものが二つあります
今春、水場の手前のブッシュを整理して小さな池が作られ、さらにその手前の観察窓も改装されました
キビタキが水を飲めるのも、それを撮影できるのも、定期的に新鮮な水に入れ替えてくれる人のお陰です





・・・・・・・・・・







翌日、前日と同じようにお昼前に水場を覗くと
偶然でしょうか、雄と雌が来ています














雌(幼鳥)は写っているのは2羽ですが、ほかにもう一羽います

雌(あるいは幼鳥)は、去年同様、茶色味のものと灰色味のものとがいます
いまだに雌と幼鳥の区別がつかないので図鑑(日本野鳥の会、フィールドガイド日本の野鳥)を
よく調べると、幼鳥には雨覆に淡色斑があるとのこと
上の写真ではその特徴がよく出ており、右が幼鳥で左は成鳥だと思われます
色味の違いは・・・・?









水を飲んだり、水浴びをしたり















雄はすぐに近くの木へ















雄は警戒心が強いのか、水場にきても様子を見ては飛び去ってしまいます







・・・・・・・・・・







3日後、前回より2時間ほど早く来てみると
今春整備された観察窓前の池にキビタキが来て水浴びをしています!
ここで水浴びするのを初めて見ました





























雄は向こうの水場にきていますが、池には降りてきません















水を飲んでいたシジュウカラをヒヨドリが追い出した















お昼前の”水浴び時刻”になると、やはりキビタキがやってきました















背中はオリーブ色ですね

















整備された小鳥の森の観察窓から久しぶりにキビタキを撮影できたので
ついつい多くの写真を載せてしまいました










更新記録 (井の頭公園:東京都武蔵野市・三鷹市)
2016.9.11 「カワセミとツツドリ」を作成しました  Nikon D500 / 80 - 400mm
2016.9.18 「キビタキ」を追加しました  〃 
2016.9.30 「キビタキ雄と雌、幼鳥」を追加しました  Nikon D500 / 200 - 500mm


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Copyright © 2016 sokamoto
2016.9.11