井の頭公園の鳥たち(85)
2017年3月
・冬鳥たちとウグイス
・久しぶりのカワセミ、カイツブリは抱卵中
4月
・桜は満開、カワセミは求愛給餌 ・夏鳥がやってきました−センダイムシクイとキビタキ |
'17.3.14 - 17
久しぶりに4日連続で井の頭池に行きました。
ウグイスが囀り始めています。一人前に鳴いているもの、半人前のもの、地鳴きをしているものといろいろです。こんな状態だということは初鳴きはもうだいぶ前のようですね。
冬鳥は水鳥ではキンクロハジロ数十羽、ハシビロガモ一つがい、ホシハジロ♀一羽、オオバン数羽です。アトリはまだ2,30羽の群れがいくつかいます。
あの頭が白いアトリもいるかと探しましたが、全く見つかりません。
そして、カワセミは今回一度も姿を見ませんでした。例年であれば、水面を何羽かが追いかけあいをしているのですが、今年はちょっと寂しいです。 |
・冬鳥たちとウグイス

冬鳥ではありませんが、カイツブリが騒いでいるので撮影してみると、ザリガニ?と格闘中
それを見たオオバンが近づくと獲物をくわえたまま慌てて逃げていきます

池に残っている冬鳥のカモ類はキンクロハジロの群れだけだと思っていたら
その中にホシハジロ♀が混じっていました
他にハシビロガモが一つがいいます

アトリはまだ多数残っています

雄、 通路脇に落ちているアキニレ(と思われる)の実を食べています

こちらは♀、通路を人が通るたびに一斉に飛び立ちます

群れがメタセコイアの木に飛んで行ったので、一斉に飛び出すかな?と待っていると
数羽ずつ勝手な方向へ飛んでいき、期待は外れました
写真は鈴なりだったアトリの多くが飛び去った後です

ウグイスはすでに囀り始めていました
池の周りのあちこちで鳴いています、一人前のもの、半人前のものといろいろ
久しぶりに4日連続で池に来ましたが、気温の低い日は鳴かず、暖かい日には鳴いており気温に敏感です
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'17.3.31
井の頭公園でカワセミを見たのは一か月以上前。御茶ノ水池で同じ枝に2羽が止まっておりツガイかもしれません。どこからきているのかと翌日に神田川に行くと、飛ぶ姿が見えました。しかし営巣の様子はわからず、御茶ノ水池にいたカワセミかどうかもよくわかりませんでした。
七井橋のすぐ近くでは今年もカイツブリが抱卵しています。昨年は数組のカイツブリがあちこちで営巣し、10羽以上の雛が誕生しましたが、今年もかわいい雛が見られることでしょう。
例年最も早く開花するボート池東端の桜はほぼ満開です。そのほかは1〜2分咲でしょうか。 |
・久しぶりのカワセミ、カイツブリは抱卵中

久しぶりに見たツガイらしきカワセミ
右はペンギンスタイルをしており、てっきり雄が雌に餌を与えた後だと思っていました

よく見ると、それは何と雌です
雌もこんな仕草をすることは知りませんでしたが、どんな意味があるのでしょうか

左の雄の態度が悪いから??

雄はほとんどの時間雌とは反対の方を見ていますが、
雌の鳴き声に時々雌の方を見ています

「態度の悪い」?♂

気分害した?♀

今年もカイツブリが抱卵中

桜はこのあたりが咲き始めています
ボート池東端の桜はほぼ満開です

新葉の展開は枝垂れ柳が最も早い
下にはキンクロハジロが7羽います
冬鳥はキンクロハジロが約30羽、オオバンが数羽、ホシハジロ♂が一羽

弁天様の桜にキセキレイ
無理やり「桜とキセキレイ」にしました
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'17.4.7
ソメイヨシノは満開です。
昨日と一昨日は花見の混雑を避けて神田川の方へ行きました。そこには前回井の頭池にいたと思われるカワセミの雄と雌がいましたが、朝のうちは揃って井の頭池にきているようです。
お茶の水池の文化園側では求愛給餌の様子が見られました。 |
・桜は満開、カワセミは求愛給餌

七井橋の向こう、ソメイヨシノは満開です
朝のうちは花見の人たちは多くはありませんが、昼過ぎには橋は人であふれます

石橋近くのコブシは花が終わり新芽が芽吹いています

あ、カワセミ

アシ島(本サイトで勝手に名付けています)にツガイでいます
朝のうちは神田川から井の頭池に来ているようです
撮影は70mくらい離れた対岸から、ちょっと遠いです

雄は得意げ
この姿勢は雄がするのが普通ですが、前回は雌がしていました(10枚ほど上の写真)
それはいまだに何だったのかわかりません

アシ島に勢ぞろい
左から抱卵中のカイツブリ、カワセミ♀、ゴイサギ(灰色のもの)、カワセミ♂、右端水面にカルガモ
カイツブリは3個の卵を抱いているそうです

新芽が鮮やかになってきました
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'17.4.16
先月から池とその周囲ばかり回っていましたが、今回は久しぶりに森の方を回りました。
一回りして池に近いところまで来ると、センダイムシクイの声、さらにキビタキの声がして、いよいよ夏鳥の渡りの季節です。
キビタキはソメイヨシノに来てくれました。ほとんどのソメイヨシノはすっかり花が散っていますが、この木には少ないながらまだ残っています。ともかく、「さくらとキビタキ」は珍しいです。
聞くところによると、これらは2日ほど前から来はじめたそうで、このほかにオオルリ、クロツグミ、コマドリも来ているとのことです。 |
・夏鳥がやってきました−センダイムシクイとキビタキ

「チュッチュピー、グイー」センダイムシクイの声です
イヌシデの木にいました

キビタキの声も、桜の木にいます!

多くの花が散ってしまったソメイヨシノの木で青虫を捕まえました


雄が3羽もいます!
目の前に3羽の黒い鳥が飛んできた後、一羽がここへ、他の2羽は急旋回して飛び去りました
黒い鳥はキビタキの雄で縄張り争いのようなものだったかもしれません


まだぎこちなく囀るもの、一人前のものがいます
これは一人前です
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