野川のカワセミ(12)


2010年2月
・落としたー
・下流から雌もやってきた
・理不尽な!
・魚たちの災難
・御塔坂橋〜二枚橋
・もう巣穴掘りを始めています
・こちらでも巣穴掘り

'10.2.5

御塔坂橋近くには相変わらず上流側から雄が、下流側から雌がやってきて2羽で餌を捕っています。
更にコサギもいて、魚にとってはうかうかできません。
そして、今回も雌が隣にいた雄に向かって突然突進して追い払います。こちらから見ると雄は何も悪くないのに、・・・・。




・落としたー





カワセミがいないので近くに来たジョウビタキ(♀)を撮影













雄がいました
大きなザリガニを捕まえたようです












手前岸で捕まえた小魚を落としたー
慌ててシャッターを切りましたが小魚は落ちたあと












そのあとが面白い
落とした魚を見つけたのかツカツカとそちらへ歩み寄り、ダイビング
その後は陰になりリベンジしたかどうかわかりません










・下流から雌もやってきた





右が雄、雌が隣に来て緊張気味















桜の枝先から飛び出した













艶やかな?雌













ダイビング













やはりコサギに驚いた魚が狙い目らしい













しかし、そうは問屋が卸さない













ここでは、雌もよく魚を捕まえるが、雄の方が上手な印象です

以下の写真のように腕力は雌の方が強いのですが









・理不尽な!





左の雄が真剣に魚を探している
(♀ 内心「隣が邪魔だなー」と思っている??)












やはり雌が邪魔に入った













♀ 「どきなさーい」













♂ 「何だよ〜、餌探しをしていただけだよ」













♂ 「しょうがねーな、ヒステリーなんだから」













雄は心ならずも雌に場所を空け、



























雌の下に移動













でも、餌を捕まえたのは追い立てられた雄の方でした










・魚たちの災難





コサギと雄のカワセミに狙われ













今度は雌のカワセミに捕まえられた













(なんだ、雌は雄が隣にいても捕まえられるじゃないか)













また、コサギ













今度は3匹一緒に捕まえられた














いったい、いくら食ったら腹いっぱいになるんだ?













「失敗してくれた!」、こんなこともないと仲間がいなくなっちゃう
と思ったら、小さい魚が捕まっている












'10.2.17

御塔坂橋から二枚橋まで歩きました。

御塔坂橋近くにはいつもの雄と雌がいて、雄が大きなザリガニなど盛んに餌を捕っていますが、今朝はなぜか雌は近くの枝におとなしく止まったままです。
上流へ行くと、榛沢橋では切り株からダイビングする一羽が見えました。
更に上流の飛橋にも雄が一羽。
そして東八道路近くでは雌の一羽が上流へ飛んで行きます。後を追うと、自然観察園近くの野川や園内のほたる池で捕食していました。

大沢橋から上流では、水辺の桑などの木が榛沢橋近くに残された1,2本を残してすべてが根元から切られ、カワセミにとっては住みにくそうな野川になっています。
今回もこの間に雄が3羽と雌が2羽おり、あまり心配はしなくてもいいのかもしれませんが、以前に比べるとカワセミにはストレスのたまる環境になっています。



・御塔坂橋〜二枚橋





榛沢橋近く
切り株から飛び上がってダイビングしましたが、












捕まえられなかった

以前はここを人が歩いても木の枝に隠れることができましたが
現在はすぐに逃げなくてはいけません











向こう岸で休んでいたオナガカモを蹴散らしていく女性・・・・おやまあ













飛橋近くの雄













自然観察園近くの野川
このあたりは水も少なくカワセミを見ることはあまりないが、東八道路の方からやってきた雌












浅瀬でダイビングしますが、餌はなかなか捕れません













このあと、自然観察園内のほたる池で大きなザリガニを捕まえました









'10.2.25

このところの温かさに、野川のカワセミは巣穴掘りを始めました

いつもいた雄と雌のカワセミの様子が変化しています。来ても長時間ここで捕食することなく、すぐに2羽とも民家の間を抜けて深大寺方向に飛んで行ったりします。
民家の先には小さな森があるので、そのあたりに土崖を見つけ、雄は巣穴掘りを始めたのかもしれません。

⇒撮影時にはそれ以上のことはわかりませんでしたが、撮った写真をよく見ると嘴に土をつけています。どこかで巣穴掘りをしているということです。
それも、雄だけではなく雌も一緒です。
通常は最初に雄が掘り始め、雌に求愛給餌をしてカップル誕生後に雌も一緒に巣穴掘りをするという順序なので、ここの雄と雌はすでにその段階にあるらしいです。
そういえば、寒い時期から雄は偶に民家の間をすり抜けてどこかへ行っていましたが、その頃から少しずつ巣穴を掘っていたのかもしれません。

少し上流では別の雄が川の低い土手で巣穴掘りをしているのを目撃しました。
そこは石が多く混ざっている土手のため、掘り進むとすぐに行く手をふさがれるのではないかと心配です。その上、巣穴を隠すような木などがなく、すぐ上を人が歩くため、いずれ放棄せざるをえないのではないかと思われます。
気のせいか、餌捕りの合間に時々掘るという状態で、まだ本格的な巣穴掘りには見えません。

それはともかく、今年もいよいよ繁殖の準備が始まりました。




・もう巣穴掘りを始めています





                      

こちら岸には雌(左)、向こう岸に雄が来ました













雄、良く見ると嘴に土をつけています
巣穴掘りが始まっています













こちらは雌













互いに「チリチリ」と鳴いていましたが、雄はちゃっかり捕食
雌に与えることなくさっさと自分で食べてしまった
(求愛給餌はまだです)











雄の隣に雌が来た













以前のように雄に向かって突っかかっていくことはなかったが、













雄はさっさと川を飛び出し、民家の間へ飛び去った
そして、すぐに雌も同じ方向へ飛び去り、以前のようにこの場所に長い時間いることはなくなりました












30分ほど経って戻ってきた雌、嘴に土をつけています
雄と共同で巣穴掘りをしていることが窺えます
求愛給餌は見ていないが、ツガイなのかな?











今度は雄が戻ってきた


撮影中は巣穴掘りをしているなど思いもよりませんでした








・こちらでも巣穴掘り





1kmほど上流、雄が盛んに餌を捕っています













スジエビでしょうか













今度は失敗













茶色のペリットを吐き出した













すると、ペリットを吐き出したところから飛び上がり
何と巣穴掘りです!












それにしても、こんなに石が多いところでは
掘り進むとすぐに行き止まりになりそう












近くの小枝に戻ってからもう一度巣穴を掘って
上流へ












角度を変えてみるとこのくらい掘っています
しかし、掘り進めたとしても、周りに巣穴を隠すような木などもなく、
放棄してしまうのではないでしょうか











上流行ってみると、こんなところにいました
ハトの群れが飛び立ったが、カワセミは知らんぷりです







更新記録 (野川:東京都)
2010.2.8 「落としたー」〜「魚たちの災難」を作成  Nikon D300 / AF-S VR 300mm F2.8 (+1.7倍テレコン)
2010.2.21 「御塔坂橋〜二枚橋」を追加  〃
2010.2.28 「もう巣穴掘りを始めています」と「こちらでも巣穴掘り」を追加  〃


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2010.2.8