野川のカワセミ(13)


2010年3月
・ダイビング特集(1)
・ダイビング特集(2)
・いつもより少し上流の雄と雌
・懸命に巣穴掘り
・心配は当たってしまいました・・・巣穴掘りを中止
・下流側ではそろそろ巣穴が完成か

'10.3.3

御塔坂橋近くでは雄が嘴に土をつけており、巣穴掘りは続いています。
相変わらず餌を探す雄の隣に雌が飛んできては雄が逃げ出すことを繰り返しています。
雄は捕まえた魚はさっさと自分で食べてしまい、雌にあげる姿はまだ見られません。
上流の岸の巣穴掘りは、もう石に突き当たって中止したのか近くにカワセミが来る様子はありません。

今週は主にダイビングの写真を集めてみました。



・ダイビング特集(1)





ハクセキレイと雌のツーショット








































嘴に土をつけた雄













小さい魚を捕まえていますが、よく見えませんね














今度は分かります













水面にきれいに写りました



























いつも通り、雄の邪魔をしに?雌が来た



























そして、いつも通り雄が先に逃げだします













雄は巣穴掘りの土をつけたままです



























































'10.3.5



・ダイビング特集(2)









































































捕まえた大きな魚を川の中の岩に行って食べました
















































































(下の3枚は連続写真です)




ここまで上がっているのに飛び出しは失敗だったようで、













もう一度水に落ち、













今度こそ飛び上がった
勿論、捕まえた魚は放しません







(以下は水浴びです)
























































'10.3.11

野川の様子も変わってきました。30分もいれば必ずやってきていた上の写真の場所に、今はなかなかやってきません。きっと巣穴掘りに忙しいのでしょう。
少し上流にはこれとは別の雄と雌がいます。2月の終わりに、小石だらけの川岸で巣穴掘りをしていた場所の近くです。
すでに、雄と雌が30cm程度の間隔で止まることもあります。しかし、そんなときでも雄が小魚を捕まえても雌に与えることはなく自分で食べてしまい、求愛給餌はまだです。
今日は天気は良いが、風が吹き続け、細い枝に止まったカワセミは枝の動きに合わせて首をのばしたりすくめたりして頭の位置を動かしません。
お陰でこちらはすっかり風邪をひいてしまいました。





・いつもより少し上流の雄と雌





いつもより少し上流の雄













強い風に首をすくめる













雄が餌を捕まえた
小さなスジエビのようですね












雄が餌を捕まえたところを雌が見ています
雄は雌にあげるのかと思うと、さっさと自分で食べてしまいました
求愛給餌はまだです

























下の雄がちょこちょこと雌の方に寄っていきます













しかし、雄はそこで羽繕いを始め、雌はそっと上に離れてしまいました













今度は雌が近寄ってきたとき、・・・・何?
2羽同時に飛び立ちました
すぐ下にカルガモがやってきたためでした











雄がまた捕まえた
やはりスジエビのようです












狭い川ですが、たまたまこんな風に撮れました













またスジエビです













嘴の前を横切る水滴は何でしょうか













強い風に揺られ、すくめた首をのばしています













こちらは頭の羽があおられ













雌の食後の水浴び













雌がすぐ下を飛んで近くの枝に止まり、雄はびっくり



























先ほどより300mほど上流の木に2羽が来ています













雄が下流へ飛び去ったあと、雌はしばらくここにいました











'10.3.17

上流側の巣穴掘りは相変わらず。2羽で交互にせっせと働いています。
その巣穴掘りは一か所ではなく近くに3か所、さらに少し離れたところでも掘る場所を探しています。
現在、主に掘っているところは一つが尻尾がやっと隠れる程度で、もう一つは枝の陰で見えません。
しかし、あたり一帯は小石の多い場所であり、必要な60cm程度の奥行きは確保できないのではないでしょうか?



・懸命に巣穴掘り



<まずは腹ごしらえ>





大きなエビを捕まえた
大きすぎない?












雌がいる枝に行って













やっとのことで食べた













今度は雌が餌探し









<ここが本命の巣穴?>





2羽が見ている暗がりに掘削中の巣穴があります



























雌が掘りに向かう時、雄は糞









<少し下流に来て>





2羽で少し下流に来て場所探し
ここ、無理じゃないの?












どうしたものか相談













雄が先ほどの隣をトライ













また相談?













その近くにはここまで掘ったところがあったが、・・・・













一休み













また再開













ここも難しそうだけど頑張ってます













かなり上流へ行って餌捕りをする雄









<ここが一番熱心だが、完成は難しい?>





ひとしきり掘ったあと、雄が戻ってきた













この二つの小岩からすぐ上の巣穴に交互に向かいます













♀:雄に向かって「交代だよ」と合図・・・・?













♂:「わかった!」



























中央上が一番熱心に掘っている巣穴
ちょうど体全体が入るほどになっているが、水面から40cmほどで低すぎるのでは?
おまけに小石だらけのため、60cmも掘るのは難しそう











雄が向かう













戻ってきた













すぐに雌が向かう













雌はいかにも交代を要求するようにわざわざ雄の前に来て、













直角に方向転換し、













着岩
このような行動をするのは雌だけ、雄は巣穴との間を一直線です












雌は掘りに向かう時にも雄のところまで来ることもある
雄はびっくり












雌は雄にアピールしたいのかなー













雌の着岩













雄の着岩










<お腹がすいた>





巣穴の近くで捕食









































2羽で上流へ行って餌探し













捕れなかったよう

















そして、先ほどのところに戻って、また巣穴掘りを続けています


以上は朝10時から約3時間の巣穴掘りの様子です
この状況では2羽で一日中巣穴を掘っているものと思われます
上でも書きましたが、ここは小石が多いので
巣穴に必要な奥行き60cm以上まで掘り進めないのではないかと・・・
余計な心配ならいいのですが







'10.3.30

橋の上流側では、雄と雌があれほど熱心に巣穴掘りをしていたのに、2週間経って来てみると、その近くにいるのは雄だけで、巣穴も掘っていません。
小石だらけの場所のため、掘り進めるのを諦めたようです。

一方下流側は、川から離れた場所での巣穴掘りに忙しいのか、川にはあまり姿を見ませんでしたが、今回は雄と雌が長時間来ていました。
雌は川沿いの藪の中で、近くに来た雄と時々鳴き合うだけで姿を見せません。
雄はまだ嘴に土をつけていて巣穴掘りは続いていますが、そろそろ完成する頃でしょう。
その雄は捕まえた餌をすぐに自分で食べてしまい、「求愛給餌」はしません。そろそろ巣穴は完成ではないかと思われるのに。



・心配は当たってしまいました・・・巣穴掘りを中止





2週間前、上流側では雄と雌があれほど熱心に巣穴掘りをしていたのに
今回は、雄一羽だけになっていて、巣穴も掘っていません
小石だらけの場所のため、諦めたものと思います











もうすぐ満開のソメイヨシノ
来たのはカワセミではなく、ムクドリでした












さらにメジロも









・下流側ではそろそろ巣穴が完成か





下流側には雄と雌が来ています
しかし、雌は川沿いの藪に入ったままで、時々雄と鳴き合うだけです
そのため、以下の写真は雄ばかりです











カルガモが上を飛び警戒
嘴はまだ土で汚れていますね












すぐに、今度は下をカワウが飛び、また警戒













川面では近くに飛んできたコサギにカルガモが怒っている
コサギはカワウの後をついてまわっています


























この枝がお気に入りで、何回も来ては飛び込みます













今回は捕れなかったようです























































ザリガニを捕まえることが多いが、今回は魚です



下流側にいた1時間半の間
近くの藪の中に入った雌は時々雄と鳴き合うだけで一度も出てくることはなく、
また、雄は捕まえた餌をすぐに自分で食べてしまい、「求愛給餌」はしません
そろそろ巣穴は完成ではないかと思われるのに





更新記録 (野川:東京都)
2010.3.7 「ダイビング特集(1)」と「ダイビング特集(2)」を作成  Nikon D300 / AF-S VR 300mm F2.8 (+1.7倍テレコン)
2010.3.15 「いつもより少し上流の雄と雌」  〃
2010.3.21 「懸命に巣穴掘り」  〃
2010.3.31 「心配は当たってしまいました・・・巣穴掘りを中止」と「下流側ではそろそろ巣穴が完成か」を追加  〃


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2010.3.7