多摩川の鳥たち(19)
2019年9月
・カワセミとイソシギ
10月
・台風の痕、ミサゴ
12月
・ハクセキレイ、キセキレイ、モズ |
'19.9.5
2週間ほど前にコシアカツバメがいると知り、遅きに失した感はありますが、多摩川に行ってきました。
一ノ宮公園脇の多摩川−大栗川合流点−大栗川を桜が丘に戻るコースです。多摩川にいたのはカワセミ幼鳥、イソシギ、ハクセキレイの親子連れ、大栗川ではアオサギ、コサギとカワセミとちょっと寂しい探鳥行となりました。 |
・カワセミとイソシギ

一之宮公園から生い茂った草をかき分けて多摩川に出ると
目の前にカワセミ!

ペリットを吐き出してすぐに見えなくなりました

セッカの声が聞こえています
こちら岸から中州へ飛ぶのは何??
セッカでもノビタキでもないようで、種類は不明です

鉄橋下の堰で動いているのはハクセキレイ・・・・よく見るとイソシギでした



今日は水量が多い方ではないでしょうか
イソシギは左上にいます

更に下流側は背の高い草が生い茂り、流れの近くには行けません

土手と流れの間の道
歩く先に下りてきたのはハクセキレイの親子

盛んに飛ぶ羽虫を捕まえています
大栗川合流点から大栗川の岸を戻ると

電線にモズが止まっています
高鳴きではなく「チュルチュル(キュルキュル)」と小さな声で鳴いています
初めて聞く鳴き声です
川にはアオサギやコサギ、カワウばかり

大栗橋に戻ってくると、偶然に橋桁からカワセミが飛びこんできました
残念ながら餌捕りは失敗です

すぐに橋桁に上っていき、見えなくなりました
バスと電車を乗り継いで行ってみましたが、ちょっと寂しい結果でした
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'19.10.20
台風19号から一週間たった日曜日、府中市の多摩川に行きました。
大きく変わったのは中洲の”森”がほぼなくなってしまったことと、冬にオオジュリンやカシラダカがやってくる河川敷の草むらがなぎ倒されて砂利に覆われてしまったことです。
予想外だったのはミサゴがいたことです。例年10月ころにはやってくるミサゴですが、台風後の濁り水では餌を捕るのは難しいのではないかと思っていました。 |
・台風の痕、ミサゴ

多摩川左岸河川敷のバーベキュー広場
泥が薄くたまっており、ここまで水が来たことがわかりますが、右側の緑の堤防の高さまでには余裕があったようです

中州にあった”森”は一部が残るだけで写真の右(上流)側はなくなってしまいました

”森”の土壌もなくなりました

少し上流側、オオジュリンやカシラダカが来る草むらはなぎ倒され、砂利で覆われてしまいました

河川敷の”岸”はだいぶ削られました

以前は流れは急で深く、とても中に入ることはできませんでした
上がってきた釣り人に聞くと「何も釣れません」

対岸の土崖に見える白い点は、ミサゴ? まさか

ミサゴでした!

近くをアオサギが飛び、

カワウも飛びますがミサゴは動く気配がありません

中州の河原にカワラヒワ

気付くとミサゴがいません!
探すと空でした


長い時間上空で旋回していましたが、水は濁っており魚は見つけ難いものと思います
旋回しながら上流へ移動し見えなくなりました
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'19.12.29
府中市の関戸橋下流から是政橋までの多摩川左岸約2kmを歩きました。
台風19号による河川敷の野球やサッカー場の修復作業はまだ道半ばといった感じで、サッカー場の一角にはたまった砂がうず高く積まれているところもありました。
川自体は大小の石がたまって中州が大きく成長した?場所があり、そこでは右岸のすぐ手前4,50mのところまで近づくことができました。
鳥たちには、少し大げさに言うと異変が起きています。あれほど多くいたカワウは1羽だけ、トビの姿もありません。もちろん、ミサゴやその他の猛禽類も見られませんでした。
小鳥類ではツグミが少し、セキレイ、モズのほかにカワラヒワらしいのが数羽いただけでした。それでも、ハクセキレイ、キセキレイ、モズはきれいな姿を見せてくれました。 |
・ハクセキレイ、キセキレイ、モズ

今回、数少ない小鳥のハクセキレイ

川に浮かぶ小岩で動いていたのはキセキレイでした

飛び出しては羽虫を捕まえています

モズ

モズの撮影に夢中になったためズボンはアメリカセンダングサらしい草の種だらけでした
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