鶴見川のカワセミ(1)
2010年8月
・橋の下にポツンといました ・雄がせっせと餌捕り
・幼鳥です
・雄親が大きな餌を運んできた
・目の前に幼鳥が
・親がまた大物を捕まえた
・下流の2羽
11月
・幼鳥の名残のある一羽
|
'10.8.4
薬師池の大賀蓮にカワセミが止まらないかと期待したが、かなり難しそうと区切りをつけ、近くを流れる鶴見川に初めて来ました。
5分も歩かないうちに橋の下に一羽、さらに上流には水浴びでずぶ濡れの雄がいました。このあたりの鶴見川は、川岸の一部には土壁があり、川にはオイカワなど小魚も多く生息しておりカワセミにとって住みやすそうな川です。
それにしても暑いのなんの。あまりの暑さにカメラやレンズも熱くなり、堪らずリュックに入っていた雨傘を差しての撮影です(いささか恥ずかしい)。 |
・橋の下にポツンといました

カンカン照りの暑さに橋の下で一休み?

・雄がせっせと餌捕り

さらに上流へ行くと、ずぶ濡れの雄
念入りな水浴びをしました

こんな調子で

あれー、小魚を捕まえていた
あっという間に食べてしまいました

川に大きく張り出した枯れ枝に来て
釣り糸が引っ掛かっている、オイカワを釣るのでしょうか
まさかブルーギルなどを放してはいないでしょう

見事捕まえた
たまには飛び込んだところをファインダーに捉えたいもの

また、先ほどの川に張り出した枝に来た
先ほどとは反対側からみると、背景が異なり、同じ枝とは思えません

巣穴が掘れそうな土崖の近く

巣穴はないのだろうか?

高い木陰に行った
以上は同じ雄です
|
'10.8.6
翌々日、前回紛失したバッテリーグリップ探しのために再訪。勿論カメラ持参です。どこに落としたも定かでなく、前回ルートをトレースしたが落としものなどありません。
そこで、カワセミの撮影に専念。
前回は分からなかったが、雛が多数います。雄親がまだ餌を与えているので、雛は巣立ってからまだ間もないようです。
一人いたカメラマンの話では5月の最初の産卵では、近くにある2か所の巣で合計8羽が孵ったとのこと、2回目の今回は5,6羽だそうです。
巣穴は前回「巣穴がありそう」と思っていた場所でした。 |
・幼鳥です

水面から20cmほどのところの流木
逆光の朝日に「美しいシルエット」と期待しましたが、・・・・

幼鳥がもう一羽やってきた

「もう一羽」が飛び去ったあと、首を激しく左右に振ってペリットを吐き出した

元の平穏に
(カワセミはやはり順光が似合いますが、たまにはこういうのもいいかな)

それもつかの間

・雄親が大きな餌を運んできた

親が大きな魚を捕まえて運んで来ると
近くの木陰から2羽の雛が飛んできた
(枝に止まっているのが雄親、左上と右下で羽を広げているのが幼鳥です)

こんな大きいの、雛は食べられる?

雛は「大きすぎる!」と拒否?

そんなことはありませんでした

しかし、もらったものの・・・・
親はさっさと水浴び

雛は飲み込めず、羽をばたつかせる

もう一羽の雛は自力で食事か?
餌をもらった方はまだ苦戦中ですが、この後やっとのことで飲み込みました
・目の前に幼鳥が

側流で3mほど下の水面を見ていると、突然下流からやってきた一羽が
目の前の枯れ枝に上がってきた

すぐに逃げてしまうと慌ててシャッターを押したが、
ピントが合ったのは上の一枚とこのショットだけでした
幼鳥ですね

下の水辺に降りたが、餌を捕るつもりはなさそう
・親がまた大物を捕まえた


少し下流の高い枝に飛び移り

そこから飛び込み捕まえた

またまた大きいのを捕まえた
この後見えなくなったが、近くの木陰で幼鳥の鳴く声が聞こえていたので
これを与えたものと思います
・下流の2羽

500mほど下流にいた別の雄です

こんな枯れ枝に止まって

突然、縄張り争いの牽制姿勢
もう一羽が近くに来たはずですが見つかりません

こんなところにもう一羽がいた
そこへ飛んで行き、すぐに対岸の「はしご」へ

その「もう一羽」
性別・生年月日等詳細は不明です
しばらくして一羽は上流へ、一羽は下流へ飛び去りました

少し下流、先ほどの雄でしょうか

遠くへダイビング

向こう岸近くへダイビングして小魚を捕まえ、すぐに飲み込んだ
この雄は子育て中ではない様子ですが、はっきりは分かりません
|
'10.11.24
相模川でヤマセミを見たあと道保川公園と忠生公園に寄りましたが、両個所ともカワセミの気配はありません。
まだ時間があるのでさらに鶴見川に行ってみると、1kmほどの間に3羽のカワセミがいました。一羽は他のカメラマンから聞いた話、もう一羽は茂みの中で時々鳴くばかりで姿を見せません。
撮影できたのはまだ幼鳥の名残がある一羽で、前回撮影した巣立って間もない幼鳥のうちの一羽かもしれません。晩秋の午後の日の中で濃青緑色の羽の色がきれいでした。 |
・幼鳥の名残のある一羽



土管から護岸に沿って川に流れ落ちる水が小さな溜りを作っているところ
魚はいないんじゃないかなー、でもカワセミの方が餌捕りの専門家です


羽は複雑な色をしており、光の当たり方によって濃緑青色?をしています

もう一羽が下を飛んで行ったものと思います
見えませんでしたが


飛び出した!
次に写っていたのは残念ながら草の陰です

声のする方を探すと、いました

ずっと下流の道路端

川の一部に密生する背の高いススキ

撮影場所を移動、まだ止まっています
風に大きく揺られ、とても餌を狙えそうに見えませんが、カワセミは場所を変えません

やっと諦めたか、上流へ飛んで行きました
|