秋ヶ瀬公園・彩湖(10)


2017年1,2月
・ジョウビタキは縄張りを作らない?
・コチョウゲンボウとタゲリ

'17.1.31 , 2.3

昨年12月に続いて、冬鳥の様子はどうかと秋ヶ瀬公園などに行きました。

彩湖:ジョウビタキ♀、ウグイス、ノスリ、オオバン、ホシハジロ、カンムリカイツブリ他
風の原の狭い広場には2羽のジョウビタキが仲良く餌を捕っています。ジョウビタキも縄張りを作るものと思っていましたが、そうでもありませんでした。
残念ながらアリスイやベニマシコは見られませんでした。

秋ヶ瀬公園子供の森:何もいません
ヤドリギの実は着いていますが少ないかもしれません。ウソなども見られませんでした。

北側の大久保農耕地:タゲリ、コチョウゲンボウ、ジョウビタキ♀、ヒバリ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、スズメ多数、オオジュリンもいたことでしょう。そして富士山に加えて雪をかぶった榛名山など北側の山々も。
枯れた2番穂の1mくらい上を高速で飛んで先の畔に止まったチョウゲンボウのような鳥は、すぐに飛び去ってしまいましたが、写真を見るとコチョウゲンボウのようです。
タゲリは田んぼにいるものとばかり思っていましたが、今回は原っぱや隣接する運動公園の野球場などにいてびっくり。乾燥しきった田んぼでは餌は取れないのかもしれません。





・ジョウビタキは縄張りを作らない?






彩湖北側、葦原の端にある空き地にジョウビタキがいます
















降りたところは画面をはみ出してしまいました
















あれ、ミミズを捕まえていました
















ミミズで腹いっぱい??
















彩湖西側
ウグイスの声が聞こえるのでしばらく待っているとこんなところに出てきました















藪から藪に飛び移るウグイスですが、比較的長い時間この辺りにいました
















先ほどのところに戻ってくるとジョウビタキは2羽いました
一方を追い出すこともなく、仲良く餌を探しています















上空にはノスリ
















以前にルリビタキを追い出すところを見て、ジョウビタキは縄張りを作るものと思っていましたが、そうでもありませんね
別種だから追い出したのかなー



彩湖周辺でたまに見られたアリスイやベニマシコは残念ながら気配もありませんでした
そこで、秋ヶ瀬公園子供の森経由大久保農耕地に行きました



・コチョウゲンボウとタゲリ






枯れた2番穂の1mくらい上を高速で飛んで先の畔に止まったチョウゲンボウのような鳥は、
写真を見るとコチョウゲンボウのようです。















地面のすぐ上を飛ぶこと、背が青灰色であることからコチョウゲンボウだと思われます
ただ、図鑑ではこんな黄色い虹彩のものはいなかったので、ちょっと疑問符も
(ツミ♀のようにも見えますが、田んぼなどにはいないのではないかと思い、コチョウゲンボウとします)
すぐに飛び去ってしまい、その後の観察はできませんでした
フィールドでは難しい面がありますが、種名を認識して撮影したいものです












原っぱにタゲリです!
















2羽います
















しばらくして、田んぼの方に飛んでいきました
















全身見えているモズのかくれんぼ
















何か飛んだ!
嘴は長く、予想もしていなかったタシギのようです















今まで何回もここに来ましたが、北側の景色は気にしたこともありませんでした
榛名山の方向だと思います















その少し西側の山









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



3日後、コチョウゲンボウとタゲリの確認のために再訪しました






霞む富士





強い北風が吹く中、スズメとヒバリばかり見ながら一回りして戻ってくると、タゲリが一羽、前回いた原っぱにいます
しかし、一羽の時は警戒心が強くなるようで、こちらは100mも離れてしゃがみこんでいるのに
田んぼの方に飛び去ってしまいました


風は止む気配もなく、いい加減に引き上げようとしましたが、もうひと粘りと思い直して
タゲリが飛んで行った田んぼの方へ向かうと





その途中、ここにもジョウビタキです
今年も見るのは雌ばかり、雄を見たのは多摩川べりだけです
ひょっとして雄の若鳥はこんな姿なのかと図鑑を調べましたが、それらしいことは書かれていません














上空にハヤブサ!
飛ぶ羽の形からハヤブサに違いありませんが、写真を見ると幼鳥のようです















同時に飛び出したのはタゲリでした
ハヤブサに襲われた様子はありません、驚いて飛び出したものと思います
ところで、タゲリの羽の形は翼先が広く、他の鳥と少し違いますね














飛び出した2羽のタゲリは何と隣に広がる野球グラウンドの外野へ
















カラカラに乾燥した田んぼよりも食糧があるのかもしれません
ホームベース近くで子供が遊びだすと、さらに隣のグラウンドへ飛び移りました
































2羽だと思っていましたが、3羽います
















強い北風に自慢の冠羽が寝てしまったり
















逆立ったりしています
大きなお目目でこちらに気づいているはずですが、一羽の時のようにすぐに飛び立つことはありません















時々芝生をつつきながら餌を探していましたが、しばらくしてまた飛び立ち
1羽と2羽に分かれて別のグラウンドに飛び去りました


強風は吹き続けていましたが、少し粘ったおかげでタゲリが
・田んぼだけでなく原っぱや野球場の芝生で採食すること
・複数羽でいると警戒心は薄くなる
ことを知りました









更新記録 (秋ヶ瀬公園、彩湖:埼玉県さいたま市、戸田市)
2017.2.6 「ジョウビタキは縄張りを作らない?」「コチョウゲンボウとタゲリ」を作成しました  Nikon D500 / 200 - 500mm


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