富士山周辺の鳥たち(5)


2015年9月
・サシバの渡り
2016年5月
・コルリとゴジュウカラなど

'15.9.30

サシバの渡りを見るために、一昨日の狭山丘陵に続き、今回は富士山南麓の十里木高原展望台(標高約1000m)に行きました。
今回は初めて行ったにもかかわらず、9:28〜14:01までの間にサシバが5回飛来し、合計13羽が渡って行くのを見ることができました。
富士山頂、ノビタキ、輝くススキの穂も見ることができ幸運でした。




・サシバの渡り





駐車場脇の広場にいたのはノビタキです



























ススキが密集している方へ飛んでいきました
残念ながら逆光がきついです












別のノビタキが木の上に

ススキの密集地ではところどころでノビタキが穂先の方に出てきては
下に下りています










9:28 ふと上を見ると、サシバが東から西へ飛んでいきます!
こんなに早く出会えるとは思っていませんでした












ツバメでしょうか
数羽がサシバと同じ方向へ飛んでいきます、サシバより低空ですが












ノビタキも見えなくなったので
展望台へ












私にとっては急坂、ちょっと登ってはすぐに一休みの連続です

写真を拡大すると6月末に行った富士宮口5合目の建物、
そして宝永第二火口縁から第一火口へ登るスコリアの急坂も写っています
スコリアの坂よりは今回の方が少し楽です









下の駐車場で聞こえていたティーショットの音は
手前に広がるゴルフ場からのものでした












駐車場から展望台の標高差は100mしかありませんが、やっとのことで着きました
沼津から来たというハイカーの話では、富士山頂はこのところずっと雲に隠れ
見えたのは久しぶりとのこと、ラッキーです











展望台(右下の構造物)から少し下りたところから富士山とは反対側の空
この先に越前岳、愛鷹山と続きます
秋の雲です












上の写真の少し西側の雲

サシバは一向に現れてくれません











足元に1cmくらいの花
這いつくばって撮影しましたが、名前は・・・・調べていません
⇒ 植物にも詳しい友人に教えてもらいました、センブリです











近くには同じくらいの大きさの花














西から大きな雲が山腹を覆い始めました













最初のサシバを見てから3時間
東側のこのあたりからサシバは来るはずなんですが

カメラマンは一人もいないし、朝、サシバを一羽見ることができたし、
ハイカーに教えてもらった傾斜の緩い道を下りることにしました









登った道は左の木立の脇で展望台まで直線的ですが
教えてもらった帰り道は迂回していて傾斜は少し緩いです
両方の道の間は一面ススキ、穂が西風にたなびいています











13:02 下り坂の途中、サシバです!













こちらに向かってきます













サシバが西へ飛び去った後、ススキの中で動くものが
ノビタキです












13:07 サシバ3羽













上の写真の3羽のうち下の2羽が近くを飛んでくれました
駐車場から見るのに比べて相対的に低高度です












同じサシバ















別の一羽、サシバの特徴である喉の縦斑がよくわかりますね















真上を飛んでいきました

この間
13:02 3羽
13:07 4羽
13:35 3羽
計10羽のサシバが西へ渡っていきました









富士山頂はすっかり雲に覆われてしまいました













道端のアザミでホバリングしているのは
時々見ますが何でしょうか
⇒ 親戚の人が教えてくれました、ホシホウジャク(星峰雀蛾)という蛾のようです('15.11.1)











下まで降りてきました
一面のススキです












14:01 駐車場近く サシバが2羽


今回は初めて行った場所で9:28〜14:01までの間にサシバが5回飛来し、
合計13羽が渡って行くのを見ることができ幸運でした










'16.5.18

コマドリ、コルリを見に行きました。”富士山周辺”というにはちょっと離れ過ぎている大菩薩嶺近くの峠です。
富士山周辺のあちこちで声を聞いていたコマドリとコルリでしたが、今回、初めてコルリを撮影できました。
ヤマガラと同じような地鳴きをするコガラ、今回初めて囀りを聞きました。
去年、笹の花が咲いていたところに行くと、枯れたものが多く密度が粗くなっています。笹は花が咲くと枯れると聞きますが、その通りです。そのせいか、去年はあれほど鳴いていたコマドリ、コルリ、ミソサザイが、今回は声も聞けませんでした。
また、この行程の間ずっと鳴いていたハルゼミ(エゾハルゼミかどうかは不明)ですが、駐車場に戻ってくると目の前に落ちてきました。初めは何が落ちてきたのかわかりませんでしたが、近くでセミの抜け殻を撮影していた夫婦によると、孵化したばかりのハルゼミでしょうということでした。
帰りは中央道ではなく、奥多摩湖経由で帰りました。途中、奥多摩湖畔の"山のふるさと村"に寄ると、気持ちの良い湖畔の道ではキビタキの囀りが聞こえていました。




・コルリとゴジュウカラなど





目的地に近い大菩薩ラインから
手前に雲はありますが、今朝は快晴です












ヤマガラのような鳴き声、辺りを探すとコガラでした













その後、囀り始めました
以前にもヤマガラのような地鳴きはよく聞きましたが、囀りは初めてです












コルリです!!













今まで、声はコマドリと間違えながら何度も聞いていましたが、
はっきり見たのも撮影したのも初めてです












ゴジュウカラ



























何の苦もなく逆さまになって下りてきます














アオジもいました



























久しぶりに見たヒガラです



去年、笹の花が咲いていたところに行くと、枯れたものが多く密度が粗くなっています
笹は花が咲くと枯れると聞きますが、その通りです
そこでは、去年、あれほど鳴いていたコマドリ、コルリ、ミソサザイは、今回は声もありませんでした








駐車場に戻ってくると目の前に何か落ちてきました
初めは何が落ちてきたのかわかりませんでしたが、地面を良く見るとセミです
近くでセミの抜け殻を撮影していた夫婦を呼んで見てもらうと、
孵化したばかりのハルゼミでしょうということでした
飛べない様子のため、その人が太い木の幹に移してやるとしっかり幹につかまっていました










更新記録 (富士山:山梨県、静岡県)
2015.10.4 「サシバの渡り」を作成しました  Nikon D7100 / 300mm F2.8 + 1.7x (景色はNikonn1 V1 / 10mm)
2016.5.22 「コルリとゴジュウカラなど」を追加しました  Nikon D500 / 200-500mm


このページの最初に戻る


Copyright © 2015 sokamoto
2015.10.4