霧ケ峰の鳥たち
2014年6月
・横谷温泉旅館の窓から−オオルリ
・白樺湖−オオヨシキリ
・車山から霧ケ峰高原−ホオアカ、ノビタキ、カッコウ
・八島湿原−ホオアカ、ノビタキ
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'14.6.12
撮影行二日目
横谷温泉旅館から車山、霧ケ峰、八島湿原を回りました。霧であっという間にあたりは真っ白になったりしましたが、ほぼ曇りでよい一日でした。 |
・横谷温泉旅館の窓から−オオルリ
宿での朝食を終え、部屋に戻ると前の渓谷からキビタキの鳴き声
ちょっと違う、そういえば昨日の夕方にも鳴いていた
双眼鏡で探すとオオルリです!

宿の4階の部屋から、前の崖に生える木の突先で鳴いています
今朝も小雨、ほんの数十m先もしばしば霧で見えにくくなっています

右の方では何やら騒ぎが
カケスです

3羽が入り乱れて追っかけあいをしています
下に2羽と上を飛ぶ一羽、3羽はどんな関係でしょうか
宿をチェックアウトし横谷峡を探索、水の音が大きく鳥の声は聞きにくい
乙女滝を見て駐車場に戻ると

オオルリがまた同じ木に来て鳴いています


何かが手前の木にとまった
鳴いているのはキセキレイでした
でも、キセキレイも大きな鳴き声のはずですが聞こえません、

木陰に入って見えなくなり、また出てきました
オオルリはまだ鳴いていますが先を急ぐことにしました
・白樺湖−オオヨシキリ
白樺湖に着いてコンビニで用事を済ませると、湖はそのすぐ裏でした
霧雨の中ちょっと覗いてみるとまたオオヨシキリが賑やかに鳴いています

松原湖同様木の中で鳴いていて見つかりませんでしたが、出てきました
オオヨシキリです

「白樺にオオヨシキリ」ですね

そして隣の小さな葦原

2羽います
観察すると葦原近くには何羽もいて、交尾もしています
これはツガイのようです

何という顔か
一番いかつい顔の写真を載せました

葦原と池の淵の木の間を行き来しています
それにしても、オオヨシキリはヒタキ類に比べて飛ぶスピードが遅い

やはり葦が似合います
思いもよらずオオヨシキリをじっくり撮影できました

隣の小さめの池、スイレンより小さな葉です
・車山から霧ケ峰高原−ホオアカ、ノビタキ、カッコウ

見下ろすとレンゲツツジが咲いています
杭に止まっている黒い鳥はノビタキ

こちらにはホオアカ

ホオアカのツガイだと思っていましたが
よく見ると上はホオジロのように見えます

ビーナスラインを走行中、車から見えたのであわてて停車
ノビタキがすぐ近くの枝に止まっています

羽繕い中、おっとバランスを崩した
シャクトリムシが二匹います


少し走ると、また見えた
車を降りてカメラを構えると奥に移動、警戒させてしまいました
ハトより大きいので、カッコウのようです
鳴き声はよく聞きますが、見たのは初めてです

レンゲツツジはあちこちで咲いています
ノビタキ
・八島湿原−ホオアカ、ノビタキ
ここでも昨日聞いた「ゴー」という音が聞こえます
駐車場わきのビジターセンターで聞くとエゾハルゼミとのこと
湿原入口ではすぐ前の木で鳴いています
近くで聞くと確かに蝉の声ですが、遠くから聞くその大合唱はとても蝉の声とは思えません
目の前の木で鳴くエゾハルゼミ、何匹も鳴いているのにとうとう見つけられませんでした

湿原にはホオアカ

広大な湿原は4mの高低差があるそうですが、そんな風には見えません
その高地の木に鳥がとまっていると思って撮影しましたが、見間違いでした

ズミの花
エゾノコリンゴ(ちょうどビジターセンターのインタープリターに出会ったので教えてもらいました)の
白い花とともに初めて見ました
湿原にはヤドリギもあるとのことなので、冬にはレンジャクがやってくるかもしれません

木道脇の木に変なモズが
もしやアカモズかと思い撮影しましたが、どうも湿原で水浴びをしたあとのモズだったよう

湿原の枯れ枝にホオアカ
先ほどのホオアカでしょうか?

今度は逆を向いて鳴いています

湿原の狭い一角に水があります
ノビタキ♀でしょうか

枯れ枝に止まってくれました

ここでは雄を見かけませんでした
今回、標高1000m〜2000mでの鳥観察を十分に楽しませてもらいました
駆け足であちこち回りましたが、少し様子がわかったので
次回はもう少しじっくり撮影できたらいいかと思っています
付き合ってくれた家内に感謝感謝
俳句の題材を探したり、道路の鹿に驚いたり
はじめてオオルリを見たり、双眼鏡でノビタキなどを見つけたり
結構楽しんではいたようです
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