小宮公園などの野鳥
2013年2,3月
・ミヤマホオジロはアオジが苦手
・ヒレンジャク
3月
・ヒレンジャクは一羽
|
'13.2.28 , 3.1
レンジャクがいるのではないかと、小宮公園に行きました。
初めてのため様子がわからず、タクシーを降りたのは正門から離れた一番高い丘の上でした。そこには、オオタカの幼鳥を訓練する若い女性が一人、そしてジョウビタキが。
園内の通路を下りていくと、さらに下の方にカメラの放列が見えます。さてはレンジャクか?と期待しましたが、撮影対象はミヤマホオジロでした。ミヤマホオジロの他にアオジも多くいて、定期的に一緒に餌を食べにやってきます。
面白いのは食事中のミヤマホオジロの雌は譲り合いの精神でおとなしいが、雄は近くにくる雌を追い払います。でも、アオジには口を空けて対抗はするものの結局は追い払われてしまいます。
レンジャクはヤブランの実を食べにやってくるとのことだったので、しばらく待ちましたが、結局、来てはくれませんでした。レンジャクの好物のヤドリギはここにはなさそうなので、そんな話をすると、一人のカメラマンがヤドリギは隣の駅の公園にあると教えてくれました。
さっそく電車に乗ってその公園へ行ってみると、何と7羽の群れがいました。ヒレンジャクです。
図鑑などではキレンジャクに比べて飛来数は少なく、さらに西日本に多いとあります。今年は特異年でしょうか? |
・ミヤマホオジロはアオジが苦手

ミヤマホオジロ♀とアオジです
定期的に餌場にやってきます


雄も来ました(中央)、貫禄充分です
左はアオジ、右はミヤマホオジロ♀

見ていると雄は近くに来る雌を追い払います

近くの枯れ枝で様子をうかがう雌

雄が食べているところへアオジが飛んできた

一喝されたのか、アオジには分が悪い

また、アオジが来た

今度は頑張っている

やはり苦手のよう


谷筋の湧水を飲みに行くのかもしれません
レンジャクは小宮公園のヤブランの実を食べにやってくるとのことでした
ミヤマホオジロを撮影した後、園内をヤブランを探したところ
小さな谷筋のところどころに生えており、黒紫色の実をつけていました
しばらく観察しましたが、レンジャクは来ませんでした
レンジャクの好物のヤドリギはなさそうなので、そんな話をすると
一人のカメラマンがヤドリギは黒川公園にあると教えてくれました
・ヒレンジャク
隣の駅の公園です
ヤドリギは全て葉を落とした木の枝のあちこちに黄緑色の毬のような塊が
遠目にも見えるのですぐにわかりました

ヒレンジャクが3羽います

何だ何だ!
上の一羽が糞を垂らした
ヤドリギの実を食べるとこのような糞になるそうです


ヤドリギの実はまだたくさんついています

仲良く2羽

ここにも誰かの糞が


食後の休憩組が3羽になりました
また、糞です、それにしてもレンジャクはよく糞をする


横枝にとまりたーい

ヤドリギの実は食べるのにちょうどいい大きさですね

これは他人の糞です

飛び出した! 残念ながら羽を広げていません

ここはあまり実が残っていません

公園管理者らしい人が「レンジャクが来ていますか?」と聞いてきたので
「いますよ」と答えると、「おお、また来たか」と
ひと月ほど前には何十羽も来ていたが、その後姿を消していたとのことでした
一斉に飛び立ったときに数えると、今回は7羽の群れで、すべてヒレンジャクのようでした
図鑑などではキレンジャクに比べて渡来数は少なく、さらに西日本に多いとあります
今年は特異年でしょうか?
翌日

アオゲラ
昨日、あんなにいたヒレンジャクの姿はありません

気がつくと、ヤドリギの近くに一羽来ています

真っ黒でもすぐにレンジャクだとわかりますね
しかし、餌を食べることもなく群を探しに?すぐに飛び去ってしまいました

崖の下に下りると、湧水を飲みにカシラダカが十羽ほどの群れで来ています

羽の手入れ


強風に枝は大揺れ
|
'13.3.5 , 8
一週間後、ヒレンジャクは崖下の湧水を飲みに来ないかと行ってみましたが、一向にやってきません。
そこを諦めて崖の上に行くとヤドリギに一羽のヒレンジャクが来ていました。
8日、川崎市でレンジャクが見られなかった後、前回聞いたヤドリギがある別の公園に行きました。
道路端のケヤキにヤドリギが鈴なりで、実も多く残っています。ここにはヒレンジャクが来てくれましたが、ここでも一羽だけで、群の本体はどこに行ったのでしょうか? |
・ヒレンジャクは一羽

一羽だけ来たヒレンジャク

実はまだたくさんついています

仲間はどこに行ったのかなー

何だか寂しそうに見えます
3日後、前回聞いたヤドリギがある別の公園に行きました
道路端のケヤキにヤドリギが鈴なりです
実も多く残っています

やはりヒレンジャクが一羽




相変わらずよく糞をしますが、もう載せるのはやめます





食べ放題ですが、この株は実が少なくなっています

ここでも一羽だけです
これらは群れからはぐれたのでしょうか
例年、まだこのあたりにいるそうですが、この暖かさではそろそろ北へ帰る時期?

隣を流れる川の下流、工事中の杭にカワセミ!

さらに下流で多摩川の近く、ハヤブサです

胸には縦斑があり、若鳥ですね
⇒腹に三日月班と縦班があるので「チゴハヤブサ」の幼鳥のようです
⇒いえいえ、季節は春先、チゴハヤブサは夏鳥なのでやはりハヤブサでしょう('17.10修正)
|