小宮公園などの野鳥(3)
2015年2月
・アオジ、ルリビタキ、そしてオオタカ
・ヒレンジャクの群れと群れない一羽
・4羽のヒレンジャクが食べたり飲んだり |
'15.2.4
先週、ミヤマホオジロを今季初めて見たのでこちらにもいるかなと思い、来てみました。ほぼ一年ぶりでしたが、先月30日に降った雪が一部にまだ残っています。
一人のカメラマンの話では、ミヤマホオジロはいるとのことだったので日が傾くまで粘りましたが、とうとう見られませんでした。
見られたのはルリビタキが3羽(雄の幼鳥と成鳥、そして雌らしい一羽の計3羽)、アオジ、カワラヒワの群れ、ジョウビタキ、ガビチョウなどです。
木道で木の上を指しながら「あれはノスリ?」と2人のバードウォッチャーに聞かれました。双眼鏡を持っていなかったので撮影した写真を見るとノスリではなくオオタカ(幼鳥)でした。その旨伝えるとお礼を言われました、こちらこそお陰で久しぶりにオオタカを見ることができ返礼。 |
・アオジ、ルリビタキ、そしてオオタカ

公園入り口近くで、黄色が鮮やかになってきたアオジ
近くにはルリビタキの雄もいましたがすぐに見えなくなりました

木道を進んだ奥の方には先月30日に降った雪が4日になってもまだ残っていて、
先ほど見たのとは別のルリビタキが枝から枝へ飛び移っています

木道脇の茂みからさらにもう一羽が出てきました
写真ではわかりにくいですが、太い幹の右側の細い木に2羽がとまっています
下が出てきたルリビタキですが、2羽とも雌か幼鳥です

近くにはカワラヒワの群れ

先ほどの2羽のルリビタキのうちの一羽、
どちらかわかりませんが相変わらず飛び回っています

頭や翼の一部は羽が青くなっており、雄の幼鳥ですね

ルリビタキは枝から地面へ、そして木道にも

木道にいた2人のバードウォチャーに「あれはノスリか?」と呼び止められました
撮影してみると、ノスリではなくオオタカです
私は何回かここを通ったのに全く気づかなかったため、お礼を言ってその場を離れようとした時
オオタカが飛び出しました

高い木から飛び出して笹藪の中でバタバタしたあとここに出てきました
何かを捕まえた様子はありません
オオタカの幼鳥ですね

さらにこちらに向かって飛んできました

オオタカが飛ぶ姿を正面から見たのは初めてです
この眼の位置は鳥などを捕まえるのに適しているのでしょうね
上の写真のルリビタキとはまったく違います
とすると、ルリビタキはあんな眼でよく遠近がわかるな、と不思議です

少しピンボケですが、こんな背景でもAFが追随してくれました

オオタカが飛び去ったあと、入り口近くの木道脇にルリビタキ♂がいました
最初に見た雄だと思います

雄の成鳥は今季初撮影です

このあたりにはウバユリ(でしょうか)の枯れ枝があちこちに立っています

また枯れ枝にやってきた

ウバユリの鞘に止まってくれました
種はすべて飛んでしまっています

あ、ジョウビタキも!

少し緑がかったきれいな青色をしていますね
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'15.2.9
レンジャクを探しに川崎の公園に行きました。地元の人の話ではかなり前から来ていたとのことでしたが、今朝は風も吹いて寒いので早々に退散。そのまま多摩に移動しました。
そこでは、「今、群れが飛んで行ったところ」と聞き残念に思っていると、予想外に早く戻ってきてくれました。あちこちのヤドリギのぼんぼりに入り、しばらく実を食べたあと、一斉に飛び立ってしまいました。そのときに数えると群れは10羽近くでした。
群れが飛び去った後、近くのケヤキの木にヒレンジャクが一羽います。その群れに入らない一羽は、その後ずっといて、水飲みにも行かず独りで食事も排泄もし放題です。
なお、群れは戻ってきてはくれませんでした。 |
・ヒレンジャクの群れと群れない一羽

ヒレンジャクの群れ
現地につくと「今、群れが飛んで行ったところ」と聞き残念に思っていると、
予想外に早く戻ってきてくれました
あちこちのヤドリギのぼんぼりに入って実を食べてから一休みに出てきました
そして一斉に飛び立つときに数えると10羽近くの群れでした

あ、隣のケヤキに一羽残っています
どこでも群れない一羽をよく見ます

鈴なりのヤドリギの実を独り占めです


また採餌

食事も排泄もし放題です
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'15.2.10
多摩に来ているのなら日野にも来ているはず、とそちらへも行きました。
予想通り、4羽のヒレンジャクが来ていて、今回初めて水を飲むヒレンジャクを見ることができました。
今週は運良く2か所でレンジャクを十数羽見ることができました。すべてを確認することはできませんでしたが、ヒレンジャクだと思います。
ヒレンジャクの群れは同じ場所に1,2日来ては他の場所に移動しているようで、一か所の餌を食べ尽くさないようにしているのではないかと勝手に思っています。(鳥たちに直接聞いたことはないので真偽のほどはわかりません) |
・4羽のヒレンジャクが食べたり飲んだり

ヤドリギの実は鈴なりです
4羽のヒレンジャクがやってきて食事に夢中です

ヤドリギから一斉に飛び去った先の方を探すと、ここにいました
ヤドリギの若木が育っているので、ここで休んでは種蒔き(糞)をしているようです


また、元のヤドリギの木に飛んできます

ヒレンジャクが飛び去った後、崖下に行くと
ルリビタキです

崖の上のヤドリギにはまた4羽が来ています

群れにはリーダーがいるらしく「チリリ」と鳴くと一斉にみなが飛び出していきます
今度は4羽とも崖下の方へ飛び去ったので、もしや水飲みか?

崖下に下りてみると、一羽がいました
盛んに辺りを観察している様子です
そして、安全と思ったのかさらに下の枝に下りると、どこにいたのかほかの3羽も下りてきました

そのうちの一羽は目の前の柵にとまり

道路の水たまりで水を飲み始めました

4羽とも水飲みです
運悪く向こうから散歩の人がやってきたため、すぐに飛び上がりました
(レンジャクを撮り始めてからずっと水を飲むところを
見たいと思っていましたが初めて撮れました
柵は邪魔ですが、贅沢は言えません)

身を隠していた東屋からそっと上を覗くと、真上に一羽がいます

何ヵ所かあるヤドリギの一つに飛び移り

実を取ると

他のレンジャクたちもやってきて


4羽揃いました
枝にとまっているのがリーダーのように見えますが、・・・?

日陰になっていますが右の小枝にも一羽います
撮影時は全く気付きませんでした
・・・・・・・・・・
翌々日
ヒレンジャクは全くやってきません
地元の人の話では、2日連続で来ていないとのこと
レンジャクは一度にヤドリギの実を食べ尽くさないように
他の餌を食べに行っているのかもしれませんね
以下は湧水が流れる崖下の小川のカワセミです


幅1mほどのきれいな水の小川、水面から4,50cmのところでホバリングをしています

少しづつ移動してはダイビング
捕まえているのはドジョウのようです

雄と雌がいますが、縄張り争いをする様子はありません
狭く短いこの小川、カワセミたちは多摩川や浅川からやってくるのでしょうか
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