見沼田んぼの鳥たち
2015年1月
・初めてのチュウヒ、オオハクチョウ、コハクチョウ
・再訪−北風が吹きつけています
12月
・遠くにオオハクチョウ |
'15.1.5 ,7
荒川河川敷の農耕地に行って田んぼにもいろいろな鳥がいることがわかり、探鳥本に載っていた見沼田んぼに行きました。
行ってみるとその場所は予想とは違い田んぼは殆どなく、葦などが生える広大な調整池とその周辺の葦原やちょっとした林から成っています。
調整池では初めてチュウヒ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ミコアイサの雌を見ました。オオハクチョウは撮影時はコハクチョウだと思っていましたが、写真と図鑑を見比べてオオハクチョウだということがわかりました。
チュウヒがなかなか思うように撮れなかったので、翌々日に強い北風が吹く中再度出かけました。二回目は道に迷うこともなく光線具合の良い場所に直行できました。
ハクチョウやミコアイサなどは葦の陰で強風を避け、チュウヒは風に向かって羽を広げてほとんど静止することが多かったのに、やはり簡単にはうまく撮れません。
調整池の近くのこじんまりした林では、久しぶりにアトリを見ました。そして他の場所でも見かけるジョウビタキはここでも雌だけです。何か理由があるのか、あるいはたまたまなのでしょうか。 |
・初めてのチュウヒ、オオハクチョウ、コハクチョウ

広大な調整池北側、初めて見るチュウヒです

最初はノスリかと思いましたが、葦のすぐ上をずっと飛んでいるのでチュウヒですね


葦に中に下りてすぐに出てきました
口にくわえているのは魚のように見えますが、チュウヒは魚も食べるの?

こちらにはミコアイサの雄と雌
雄は数年前に大栗川で見て以来、雌は初めて見ました

ミコアイサは雄が4羽、雌はさらに多くいます

チュウヒは大まかに一時間ごとに飛び出してきます
その間に毎回捕食しているようには見えませんが

コハクチョウ
近くにいた親子連れがそう言っていて、初めて知りました
調整池は90haの広さがあり、周囲は一周3kmの格好の散歩道になっています
そこを散歩する気のいいおじさんが「いい道楽だねー」と声をかけてきました
いろいろ話をしているうちに、近くの公園にカワセミがいると聞き、途中まで案内してもらいました

そこには7,8人のカメラマンがいて、大声で井戸端会議ならぬ池端会議をしています
止まり木の下には餌場が

カワセミが20mくらい先の木に行くと、
またまた大声で「こっちに来ないのか?」「すぐに来るよ」などと賑やかにしています

そこで捕まえたのはなんと金魚です
餌場には金魚が放され、そこから逃げ出したようです

その後止まり木にきましたが、これだけ撮影させてもらって退散

調整池に戻ると遠くの枝にホオジロ
先ほどの地元の人の話では、今年は水が多く例年は湿地のところがすべて池になっているとのこと
そのせいか、タゲリなどもいたらしいが、今回は見つかりません

池の南端近く
ここにも2羽のハクチョウがいます

北側の2羽を含めて4羽です
各々ツガイでしょうか

ミコアイサ雌
ここには雄はいません

水に顔を突っ込んで餌を採るため顔には泥がついています
この写真を図鑑と見比べると、コハクチョウではなくオオハクチョウであることがわかりました

オオハクチョウの近く、小さな中洲のようになっているところにカワセミがいます
肉眼では全くわかりませんでしたが、隣にいた若夫婦が双眼鏡を見ながら教えてくれました

別のハクチョウが飛んできました
北側にいたコハクチョウです

オオハクチョウの脇を飛んで向こう側の葦の茂みに消えました

帰り道、武蔵野線の駅に近い方には少し田んぼがあります
・再訪−北風が吹きつけています
様子がわかった二回目は回り道をせずに調整池につきました

前回と同じところにスズメの群れ

今回は富士山も見えます
送電線が写りこまないのはこの場所だけです

チュウヒだと思って撮ったのはノスリでした

チュウヒ

北風に向かってほとんど停止しています

チュウヒはこの一羽だけのようです

富士山とチュウヒ
やはり送電線はない方がいいですね

コハクチョウはこんなところで風をよけています
チュウヒはいつも飛んでいるわけではないので
調整池から離れて近くの屋敷林などを歩きました

枝に止まって動かない鳥がいます
双眼鏡で見ても逆光でよくわかりません

しばらくして下りてきました
アトリです

雌のようです
(ちょっとトリミングしすぎました)

撮影時は気付きませんでしたが、右上にもう一羽います

右上にいたのは雄ですね

何年振りかでアトリに出会いました

調整池ではオオハクチョウが北風に向かって飛んでいきます

ここに着水

いつの間にかコハクチョウが葦の中から出てきています
オオハクチョウに比べて首が短いですね

ミコアイサ

池の淵にジョウビタキが飛んできた

チュウヒが枝から飛び出しました
葦の中に見えなくなるのでどこで休んでいるのかと思っていましたが、やっと見つけました
周囲はカワウだらけです

帰り道、またジョウビタキの雌です
今季は井の頭公園をはじめあちこちでジョウビタキを見ましたが、すべて雌ばかりです 何か理由があるのか、あるいはたまたまなのでしょうか。

ホオジロ

最後はシメです
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'15.12.1
オオハクチョウやチュウヒは来ているかなと、久しぶりに見沼田んぼに行きました。
調整池に着くとすぐに、北側遠くに2羽のオオハクチョウが浮かんでいるのが見えました。聞いてみると、ミコアイサは来ているとのことでしたが見つかりません、コハクチョウはまだ来ていないとのことでした。
今回は調整池を離れて見沼代用水東縁を歩いてみました。残念ながら期待していたマヒワ、ベニマシコ、アトリなどはいませんでした。もっとも、去年はアトリを見ましたが、マヒワやベニマシコが例年ここに来るのかどうかはわかりません。 |
・遠くにオオハクチョウ

調整池に遠くにオオハクチョウ

その他前にカンムリカイツブリ

さらに手前にはアオサギ
普通はお腹も浸かるようなところには行きませんね

遠くにチュウヒ(だと思います)
今回は調整池を離れて見沼代用水東縁を歩いてみました
時間をかけてゆっくり歩きましたが、ヒヨドリばかり、ときどきモズとホオジロを見かける程度で
マヒワ、ベニマシコ、アトリなどは期待通りにはいきませんでした

調整池に戻ってくるとチョウゲンボウが電柱の先に止まっています
シャッターを切った途端に飛び出していきました

電線に鳥
撮影してみるとシメでした

帰り道
先ほど飛び去ったチョウゲンボウが元の場所の方へ戻っていきます

名前は「見沼田んぼ」ですが、田んぼは武蔵野線の南側に少しあるだけです
ここでも二番穂が出ていましたが、いたのはカラスとハト

遠めには「柿が鈴なり」に見えました
近くに行ってみるとカラスウリでした
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