狭山丘陵の鳥たち
2011年2月
狭山自然公園〜多摩湖〜狭山湖
2012年11月
・やっとカラ類の群れに出会いました
2014年7月
・キビタキ
10月
・鷹柱は来年に期待
2015年5月
・メジロをコサメビタキと間違えました
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'11.2.16
地図を見ると、西武園の近くの都立狭山自然公園に宅部池があることを知り、カワセミがいるだろうと行ってみました。
しかし、その気配はありません。ジョウビタキとアオジが近くに来てくれました。
坂を登ると多摩湖の堰堤、村山下ダムです。瀟洒な取水塔が時代を感じさせます。ここにもジョウビタキ。そして、ときどきカワセミ撮影に行く柳瀬川はここが源流になっていることを発見(と言うほどのことではありませんが)。
それから多摩湖から涵養林を隔てたサイクリングロードを歩いて村山上ダムへ向かいました。ところがこれが遠い。川べりをカワセミを探しながら歩くのであれば何でもない距離ですが、突然飛び出してくるジョウビタキ以外にほとんど鳥たちに出会うこともなかったので。
途中、東大和狭山緑地で一休みすると、モズ。
村山上ダムを渡り、狭山湖に着くと、ダム脇のブッシュにルリビタキがいて、疲れもどこへやら。さらにダムに行くと、カンムリカイツブリが一羽盛んに水に潜っています。先日TVで見たイギリスの運河にいるのと同じです。
しかし、遠くに浮かんでいる水鳥の群れをよく見ると、それらはすべてカンムリカイツブリでした。ここでは珍しくもなんともない鳥のようです。
案内板には堰堤を渡ってさらに行くと、「オオタカが住む森」というのがありましたが、そこは次回の楽しみにとっておくことにしました。 |
・狭山自然公園〜多摩湖〜狭山湖
<狭山自然公園>

宅部池の脇にジョウビタキ

そしてアオジ

寒い朝でしたが、ここは暖かそう
<村山下ダム>

堰堤近く、ここにもジョウビタキ
<東大和狭山緑地>

モズ
<狭山湖>

村山上ダムから狭山湖に行く途中、雪の残る林にヤマガラ

狭山湖のダム近くにいました!ルリビタキ
今年初撮影です

雌でしょう

ダムの斜面の一部はカモで満員

カンムリカイツブリが一羽

遠くの水鳥
よく見るとすべてカンムリカイツブリ

別の一角にもカンムリカイツブリの群れ
ここでは珍しくもないようです

ルリビタキがいたところに戻ると、アセビにメジロ
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'12.11.27
電車で新聞を読んでいて目的の駅を通り過ぎ、次の終点駅まで行ってしまいましたが、遠くはないので問題はありません。
そこから多摩湖の堰堤に上ると正面に真っ白な富士山が見えます。北風が吹き空気は澄んでいてきれいに見えます。
北側から狭山自然公園に入ると期待に反して何もいません。反対側の公園出口近く、やっとのことでカラ類の群れに出会いました。その中にはキクイタダキも混じっていました。 |
・やっとカラ類の群れに出会いました

多摩湖の堰堤に上がると正面に見えました
今日は北風、富士山南側にも吹き下ろしているよう

狭山自然公園ではヒヨドリの他には何もいません
南側の公園出入口近くに来て、やっとカラ類の群れに出会いました
エナガ

おお、ここにもキクイタダキが

黄色い頭頂が特徴です

シメもいました
近くに来る自分より大きなヒヨドリを追い払ってから木の実を食べています

ヒガラ、小さな冠羽があります

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'14.7.1
5月初旬に初めて行った時、地元の人にサンコウチョウが来ると聞いていたので行ってみました。
谷戸を少し入ったところでキビタキがきつい声で鳴いています。その鳴き声から最初はオオルリだと思っていましたが、それはキビタキでした。不安定な斜面から一時間ほどこのキビタキを撮影した後、森の奥まで行くと、キビタキが前回ほど多くはありませんが数か所で鳴き声が聞こえました。しかし、期待していたサンコウチョウの声は聞かれません。
元の場所に戻ると先ほどのキビタキが同じ所で鳴いています。近くでほかのキビタキが鳴いても縄張り争いをする様子もなく(繁殖期に縄張り争いをするのかどうか知りませんが)、営巣しているのかどうか?
ほかにはアオゲラ、コゲラ、ガビチョウなど。小さな池には絶滅危惧植物のタコノアシが増えてきたとの説明が書かれた看板がありました。しかし、どれなのかよくわかりません。そこへまさかのカワセミが飛んできてすぐに飛び去ってしまいました。近くに池や川はなさそうなので不思議です。 |
・キビタキ

きつく短いさえずりを繰り返すためオオルリだと思っていましたが、キビタキでした
よく聞き間違えてしまいます

伸び

急な斜面をよたよたしながら鳴き声を追いました

太い木の隙間から見えました

谷戸の開けたところに出てきました

一時間以上このあたりを飛び移りながら鳴いています
この後、前回、地元の人に聞いたサンコウチョウを探しに尾根道を越えて埼玉県側に行きました
しかし、サンコウチョウの声は聞こえません
キビタキは前回ほど多くはありませんが数か所で鳴いています
数時間後に元の場所に戻ってくると、キビタキはまだ鳴いています
そして近くでは別のキビタキの声もしますが、縄張り争いをする様子はないし、
雌らしい姿も見えないので営巣してはいないのかなー??
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'14.10.7
台風一過、翌日は快晴です。二日間の雨で足止めされた鷹たちが渡っていくのではないかと思い行ってみました。
展望台に上ると視界は360度、残念ながら富士山は雲に隠れていましたが、反対方向にスカイツリー、田無の電波塔の先には東京タワーも見えます。
鷹の観察者は双眼鏡とスコープを持った一人だけで、渡りは終わったのかと思いました。その人は、何年も観察していて、今年もここに10回近く来ているとのこと。例年9月20日ころから渡りが始まり、10月に入るとだんだん減ってくるので、今日も飛ぶかどうかわからないということでした。
9時過ぎ、その人が双眼鏡を覗きながら「鷹柱だ!、多すぎて数えられない」と大きな声を上げています。どこどこ?といくら探しても肉眼では見つかりません。何しろ、鷹の渡りを見に来たというのに双眼鏡を忘れてしまったので、それらしいところをカメラのファインダーで探してもやはりわかりません。
その後3人増え、その人たちは双眼鏡を見ながら「あれはサシバ、あれはオオタカ」と年季が入った人たちです。群れの数は少ないもののその後も何回か鷹は渡っていきましたが、そのたびごとに「あそこあそこ」と教えてくれてもとうとう見つけられませんでした。何という疎外感。
このように、初めての鷹渡りの観察は、予想は当たりましたが、肝心の群れや鷹柱が撮影できなかったのは残念です。
それでも、比較的低空を東風に乗って飛んでいくサシバなどを撮影できました。
後で雑誌を見ると、いくつもあるらしい鷹の渡りのルートのうち、狭山丘陵は、ここから富士山の南側を通り、あの伊良湖岬に向かうルートになっているということです。 |
・鷹柱は来年に期待

サシバでしょうか

ノスリ
これは私にもノスリだとわかりました

オオタカだと言われましたが、・・・・

サシバ 群れから外れたのでしょうか、一羽だけ比較的低いところを飛んでいます
撮影後、「サシバでした?」と聞くと、「そうです」とのことでした

サシバは東からの風に乗って、見る間に西の方へ見えなくなりました

アサギマダラだ!
鷹を探していると突然飛び出してきてすぐに見えなくなりました、空ばかりの写真の中に一枚だけ写っていました
先日井の頭公園でアカボシゴマダラをアサギマダラと間違えて撮影しましたが、
今回は本物です

スカイツリーも見えます
電線左下の「点」はチゴハヤブサだそうです
そう言われてもねー
一日観察しても渡ってくれない日も多いというなか、今回はビギナーズラック
ベテランの皆さんがいなければ、多数のサシバが渡っていったことはわからなかったはずです、感謝!
今回は快晴にもかかわらず絞り開放で撮ってしまいました
このような条件では、F8あるいはF11に絞った方が焦点深度を深くなって、
もう少しピントの合った写真が撮れたのではないかと思います
「鷹が見つからない、見つからない」と平常心でいられなかったのが悔やまれます

里山近くに降りてくると、コゲラ

ヤマガラも

里山から尾根道に戻ると、ここにもアサギマダラ
白い羽が輝いていました

時々飛ぶものの、おとなしくしています


薄暗い尾根道脇で何かが動いた!
サメビタキ?

コサメビタキかとも思いますが、前の写真で胸が白くないのでサメビタキとしておきます(自信はありません)
亜高山帯から下りてきて、これから南に渡っていくものと思います
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'15.5.15
ゴルフの帰り、野山北公園に寄りました。
着いたのは4時過ぎ、森はだいぶ薄暗くなっていましたが、谷戸から尾根道を一時間ほど歩きました。
遠くにはキビタキの声が聞こえ、近くで聞こえるのはガビチョウです。(大きな鳴き声でめだつせいか、どこもガビチョウに占拠されているように思えます)
数枚の写真を載せました。 |
・メジロをコサメビタキと間違えました

チョウチョ? ガ?

尾根道でコサメビタキだと思って撮影しました

コゲラが大きな青虫をくわえて右往左往しています

今度こそコサメビタキだと思って撮影したのは、やはりメジロでした
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