狭山丘陵の鳥たち(3)


2016年10月
・チョウゲンボウ、オオジュリン、ホオアカ

11月
・今期初見のジョウビタキ、シメ、ミミカイツブリ、ミコアイサ

'16.10.25

狭山湖です。前回キマユホオジロを見てから一週間。そのときに「ノゴマもやってくるかもしれない」と聞いていたので来てみました。
湖の水鳥は前回より格段に増えて、マガモ、ホシハジロ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリなどがいます。そして、ハジロカイツブリも。上空には相変わらずミサゴが飛んでいますが、前回同様ダイビングは見られません。
堰堤下の植え込み近くにはホオジロ、ホオアカ、オオジュリンが姿を見せてくれました。 しかし、少し期待していたノゴマは仮にいたとしても、広い植え込みから出てきたところを見つることは、余程の幸運に恵まれるか、大勢の目で観察する以外にはなさそうです。
さらに下のグラウンドではチョウゲンボウが狩りをしていました。ただ、狩といっても捕まえるのはバッタのようで、グラウンドのネットを支えるポールの上などから飛び出しては捕まえています。





・チョウゲンボウ、オオジュリン、ホオアカ






スズメっこ
この大岩は、阪神淡路大震災を機にここの堰堤も強化工事が行われ、その完成を記した碑で
「五風十雨・・・・」の碑文が刻まれています





























頭の上でホオジロが長時間鳴いています
今頃の時期にさえずるのを初めて聞きました、初夏のさえずりに比べてフレーズが短いような気がします














湖には多くのマガモ
他にはホシハジロ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリなどがおり、一週間前に比べて数が格段に増えています














ハジロカイツブリもいました
白いのはほやほやの糞














上空には今日もミサゴ
カラスが遠くまでしつこく追っています














カンムリカイツブリも多くなっています















湖の反対側を見ると民家の上を小さな猛禽類が飛んで堰堤下のグラウンドの方へ飛んでいきました
途中で見失いましたが、グラウンドの周囲を囲むネットのポールに止まっていました
そして、そこからグラウンドに向かって飛び出した













ポールに戻ってきました
チョウゲンボウです














何回か飛び出しては戻ってきます
捕まえているのはバッタのようですが、こんなところからグラウンドの端の方の小さなバッタを見つけるのは驚きです
他の猛禽類と同様に目の解像度は人間の比ではないそう













3回目の飛び出しで捕まえたのもバッタでしょう































ポールに戻ってきました
あ、隣にはスズメがいます














スズメはもう1羽増えました
その後、スズメは羽繕いを始め、チョウゲンボウを気にする様子は全くありません






























堰堤のすぐ下にはホオジロ















スズメはたくさんいます















ホオアカかと思って撮影しましたが、オオジュリンですね ⇒ いえ、やはりホオアカですね('22.4)















あなたは誰?















カシラダカ? ホオアカ? オオジュリン?
それぞれの雌のように見えますが、お腹の色が薄茶色、頭央線があり、白っぽいアイリングが図鑑と合わないような気がします
はっきりしませんが、ここではオオジュリン♀としておきます ⇒ 頭央線があり、先週*には♂がいたのでキマユホオジロ♀とします('22.4)
*狭山丘陵の鳥たち(2)












ホオアカが一瞬見えました















オオジュリン
















湖を見るとカンムリカイツブリがみんなで羽繕い中です

これからカンムリカイツブリもカモ類もさらに増えるものと思います















'16.11.8

狭山湖ではジョウビタキ♀、シメ、ミミカイツブリ、ミコアイサ♀を今季初めて見ました。
カンムリカイツブリは前回よりずっと多くなり、集団で餌を捕っていました。カワウなどと同様捕食効率がいいのでしょうか。
また、堰堤に設置された看板にはオオタカは今の時期は10回/日程度の頻度で見られると書かれていましたが、今回は2回見られました。ちなみに多いのは繁殖期でその倍程度の頻度で見られるとのことです。





・今期初見のジョウビタキ、シメ、ミミカイツブリ、ミコアイサ






堰堤にオレンジ色の鳥が止まっています
ジョウビタキですね















こちらに近寄ってきました
右のオレンジ色は堰堤の傾斜地の枯れ草、草紅葉ですねー















あ、ミミカイツブリ

よく見るとところどころにミミカイツブリやハジロカイツブリがいますが
カイツブリは少数派です













ハヤブサが一回り小さく羽の長い白い鳥を追いかけてきて、すぐに2羽とも木の陰に見えなくなりました
とっさに撮影しましたが、写真を見るとオオタカのようですね















カンムリカイツブリは前回に比べて大きく数を増やし、その大きな群れが広ーい湖を回遊しています
















集団で餌捕りを始めました


















半分以上が潜っています
















とうとう一羽だけになりました
しばらくしてみんな浮いてきましたが、どんな魚を捕まえているのかはわかりません
捕食は集団で行う方が効率がいいんですね














ミコアイサ♀です
















どんどん沖へ行って水浴び、羽繕い
















羽の手入れが終わってから昼寝を始めました
















今回もミサゴがやってきました
















そして、一回りして遠くへ
向こうには奥多摩の山々が見えています















堰堤近くの木にいたのはシメ、今期初見です
















先ほどのジョウビタキです
















猛禽が2羽一緒に飛んでいましたが、途中で反対方向に別れました
オオタカのようです















もう一羽もやはりオオタカですね
2羽一緒に飛ぶところなど今まで見たことがありません、番でしょうか















 
更新記録 (狭山丘陵:東京都東村山市など)
2016.10.30 「チョウゲンボウ、オオジュリン、ホオアカ」を作成しました  Nikon D500 / 200 - 500mm
2016.11.16 「今期初見のジョウビタキ、シメ、ミミカイツブリ、ミコアイサ」を追加しました  〃


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2016.10.30