2007年 2008年 |
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【2008/1月】 | ||
1/1-1/5 | (1)穏やかなお正月 今年も井の頭公園の弁天様で初詣。穏やかなお正月です。 4日にはその弁天様の近くのいつもの枝に来た雌のカワセミを撮影しました。実は元日にも同じところに撮影に出かけましたが、都心から来たと言われる同好の士(私よりかなり先輩でした)と話し込み、撮影機会を逃してしまいました。 (2)酒匂川 正月2日には小田原の山王川と酒匂川へ行き、今年初撮影です。 酒匂川は半年ぶり、撮影したのは半年前と同じ場所で厳密には酒匂川と合流する狩川であることが今回わかりました。山王川は市街地を流れるにもかかわらず水は非常にきれいで、小田原市の川の浄化姿勢がうかがえます。 両川にはカワセミのほかにモズ、ジョウビタキ、ツグミ、バン、コサギ、ダイサギ、アオサギなどなど。 【井の頭公園(3)】と"川のカワセミ"【酒匂川(2)】を新たに作成しました。 |
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1/6-1/12 | (1)井の頭公園 それほど寒い朝ではなかったが、気がつくと弁天池の水面に湯気が立っていました。 ボート池では対岸に止まっていたカワセミが、散歩をする人が近づいたためこちら岸の桜の木へ飛んできました。 (2)秋 川 捕食のためには、川に張られたカワウ避けの不安定な糸や、水面から10mもある高い枝など利用できるものは何でも使う雄のカワセミが賑やかに飛び回っていました。 雌はそれに比べておとなしいです。 (3)ヤマセミは姿を見せてくれません 秋川に2度、多摩川に一度行きましたがヤマセミは姿を見せてくれませんでした。 しかし、秋川には上記のようにカワセミが、多摩川では初めてルリビタキを見ることができました。 ルリビタキは枝から枝へ素早く動くためになかなか写せません。幸い、遊歩道の欄干に止まってくれたのと、餌を見つけてくれたため何とか撮影することができました。 【井の頭公園(3)】を更新、"川のカワセミ"【秋川(3)】を新たに作成、【ヤマセミ】を更新しました。 |
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1/13-1/19 | (1)四苦八苦 井の頭池では大きすぎる魚を捕まえたカワセミの雌が四苦八苦。通常は小魚を10秒もあれば食べてしまうのに、今朝は5分もかかりました。 (2)久しぶりに行った仙川では早い梅の開花 昨年10月以来、久しぶりに仙川に行きました。カワセミの姿はなく仙川沿いの丸池公園に行くと、すでに梅が花開いています。今週は寒さがきつかったが、梅にとっては特別なことではなかった模様です。それにしても1月半ばに開花とはやはり温暖化の影響ですね。 帰りに仙川でカワセミの雄に出会いました。 【井の頭公園(3)】を更新、"川のカワセミ"【仙川(3)】を更新しました。 |
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1/20-1/26 | (1)初雪 寒い一週間でした。井の頭池の辺は珍しく霜柱でバリバリです。 23日は明け方から昼過ぎまで大雪、ほとんど人影の無い公園でカワセミの撮影をしていると、小型カメラを持った娘さんが来た。 「あそこにカワセミがいますよ」というと、返事は何と「こんな雪の中を撮影する馬鹿がもう一人いてうれしかった」と。 確かに馬鹿二人ですねー、怒る気にはなりません。 【井の頭公園(3)】を更新しました。 |
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1/27-2/2 | (1)カワセミを撮り始めて1年になります 去年の1月末にデジタル一眼レフでカワセミを撮り始めて1年になります。 その間、東京をはじめ神奈川県、埼玉県、長野県、山梨県で街中の公園の池、護岸壁に囲まれた狭い川、人に出会うこともない川の上流部など約60ヶ所に行き、そのうち7割強の場所でカワセミに出会うことができました。 東京では生息域が奥多摩まで後退したと言われる30年前から比べると、現在は少し注意すればほぼどこの池や川でも見られるので、如何にこれらの水質が改善され魚が戻ってきたかを物語っています。 また、10月からはヤマセミも撮り始めましたが、こちらはカワセミに比べて生息域は限られ、縄張り範囲が広いために生息密度が低く、さらに警戒心が強いということで、なかなか出会うことができません。 (2)井の頭池 ・一面に氷 28日は今年一番の寒さでしょうか?井の頭池の東半分が薄氷に覆われました。 その中に砕氷船よろしく氷を割りながら進むカルガモが数羽。もちろん、北国とは異なり昼前には解けてしまいましたが、凍ったところは初めて見ました。 凍っていない西側には2羽のカワセミが飛び交っていました。 ・ちょんまげ君 井の頭池に後頭部に飛び出した毛をつけたカワセミがいます。下嘴に少し赤みがあるが、多分雄だと思われるので「ちょんまげ君」と命名しました。 このちょんまげ君の縄張りは七井橋から東側の模様で、西側では見たことがありません。ちょんまげはいつ取れてしまうかわかりませんがもう少し観察を続けます。 井の頭池には、主に七井橋から西側にいる雄と雌の2羽と、このちょんまげ君の3羽のカワセミが住んでいます。 (3)仙 川 護岸壁に張り付いて葉がすべて落ちた蔦の蔓にカワセミの雌が一羽。そこから3mほど下の川面に飛び込みザリガニを捕まえ、苦労して食べた後、プックリ膨らんで休んでいると川下から別の一羽の鳴き声が。 プックリ姿はまるで猛禽類のような姿に一変!別の一羽が1,2m離れた蔓の陰に止まるとその方向に向きを変えて目を離すことなくピタリと動かなくなった。その体勢を保ったまま5分経過、別の一羽が飛び立つとすぐにあとを追い、2羽とも護岸壁から飛び出して畑の向こうに消えていきました。 プックリ膨らんだかわいい姿と鋭い姿勢との対比が際立った仙川でした。 (4)野 川 去年11月以来、東八道路近くの野川に行く。雲ひとつ無い快晴の一日で露出補正が微妙で写真撮影に最適とは言えません。 何回も水に飛び込むが餌を捕れた感じは無いので、どうも餌捕りが上手くないなと思っていたが・・・.。 井の頭池や仙川で大きな魚やザリガニを捕まえ、苦労して食べるのに比べて、小さい魚を枝に戻ったらすぐに食べていまうので、捕まえたのがわかりませんでした。 また、強風に揺れる小枝に止まっても、頭の位置は不動です。動画でないのが残念。 風邪気味で帰りの自転車はつらかった。なにしろ自転車のおばあさんに追い越されてしまう始末! (5)機材 デジスコには焦点距離が今までより1.5倍長くなる接眼レンズを新たに加え、35mm換算の焦点距離は1650mmとなった。 従来の接眼レンズでもカメラのズームにより、1100mm〜3300mmの焦点距離であったが、カメラをズームアップすると画質は劣化するので接眼レンズの倍率を上げることにしたものです。 新接眼レンズにより、羽の一枚一枚がわかるようなショットも容易に撮れるようになりましたが、その反面、仙川のような狭い川では倍率が高すぎて融通がききません。 【井の頭公園(3)】を更新、"川のカワセミ"【仙川(3)】と【野川(3)}を更新しました。 |
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2/3-2/9 | (1)井の頭池 ・さらに大雪 3日は一日中雪、また懲りずに撮影に出かけました。カワセミは雪の降りしきる中、いつものように餌を狙っています。翌日は快晴で、積もった雪を背景にカワセミを撮影することができました。 ・ちょんまげ君 ひょうたん池をはじめ前回と同じ区域を巡回しており、まだ、ちょんまげは健在です。池から飛び立つと、周回道に糞を落としていきました。 ところでこのちょんまげ君、雄ではないかと思っていましたが、よく日の当たる場所で見ると下嘴はかなり赤く雌かもしれません。でも、名前はこのままでいきます。 ・井の頭池に4羽います 今朝、弁天池から七井橋、ひょうたん池を回りました。弁天池の島に雌が一羽、後ろで鳴き声がするので文化園の水路を見ると雄が一羽、すぐに七井橋に行くとゴイサギ島に別の雌が一羽、そしてひょうたん池には例のちょんまげ君の4羽です。 (2)善福寺公園 5日は3ヶ月ぶりの善福寺公園です。 先週、井の頭公園の池に一面薄氷が張っていたが、今朝の善福寺公園はもう少し厚い氷が張っていました。 上池でカワセミの撮影をしていると対岸側に張った氷の方に多数のユリカモメが降り立ちました。当然、氷は割れるものと思っていたところ、何とユリカモメたちは氷の上で毛繕いを始めました。 井の頭池の凍結、さらにここでは氷の上の野鳥と驚き続きです。 【井の頭公園(4)】を新たに作成、【善福寺公園(2)】を更新しました。 |
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2/10-2/16 | (1)ほぼ一年ぶりに和田堀公園に行く この公園には人工の餌場と写真撮影のための止まり木がある。午後2時過ぎに行ってみると、ちらほら雪が舞うこともあり常連のカメラマンはいない。カワセミもいないと、ツグミなどを撮影していると前の枝に雌が来ていました。すぐに人工止まり木に来て餌を捕り、10mほど先の茂みで休みまた止まり木で餌を捕る。捕食は2時40分に3匹、約40分後に4匹と、短時間の間に7匹もの魚を食べた。 ここのカワセミは、あちこち回ってやっと捕まえた魚が大きすぎて食べるのに四苦八苦したり、ザリガニの足を落としてから食べるなどの苦労もなく、食べやすい大きさの小魚をいくらでも食べることができる。果たして「これは野鳥かな?」と疑問も湧くが、一方で小魚が多くいた頃と同様とも思える。 ただ、縄張り争いでこの場所を追われることがあると、他所で餌が捕れるのか心配になることも確かです。 3日後に再度行ってみました。カワセミは前回と同様に餌場の止まり木と木陰の間を行き来しています。 驚くことに、大きなフラッシュを光らせているカメラマンがいる。それも一人ではなく、野鳥の撮影マナーは良くありません。 (2)井の頭池 ちょんまげはまだ付いたままでひょうたん池やゴイサギ島にいます。 (3)大栗川 久しぶりに大栗川に行きました。 9時過ぎに撮影場所に着くとすでに超望遠レンズの放列、カワセミなど見向きもせず、狙いは猛禽類です。 カワセミを撮影していたのは私ともう一人。カワセミは4羽いましたがなかなか良いショットは撮れません。 デジスコの倍率を変えたり、ジョウビタキを撮影していると、1時過ぎにオオタカが現れ、皆さんに混じって撮影しました。このオオタカ、枝に片足で止まり毛繕いをしていたが、大きな両足で枝に止まり直した後、コサギを襲った。しかし、オオタカはまだ若鳥なのか?コサギは何回か身を翻して逃げていきました。 (4)善福寺公園 弁天島の日陰でカワセミの顔にちょっと陽がさしました。 【和田堀公園(2)】と"川のカワセミ"の【多摩川と大栗川(2)】を新たに作成、【井の頭公園(4)】と【善福寺公園(2)】を更新しました。 |
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2/17-2/23 | (1)秋川にヤマセミが2羽 ・1日目 日の出が早くなっていますねー。寝坊をしていつもよりひとつ遅い電車でしたが、駅に着くとすでに日は上がっています。 今朝はいつもの場所を通ってさらに上流へ行きました。 ヤマセミを期待しながらも、まだ来ることはないだろうと川原に下りると運悪く?上流から雄のヤマセミが飛んできました。身を隠す場所も無くヤマセミからは丸見えだったでしょう、ヤマセミはそのまま下流へ飛んで行きました。 また戻ってくるだろうと木陰で待つと、今度はすぐ近くでヤマセミの「ケッ、ケッ、ケッ」と言う鳴き声がします。しかし姿は見えません。また鳴いた。すぐ前で声がするにやはり見えません。こちらがキョロキョロしていると対岸の木から下流へ飛び立ち100mほど先の木に止まりました。そこでは下流へ行った2羽が枝から枝へ飛んでいます。 撮影は何とも遠すぎて、はっきりした姿は無理。そんな訳でボケボケショットです。 そのあと、近くの橋から見るとやはり2羽が飛んでおり、前よりは近いので撮影したかったのですが、橋には大型ダンプも走るためできませんでした。 今回も、初めて行った場所でヤマセミの姿を見ることができましが、いつもの場所には現れず、「ヤマセミが見られるのは初めて行った場所だけ」という私のジンクスは未だに破られません。 ヤマセミのほかにはジョウビタキとルリビタキ、カワセミなどを撮影しました。 ・2日目 前日に味を占め、翌朝も秋川へ。 今回は昨日の場所からさらに少し上流へ行ったところ、ヤマセミはいました。 川から少し離れた道から川を見ると下流へ向かうヤマセミがいました。川沿いの道を下ると、橋の近くで鳴き声が聞こえるので慌ててデジスコを取り出し、探しましたが見つかりません。 仕方なく橋の上に行くと下流側の川原からヤマセミが飛び立ちました。ヤマセミは飛び立ってすぐに2,3回輪を描くように飛んで川岸の木を超え、橋の上にいた私を避けて川に並行する道路の上を通って橋の上流側へ飛んで行きました。 それならそれと言ってくれればヤマセミの邪魔などしなかったのに。(言ってくれれば輪を描くように飛んだところを撮影できたのにと言うのが本心ですが・・・・) ヤマセミを追って再び上流側へ1kmほど行くと遠くの対岸の木から木へ飛び移るヤマセミがいました。今回も少し遠すぎますが何とかカメラに収めることができました。 ヤマセミの縄張りは2,3kmと言われていますので、昨日と同じヤマセミと思われます。 その後、昨日の場所に行ってみましたが姿を現すことはありませんでした。私のジンクスは健在です。 ・3日目 一日置いて次の日の朝、2日目の場所にヤマセミがいました。しかし、三脚の足を伸ばしている間に消えた! 撮影したのはヤマセミを待っている間に近くに来たジョウビタキの雌の写真一枚です。 しかし、嬉しいことにとうとう「私のジンクス」は破られました。 (2)井の頭池 今年も日当たりの良い傾斜地にクロッカスが咲きました。 ボート池には珍しく3羽のカワセミが鳴いています。雄1羽と雌2羽です。雄と雌はすぐ近くいて、もう一羽の雌は少し離れたところにおり、雌同士は恋敵? 葦島では一羽のカワセミが杭の間を飛んでは餌を捕っていました。 今日23日は関東地方で春一番が吹いたそうですが、井の頭池では強い北風、空は薄暗くなり砂塵濛々です。 "池のカワセミ"と"ヤマセミ"を更新しました。 |
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2/24-3/1 | このウェブサイトを始めてちょうど一年になります。 少しは快方に向かうかと思っていたカワセミ病は更に重篤、ヤマセミ病の合併症まで併発しました。 写真はなかなか上達しません。せめて、朝早く遠出をする気合と撮影の集中力を高めていきたいものです。 年齢からするとこれらは落ちるばかりですが。 (1)井の頭池 ・ちょんまげ君を2週間ぶりに見ました。 このところ、よくいたひょうたん池で見かけないので、ちょんまげが取れたか、どこかへ行ってしまったかと思っていたが、文化園のオシドリ飼育場の枠にちょこんと止まっていました。 その後も同じ場所で見かけるため、井の頭池の東側だけでなく、西側にも行動範囲が広がった模様です。 ・大きすぎない? 雄が七井橋脇の葦島と弁天池で飲み込めそうもないほど大きな魚を連日捕まえました。以前に、やはり雄が文化園水路で大きな魚を捕まえ、格闘の末やっと飲み込んだが、今回は2回とも餌をくわえたまま飛び去ったため食べられたかどうかわかりません。 (2)秋川のヤマセミ 先週、ヤマセミがいた場所にデジスコをセットして待つこと1時間、ヤマセミがケッ、ケッと鳴いて上流から飛んで来て枝に止まった。ブラインドは張っていたが見つかったのか?カメラを覗くともう飛び去った後です(前回同様この場所では一休みはしないらしい)。 11時には逆光気味になり、今日もヤマセミを見ることができたと満足して引き上げる。 バスの時間まで少しあるので秋川にかかる橋に行ってみると、下流から対岸の木の枝にヤマセミが飛んできた。暫し枝渡りをしたのち、橋の下を飛んで上流側の枝(100m強の距離)へ。 多くはないが車の通る橋の上から撮影しました(ドライバーにはお邪魔しました)。お陰で、バスは行ってしまうし、気がつくと手袋も落としていたが、幸運な快晴の一日でした。 "池のカワセミ"と"ヤマセミ"を更新しました。 |
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3/2-3/8 |
(1)井の頭池 ・ちょんまげ君健在 ホバリングをしたり、時々雌と一緒にいたりして健在です。ガールフレンドができたらしいです。 ・ペリット 見たこともない大きなペリットを吐き出しました。雄です。 ・新入り? ゴイサギ島に胸の毛が薄焦げ茶色の雄がいました。餌捕りで汚れただけかもしれませんが、今までいなかった新入りかもしれません。 ・羽 色 カワセミを撮り始めたころは、羽色がずいぶん違うカワセミがいるなと思っていましたが、それは誤りで光線の方向で羽色はまったく異なるものとなります。 順光では頭から羽は緑がかった濃いブルーであるのに対し、横や逆光では緑がなくなり濃いブルーだけになります。背中はどちらもライトブルー(コバルトブルー)のままです。 (2)酒匂川のヤマセミ ヤマセミを目的に初めて酒匂川に行きました。カワセミを撮影した場所からかなり上流です。 徒歩で酒匂川に出たはいいが、様子がわからないので橋の上でしばらく待ったが姿はありません。 川岸を下り、ひょっとするとヤマセミが来るかもしれないと思われるところで、デジスコと一眼レフを用意して待つこと30分、ヤマセミらしい声が聞こえます。 しかし、今まで良く聴いていたケッ、ケッという鳴き声に比べて、ケケケケッケッケケケという声、更にどこか上ずったような高いトーンも含まれる鳴き声です。 川面の岩や木の枝を捜しても見当たらない。やはり違うのかと思うと、また同様の鳴き声。望遠レンズで覗いてもいません。 また、鳴き声。 いました! 川から20m以上もある木に。おまけに2羽です。 それで、鳴き声がいつもと違うことに納得しました。カワセミも2羽いるときは鳴き方がまったく違うのと同様で、これからは要注意です。 2羽はその場所で枝を飛び移るばかりで、魚捕りには興味がありません。10分ほどして、仲良く下流へ飛び去りました。 はじめて来た酒匂川で幸運にも2羽のヤマセミに出会え、一羽のときとは異なるせわしない鳴き声も聞かせてくれました。 "池のカワセミ"と"ヤマセミ"を更新しました。 |
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3/9-3/15 | (1)井の頭池 ・猫(ちょんまげ君危うし) 向こう岸に飛んでいったちょんまげ君を良く見ると、その目の前に目つきの悪い猫が見つめている。 ちょんまげ君が飛び立つと猫はいつものかわいい目に戻る。 ・ツーショット 今週はツーショットを多く撮影しました。そろそろ恋の季節でしょうか。撮影した写真は残念ながらあまりきれいではありません。 ・新入り君は井の頭池に居ついた模様 幼鳥のような姿の雄はゴイサギ島〜葦島付近を遠慮がちに移動している。鳴き声もちょんまげ君に比べて控え目です。 井の頭池に居ついた模様で、「新入り君」と命名。 これで、井の頭池にいるカワセミは去年の5月頃からいる雄(こちらは「古株君」と名づけました)と2羽の雌に加えて、ちょんまげ君、そして新入り君の5羽になっています。 "池のカワセミ"を更新しました。 |
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3/16-3/22 | (1)井の頭池 このところの暖かさで公園の木々の芽は膨らみ、カワセミやオシドリなどの活動も活発になっています。 カワセミは寒い時期にはほぼ定まっていた縄張りが先週頃から入り乱れはじめ、あちこちで2羽あるいは3羽が「ペンギンスタイル」の縄張り争い姿勢をしています。 エナガとウグイス、初めてまずますの写真が撮れました。 とにかくちょこまかと忙しい鳥たちです。エナガは人をあまり怖がらないが一時もじっとしておらず、ウグイスは声はしても滅多に木陰から出てこないというわけで、今まで何枚ピンボケ写真を撮ったことか。 今回、やっとピントが合いました。 (2)迷いに迷って新しいレンズを追加 念願の焦点距離300mm、F2.8です。 来週からは「すばらしい」写真を掲載しますので乞うご期待! 冗談はさておき、確率は小さくても良いので何とか満足できる写真を撮りたいものです。 "池のカワセミ"を更新しました。 |
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3/23-3/29 | 今週は新レンズとカメラを担いで出かけました。 レンズの重さのために半日歩くと両腕の筋肉痛になりますが、もうすぐ慣れるでしょう。 (1)桂川、鹿留川 ヤマセミが見られるとの記事をもとに山梨県都留市の桂川と鹿留川に行きました。 残念ながらヤマセミには出会えず、カワセミも桂川に着いたとき橋の下をブルーの背中を見せて飛ぶ姿を一度見ただけでした。 両川ともヤマセミはいそうですが、今回訪れた場所には撮影に適したスポットがありません。 なお、桂川は相模川の山梨県県境から上流部の名称で、鹿留川はその支流です。 (2)秋川のカワセミとヤマセミ 秋川でもカワセミの活動が活発です。ヤマセミ撮影のために良く行く場所では、今まで偶にしか見ることがなかったカワセミですが、今回は雄が2羽と雌が1羽で何回も上流との間を行き来しています。 また、川に面した木立の中に何回か入っていったので、巣穴を掘っているのかもしれません。 カワセミが上流へ飛び去るのと入れ替わりに、2羽のヤマセミが連れ立って目の前を下流へ飛んで行きました。今日はヤマセミは来ないものと、川べりに出てカワセミを撮影していたため、不意をつかれ身を隠すことも、撮影することもできませんでした。 ヤマセミを見て元気になり、川下へ行こうと100mほど下ったところの橋を渡っていると先ほどの2羽がUターンしてきた。もっとずっと川下に行っているものと考えていたので、またまた不意を突かれてしまった。橋の上を上流へ飛んでいく後姿に向けてシャッターを切ったが見事なピンボケでした。 短時間のうちに戻ってくることはあまりないので油断していたのは残念ですが、2羽のヤマセミが連れ立って飛ぶ姿を見ることができ、幸運でした。 秋川などでも川の中へズカズカと入っていく釣り人が増えてきた。カワセミやヤマセミは「我々の縄張りなのに」と思っていることでしょう。 (3)野 川 久しぶりの野川、東八道路から御塔沢橋まで往復しました。 ここでもカワセミは活発で、ペンギンスタイルの垂直立ちや、ホバリングの姿を何回か見ました。 去年は雛の巣立ちは5月下旬だったので、逆算すると産卵時期は4月上旬になります。今回も何回か川を飛び出してどこかへ行っており、せっせと巣穴掘りをしているものと思われます。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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3/30-4/5 | (1)井の頭池では、いつも見られたカワセミの姿を見ることが少なくなりました 3月初旬には5羽いたカワセミのうち、このところ偶に見られるのはちょんまげ君と一羽の雌だけになっています。 他の3羽は巣作りのために玉川上水や野川などに行っているものと思われ、残っているちょんまげ君たちも、もうすぐ姿を消しそうです。 5月以降にまた若鳥が来てくれるまで、少し寂しくなります。 【ちょんまげ君のその後】 とうとうちょんまげが取れ、後頭部の毛が一部なくなってしまいました。似た状況の撮影者としては「ご愁傷様」としか言いようがありません。 それにしても、早く巣作りをしないといけないのですがねー。 (2)酒匂川と秋川で、ヤマセミは姿を見せてくれません ・酒匂川 木立が若葉に覆われる前にと酒匂川に行きました。川岸の木々は新芽が出始めたところでヤマセミがいればまだ良く見える状況でしたが、残念ながら姿をみせてくれませんでした。 しかし、満開の桜の木に止まったジョウビタキ、初めて見たヤツガシラ、そしてカワセミなどがいました。 「ヤツガシラ」はハトより一回り小さく、嘴が長く湾曲し、頭にはヤマセミのような冠羽がある珍しい?野鳥です。 これは勿論、、撮った写真を見て後から調べてわかったことで、撮影中は薄茶色の変な鳥だけど後頭部に冠羽があり、羽には大きな白黒の模様があるので、レンジャクかキツツキの仲間かなと思っていました。逆光に加えて枝の中にいてわかりにくいですが写真を載せました。 ヤツガシラもカワセミやヤマセミと同じブッポウソウ科です。でも、あの嘴では魚を捕まえることはできませんね。 ・秋川 撮影はできなくてもほぼ毎回いたヤマセミは今回はまったく姿を見せてくれません。 カワセミは偶に岩に止まってもすぐに飛び立ち、まごまごしている私には写せません。 2kmほど下流へ行くと、川岸の桜の枝から5,6m下の川面にジャンプ。残念ながらこのときは餌を捕まえられませんでした。 他には、飛びながら糞をしたカワウ(糞にピントが合ってしまいました)、シャッター音に不思議そうに首を90度曲げたジョウビタキの雌、モズ。 (3)野川のカワセミは巣作りの最中の様子です 東八道路近くでも大沢橋近くでも2羽のカワセミが野川に来ては、川を飛び出し近くの林の方向へ飛んでいきます。その方向には国分寺崖線の林と土崖があるため、そこに巣穴を作っているものと思われます。 野川の岸の桜は強い風で文字通り花吹雪が舞い、狭い川は花びらで埋まっています。 "池のカワセミ"と"川のカワセミ"を更新しました。 |
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4/6-4/12 | (1)井の頭池 最後までいた「ちょんまげ」のなくなった「ちょんまげ君」もほとんど姿を見せなくなり、寂しくなっています。 (2)野 川 あちこちで雄が魚を捕っては咥え直して新婚の奥さんに運んでいます。 奥さんはすでに抱卵中の模様です。 (3)仙 川 それに引き換え、仙川では雄が捕ったザリガニを自分で食べてしまいました。独身かもしれません。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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4/13-4/19 | 野川と仙川、そして2ヶ月ぶりの大栗川はどこも黄色い菜の花と紫色の諸葛菜の花で賑やかです。 野川ではカワセミの雄が雌に餌をプレゼント(求愛給餌)する姿が見られました。 来月にはどこかで誕生した雛鳥が井の頭池にも戻ってくるものと思います。 カメラとレンズを新しくして、カワセミが飛んでいる姿や水に飛び込む姿が撮りやすくなりました。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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4/20-4/26 | (1)井の頭池に一羽の雌 足が遠のいていた井の頭池の夕方、ゴイサギ島に雌が一羽でいました。 近く?の巣から食事に来ていたものと思われます。カメラを持って行かず、撮影はできませんでした。 (2)カワセミの子育て (イ)野川では 中流では先々週から餌運びをしていますが、雛が孵っているのか抱卵中の雌に運んでいるのか不明です。また、求愛給餌もしています。 下流ではすでに巣穴はできていますが、親の餌運びはまだ見ていません。抱卵中かと思われます。(観察頻度が少ないので正確ではありません) (ロ)仙川では500mほどの範囲に2ヶ所の巣があり、2組の番がいます。 上流側は巣作りの最中で、雄が巣穴から土を蹴り出しては出てきて土で汚れた嘴や体を洗い流すために水浴びをしています。それなのに雌は川や近くの公園を飛び回っています。 巣穴からはシッポから逆向きに出てくるため、まだ産室は出来ていません。そろそろ巣穴も完成ですが、5月中旬に雛が孵った去年に比べて半月以上遅くなりそうです。 下流側では、先々週、雄が一羽でザリガニを食べていて巣があるとは思ってもいませんでしたが、かなり大きな餌を雄と雌が巣穴に運んでいます。すでに雛が大きくなっている模様で、5月上旬には幼鳥が見られるかもしれません。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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4/27-5/3 | カワセミの子育て(仙川の続き) (1)上流の巣穴は放棄? あれほど大騒ぎをしていた番がパタリと姿を消した。巣穴が未完成のまま放棄したのか、完成したが何らかの原因で放棄したのかわかりません。 その後、巣穴を掘っていた場所の少し下流でカワセミを見かけるので、その近くに再度巣を作っているかもしれません。何れにしても残念なことです。 (2)下流では頻繁に餌運び 雄と雌が交代で餌を巣に運んでいます。観察した日によって異なりますが、給餌回数は1時間に5回程度、多いときには30分で6回餌を運んだこともあります。雛の数はかなり多いのではないでしょうか。 また、本によると、巣立ち前には雛の巣立ちを促すために給餌頻度を減らすとのことであり、現在はまだ頻繁に餌を運んでいるため雛が見られるのはもう少し先のようです。 その間、親たちは ・せっかく捕まえた餌を落としたり、 ・ザリガニは自分で食べたり(一度は大きなザリガニを巣に運んだ) ・雄と雌が同時に持ってきたり ・雌が餌を探しているその側を雄が鳴きながら飛んで行き、雌は羽を震わせながら応答したり といろいろな表情を見せています。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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5/4-5/10 | (1)カワセミの子育て(仙川の続き) 下流では親たちが餌運びに忙しくしていますが、これまでに比べて少し様子が変わってきました。 週後半には餌運びの頻度が減っています。 特に雌は巣の近くに餌を運んできても以前のようにすぐに巣に持っていかず、そこで数分待つようになってきました。 雛の巣立ちも近いのではないかと楽しみです。ちなみに、昨年の巣立ちは5月13日でした。 (2)井の頭池にカワセミが戻ってきた? 今週久しぶりに井の頭池に行ってみると、ゴイサギ島とオシドリ小屋を行き来しているカワセミがいます。雌の成鳥ですが居ついているのか、子育ての合間に来ているのかはわかりません。 "川のカワセミ"を更新しました。 |
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5/11-5/17 | (1)カワセミの子育て(仙川の続き) 4月下旬に巣穴が見つかって以来子育て状況を観察して約20日、5月15日に雛が巣立ちました。 巣穴の前の家が工事を始め、最悪の時期と心配しましたが無事でした。 雨で観察を休んだ翌日の15日はやはり雄が巣の前に餌を運んできたので、まだ巣穴に雛がいて巣立ちは明日以降かと思ったところ、何と親は餌を巣に運ばずに自分で食べてしまった。 おかしいなと思いながらも、親はどこかに行ってしまったので、手の届くほどのところに来たスズメの雛やカルガモの雛を撮って帰り仕度をすると、チッチッチッチというカワセミの声がする。 慌てて仕舞ったカメラを取り出してあたりを探すと、前の木の葉の隙間に雛がおり、親が餌を持って来ました。 親の鳴き声も飛んでいるときは「チー」とかなり鋭いが、雛を呼ぶときは「チッチッチッチ」とどこか優しく聞こえます。 巣立ったのは一羽だけかもっと多くいるのかわかりませんが、巣に餌を運ぶことはないので雛はすべて巣立っています。先々週は巣への餌運びは多いときには30分に6回もあったので雛の数は多いと思っていましたが、巣の近くの木にいる雛は一羽だけです。 巣立ちは雨が降った14日かもしれませんが、15日だったとして、給餌回数等は @巣立ち一日目:6時から3時間に3回(ザリガニ2回、魚1回) 30mほど離れた階段へ親と一緒に飛び移る。親が餌探しに行って独りぼっちになると不安になったのかすぐに元の木陰に戻る。 A巣立ち二日目:12時から3時間で2回(魚2回) 魚が大きすぎて雛はなかなか食べられず癇癪を起こす 餌を与えた親が下の川に飛び込んで水浴びをすると、しばらくして雛が同じように川に「落ちてきた」。 しかし、まだ餌捕りの練習はせず、すぐに木に戻る。 B巣立ち3日目:6時から2時間で2回(魚2回) 雛は下流のどこかへ移動して見えないが親は巣穴の近くで餌を捕って運ぶ。 これら餌運びは全て雄親が行っています。 一般に、巣立ちは孵化から22日と言われており、今回は初めて餌運びを見てから22日経っているので、このときが孵化日ということになります。それにしては雄も雌も大きな餌を運んでいたため、話が合いません???。 今週に入って雌が見えないため、実は孵化時期も巣立ちももっと早く、早く巣立った雛の面倒は雌が見ており、今回遅れて巣立った雛を雄が見ているのかもしれません。 (2)野川 野川の子育ては如何に?と、久しぶりに野川に行きました。 下流の喜多見でも中流でも多くカワセミを見ましたが、子育て時期にもかかわらず餌を運ぶ姿は見えず(みな自分で食べています)、どうしたことでしょうか。 |
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5/18-5/24 | (1)ヤマセミ 仙川で最初のカワセミの雛が巣立ち、遠出ができるようになったため、ヤマセミを見に酒匂川と秋川に行きました。 (イ)酒匂川 町のカワセミに比べて警戒心の強いカワセミを撮影し損なった後、ずっと下流でヤマセミらしい鳥が見え、しばらくすると川辺にいた私の前を通り越して遠く上流の枯れ木に止まった。 そのまま上流へ行くものと思い川辺にいると、戻ってきた。 慌てて草むらにしゃがみこむがヤマセミからは丸見えだったでしょう。ヤマセミは水面近くから急上昇し2,30mの高さを飛んで下流へ消えてしまいました。 これではもう戻ってこないだろうと思いながらも、久しぶりに酒匂川に来たため、場所を変えて川から見え難い木の下で遅い朝食を食べながら待つことにしました。 するとすぐ近くでヤマセミの声です。こんな近くで声を聞いたこともなく、周囲を探すと何とその木の5,6m上に止まっていました。 雄のヤマセミです。雄君は真下にいる私には気付かず毛繕いを始め、こちらはとうとう仰向けに寝て撮影です。何とか木の葉の間から顔が覗いた写真を撮ることができました。 その後、ヤマセミはすぐ前の川の岩を飛び移りながら対岸の木陰に入り見えなくなりました。おそらくまた上流へ飛び去ったものと思われます。 3月初めにはこの場所に番のヤマセミがいたため、子育てをしているかと期待していたが、餌をとることもなく、まして餌を運ぶことも見られませんでした。 雌は巣で抱卵中なのでしょうか? (ロ)秋川 秋川でも雄のヤマセミが見られました。しかし、ここでも、餌を運ぶ姿は見られません。 ヤマセミが子育てをする様子を見たいものです。 (2)水元公園 水元公園「かわせみの里」には、木造の人工巣穴が小合溜の木陰に作られていました。しかし、カワセミが利用している様子はなく、その近くを飛ぶ姿を一度見ただけです。 小合溜ではコアジサシが上空を飛びながら「きりもみ」をして水に飛び込み、魚を捕まえる姿を見てカワセミやヤマセミに劣らない魚捕りの名人であることを知りました。(実は、肉眼では魚を捕まえたのかどうかは見えません、家に帰って撮った写真を見て名人だったことを知ったというわけです) (3)石神井公園 すでに独り立ちした幼鳥が三宝寺池の中の島などを飛び回っています。雌親は人工の餌場で捕食しており、幼鳥もそこで餌をとるのでしょうか。 独り立ちしてすぐにそんなところで餌を捕まえていいのかなーと疑問を感じます。 |
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5/25-5/31 | (1)ヤマセミ (イ)酒匂川 前日の雨で増水し、水も濁っている酒匂川で、ヤマセミはどこか動きが活発です。 ちょうど一時間おきに観察場所に現れて魚を捕まえたり、枝渡りをしながら何回も水に飛び込んだり、そのまま飛び去ったりしましたが、魚を捕まえた2回うちの一回は大きな魚を捕まえて自分で食べてしまいましたが、もう一回はカワセミと同じように魚の頭を先にして咥えて運んでいきました。 運んでいったのは小さめの魚だったので、雛が孵ったのではないでしょうか。 何回か訪れたこの場所では、今まで偶に現れては餌を探す様子もなくそのまま飛び去るばかりで、ヤマセミにとっては単なる移動中の一休み場所かと思っていました。 思い直すと、前回は私がちょうど川原に下りていていたときにヤマセミが飛んできたので、警戒して餌探しなどしなかったのかもしれません。今回は少し離れた岸とヤマセミからは見えない場所にいました。 ともあれ、雛が孵っている様子で今後が楽しみです。 しかし、来月上旬には釣りが解禁になるので、私のほかにも子育ての邪魔をする人間が増えてしまいます。巣穴近くに人が出入りすると子育てを放棄することがあるようなのでその点が心配です。 (ロ)秋 川 先週から酒匂川、秋川と連続してヤマセミに出会えましたが、今回は現れてくれませんでした。 4回連続とはいきませんね。 しかし、先週ヤマセミが来た枝にはシジュウカラの親子がやってきて、かわいい雛の姿を見せてくれました。 |
◆"ヤマセミ"を 更新しました。 |
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6/1-6/7 | (1)酒匂川のヤマセミに困ったことが 子育てのために餌の魚を巣に運び始めたヤマセミですが、困ったことに鮎釣が解禁になったようで、餌を捕る場所がなくなっています。 ヤマセミは川岸の茂みに入って、ずかずかと川に入って釣をする大勢の人間の様子を窺っているようですが、先週餌を捕った場所も他の場所もこの辺りには餌をとる場所はありません。 ヤマセミは移動するときにも釣り人を避けて大きく川をはずれ、その先で川に戻る始末で、こんなことでは満足に雛に餌を運ぶことはできないと心配です。 「酒匂川、鮎解禁」でサイト検索をすると出てくる出てくる、釣のサイトが。6月1日が解禁日でした。冷静に考えてみると、これは毎年のことなので、ヤマセミもストレスを感じながらも何とか子育てをしているものと思われます。しかし、餌が捕れる頻度は確実に減るため、育てられる雛の数は釣り人がいない場所に比べて少ないのは間違いないでしょう。 秋川など、他の川の解禁日は一週間から10日遅くなりますが、同じことが各川で起こります。 ヤマセミファンとしては、繁殖期だけでも禁漁区域を設けてほしいです。放流された鮎はヤマセミも食べているので難しいところですが。 (2)仙川のカワセミ 5月15日に巣立った雛はすでにどこかに居場所を変えており、姿は見えません。 その代わりに、少し上流の巣を巣立った雛と雄親が下流の巣の近くに来ていました。常連さんの話では雛は巣立って10日ほどになり、下流まで移動してきているということです。 雛はそろそろ自立して親の縄張りを追い出される頃ですが、雄親はまだ雛に餌を与えています。 もう4才になる雄親とのことで、年をとると子供に甘くなるのでしょうか。 |
◆"ヤマセミ"を 更新しました。 (追加したのはヤマセミの写真ではありませんが) |
6/8-6/14 | 今週は井の頭池、姿見の池と武蔵国分寺公園、関公園、善福寺公園、石神井公園と「池のカワセミ」の探索です。運よくカワセミを見ることができたのは井の頭池と石神井公園・三宝寺池でした。 (1)井の頭池 井の頭池ではバンの雛が、また文化園内ではオシドリの雛が多数孵っています。 カワセミを見ることは殆どありませんが、久しぶりに文化園分園側にブルーの姿がチラッと見えました。鳴くこともなくその近くを飛んでいたカワセミを撮影したところ、幼鳥でした。ひょっとすると仙川で孵った雛かもしれません。 まだ、一羽残っていた成鳥(ちょんまげ君か?)は、鳴きながら飛ぶのですぐにわかるのですが、このところあまり見かけません。 (2)石神井公園・三宝寺池 関公園、善福寺公園とカワセミの姿は見えず、それならばと石神井公園まで足を伸ばしました。いつもと違う道を行ったため、道に迷いとんでもなく遠回りをしました。 それでも、三宝寺池、中の島の西端でホバリングをしてエビを捕まえた雄のカワセミを見ることができたのは幸運でした。 きれいだった三宝寺池の水は、今回はかなり汚れているように見えました。気温上昇に伴って植物プランクトンが増えてきたのでしょうか。 |
◆"池のカワセミ"を 更新しました。 |
6/15-6/21 | (1)井の頭池に3羽のカワセミ 先週から来ている幼鳥に加えて雄と雌の成鳥が井の頭池に来ました。 しかし、17日は幼鳥の様子がおかしいです。文化園分園横のオシドリ小屋に止まって長い間うずくまったままでいました。その後、飛び去りましたが撮影した写真を見ると、どうも左足が不自由なようで、右足だけで止まっています。 カラスなどの天敵に襲われたのか、それとも病気なのか?どちらにしても餌が捕れるのか心配です。 その後、 ・18日には幼鳥はうずくまっていることはないが、左足は腫れている模様 ・成鳥は17日にたまたま雄と雌が井の頭池に来て鉢合わせをしただけのようです 19日以降、3羽とも見かけなくなりました。 (2)ほかの幼鳥 井の頭池でもカワセミの他にメジロ、シジュウカラ、ゴイサギ、バンなど多くの幼鳥たちが見られます。 |
◆"池のカワセミ"を 更新しました。 |
6/22-6/28 | (1)仙川では2回目の子育て 5月には二組の番がそれぞれ上流側と下流側の2ヶ所で営巣し、子育てをしていました。久しぶりに行ってみると、上流側で2回目の子育てをしていました。 雛はだいぶ大きくなっているようで、親たちがザリガニやかなり大きな魚を巣に運んでいます。巣穴は前回の隣に移動しています。 下流側の番や、前回巣立った幼鳥は見えません。幼鳥たちは親の縄張りから追い出され、どこかで元気にしていると思いますが、下流の番はどこへ行ってしまったのか? (2)ヤマセミ 6月上旬、アユ釣り解禁で川は人間だらけになった酒匂川だが、ヤマセミの子育ての様子はどうかと久しぶりに行ってみた。 川の水は今までになく透明できれいです。釣り人は前回ほど多くはないが、やはりいる(当然ですね)。 お昼前から川岸で待つこと3時間弱、ヤマセミはいました。2羽がじゃれあうように川岸の茂みから出てきて対岸まで行き、一羽は元の茂みに戻りもう一羽は戻った様子はなくどこに行ったのか見失いました。 川には点々と釣り人がいるためか、出てきたのはそれっきりです。釣り人が少ない早朝と夕方に捕食しているものと思われます。 今頃は通常であれば雛が巣立つ時期のようですが、今回の観察ではどうなっているのか全くわかりません。それでもヤマセミがいることは確認できて一安心です。 残念ながら今回もヤマセミの姿は撮影はできませんでした。 |
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6/29-7/5 | (1)今週はヤマセミの姿はありません 秋川と酒匂川に行きました。 秋川はいつもの場所からさらに少し上流まで足を延ばしましたが姿はありません。酒匂川ほど釣り人は多くないのですが。 酒匂川は釣り人が少ないだろうといつもより早く行きましたが、やはりヤマセミの姿はありません。夜明け前から観察していないといけないのかなー。 (2)カワセミ 秋川の帰り道、立川の多摩川支流に寄ると、2羽のカワセミがいました。幼鳥と雄の成鳥です。 酒匂川でも釣り人が近くにいない川の真ん中の岩にカワセミが止まりました。川幅が広いため、声は聞こえても容易に見つからないのですが、今回は運が良かったです。 カワセミのほかには、親を追いかけ回す雀の子、風に乗って空中をくるりくるりと回りながら地上の餌を探すトビ、草むらのキジを撮影しました。 井の頭池の観察は毎日というわけにはいきませんが、以前にいた幼鳥はこのところ全く見かけなくなりました。また、近くの川で巣立った幼鳥が来てもいい時期なのですが、どうしたのでしょうか。 |
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7/6-7/12 | (1)井の頭池にカワセミ 長い間見られなかったカワセミが井の頭池に戻ってきています。 弁天橋にいた私の頭上を背後から飛び越していったのは確かにカワセミです。飛んで行ったほうを探すと、葉の茂った枝にとまり餌を探しています。 まだ毛色が鮮やかにならない幼鳥ですが、3週間前に見た左足に怪我?をした幼鳥と同じかどうかはわかりません。 観察していると、その枝からダイビングして5回中4回も小魚を捕まえました。この枝は冬には別の成鳥がよく餌をとっていたところで、この幼鳥も井の頭池で経験を積み、よく餌を捕まえられる場所を見つけ出したようです。 その後、弁天池には雌の成鳥も来ており、時々2羽が鉢合わせをしています。 (2)酒匂川ではヤマセミと釣り人はタイムシェアリングしています。 一羽の雄のヤマセミが元気にしています。カワセミと違って幼鳥なのか成鳥なのか私には区別はできませんが、どうも今年孵った幼鳥ではないようです。 ヤマセミは一時間半ほどもダイビングをしたり、岩の上で休んだりした後、対岸の茂みに隠れ、釣り人が一人増え二人増えて、一気に飛び去って行きました。 この間、ヤマセミは3、4回ダイビングをしましたが、餌を捕まえた様子はありません。その前に朝食を済ませていたのでしょう。 釣り人が増えたためにヤマセミはほかの場所に移動したかと思っていましたが、人影のない時間帯に河原に出てきていました。 |
◆"池のカワセミ"と"ヤマセミ"を更新しました。 |
7/13-7/19 | (1)井の頭池には雄と雌の成鳥 先週から居ついた雌に加えて雄の成鳥もいて、時々2羽が鉢合わせをして縄張り争いをしています。縄張り争いといっても2羽がペンギンのような格好で互いに伸び上った姿勢をしているだけです(子供は噛みつきあったり取っ組み合いをしますが、成鳥は節度のある?争い方をします)。 幼鳥のほうはこのところ見かけませんでしたが、朝早く池の周りをあちこち飛び回って元気にしていました。 ★RAW撮影 デジタル写真を撮り始めて1年以上になります。遅ればせながらRAW撮影を始めました。 まだ、ソフトを使いこなせていませんが、露出やホワイトバランスなどの補正が後からできる(JPEGに比べて補正範囲が広い模様)ので、撮影時はシャッターチャンスに集中できそうで、有効な感じがします。 ただし、ファイルサイズは高精細JPEGの2〜3倍の大きさになるので大容量のメモリーカードが必要になるのがディメリットです。今まで4GBだったものを倍の8GBにしました。 |
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7/20-7/26 | (1)井の頭池 珍しくゴイサギ島の枯れ枝に幼鳥がいました。その後、ボート置き場でお休み中のボートに飛んでいき、ダイビングして小魚を捕まえた。幼鳥は予想外の場所から餌をとっています。 カワセミの成鳥は今が羽が生え換わる時期でしょうか。 井の頭池にいる雌のカワセミのくちばしの上の羽(毛?)が生え換わっているように見えます。雄にも少しその様子が見えます。 ★1600mm超望遠撮影 今週後半は、今までの画面に明るさムラのあった45倍接眼レンズを用いたデジスコを再調整して何とか使えるようになったので、35mmフィルム換算焦点距離1600mmの超望遠でカワセミを撮影しました。 (2)善福寺公園 2月の真冬以来の善福寺公園です。下池に幼鳥、上池にも一羽(すぐに飛び立ってしまったので幼鳥か成長かはわかりません)いました。 |
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7/27-8/2 | (1)井の頭池 雌のカワセミのくちばしの上に生え始めたごつごつした羽は、一週間たってかなりきれいになりました。 (2)酒匂川 予定より少し遅れて現地に到着した途端に、遠く川下側で岩渡をする2羽のヤマセミの姿がありました。しかし、すぐそのあとに釣り人が川に入ったためヤマセミはもう戻ってきません。 その代わり、2羽のカワセミがヤマセミ岩(今まで何回もヤマセミが止まった岩に勝手に「ヤマセミ岩」と名付けました)などでホバリングをしたりして小魚を捕まえていました。 今までカワセミを見かけても"滞在する"ことはありませんでしたが、今日は水量が少ないためにカワセミが捕食できる場所があちらこちらにあり、対岸の茂みで休んでは岩に出てきて捕食することを長時間繰り返していました。 ★雲台を自作 デジスコ用の雲台として現在はビデオ雲台を使っています。一般的なビデオ雲台では、垂直方向の回転支点に比べてカメラ重心が高い位置にあるため、回転角度が水平位置からずれるとバランスが崩れてカメラがガクンと地面方向を向いたりその逆になったりします。カメラ重心を回転軸の高さに合わせると、回転角がどの角度になってもその位置で止まります。そこで、このような雲台を、星の観測用望遠鏡のマウントなどの部品を集めて自作しました。 来週からデジスコ用とともに、一眼レフでもフィールドで試したいと思います。 |
◆"池のカワセミ"と"川のカワセミ"を更新しました。 |
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8/3-8/9 | (1)井の頭池 3羽のカワセミが元気にしています。 雄の成鳥も部分的に羽が生え換わっています。 (2)酒匂川と丹沢湖 今回はいつもより一時間早く酒匂川に行きましたが、釣り人もいつもより早く川に入ってきたため、一羽いたカワセミを撮影した後、8時半には退散し、足を延ばして丹沢湖に行きました。 初めて来た丹沢湖でどこに行けばよくわからず、湖に流れ込む玄倉川、河内川、世附川を順に回りヤマセミが最も来そうに感じた世附川の川口で観察することにしました。 この日は今年一番の暑さではないかと思いますが、湖岸の木ではもう「ツクツクボウシ」が鳴き、空の雲は秋の気配です。 川が湖に流れ込む堰には、ちょうどヤマセミが食べられそうな魚が多数見え、それを撮影しようとしていると、来たのはヤマセミではなく2羽のカワセミの幼鳥です。 縄張り争いで一羽は飛び去りましたが、残った一羽はこの堰堤で何回もダイビングをして小魚を捕まえていました。 先週に引き続き強い日差しの中での撮影が多く、カワセミはなかなかきれいに撮れません。 |
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8/10-8/16 | (1)井の頭池 当たり前のように真夏日が続く毎日です。しばらくは遠出を控え、井の頭池の3羽を観察することにしています。 2羽のカワセミの鉢合わせは文化園分園の欄干でも起こっています。さらに「白鳥池の仕切り網の上に3羽が止まっていた」と小学生のバードウォッチャーが教えてくれました。残念ながら3羽一緒の所は撮影できませんでした。 |
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8/17-8/23 | (1)井の頭池 いつものように文化園の欄干に一羽のカワセミが休んでいます。 ファインダーから消えたので、飛んで行ってしまったと思ったら大きな魚を捕まえていました。 こんな場所で捕食したのを見たのは初めてです。キョロキョロしていても水面を見ている様子はなかったのに、しっかり見ていたようです。 カワセミの撮影をしていると、井の頭池の魚の種類を調査している人たちが大きな四手網を引き上げています。聞いてみると稚魚の種類は1時間でブルーギルが147匹、オオクチバスが1匹、モツゴ(クチボソのこと)が6匹だったそうです。在来種のモツゴは4%。さらに、モツゴは体をかまれて血を流しているものが多いとのこと。 井の頭池の生き物の多様性が回復してほしいものです。 (2)思 川 この暑いのにゴルフに行き、ゴルフ場の近くを流れる思川(栃木県)を覗いてみました。 カワセミは川に隣接する運動公園の小さな池に3羽いました。あわてて車にデジスコを取りにいきましたが、セットし終わったときには既に飛び去ったあとでした。ゴルフのスタート時間を気にしながら待っている間に、一羽が戻ってきましたが、またまた池の淵の小岩に止まってすぐに飛び去り、残念ながら撮影はできませんでした。 一眼レフを持っていけばよかった! |
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8/24-8/30 | (1)井の頭池 雷鳴・豪雨を含む雨続きの一週間、その中の一日は快晴でした。 いつもの文化園の欄干に飛んできた雄のカワセミは、その欄干で捕まえた小魚をくわえたまま頭をブルルルと振り回し、魚は欄干にへばりついてしまった。ドジをするカワセミもいるんですね。 その後、手前の木陰に飛んできたカワセミに朝日が差してきました。 ボート池に行くと、スワンボートの突先にちょこんと止まっていたのは雌のカワセミでした。 弁天池には雄、雌、幼鳥の3羽のカワセミがいましたが、このところ幼鳥を見かけません。 幼鳥が成長して、その特徴の足の色や胸の羽色が成鳥と見分けがつかなくなったのか、どこかほかへ行ったのか、たまたま見つからないだけなのかわかりません。 |
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8/31-9/6 | (1)井の頭池 弁天池で3羽のカワセミを確認できました。幼鳥はもう成鳥と区別がつかず、雄が2羽、雌が一羽です。 ちょうど、近くに来たバードウォッチャーの話では御茶ノ水池に一羽いたとのことなので、それが弁天池にいたカワセミとは別のカワセミのようなので、全部で4羽いることになります。 (2)仙 川 雛が巣立って以来、2か月ぶりに仙川に行ってみました。 このところの度重なる豪?雨でも川の様子はほとんど変化はありません。 巣のあった橋の付近にカワセミの姿はなく下流に歩き始めると、後ろで通常のチーという声ではなくチッチッチッチというカワセミの声がします。振り返ると、その橋の下で一羽のカワセミがボチャボチャと連続して水に飛び込みながら鳴いています。 仙川では条件が良ければ4,5月から9月までに3回の産卵をすると聞いていたので、もしや、また巣の雛に給餌したあとの水浴びだったのかもしれないと期待し、飛び去った後しばらくそこで待ちました。 しかしながらその雌は帰って来ず、育雛中ではなかったようです。 上流側ではその可能性もあるので、次回はそちらに行ってみたいと思います。 (3)酒匂川と丹沢湖 少し涼しくなってきたので、一か月ぶりに行ってきました。それでも日中は30℃を超える真夏日でした。 前回よりさらに早く6時半に着きましたが、ヤマセミが姿を見せる前に7時過ぎには釣り人です。「ヤマセミの育雛に釣り人が与える影響」という趣旨の調査結果によると、釣り人により雛への給餌回数は明らかに減るとのこと。すでに育雛期は終わっていますが、捕食機会は減っています。 一方で、「私が与える影響」は?・・・少ないと思いますが。 早々に川を引き揚げ、丹沢湖へと前回と同じコースを辿りました。 丹沢湖はこのところの雨で水位は高くなっているのではないかと思っていましたが、前回に比べてかなり水位が下がっています。 湖に架かる高い橋から双眼鏡で水面をのぞくと、小さな岩の上にカワセミがいます。さっそく湖に降りて遠くから観察しましたがすでに姿はありません。 傾斜地ばかりでブラインド(今回初めて持参)をセットする適当な場所がなく、うろうろしていると、何とヤマセミが迂回しながら湖に流れ込む川の方へ飛んでいき、堰堤に止まりました。残念ながら撮影はできず、もう少し早くブラインドをセットできていればな〜と悔やんでも後の祭りです。 その後、ヤマセミは戻ってきませんでしたが、2羽のカワセミが不安定なブラインドの近くで長時間餌をとっていました。 2羽のうち一羽は幼鳥で、もう一羽は雌の成鳥です。そして、雌は何と餌をくわえて運んでいきました。子育て中です! (4)関公園・富士見池 池の拡張?工事はとっくに終わっているだろうと、行ってみた関公園、まだ工事をしています。 雨が多く工期は2カ月延長とのこと。 でも、カワセミの幼鳥は工事個所のすぐ傍の池の欄干で餌を探しています。 作業者の朝礼が始まり、一人が池の近くに来た途端に幼鳥は飛び去ってしまい、見失ってしまいました。 |
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9/7-9/13 | (1)井の頭池 いつものように文化園分園の白鳥池にカワセミがいます。今回は2羽が池の仕切り網の上に止まり、興奮したのか珍しく白鳥池の看板に止まったり、清掃員が近くに来ても逃げません。 (2)仙 川 先週、下流側の巣穴があった場所の近くに一羽のカワセミがいたが、今週は上流側で子育てをしているかもしれないと思い行ってみた。 すでに子育ては終わっており、雌の成鳥と幼鳥が代わる代わるザリガニをとっていた。幼鳥は続けざまに二匹のザリガニを捕食し、雌は大きなザリガニを捕まえて民家近くの大きな木の中に消えたまま。はたして食べられたのか? また、同じ幼鳥と思われるカワセミが、珍しく川に隣接する丸池の木橋の欄干に飛んできた。 (3)ヤマセミ2 先週の丹沢湖に続き、ブラインドを持って行きました。 ブラインドをセットするなり前の木の枝にヤマセミが来て、ケッケッと鳴いています。この場所は見回りの途中に立ち寄るだけの枝のようで、すぐに上流へ飛び去りました。 慌ててシャッターを押しましたが、相変わらず露出補正がうまくいきません。 その後は一羽のカワセミがやはり上流と下流の間を行き来する時に立ち寄っていきます。 ブラインドのすぐ前の岩に来たキセキレイは最初はこちらを不思議そうに見ていましたが、安全を確認したのか羽繕いを始めました。 4羽の雛を従えたカルガモの親は、やはりブラインドに気づいて警戒していました。「怪しい奴」とチラチラとこちらを見ながら流れに乗ってゆっくり下流へ移動しました。雛はそんなことはお構いなしです。 (4)思 川 前回、3羽のカワセミがいた思川に隣接する小池に今日は一羽のカワセミの幼鳥が来ていました。今回はデジスコに比べて扱いが容易な一眼レフを持って行ったため、撮影することができました。 思川との間を行き来しているようで、なかなか警戒心の強いカワセミでした。 |
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9/14-9/20 | (1)井の頭池 このところ、井の頭池の朝はカワセミたちの縄張り争いでにぎやかです。 少なくとも5羽のカワセミがいますが、どうも、本気で縄張り争いをして、相手を追い出してしまおうとは思っていない感じがします。 追い出された方の行き場所はそれほど多くはないと知っているのかも知れないなどと考えていましたが、何を勘違いしたか一羽の幼鳥が時期外れの求愛給餌をしようとしていることもあり、これは縄張り争いではなく経験不足からくる求愛行動かもしれません。 (2)ヤマセミ3 ・明るくなったばかりの川、番いと思われる2羽のヤマセミが30分近くもいてくれました カワセミと異なり、ヤマセミの番いは繁殖期以外でも仲良く一緒にいます ・その場所から数km下流で、訪れたのは5回目でしょうか?初めてカワセミの幼鳥がいました。 この場所は以前から「カワセミがいるはず」と思っていたところで、やはり来てくれました。 |
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9/21-9/27 | (1)井の頭池 相変わらず5羽のカワセミが元気にしていますが、今週は鉢合わせはありませんでした。 ラジオ体操が始まる前に行けば2羽が一緒にいるところが見られるはずです。 (2)ヤマセミ3 雨の予報の中、今週は気合を入れて夜が明ける前に行きました。 ・東の空が白んできてすぐに雄のヤマセミの偵察に来た後、しばらくして今度は番いでやってきました。2羽がどこか愛嬌のある姿を見せたり、餌を捕ったりして30分後に仲良く2羽一緒に来た方向に帰っていきました。 雄の羽の特徴から先週とは別の番いのようにも見えましたが、縄張りを持つヤマセミが同じ場所に2組の番が来ることはないとも思われるので、はっきりはわかりません。 ・ヤマセミが帰った後、カワセミがきれいな姿を見せてくれました。 |
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9/28-10/4 | (1)井の頭池 ボート池で休憩しているカワセミを撮影していると、急に緊張姿勢をするので不思議に思うと、すぐ近くにもう一羽が声もあげずに来ていました。 鳴くことが多いのですが、この二羽はおとなしい。 御茶ノ水池にはしばらくぶりにアオサギが来ており、朝日の中に浮かんで見えています。 そして、ボート小屋の近くでは杭から杭へ飛び移る一羽のカワセミ、写ったのは飛んでいる瞬間の何とも滑稽な姿でした。 (2)ヤマセミ2 ほぼ一か月ぶりです。 ヤマセミが来る木の前にブラインドをセットして待ちましたが、ここでは待ちぼうけの記録となりました。 1kmほど下流、バスの時間を気にしながらいると、目の前の大きな岩に声も立てずにカワセミの幼鳥がやってきて、大きな魚を捕まえました。 この幼鳥は嘴の先を損傷していましたが、こんな大きな魚を捕まえられるので、魚捕りに大きな影響はなさそうですが、今まで見たほかのカワセミの餌捕りでは嘴の先っちょでかろうじて捕まえることもあるので、そんな時はこの幼鳥君は捕り逃がしてしまうでしょうか。 |
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10/5-10/11 | (1)井の頭池 桜の葉はほとんど落ちてしまい、少しずつ池の見晴らしが良くなっています。 朝の井の頭池でカワセミを撮影しようとすると逆光気味の場所が多いのですが、御茶ノ水の近くでは順光で撮れるため、カワセミや葉の緑が鮮やかに写ります。 ただ、この場所にカワセミが来る機会は他に比べて少ないように感じますが。 (2)ヤマセミ3 ・気象情報では6時には雨は上がるはずでしたが、シトシトポツポツ、止みません。 ブラインドのセットを見合わせていると2羽のヤマセミがやってきました。岸の少ない草陰に隠れて高い枯れ木に止まったヤマセミを撮りましたが、ヤマセミはこちらの白いビニル傘に気づいたのかすぐに下流へ飛び去りました。 しばらくして雨は小止みになったためブラインドをセットしていると、何と、対岸の岩の付近から一羽のヤマセミが飛び立ちました。 飛び去ったと思っていたヤマセミはすぐ近くにとどまっていたのです。 これではもう戻ってこないと思いながらも窮屈なブラインドに入ったり出たりしていると、一羽が目の前を上流へ飛んでいったため、戻ってくるのを注意していましたが我慢の限界を超えました。 暇にまかせて双眼鏡でずっと下流を眺めると、岩の上に2羽のヤマセミらしい姿が見えます。 慌てて近くに置いていたカメラをとって帰ってみると、すでに姿は見えません。それでもさらに遠くを探すと一羽だけいました。長いパー4のグリーンまで程の距離です。 そんなわけで、今回は残念ながらきれいなヤマセミ君は撮れませんでした。 ・いつもカワセミがやってくる「カワセミ岩」(勝手に名付けました)は増水により半分ほど水没しています。ヤマセミがはるか遠くの岩から飛び去った後、カワセミが「カワセミ岩」にやってきました。 しかし、水深が深くなって水も濁り餌は捕れない様子です。さらに岩を渡り、餌を捕れないまま下流へ見えなくなりました。 数km下流では、すぐ前の流れを2羽のカワセミが飛び、幼鳥が前の枝に止まってくれました。 また、川に張り出した枝にカメラをセットしていると来たのは2羽のサギです。カワセミが止まれないぞー。 |
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10/12-10/18 | (1)井の頭池 入園前の自然文化園分園にはカワセミが弁天池と御茶ノ水池を行き交う間に「途中下車」しています。年間入園チケットを購入して久しぶりに入ってみました。入園時間後は分園内に途中下車することはほとんどありませんが、ときどき通路のすぐ近くにやってきます。 (2)ヤマセミ2 いつもより下流でヤマセミの探索をしました。去年は数回訪れヤマセミが一度だけ来ましたが、今年いるのかどうかはわからない場所です。 残念ながらヤマセミは来てくれませんでしたが、2羽のカワセミが遠くで何回も捕食をしていました。 その近くにずっといたアオサギは一向に餌が捕れません。以前にはカワウが追いかけ回した鮎をちゃっかり捕まえていましたが、今回はカワウがいなかったからでしょうか? |
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10/19-10/25 | 2か所の川に行きました。 (1)ヤマセミ1 以前に何回か来て、一度だけ3羽のヤマセミがいた場所です。 久しぶりに、まだ真っ暗な中を一番電車に乗ってきてみました。 そこでは、一羽のヤマセミがカラスに追われ、何回も水に飛び込みながら方向変換して逃げて行くというひどい目に遭っていました。 まったくとんでもないカラスです。 (2)ヤマセミ3 着いて間もなく明るくなってくると、川の水量は減少しカワセミがよく止まる「カワセミ岩」は干上がっています。 それでもすぐにヤマセミの番いがやってきました。そして、ここでも枯れ木に止まって羽繕いをしているところへ、トビがやって来てヤマセミは逃げ回っています。 その後、はるか下流にほぼ一時間おきに来ていて、高く空中へ飛び上がりキリモミ状態で降りてくる様子を初めて見ました。なぜそんなことをしたのか未だにわかりませんが、3羽目のヤマセミが来て縄張り争いをしたのかもしれません。 (3)冬鳥もやってきています 今月初めまで見ることのなかったジョウビタキが何羽も来ています。いよいよ冬鳥も出番です。 そのジョウビタキはキセキレイに追いかけ回されています。陽気に見えるキセキレイは遊びのつもりでしょうが、ジョウビタキにとっては迷惑な話かもしれません。 |
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10/26-11/1 | (1)井の頭池 一時は5羽いた井の頭池のカワセミは、このところ減っているように見えます。 ボート池からひょうたん橋付近の木立を飛び越えて神田川へ行くものもいて、居ついたのは3羽に落ち着いたのではないかと思われます。 それでも、白鳥池の欄干やボート池の岸では鉢合わせした2羽のカワセミが縄張り争いをしています。 白鳥池の欄干では1m弱離れて止まっていた二羽が、ずりずりとにじり寄り15cmに近寄ったとき、一羽が飛び立ち反対側にまた止まることを繰り返しています。 こんなに近くまで寄ることなど今まで見たこともありません。通常は50cm程度でどちらかが飛び離れますが、2羽とも強情で簡単には逃げていきません。 翌々日には2羽が同じ場所で同じことを繰り返しており、縄張り争いというより毎朝のご挨拶と言った方が良さそうです。 (2)ヤマセミ1 初めてヤマセミを見て、震えながら撮影してからちょうど一年が経ちました。その同じ日に、場所はそのときよりかなり下流ですが同じ川に行きました。 朝6時半から二時間の間、一羽の雌のヤマセミが高い枝からダイビングして捕食し、さらに食後の水浴びでは水面に触れながら飛びまわったり、昼寝(朝寝?)したり、見たこともない姿も見せてくれました。 餌捕り成功率は今回は33%(3回中一回)でした。捕まえたのは20cm弱のヤマメです。 また、川辺の枝をヤマセミと共同利用するカワセミ、すでにあちこちにやってきている冬鳥のジョウビタキ、そしてザリガニのようなものをくわえては水に落とすことを繰り返すアオサギなどがいました。 ■機材−カメラ Nikon D300 をAF追従性能などが改善されたとされているファームウェアにバージョンアップしました。 現在でも、AF性能はAF−S VR 300mmレンズ+1.7倍テレコンバータとの組み合わせで素晴らしいと思っていましたが、さらに改善されるようでこれから楽しみです。 |
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11/2-11/7 | (1)井の頭池 今回はオシドリ小屋で朝の挨拶(縄張り争い)です。 カワセミが近くに来てくれるのを待っている間、カワウが水面で何やら不審な動き。何と大きなバス(あるいはブルーギル)を捕まえ、格闘していました。何回も高く持ち上げても飲み込めず四苦八苦、魚の体高が高いので横にしては口幅より大きいので飲み込めないのです。 諦めるかと思っていると最後に魚を縦にして口に入りました。この間、見つけてから6分、捕まえてからは10分以上かもしれません。 (2)酒匂川 水量が減って、カワセミがいつも来る「カワセミ岩」は干上がり、近くには草も生えだしている。その代わりに川の中央部まで浅瀬のようになって、かえってカワセミの餌場は増えています。 (3)仙川 2か月ぶりに行ってみました。狭い範囲に2羽のカワセミ(雄と雌)がいて、たまたまその2羽が鉢合わせをしても井の頭池のような縄張り争いをしません。なぜ? (4)ヤマセミ3 今回は早朝に一羽(雄でしょう)が見回りに来て、10分ほどで帰った後は来てくれません。 2時間ほどしてずっと下流を双眼鏡で見ると、やはり一羽だけが岩の上に来ていました。あまりに遠くて雄か雌かよくわかりませんが、どうも雄のようです。 この雄君、1時間半も飛び移った護岸壁でじっとしていました。・・・・食後の休養だったのか? 初めて見たのは、カワウの編隊飛行です。50羽以上と思われる黒い鳥が雁の渡りの時のような編隊を組んで飛んできます。頭上まで来るとなんとそれはカワウでした。 そのまま上流へ飛んで行きましたが、あんな大群が水量の減った川に降りるとヤマセミの餌は食べ尽くされないか心配です。 それにしても、通常はカワウは単独行動をし、また、留鳥のはずなのに編隊飛行とはどうしたことか? |
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11/8-11/15 | (1)井の頭池 今週は2羽の縄張り争いには出会いませんでした。一時5羽いたカワセミは3(2?)羽になり、他は追い出された模様です。 そして、残っているのはどうも雄ばかり。いつも弁天様の近くにいたおとなしい雌は、弁天様の工事でどこかに行ったのか、姿を見なくなりました。 池をめぐる散歩道は、頭上を覆う木の葉がだいぶ落ち、すっかり明るくなっています。 (2)柿田川 以前から一度行ってみたいと思っていた柿田川です。新幹線を下りると、しとしとと雨が降っており恨めしい。 第一展望台では「柿田川緑のトラスト」会員と思われる人が、柿田川の清流を取り戻す苦労話をしてくれました。数十年前はゴミ捨て場で、ヘドロの川だったとのこと。 今では、そのような面影はどこにもありません。 前日には世界自然遺産への登録審査があったとか、3年後には世界遺産に指定されているかもしれません。 また、そろそろ鮎が産卵のために源流近くまで登ってくる時期で、その鮎を狙ってヤマセミがやってきて冬の間とどまるとのこと。 「でも、簡単には撮影できないよ、プロでも撮影するのに北海道に行って5年もかかるんだから」と。(ん?駆け出しの素人が1年もたたないのに撮れたんだけどな〜) ただ、このきれいな川を見ることができる場所は限られており、カワセミやヤマセミを撮影するにはかなり制約があります。 今回はヤマセミは勿論カワセミも撮影できませんでしたが、中流では鮎が飛び跳ねる姿をたびたび見かけており、これからは運が良ければヤマセミを見ることができるのかもしれません。 (3)ヤマセミ1 先月初めて来て運良くヤマセミを撮影することができたところに行きました。明るくなり始めたばかりというのに、すでに二人がブラインドの中でヤマセミを待っています。 ヤマセミが来る前に、一人の釣り人がエライところに陣取ってしまったので、残念ながら退散です。エライところとはヤマセミが来る方向の岩の上です。何ともはや、・・・。 しかし、対岸の枝に数羽のエナガが来て撮影することができました。今年初めてです。カワセミに比べて、エナガはどこが口だか分からないほどの小さな「おちょぼ口」です。 |
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11/16-11/22 | (1)井の頭池 やはりカワセミの数は減っています。弁天池と御茶ノ水池とボート池に各一羽。弁天池と御茶ノ水池は同じカワセミかもしれません。今週も雌には出会いません。 池の東端のひょうたん池(丸池)には真紅のイロハモミジ?が一本。ほかの場所はまだ紅葉しきっていません。 (2)ヤマセミ1 ■今週も同じ場所に行きました。今回の先客は一人です。 着いて20分ほどで2羽のヤマセミ(番いでしょう)がやってきましたが、前の茂みに入ってしまい姿が見えません。撮影できないまま、すぐに2羽とも上流へ飛び去ってしまいました。 一時間ほどして声が聞こえ、探すと、遠く黄葉した木の枝に一羽が来ていました。しかし、遠すぎます。 その後、長い間ブラインドから出て体操をしたりしながら待ちましたが、とうとう戻ってきてくれませんでした。 先客の話によると、「昨日はここに4時間もいた」そうだ。そう言えば前回もそんな話を聞いた。どうも私はヤマセミに敬遠されているのかなー・・・いえいえ、単なる偶然です。 初めて見た小鳥を撮影しました。最初は枝にいた2羽を撮影しましたが、気が付くと周りに群れをなしています。そして、紅葉を見に来た人を見て一斉に飛び立ちました。撮影した写真を見ると、状況が理解できなかったのか、一羽だけ残っています。遅れて飛び立ったのでしょう。 帰ってから調べてみると「アトリ」という小鳥でした。 ■4日後、もう一度行きました。 今度は番いのヤマセミが近くに姿を見せてくれました。 |
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11/23-11/29 | (1)秋 川 今週は遠出に忙しく、井の頭池はお休みです。 秋川でカワセミを撮影しました。 (2)ヤマセミ2 ■ほぼ2ヶ月ぶり、坂道を下って橋に出ると下流側でヤマセミの声が聞こえます。一羽は遠くの川に張り出した枝に、もう一羽は民家の塀に止まっています。そして、すぐに2羽と下流へ消えていきました。 ヤマセミがねぐらと餌場を行き来する時の中継に使う「中継枝」に行きました。 と言っても、どこがねぐらでどこが餌場かわからないのですが、時々止まってはすぐに飛び立つので一時休みの枝に違いありません。 そこに、ブラインドをセットして戻ってくるのを待つと、一羽が「中継枝」に止まり、すぐに上流へ。来たのは雌でした。 暇になって一時間半、下流を双眼鏡で覗いてみると、下流の枝に来ています。そして川に隣接した建物のガラス窓の前に止まって、なんと、何回も何回もガラス窓に突進するではありませんか。ガラス窓に映った自分の姿を見て縄張りへの侵入者と思い、追い払おうとしているのです。 「衝突ヤマセミ」は疲れたのか1時間近くほとんど動かなくなって昼寝?の休養をしたあと、下流の枝に移動。突然「キョキョキョキョキョ」と聞いたこともない鋭い声に何事かと思うと、もう一羽がやってきました。雄が下流から飛んできたためでした。そして、2羽連れだって上流へ飛んで行きました。 帰りの電車で、携帯電話を落としていることに気づき、珍しいヤマセミの姿を見たあとの良い気分はすっかり失せてしまいました。 ■仕方なく、翌日携帯電話を探しにまた出かけました。せっかくなのでカメラも持って。 昨日来た二か所目、ふかふかの苔の上に昨夜の雨にずぶ濡れになって落ちていました。ヤレヤレ。 気分は回復、昨日「次回は衝突現場がもっとはっきり撮れる場所」と決めていた場所へブラインドをセット。 ほどなく一羽が来て、また「衝突」です。昨日は遠くてわかりませんでしたが「ドン」というガラス窓にぶつかる音がしています。 その後音沙汰なく、探しものも見つかったし帰ろうかな?と考えていたその時、また「ドン」という音、いつの間にか来ていました。 衝突を繰り返した後、気分転換に?川の中の岩に来てくれました。 そのあと、何と先ほどよりもっと近いすぐ前の岩に飛んできました。ほんの10m強のところです。こんなに近くに来たのは、以前に頭上5,6mの木に止まった時以来です。 興奮しながら撮影していると、さらに驚いたことに、突然立ちあがって「キョキョキョキョキョ」と昨日聞いた鳴き声です。そう、雄が上流から飛んできて同じ岩に止まったのです。 一分ほど2羽で一緒にいた後、雌が先に飛び立ち、下流の鉄パイプ゚へ。雄も後を追って同じ鉄パイプでまたツーショット、こちらは絵にはなりませんが。 そして、2羽とも下流側へ行って何回かダイビング、遠くて見えませんが餌をとったのでしょう。 その後は雌は「衝突場所」へ、雄は鉄パイプに来て2羽ともおとなしくなり、休養タイムです。 前日落としものをしたおかげで、幸運な一日になりました。 |
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11/30-12/6 | (1)井の頭池 紅葉の盛りです。最盛期は少しすぎたかな? そして、公園の道路は場所によって落葉の絨毯。 (2)ヤマセミ2 今回はダイビングを期待して来ましたが、とうとうそのシーンは見せてくれませんでした。 しかし、お気に入りの枝に2羽で来てツーショットを撮影できました。雌の「侵入者退治」は続いています。 |
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12/7-12/13 | (1)井の頭池 サンシュユの木に真っ赤な実がついています。何回も前の道を通っているのに気付きませんでした。 おいしそうにみえるけど・・・・、ヒヨドリなどの野鳥が食べないのはなぜでしょうか? (2)善福寺公園 上池に2羽、下池に一羽。しかし、撮影に適した場所に来てくれません。 カワセミに比べて豪快なカワウの水浴びや、薄緑色でほっぺと後頭部が赤く、ヤマセミのような声で鳴く鳥(あとで、「アオゲラ」とわかりましたした)を撮影しました。 (3)仙川 中央高速道路近く、護岸壁の一部にすっかり葉を落として枝だけになった蔦が張り付いています。 対岸にはまだらに緑の葉が残っています。 この辺りでは、カワセミが止まれる場所はこれらの枝だけです。 (4)酒匂川 水量が減って水たまりのようになった川の中に止まり木が立てられています。 カワセミはこれを利用して餌を捕りやすい様子。雄と雌が交代でやってきては、ヨシノボリでしょうか、小さな魚を捕まえています。 (5)ヤマセミ3 相変わらず水量が少ない川、11月以降雌のヤマセミが見られません。早朝の雄の縄張りの見回りも休みがちではないか? 頻繁に来るわけではないので、たまたまそのような日に当たったのかもしれませんが。 |
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12/14-12/20 | (1)井の頭池 久しぶりに3羽を同時に見ました。一羽がオシドリ小屋の柵で休んでいると、2羽が飛んできて前を通り過ぎ、七井橋の下を抜けてボート池へ。最近は、弁天池によくいた雌をほとんど見かけなくなっていましたが、飛んできた2羽のうちの一羽はその雌だったかもしれません。 (2)秋 川 川にはところ構わずと言えるほどの間隔でリボンを下げた紐が張られています。カワウ除けですが、いささかやり過ぎではないかと。 酒匂川で見たようなカワウの大群は秋川にはいないようですが、魚を根こそぎ食べてしまうのでしょうか? ヤマセミとカワセミを撮影しました。 (3)多摩川(是政)〜大栗川 府中、郷土の森の隣の池のカワセミを撮影することを目的に初めて西武是政線に乗りました。単線です。是政駅を降りて多摩川の土手を上流へ行くと、前に大きな富士山が見えます。7合目あたりから上が見えているのでしょうか全体が雪をかぶっています。 肝心の池は工事中で水は全くありません。トホホ。 仕方なく、多摩川に出て、対岸に見える大栗川との合流点へ。川を渡るのはずっと上流の関戸橋です。大栗川には2羽のカワセミがいました。しかし、ここではなかなか「きれいな写真」は撮れません。 |
今週は写真の整理を怠ったため、秋川のカワセミとヤマセミなどを来週まとめて更新します。 |
12/21-12/31 | (1)井の頭池 このところ見かけなかった弁天池の雌のカワセミは健在でした。3羽いるカワセミのうち、雌はこの一羽だけと思っていましたが、ボート池によくいる一羽も雌でした。こちらはおそらく今年の幼鳥で、この時期になって成熟し、下嘴全体が赤くなってきたものと思われます。 (2)秋川 ヤマセミが飛び去った後、下流へ移動すると、大きな岩に鳴き声も立てずカワセミがやって来た。 足を踏ん張って水面を覗きこみ一直線にダイビング・・・・残念ながら失敗です。すぐに近くの高い木の枝に来てダイビング・・・・見事に捕まえました。 (3)酒匂川 今の時期、ここでは比較的多くホバリングをします。今まで何回か撮り逃しましたが、今回やっと成功しました。 (4)ヤマセミ2 ■12/15 架線凍結で電車が遅れていつものバスに間に合わず、30分遅れで現地到着。その途中、民家の庭先の木は霜で真白です。 相変わらず雌の「侵入者退治」は続いています。そして、同じ雌が橋の上流側へ移動してダイビング、大きな魚を捕まえた−この場所でヤマセミが捕食したのを初めて見た。 今朝も、いたのは雌だけ、雄は上流にいるのか下流にいるのか? 川には、いたる所にカワウ除けのリボンをつけた紐が渡され景色は台無しになっています。これも、冬の風物詩というところでしょうか。 ■12/19 前回魚を捕まえた木の近くにカメラをセット・・・・しかし、そうは思い通りにはなりません。 電車の遅れもなく「定刻」に橋に到着、まだ薄暗いのに下流側でヤマセミの声がしますが、姿は見えません。 明るくなると、またもや雌が「侵入者退治」、その後上流へ移動して1時間半動かず、更に上の枝へ行って見えなくなったあと、また同じ枝へ来て3時間動きません。 雌は「侵入者退治」に飽きたのか、それとも「幻の侵入者」に気付き始めたのか午後3時までにガラス窓に衝突したのは一度だけでした。 その代わりは枝で休憩、合計4時間半も。・・・・今に「近くに来る」とか、「魚を捕まえる」とか期待しながら待っていますが、撮影対象はあくび、伸び、糞、ペリットばかりです。 帰り仕度をしていると上流から2羽飛んで来た。先ほど飛び去った雌と、久しぶりの雄です。雄の健在を確認して帰路に着く。 ■12/22 懲りずに同じ場所に来ました。 また、「あくびと伸び」です。 前回より近い枝に、やはり雌がきて一時間半の休憩、その後「侵入者退治」をして下流へ飛び去って行きました。 (5)ヤマセミ3 寒さが増し、寝坊。今までより一時間遅れて家を出発です。7時に現地に到着し、急いで撮影のセッティングを終わると、下流にヤマセミがいます。 ヤマセミはすぐに見えなくなったためしばらく来ないだろうと思い、カワセミを撮影しやすい場所に移動。 予想に反してヤマセミは飛び去ってはおらず、下流側の木からダイビングして岩陰に見えなくなる。しばらくして、岩へ出てきて水浴び。餌を捕まえたに違いありません。 そして、驚いたことにまっすぐこちらに飛んできて何とカワセミの止まり木に止まるではありませんか。やはり雄です。慌てて切るシャッター音に警戒しながらも一分ほどの間、カメラの真ん前にいてくれました。 そして、対岸の水面から5,6mの木へ、さらに高い10m以上の枝へ上り、強い風に自慢の冠羽を乱されていました。 |
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