週間記録 2018

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2018/12月】 更新ページ
12/24 - 12/31  (1)井の頭公園

今年最後の野鳥観察はやはり井の頭公園です。
小鳥の森の水場には冬鳥たちが集まって来、第二公園ではルリビタキに加えてシロハラもやってきました。
池は冬鳥はキンクロハジロが約30羽、オオバンが数羽、ホシハジロは一羽とちょっと寂しげです。


今年一年を振り返りながら、初見・初撮影を主に”今年のMy8大ニュース”をまとめてみました。

@ 1月:霞ヶ浦干拓地でハイイロチュウヒ、オオヒシクイ、コミミズクを初撮影。
A 2月:千葉の公園でヒレンジャクの群れから離れたところにいる一羽のキレンジャクを初撮影。
B 4月:霞ヶ浦の蓮田でタカブシギを初撮影、また秋ヶ瀬公園ではコイカルの雄を初めて見ました。
C 4月:戦場ヶ原では予想もしなかったイスカを初撮影、そしてイスカと同じ場所にいたキレンジャクの大群も見ることができました。戦場ヶ原ではヒレンジャクの方が珍しいのかもしれません。
D 5月:霞ヶ浦の葦原でコジュリンを初撮影。
E 6、7月:渡良瀬遊水地でコヨシキリとオオセッカを初撮影。オオセッカは霞ヶ浦の葦原で初めて鳴き声を聞きましたが、撮影できたのはこちらが初めてです。
F 9月:雨続きの後の晴れの日、今年も富士山南麓で鷹の渡りを見ることができました。後でわかりましたが、この日は全国的に多くの鷹が渡り、この近くの観察スポットでは1,700羽が見られたとのことです。
G 10月:霞ヶ浦の蓮田でツルシギ、オオハシシギ、クサシギ、ショウドウツバメを初撮影。

これらの初撮影を加えて、観察種類は累計207種になりました。

今年一年、本サイトをご覧いただき、たいへんありがとうございました。

■井の頭公園(99) アトリ
12/17 - 12/23 (1)井の頭公園

18日、快晴です。
御殿山の林では高い木の上にメジロ、エナガ、コゲラ、シジュウカラなどの一群が忙しく餌探しをしています。ひょっとするとキクイタダキはいないかと探しましたが見えませんでした。
第二公園ではやはり高い木の上の方にアトリがおり、しばらく観察していると下のモミジに降りてきました。しかし、残念ながら紅葉は最盛期を過ぎて、枯葉が多くなっています。
大きなツツジの下枝にはルリビタキが出てきました。 このところ何回かルリビタキの声を聴いており、てっきり先々週水浴びをしていた雄だと思っていましたが、出てきたのは予想と違って雌でした。

池はカイツブリ、カルガモ、キンクロハジロ、オオバンだけになっています。
また、居ついたと思っていたカワセミはどうした?ほとんど見かけないのは、このところ観察頻度が減っているせいかもしれません。

■井の頭公園(99) ルリビタキ
12/10 - 12/16 (1)井の頭公園

10日、水場にはアトリの群れが数羽ずつ入れ代わり立ち代わりやってきます。同じ個体が何度もやってくるのか別個体なのかわからないため、全部で何羽くらいの群れかはわかりません。
第二公園では数羽のメジロが柿の実を食べています。柿の実はまだ多くありますが、近くにはヒヨドリやカラスが多いので短時間でなくなってしまうものと思います。
水場に戻ってくると今度はシメが一羽、水を飲んですぐに飛び去りました。
15日、御殿山で少年バーダーとアオゲラの声を聞いたあと、第二公園に行くと目の前の木の幹に飛びついてきたのは雄のルリビタキです!慌ててカメラを構えるとピントが合わない・・・・ああ、またやってしまった、電池切れでした。
先週、第二公園でルリビタキの声を聞いたような気もしましたが、空耳ではなかったようです。

■井の頭公園(99) アトリ
12/3 - 12/9 (1)井の頭公園

7日夕方、井の頭池をパスして久しぶりに小鳥の森と第二公園に行きました。
すると、小鳥の森の水場で今冬はじめてルリビタキを見ることができました。その雄のルリビタキは念入りな水浴びですっかりびしょびしょになってしまいました。
第二公園でもルリビタキの声を聞いたような気もしますが、空耳だったようです。

■井の頭公園(99) びしょびしょルリビタキ
2018/11月】 更新ページ
11/26 - 12/2 (1)井の頭公園

暖かい日が続いていましたが、井の頭池のモミジがきれいに色づいています。
冬ガモたちは出入りが多く、今は数が減ったキンクロハジロ、ホシハジロ、オナガカモだけになってしまいました。
また、 先週は「カワセミが居ついた模様」と書きましたが、今週は見当たらず、撮りたいと思っていた”紅葉とカワセミ”は残念ながら撮れませんでした。

■井の頭公園(98) モミジとオナガカモ
11/19 - 11/25 (1)井の頭公園

カワセミの雌が井の頭池に居ついたようで、御茶ノ水池の石橋(公園案内地図を見ると御茶ノ水橋となっています)近くなどでよく見るようになりました。他に、たまに雄も見かけます。
そのうち、2羽の縄張り争いが見られるようになるかもしれません。

冬ガモはハシビロガモ(エクリプス)2羽が新たに加わり、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガカモの4種になっています。しかし、その数はキンクロハジロが20羽程度のほかは数羽ずつと少ないです。
キンクロハジロは以前から弁天池に張り出したムクノキの下に集まっており、何故か不思議に思っていたところ、最近になって、落ちてくる実を食べるためだったことがわかりました。
特に、ムクノキにハトやヒヨドリなどが来ると多くの実が落ちるらしく争奪戦が繰り広げられています。

■井の頭公園(98) カワセミは居ついた模様です
11/12 - 11/18 (1)井の頭公園

10月31日に初めて観察したミコアイサは15日以降見えなくなり、15日間の滞在で池を去ってしまいました。
バーダーの間ではそれは@雌、A雄のエクリプス、B雄の若鳥と意見が分かれたそうです。私の意見は雄の若鳥なのですが。
先週と同じ個体だと思われるオカヨシガモ(オカヨシガモかオナガカモかはっきりしない)の羽が撮影でき、中雨覆がオレンジ色、大雨覆いが黒色なのでオカヨシガモに違いないと思われます。
その一方で、先週の写真の尻尾周りはどう見てもオナガカモであり、両者の交配種というのが正しいかもしれません。

今週末には池の冬ガモはキンクロハジロが少し増えて約30羽(御茶ノ水池、ボート池、弁天池に分散)、ホシハジロは減って6羽、オオバンは変わらず2羽になり、ミコアイサ、オナガカモ、マガモはいなくなりました。

■井の頭公園(98) ミコアイサは15日間滞在しました
11/5 - 11/11 (1)井の頭公園

今週はミコアイサのほかにオカヨシガモ、オナガカモ、マガモが増えました。
オカヨシガモはエクリプスから換羽中の雄のよう。オナガカモは雄と雌でいつも2羽寄り添っており、マガモは雌一羽でしたが、週末には雄も増えました。
ミコアイサはキンクロハジロの群れに一緒にいることが多く、おかげでカイツブリに追いかけられることはなくなった模様です。学習の成果でしょうね。
また、久しぶりにカワセミに出会ったと思ったらカワセミの近くにオオタカが現れ、カメラの電池切れも手伝って撮影できたのは数枚だけになってしまいました。

他にはホシハジロがさらに増えて10羽以上になっています。

■井の頭公園(98) オオタカ


■井の頭公園(98) オカヨシガモ?
2018/10月】 更新ページ
10/29 - 11/4 (1)井の頭公園

10月31日、井の頭池で初めてミコアイサを見ました。
撮影当初はまさかとは思いながらもカワアイサと思っていました。しかし、写真を見るとミコアイサです。
さらに、その雌だと思っていましたが、図鑑を見るとエクリプスのようにも見えますが、雄の若鳥(第一回冬羽)ではないかと思います。
ミコアイサは子育て中のカイツブリに追われては逃げ回り、あまり居心地はよくないのではないかと思いますが、餌の魚は多いのか潜水を繰り返しています。

他にはキンクロハジロは約25羽に増え、ホシハジロも6羽、オオバンは2羽になっています。これから別の種類も含めてさらに増えていくものと思います。

■井の頭公園(97) ミコアイサ
10/22 - 10/28 (1)井の頭公園

池では時期遅れのカイツブリの雛が2羽誕生しています。また、冬鳥(キンクロハジロとオオバン)もやってきました。

■井の頭公園(97) キンクロハジロがやってきました
10/15 - 10/21 (1)霞ヶ浦

前回、広い蓮田の一角にシギたちがいることが分かったので再訪し、オオハシシギとクサシギを初めて見ることができました。
2羽のオオハシシギは思っていたより小さく、ほぼ寝てばかりでした。最初に見てから3時間以上たったお昼過ぎになって、やっと活動を開始しました。
そこから少し離れた区画では、遠く豆粒のようなクサシギとアカアシシギがそれぞれ2羽で忙しく餌を探していました。
前回20羽ほどいたオグロシギは今回は1羽だけ、ツルシギは見られませんでした。

更新ページ(◇霞ヶ浦(7))中のツバメと記しているのはショウドウツバメの誤りでした。(10/24追記)
なお、ショウドウツバメは初見です

【初見】 オオハシシギ、クサシギ、ショウドウツバメ

◇霞ヶ浦(7) オオハシシギ


◇霞ヶ浦(7) クサシギ
10/8 - 10/14 (1)井の頭公園

今週は小鳥の森に秋の渡りの鳥たちを探しに今までよりも多数回行きましたが、残念ながら何も見ることはできませんでした。
ベテランバーダーの話では、すでに渡りの終わったサンコウチョウのほかはあまり多くないとのことです。
池のカワセミもずっと見られず、ちょっと寂しい井の頭公園です。

(2)野 川

井の頭公園やそのほかの場所でもカワセミを撮影できないので、ほぼ半年ぶりに野川に行きました。
榎橋から飛橋までの約3kmを往復して、飛橋近くでは幼鳥と雌の成鳥を撮影、清水橋下流では2羽が追いかけあいをするのを見ることができました。

■井の頭公園(97) モノサシトンボ


■野川(38) 久しぶりにカワセミを撮影しました
10/1 - 10/7 (1)井の頭公園

カワセミはやって来ず、渡り途中のヒタキ類の観察もサボっているため、更新内容は前回に続き番外編です。
1日夜は台風24号が速足に通り過ぎましたが、夜中には強風が吹き荒れました。
翌朝は風は強いものの快晴です。井の頭公園の池の周囲、御殿山、西園、小鳥の森を回ってみると、大木が根こそぎ倒れているもの、途中で折れているもの合わせて約30本に被害が出ていました。
何年か前に同じように台風で大木が折れたことがありましたが、それ以来の出来事でした。

(2)多摩川

久しぶりに府中市の多摩川に行きました。
一昨夜の台風の影響か、川の水位はいつもより50cmほど上がっています。そして、岸の大きな木が何本か倒れていました。
着いてすぐに増水した川面を2羽のカワセミが追いかけあい、逃げている方の羽が水に触れて速度を落とすと、追いかけている方はそれを待ってから再び追いかけ始め、あっという間に川下へ見えなくなりました。
久しぶりに見るカワセミに気分良くなりましたが、その後は全く姿を見せてくれませんでした。
中州にはどこから飛んできたのか突然2羽のオオタカが現れて縄張り争いをしている様子、成鳥が幼鳥に掴みかかろうとしていました。
11時過ぎから2時間ほどの間に、他に顔の黄色いハクセキレイ(若鳥)、カワラヒワの群れ、トビに休養時間を邪魔されるカワウの群れ、トビが隣に来ても知らん顔のアオサギなどを見ることができました。

(3)霞ヶ浦

1日の台風の影響で珍しいシギ・チドリもいるかもしれないと期待して霞ヶ浦近くの蓮田に行きました。
そこで運よく淡水域を好む6種類のシギに出会えました。なかでも幸運だったのは初めてツルシギを撮影できたことです。
残念なのは撮影時にツルシギと気づかなかったことですが、「たくさんシャッターを切ること」というのが教訓、いえ、事前に「淡水域のシギをよく調べておくこと」の方が先ですね。
また、干拓地ではチュウヒも見られました。

【初見】 ツルシギ

■井の頭公園(97) 【番外編】 台風の爪痕


■多摩川(18) オオタカ成鳥と幼鳥の争い


◇霞ヶ浦(6) ツルシギ初撮影
2018/9月】 更新ページ
9/24 - 9/30 (1)富士山南麓

前回23日以降はまた雨続きでしたが、28日は一日だけ晴とのことで、前回と同じ富士山南麓の越前岳近くに行きました。
今回はサシバです。
・11:27 サシバ1羽
・12:40 遠く西の方に鷹柱、双眼鏡で観察できたのは2,30羽か?
 (同じ方向にある観察ポイント(明星山)では、この日、約1700羽もの鷹が渡っていったとのことです)
・13:21 サシバ成鳥2羽
・13:23 サシバ10羽くらい
・13:28 サシバ幼鳥2羽
前回はハチクマとノスリでしたが、今回はサシバが渡っていくのを見ることができました。 サシバには幼鳥も混じっており、これからの長い道のりを無事に越冬地に着いてほしいと思います。

ほかには、ノビタキを撮影し、前回に比べて数が少ないアマツバメ、アサギマダラ、タヌキが見られました。

□富士山周辺(13) サシバ成鳥
9/17 - 9/23 (1)富士山南麓

23日は久々の晴なので、多くの鷹が渡っていくものと期待して富士山南麓の越前岳近くに行きました。
日曜日の高速道路はそれなりに渋滞し、現地到着は予定より少し遅れましたが、現地はまずますの晴、風も東風ながら強くはなく鷹の渡りには良い天候です。
昨年同時期に最初に鷹が現れたのは11時、12時には鷹柱を見ることができました。今回も天候の様子は西風ではなく東風だったことを除けばよく似ており期待は膨らむばかりです。
そして、11時少し前、ノスリとハチクマがやってきました。ところが、その後は14時過ぎにカラスだと思っていた黒い鳥がノスリだったので、観察できたのはノスリとハチクマ合計で数羽という結果に終わりました。
・10:54〜56 ノスリとハチクマ
・11:40頃 撮影してみると残念ながらトビ
・14:18 ノスリ
タカの渡り全国ネットワークによると、この日、各地で多くの渡りが見られたようですが、この時期以外には見る機会のないハチクマをここ(鷹の渡り観察ポイントとしてはマイナー)で見ることができたので良しとしたいと思います。

ほかには、アマツバメが多数飛び回り、撮影は出来ませんでしたがアオバト、ノビタキ、ホオアカも見ることができました。

□富士山周辺(13) ハチクマ
9/10 - 9/16 (1)三番瀬

ほぼ干潮時に三番瀬に着くと、干潟は一面に広がり一見してウミネコらしい鳥以外は何も見えません。
双眼鏡で見るとところどころに少数ずつ分散したシギなどがいます。そのうちの一か所でミユビシギなどを撮影した後、遠くにバードウォッチャーが固っているのでそこに行きました。聞いてみると「向こうにソリハシシギとオバシギがいた」ということでした。
干潮から3時間ほどたつと潮はかなり満ちてきて、狭まった干潟にいろいろな種類が集まってきました。
先ほどとは別の一団がダイゼンの小群がいる方にレンズを向けているので、行ってみると「ウズラシギかサルハマシギかいる」とのことで、私もファインダーを覗くと、サルハマシギがいました。
ほぼ鳥たちの居場所がなくなり、引き上げるまでの約4時間、上記の他にメダイチドリ、キアシシギ、オオソリハシシギ、ハマシギ、キョウジョシギ、ミヤコドリ、オオセグロカモメ?などがいました。

今回は遠来の友人と二人でシギ・チドリの撮影をしました。友人は干潟で撮影するのは初めてでしたが、「面白い」とのことだったので良かったです。

◇谷津干潟・三番瀬(14) サルハマシギ
9/3 - 9/9 (1)井の頭公園

今週も鳥たちの観察は池だけ、カワセミの姿もなく変化はありません。雨が降ったためか池の水はきれいです。
昨年9月、庭に自生したオジギソウ(当初は合歓の木にしては花が少し違うなーと思っていました)は日本の気候では一年草とは知らず、冬前には枯れてしまったのを残念に思っていました。
今年は思いもかけずお隣からその苗をもらい、せっせと水やりをしていると、あの丸い花が咲いてくれました。

■井の頭公園(97) 【番外編】 オジギソウ
2018/8月】 更新ページ
8/27 - 9/2 (1)三番瀬

真夏日、猛暑日が続き行くのをためらっていた三番瀬ですが、29日は曇という予報のため行ってみました。
現地は予報通りで暑さはなく快適でした。でも、撮影にはちょっと雲が厚すぎるなー、などと勝手なことを考えてしまいました。
秋のシギ・チドリの渡りはすでに最盛期を過ぎたようですが、ミユビシギ、キアシシギ、ミヤコドリ、キョウジョシギ、メダイチドリなどが浜でカニなどを捕まえ、コアジサシは小さな群れで沖合を飛んでいきました。
今回撮影した写真の中で面白かったのは、キョウジョシギの幼鳥が大きなカニを捕まえたのに、カニの威嚇にたじろいて、食べるのを諦めてしまったことです。

◇谷津干潟・三番瀬(13) キョウジョシギはこのカニに威嚇された
8/20 - 8/26 (1)井の頭池

台風(20号)一過の強い南風で、週後半はまた猛暑日が復活してしまいました。
池の様子に変化はなく、撮影は今週もまたトンボです。
森の方には一度行きましたが、水場にやってきたのはカラスだけでした。バードウォッチングの人たちも見当たらず、渡りはまだ始まっていない模様です。

■井の頭公園(96) トンボ産卵
8/13 - 8/19 今週は結局どこにも行きませんでした。そこで、先週撮影した井の頭池のカワウとコフキトンボを掲載しました。

(1)井の頭池

数羽いるカワウの食糧は何かと思っていたところ、たまたま捕食場面を撮影することができました。ナマズを食べていました。
他には撮影するものはなくどこか懐かしいシオカラトンボを撮ってみると、それはシオカラトンボではなくコフキトンボでした。今までシオカラトンボだと思っていたのはコフキトンボだったようです。

そろそろ森の方には南に帰る途中の夏鳥が寄ってくれる季節になります。来週からは池だけでなく森の方にも行ってみたいと思います。

■井の頭公園(96) コフキトンボ
8/6 - 8/12 今週は広島、長崎の原爆記念日に黙祷し、台風13号の接近を心配した一週間でした。
台風後も井の頭池の鳥たちに変化はなく、鳥の代わりにトンボを撮影。おかげでコフキトンボというのを知りました。そして、雌の羽色は図鑑に出ているものよりかなりオレンジ色の濃いものでした。
更新はお休みです。
7/30 - 8/5 (1)井の頭池

猛暑のために家に籠る日が続く中、3日と4日は早朝に井の頭池に行きました。
上空をツバメとトンボが飛び、池にはカルガモが多数、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギが少数いるだけで大きな変化はありません。
池の水も変化はなく、カワセミも見られませんでした。

■井の頭公園(96) アオサギ
2018/7月】 更新ページ
7/23 - 7/29 (1)井の頭池

今週もまた幼鳥たちです。
シジュウカラ、カルガモ、カイツブリの幼鳥がかなり大きくなっています。何回か誕生した雛たちのうちシジュウカラとカルガモは今年最後ではないかと思いますが、カイツブリはまだ営巣するかもしれません。
そして、今年もウチワヤンマが水面を優雅に飛んでいます。時々縄張り争いをしますが。
カワセミは先週20日以来一向に見かけません。薄緑色に濁った(?)水のために魚を捕りにくいのかもしれません。

■井の頭公園(96) シジュウカラの幼鳥
7/16 - 7/22 (1)井の頭池

今回も幼鳥たちです。
16日、弁天池でカワセミを見たあと、20日早朝には御茶ノ水池で2羽の幼鳥を見ました。

21,22日にはクマゼミの声を聞きました。このところ何年も井の頭公園で聞いていますが、子供の頃を広島で過ごしたものにとっては懐かしい鳴き声です。なお、昨年は7月24日に聞いています。

■井の頭公園(96) カワセミの幼鳥
7/9 - 7/15 (1)渡良瀬遊水地

オオセッカを撮影するために、再度、渡良瀬遊水地の第一調整池に行きました。
子供の遠足ではありませんが、目覚ましの鳴る一時間前に目が覚めたため、予定より早く出発し、朝6時前には撮影を始めました。
そこではあちこちでコヨシキリとオオセッカの鳴き声がしますが、オオヨシキリの声はほとんどありません。
そして、霞ヶ浦や前回のこの場所で鳴き声を聞いていただけのオオセッカを初めて撮影することができました。コヨシキリがお気に入りのソングポストにやって来てはひとしきり囀るのに比べて、オオセッカは葦の中で囀ったり、そこから飛び出しては囀ったり(さえずり飛翔)ということで、撮影はなかなか容易ではないということがわかりました。
セッカもさえずり飛翔をしますが、オオセッカはセッカに比べると高度も飛行距離も比較にならないほど「ちょっとだけ」でした。

オオヨシキリのさえずりが聞こえないのは、すでに雛がかなり大きくなっているためだと思われます。
オオヨシキリの幼鳥は「ギギ(ゲゲ)」という鳥だか蛙だかわからないような鳴き声であることを初めて知りましたが、親のさえずりを思えば納得できます。

(2)井の頭池

ツバメの子供たち、すでに成長して親のあとを追いかけて空中で餌をもらうグループもいますが、今朝のグループは未だ電線で餌を待っています。
ツバメのほかにはスズメの子はチュンチュン鳴きながら親を追いかけています。
御茶ノ水池では遠くをカワセミが飛ぶのを見ました。ただ、幼鳥かどうかは不明です。
14日朝には7羽いるカルガモの幼鳥(親と同じ大きさになっています)のうちの一羽が、水面に浮かぶ藻を食べているときに足をスッポンに噛みつかれて大騒ぎになりました。羽をばたつかせながら2,30m離れた葦の浮島にたどり着いて姿が見えなくなっても、葦は大きく揺れていてスッポンは噛みついたままのようでしたが、その後静かになり難を逃れた模様です。その間、近くにばらけていたらしい6羽の幼鳥たちは集まってきましたが、なす術はありません。そして、7羽は何事もなかったように一緒に七井橋の方へ離れていきました。
本当にスッポンはカルガモの足に噛みつくの?と未だに半信半疑です。

【初見】 オオセッカ

◇渡良瀬遊水地(2) オオセッカ


■井の頭公園(96) ツバメの給餌
7/2 - 7/8 (1)富士宮5合目

先月5日に続いて、冨士宮5合目から宝永火口縁までを往復しました。
前回に比べて登山などをする人は多く、駐車場は車が多くなっています。
鳥たちは前回とほぼ同じですが、今回は宝永火口縁でカヤクグリを見ることができました。また、日沢のガレ場ではホシガラスが飛び、その後も鳴き声をよく聞きました。

今回は、 強い日差しの中でもさわやかな風のお陰で気持ちよく過ごすことができました。10日からは交通規制のために一般車は来ることができないので、今年の探鳥は今回で終わりにします。

(2)井の頭池

梅雨も明けて暑い日が続きますが、池の水はまだそれなりにきれいです。カイボリ後に生えた多くの水草に依るところが大きいのではないでしょうか。
カイツブリの雛は現在弁天池に3羽、御茶ノ水池に2羽、ボート池に3羽います。ボート池では幼鳥が自立するようにと親鳥に追い立てられているのに、弁天池の一羽はボート池の幼鳥より大きいにも拘らず親鳥が付きっ切りで面倒を見ています。
どこの世界にもあります?

□富士山周辺(12) カヤクグリ
2018/6月】 更新ページ
6/25 - 7/1 (1)柳沢峠

マミジロはいないかと、青梅街道の最高地点、柳沢峠に行きました。
現地は濃霧に包まれ、気温も22℃で、早くも梅雨明けして暑さに負けそうな身にはもってこいの避暑行となりました。
肝心の鳥たちは林道入り口近くではたまにキビタキ、カラ類の声が聞こえるだけでした。そこで、涼しさもあり、今回は初めて林道をだいぶ上まで登ることにしました。
途中で出会ったカメラマンにマミジロの様子を聞くと「上の方に2羽でいた」、「林道入り口にいた」とのことでした。しかし、残念ながら、私は見つけることができませんでした。
トピックスは今まで聞いたこともない囀りのオオルリです。文字では表現できませんが、「ピーリー、ピョッピョッピョッピョ」とでもいえばいいでしょうか。なお、ここでオオルリを見たのは初めてです。
オオルリがいた林道を少し上ったところに沢があり、しばらくそこで観察するとミソサザイの声がし、時折コマドリの声も聞こえます。そして、さっきのオオルリもやってきました。

□富士山周辺(11) 珍しい囀りのオオルリ
6/18 - 6/24 (1)井の頭公園

幼鳥たちの様子は
@カイツブリ
・御茶ノ水池では最初に4羽の雛が孵ったが、その後みんな見えなくなってしまった
・弁天池では4羽孵ったが、その後3羽になってしまった
・ボート池では3羽孵ったもよう
Aカルガモ7羽が大きくなっている、神田川でも
Bその他
・シジュウカラ多数
・ムクドリ、コゲラなど
・アオゲラは未確認(観察不足のため不明です)
・カワセミは先週一度見ただけ、ツバメは捕食・水浴びのために池にやってくる
のとおりです。

■井の頭公園(95) ツバメ
6/11 - 6/17 (1)井の頭公園

台風5号が関東地方の南海上を通り過ぎたあと、久しぶりに井の頭池に行きました。
池の端ではシジュウカラとコゲラの幼鳥が餌を探して元気に飛び回っています。御茶ノ水池には親の後を追う4羽のカイツブリの幼鳥が、弁天池の巣には孵化したばかりの雛が2羽と卵が2個あり、親が温めています。
カワセミはまだやってきていない模様です。

17日、再度行ってみると待っていたカワセミがいました。カワセミは幼鳥のようで、ほかに、すでに大きくなっているカルガモの幼鳥も7羽います。また、カイツブリは弁天池のほかにボート池東端でも抱卵しており、まもなくカイツブリの幼鳥でにぎやかになりそうです。

(2)渡良瀬遊水地

北エントランスを入って間もないところ、道に車を止めて窓を開けるととオオヨシキリなどの声が聞こえます。あたりはあまりにも広大な葦原のためどこに行けばいいのかわからず、まずはここで観察することにしました。
少し慣れてくるとオオヨシキリではない鳴き声・・・初めて見るコヨシキリです。派手なオオヨシキリの鳴き声に比べて、コヨシキリは少しおとなしい鳴き声のために、目立ちにくいですが、数はオオヨシキリより多いように思います。
それらに交じってオオセッカの声も聞こえますが、姿はとうとう見ることができませんでした。
そのほか、ツバメ、ヒバリ、セッカ、ムクドリ、カワラヒワ、アオサギ、カルガモなどを見ることができました。

観察したのは第一調整池ですが、その後第二調整池も見に行きました。そこは同じくらいの広さ(どこまで広がっているのか、実はよくわかりません)の葦原が続いています。冬にはコミミズクをはじめとする猛禽類の観察に適しているということです。
渡良瀬遊水地は、もともとは足尾銅山から渡良瀬川を流れてくる鉱毒を沈殿させるために作られたものだそうですが、さらに第三調整池もあり、何とも広いところです。


【初見】 コヨシキリ

■井の頭公園(95) シジュウカラ幼鳥


■井の頭公園(95) ツバメ


◇渡良瀬遊水地 コヨシキリ
6/4 - 6/10 (1)富士宮5合目・西臼塚

梅雨入り前の最後の晴れ間となった5日、冨士宮5合目と西臼塚に行きました。
5合目に着くと気温12度、遠くに富士川河口、手前には愛鷹山そして少し東側には箱根の山々が良く見えます。今まで何回か来た際には雲海に遮られていることが多く、これらが見えることほとんどありませんでした。
宝永第二火口縁までの往路では、キクイタダキ、ルリビタキ、ビンズイ、アマツバメが見られ、復路ではメボソムシクイ、ビンズイ、アマツバメ、キクイタダキが見られました。
他にもウグイス、ミソサザイ、コガラの鳴き声を聞きましたが撮影は出来ませんでした。
駐車場に戻ってくると霧が濃くなり、スカイラインに降りてくるまでの一部区間ではノロノロ運転、途中の高鉢駐車場ではいつもの科の木のてっぺんでさえずるオオルリを見ることができました。

今回はスカイラインをさらに西に進み、初めて西臼塚に行きました。事前調査不足で森の様子はよくわかりませんでしたが、結果的に入り口からかえで広場〜つり橋〜大宮間伐林道を通って戻ってきました。
そこは標高1250mで、今まで行った他の場所に比べて道や森は比較的整備されています。
目的はマミジロの観察でしたが、観察できたのはヤマガラとキビタキでマミジロは声も聞こえませんでした。他に聞こえたのはコルリ、ウグイス、カッコウ、ホトトギスとエゾハルゼミでした。

さらに、昨年鷹の渡りを見たところに寄ってみると、傾斜地一面のススキはまだ新芽が伸びておらず、ノビタキやホオアカは見られませんでした。

□富士山周辺(11) メボソムシクイ


□富士山周辺(11) キクイタダキ
2018/5月】 更新ページ
5/28 - 6/3 (1)秋ヶ瀬公園

5/23と5/24の夕方にフクロウが巣立ったとのことで、真っ白な雛を探しに出かけました。まだ巣の近くの森にいるのではないかと探しましたが見つかりません。さらに翌日は少し範囲を広げて探しましたがやはり見つかりません。
数年前に見たフクロウの幼鳥(すでに羽色は茶色になっていました)は、巣から1km以上離れた別の森の遊歩道で寝ていました。今回の雛はまだ巣立って間がありませんが、どうも親が別の森に連れて行ったのではないかと思われます。
ところで、秋ヶ瀬公園ではホトトギスとガビチョウの声がするほかは何もいません。二日目になってやっと子連れのコゲラを見ることができました。
そして、秋ヶ瀬公園の帰りの寄った北側の農耕地ではオオヨシキリとキジが見られ、セッカの声も聞かれました。ただ、オオヨシキリとセッカは例年に比べて数が少ないように感じました。

(2)伊佐沼

ハジロクロハラアジサシを撮影するために伊佐沼に行きました。好天の天気予報に早めに行きましたが、現地は北風が吹き付け水面は波立っています。
これでは餌をとるのは難しいので、アジサシ類はいないかな、という予想通り、いたのはカイツブリ、アオサギ、カルガモが各々少数だけでした。
ところが、沼の北側には波が静かな部分があったので行ってみると、十羽前後のアジサシが杭の上で北風に向かって背を屈めています。アジサシたちは定期的に飛び上がってはダイビングしたり、水面の魚を掬い取ったりしています。
魚を捕るショットは撮れませんでしたが、飛び上がったアジサシの嘴には小魚がくわえられていました。
残念ながらハジロクロハラアジサシはやって来ませんでした。

□秋ヶ瀬公園・彩湖(15) コゲラの親子


□秋ヶ瀬公園・彩湖(15) キジの幌打ち


◇伊佐沼(4) コアジサシ
5/21 - 5/27 (1)南高尾

サンコウチョウを見たいと思い、ちょうど一年ぶりに高尾に行きました。
サンコウチョウは林道から少し離れたところから声が聞こえますが、姿は見えません。キビタキもホトトギスも声ばかりです。例年、よく見られるオオルリやクロツグミは声も聞かれませんでした。
撮影できたのはイトトンボ(正式名は知りません)、遠く水浴びするヤマガラ、やはり遠いキビタキの雌らしい鳥、そして久しぶりに見たアサギマダラでした。
 更新はお休みです。
5/14 - 5/20 (1)三番瀬

首都高速の混雑を避けて6時前に家を出ると、7時には三番瀬に着きました。
潮は引き始めていて少しだけ干潟が現れています。すぐに浜にいるキョウジョシギが目に留まりました。干潟は見る間に広がっていき、ハマシギ、トウネンの群れ、ダイゼン、メダイチドリ、キアシシギ、チュウシャクシギなどが忙しく餌を食べています。
もっとも、ダイゼン、メダイチドリはほかに比べてのんびりしています。
また、コアジサシが一羽、飛ながら浅瀬の魚を捕まえています。
今は潮干狩りの時期のため、潮が引いてきた8時過ぎには大きなトラックで運び込まれたアサリを2台のキャタピラー車で潮干狩り場に撒く作業が始まりました。
夏羽のサルハマシギを見たいと思っていましたが、ここで三番瀬を引き揚げ谷津干潟に向かいました。

(2)谷津干潟

15分ほどで着いた谷津干潟はまだ干潟が現れていません。少し内陸にある谷津干潟は2本の水路で東京湾とつながっていますが、潮の満ち干は三番瀬に比べて2時間ほど遅れています。
観察センター側から見ると、対岸の方を小型のシギの群れが飛んでいます。その群れを双眼鏡でよく見ると、対岸にできた狭い干潟に下りていきました。
その方へ行くと、狭い干潟はハマシギ、トウネンの群れであふれています。サルハマシギはいないかと探しましたがここでも見つけることはできませんでした。すでに北へ渡っていったものと思われます。
さらに潮が引き始めるとシギたちはあちらこちらにできた浅瀬に分散し観察も難しくなったため、結果的にはサルハマシギの探索には良い時間帯に来たのに残念です。
そのほかにはキアシシギ、ダイゼン、チュウシャクシギがいました。驚いたのはすっかり夏羽になったカンムリカイツブリがまだいたことです。そのカンムリカイツブリは、干潟にずっとしゃがみ込んで羽繕いをしていて、最初はカルガモだとばかり思っていました。

(3)井の頭公園

17日、遠出をしそびれていると井の頭動物園の方から「キョキョキョキョキョ」の声、ホトトギスです。慌ててカメラバッグを担いで行ってみましたが、声はそれっきり聞こえませんでした。
公園で会ったバーダーに聞くと、ホトトギスは鳴きながら飛んで行ったとのことでした。いろいろなところで声はよく聞きますが、まだ撮影したことがない鳥です。そして、その人の話では池の近くでサンコウチョウの声を聞いたとのことで、今年もやってきたようです。
そして、夕方にはまたホトトギスの鳴き声が聞こえていました。

◇谷津干潟・三番瀬(12) 眠いトウネン


◇谷津干潟・三番瀬(12) ハマシギとトウネン
5/7 - 5/13 (1)井の頭公園

朝早く行くと、キビタキのさえずりが聞こえることはありますが、今年はまだ姿を一度も見たことがありません。オオルリもセンダイムシクイなども。木々の葉はすっかり茂って見難いこともあって、観察のモチベーションは下がっており、今年の井の頭公園での夏鳥撮影は難しそうです。
オオタカの声もあまり聞こえなくなりどこかに行ってしまったかと思っていました。ところが、11日に久しぶりに聞こえました。以前に比べて鳴く頻度が減っているように思います。

■井の頭公園(95) アオゲラ
4/30 - 5/6 (1)霞ヶ浦

前回からほぼ一か月たちました。
ホオジロとウグイスくらいだけだった葦原にはオオヨシキリ、コジュリン、セッカが増えています。
前回ほぼ様子が分かったつもりでいた蓮田ですが、今回さらに奥まで行くとまだまだ続いていて、長辺は前回見た範囲の2倍、トータルで約4kmもありました(短辺は0.5km)。その間、ところどころで車を止めてシギ・チドリを探しましたが、姿はありません。
蓮田の最奥部は前回ウグイスが囀っていた別の葦原のすぐ近くだったため、そちらに行ってみると、ウグイスは今回もおり、営巣しているのではないかと思います。
往きとは蓮田の反対側を戻る途中では、往きと同じように車を止めてりシギ・チドリを探しましたが、いたのはアオサギが数羽とバンが2羽、そして休耕区域の葦原でさえずるオオヨシキリだけでした。
最初の葦原に戻ってくると相変わらずオオヨシキリが大きな声で鳴いていました。

シギ・チドリは見られず残念でしたが、コジュリンを初めて見ることができました。次回は茨城、千葉県の一部で繁殖すると言われているオオセッカを探したいと思います。

(2)井の頭公園

4日朝早く森へ行ってみました。キビタキが鳴いていますが姿は見えません。そこへオオタカの声!以前と同じように2羽が鳴き交わしながら木々の間を飛び回っています。成鳥の方が枝に止まったところを確認できましたが、若鳥の方は見えませんでした。聞くところによると、交尾はしているそうですが、一方が若鳥なので営巣できるかどうかはわからないとのことでした。
池のカイツブリは今年も巣作りをしています。

【初見】 コジュリン

◇霞ヶ浦(5) コジュリン


◇霞ヶ浦(5) コジュリン
2018/4月】 更新ページ
4/23 - 4/29 (1)井の頭公園

先週、先々週と聞こえていたオオタカの声、今まで姿が見えませんでしたが今週やっと見ることができました。
ベテランバーダーは雄と雌と言っていましたが、写真を見ると成鳥と幼鳥です。
成鳥は上面羽色がよくわからないので雄か雌かははっきりしません。
いずれにしても、オオタカが2羽も居ついていては、小鳥たちを探すのは難しいと思われるため、夏鳥探しに遠出をする予定です。

(2)宮川渓谷

現在、井の頭公園にはオオタカが2羽いて、夏鳥に出会うのは難しいのではないかと思い遠くまでやってきました。
今回は遊歩道を駐車場から上流側端まで約1kmを往復しました。
昨年のページには「初夏の宮沢渓谷は針葉樹や、新芽が出始めたり芽吹き前の広葉樹、満開の山桜やツツジで何とも気持ちの良い季節です。」と書いています。
今回は昨年より10日早いですが、芽吹き前の木はなく2週間ほど季節が進んでいるように感じます。
夏鳥たちはオオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキの巣作りの様子などが見られました。昨年多く見られたサンショウクイとクロツグミはまだ来ていないのかどうかわかりませんが見られませんでした。

また、遊歩道脇ではトウゴクミツバツツジやヤマツツジがきれいに咲き、カタクリの実は大きくなっています。

(3)戦場ヶ原

昨日は矢板市の宮川渓谷に来たので、今朝早く戦場ヶ原まで足を延ばしました。この季節に来たのは初めてで、朝6時の気温は2℃、寒いです。
赤沼駐車場から泉門池までの自然研究路を往復しました。木々はまだ丸坊主、湿原は冬枯れ状態です。
鳥たちはマヒワ、ツグミ、キレンジャクなどの冬鳥が、ノビタキ、コサメビタキなどの夏鳥がおり、冬鳥と夏鳥が混在する季節です。
特記すべきはイスカとキレンジャクに出会えたことです。
初めて見たイスカは出会えるとは予想もしていませんでした。カラマツの実を食べるのかと思っていたところ、どうもそうではなく水飲みにやってきただけで、すぐに飛び去ってしまいました。
なお、赤い体と交差する嘴もはっきり写真に撮ることができました。そして、短時間しかいてくれなかったことと、初めて見ていささか興奮気味だったことも手伝って赤くない雌は確認できませんでした。
キレンジャクは今年2月に初めて見ましたが、その時は一羽だけで写真もきれいに撮れず、撮影は来年以降の宿題と思っていました。ところが今回大きな群れに出会うことができました。都市公園などにやってくるキレンジャクは稀にヒレンジャクの群れに1,2羽が混じっているというのが普通ですが、今回は50羽くらいの大きな群れでした。
撮影したキレンジャクの写真を見ると、写っていたのは雌(含む若鳥)ばかりでした。撮影を切り上げたときにはキレンジャクはまだいたので、こんなことならもっとまじめに多く撮影すればよかったと反省しています。きっと雄もいたはずです。

戦場ヶ原までの道中、いろは坂ではきれいなアカヤシオが咲き、中禅寺湖畔では点在する桜が良く咲いていました。

【初見】 イスカ (今回で観察種類が200種になりました)

■井の頭公園(94) オオタカ幼鳥


□宮川渓谷(5) コサメビタキの巣作り


□戦場ヶ原(6) イスカ


□戦場ヶ原(6) 湯川の流木に止まったキレンジャク


□戦場ヶ原(6) カラマツの新芽を食べるキレンジャク
4/16 - 4/22 (1)井の頭公園

夏鳥は、去年は4月中旬にはセンダイムシクイやキビタキ、オオルリがやってきましたが、今年はまだ鳴き声を聞いていません。あまりまじめに観察をしていないためではないかと思いますが。
 ⇒今朝(22日)は早朝に森に行き、センダイムシクイとキビタキの声を聞きました。今季初めて夏鳥の声を聞きましたが、残念ながら姿は若葉に隠れて見ることはできませんでした。
池のキンクロハジロは北へ帰っていった模様です。カワセミは姿を見せないので、神田川にも一度行きましたが、やはり姿はありません。どこかで誕生した幼鳥が5,6月頃にやってくるのを待たなければならないようです。
森や池の近くではコゲラやエナガが虫を口いっぱいにほおばってどこかへ運んだり、アオゲラはツガイと思われる2羽で行動を共にしており、子育て中だと思われます。

また、井の頭公園駅近くのナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)は今年も満開になっています。

■井の頭公園(94) 虫をくわえるエナガ
4/9 - 4/15 (1)井の頭公園

週半ば、森の木々は若葉に、池の端では芽吹き前のアキニレのほかは同じように若葉に包まれています。
森の方には夏鳥がやってきているようですが、私はまだ見ていません。池にはまだキンクロハジロが2ツガイ残っており、カイツブリは巣作りの準備をしています。また、カワセミは姿を見せず、幼鳥がやってくるのを待つことになりそうです。
更新はお休みです。
4/2 - 4/8 (1)秋ヶ瀬公園

木々の新芽が出始めた秋ヶ瀬公園に行きました。
すでに北へ帰ったものと思っていたアトリ、ベニマシコがイヌシデの蕾を食べ、コイカルがシメと諍いをする姿を見ることができました。
コイカルの雌は5年前に野川脇の林にいるのを見ましたが、雄は初めてです。
北側の農耕地は田んぼの準備はまだこれから、休耕区域の葦は芽が2,30pに伸びています。鳥たちはタシギ、ヒバリ、ツバメが少しと少なく、唯一撮影できたのはホバリングを繰り返すチョウゲンボウだけでした。

(2)霞ヶ浦

4回目の霞ヶ浦で、南東部の干拓地の全体像がだいぶ掴めてきました。今回はシギ・チドリの渡りの様子を見るために2か所を回りました。
葦原ではホオジロとウグイスがさえずり、ウグイスは葦の茎につかまって鳴いており、オオヨシキリと見間違えてしまいます。
広大な蓮田は今まで霞ヶ浦に近い区域だけしか見ていませんでしたが、今回は奥の方まで足を延ばしました。それでも、まだ先に続いています。
そこでは、タカブシギ、オジロトウネン、コチドリ、ムナグロなどが見られました。
これから、シギ・チドリの春の渡り時期になるので、今まで見たことのない鳥たちが見られるのではないかと楽しみです。


【初見】 タカブシギ、コイカル♂

□秋ヶ瀬公園・彩湖(14) コイカル♂


◇霞ヶ浦(4) タカブシギ


◇霞ヶ浦(4) オジロトウネン
2018/3月】 更新ページ
3/26 - 4/1 (1)井の頭公園

更新が大幅に遅れてしまいました。3/21−3/30日分です。
21日は季節外れの雪が降り、その後は季節外れの夏日寸前の日々が続きました。そのおかげで桜は一気に満開になりました。
池のカイボリは終わり月末には水位は完全に回復しています。
しかし池にカワセミはやって来ず、また冬鳥で居残っているのは池のキンクロハジロが5羽だけ、夏鳥は未だという状況のため、今回は花の写真が多くなりました。

(2)野 川

季節外れの暖かさで各地で桜が満開というニュースが報じられています。
調布市から三鷹市にかけての野川両岸にも多くの桜が植えられているので行ってみました。
そこではソメイヨシノのほかに枝垂れ桜、桃が咲き、セイヨウカラシナも黄色い花を咲かせています。そのソメイヨシノではワカケホンセイインコが花の蜜を吸い、桃の枝ではカワセミが川面の魚を狙っていました。
昨年11月にいたシマアジはまだおり、羽色はその時とはすっかり変わって夏羽になっていました。可愛い鳴き声で近づいてきたコガモを無視した採食中のシマアジは、突然飛び立ったコガモにびっくりしましたが、すぐにまた採食を再開しました。
シマアジはいつまでここにいるのでしょうか。

(3)仙 川

5年ぶりに仙川へ行きました。バス通り下流のツタの枯れ枝に雄のカワセミが一羽、更に少し下流へ行くと護岸壁に生えた木に雄がいます。先ほどと同じ雄かもしれません。よく見るとその雄は餌をくわえており、そのまま動かないので雌を待っているものと思いましたが、待てど暮らせど雌はやってきません。結局、40分間以上待ったあと自分で食べてしまいました。いったい何だったのでしょうか。

■井の頭公園(94) カタクリ


■野川(38) 桃とカワセミ
3/19 - 3/25 (1)井の頭公園

カイボリは終わり、池の水位はほぼ回復しました。しかし、カワセミはまだ戻っていない模様です。

(更新が遅くなりました 3.28記)
更新はお休みです。
3/12 - 3/18 (1)浅羽ビオトープ

レンジャクの情報に誘われて初めて高麗川河川敷のビオトープ(生物生息域)に行きましたが、すでにほかの場所に移動したらしく見ることはできませんでした。

(2)小宮公園など

八王子市の小宮公園に行きました。残念ながらレンジャクの姿はありません。レンジャクの食糧となるヤブランは今年は生育が良くないのか実はあまりついていませんでした。そのほかの鳥たちはといえばシジュウカラが少し、公園入口にツグミとガビチョウがいた程度で寂しいものでした。
その足で日野市の公園にも寄りました。先週は多くついているヤドリギの実を10羽くらいのヒレンジャクが盛んに食べていましたが、今回は何とその実はところどころに残っている程度でほぼ食べつくされています。これでは、もうレンジャクはやって来ないものと思います。

今期のレンジャク探しは今回で終わりにしますが、訪れた6ヶ所のうち半分でヒレンジャクを見ることができ、そのうち一か所では初めてキレンジャクを見ることができました。来年はキレンジャクをきれいに撮影したいものです。

(更新が遅くなりました 3.28記)

□浅羽  ジョウビタキ
3/5 - 3/11 (1)日野市の公園−ヒレンジャクと尻尾の短いエナガ

1月末、2月中旬と日野市の公園にレンジャクの様子を見に行きましたが姿はありませんでした。このところ、首都圏各地に飛来情報が多くなっているので再訪しました。
そこには10羽前後のヒレンジャクがいて、ヤドリギの実を食べては一休み(糞時間)、数羽ずつ崖下の湧水を飲むことを繰り返していました。
以前は比較的短時間で他の場所に移動していたと思いますが、今回はお昼過ぎから2時過ぎまで飛び去ることもなく、すっかり居ついている様子でした。
他にヤマガラ、コゲラなどがいましたが、近くに来たエナガを撮影すると、何と長いはずの尻尾がありません。図鑑を見ても幼鳥の時から尾羽は長いし、抜けてしまったのでしょうか??
野鳥観察を始めて10年以上になりますが、このようなエナガを見たのは初めてです。

(2)井の頭公園

8日夜から9日明け方にかけて降った大雨の影響で、カイボリ中の井の頭池の池底にできた”井の頭川”はすっかり水没してしまいました。
そんな池にいるのはカルガモ数羽とアオサギ一羽だけです。
レンギョウや枝垂れ柳は芽吹き始め、サンシュユの黄色い花が満開です。

□小宮公園など(4) ヒレンジャク


□小宮公園など(4) エナガ


■井の頭公園(93) 
2018/2月】 更新ページ
2/26 - 3/4 (1)泉自然公園近郊−ヒレンジャクとキレンジャク

泉自然公園には6年ほど前にカワセミを撮影しに行きましたが、今回は近郊の公園にレンジャクを探しに行きました。
そこでは多数のヒレンジャクと一羽のキレンジャクを見ることができました。
初めて見るキレンジャクは逆光のためきれいには撮れませんでしたが、群れるヒレンジャクに目が行くなか、偶然にも単独で別行動をするキレンジャクを見ることができたのは幸運でした。
3日後、キレンジャクを順光で撮りたいと思い再度行きましたが、残念ながらキレンジャクは見られず、ヒレンジャクも前回ほど多くは来てくれませんでした。
双眼鏡を首に掛けた地元の人に聞くと、レンジャクはここ2年は来ていなかったとのことです。私にとっては電車でだいぶ時間かかる場所ですが、また来たいところです。

【初見】 キレンジャク

<オリンピックロス状態です・・・またまた余談でした>
 
■泉自然公園(2) キレンジャク


■泉自然公園(2) ヒレンジャク
2/19 - 2/25 (1)井の頭公園

井の頭池では御茶ノ水池とボート池の乾燥が進み、池底の一部に地割れができています。
魚もあまりいなくなったらしく、カワウやコサギなどの水鳥とカワセミは姿は見られなくなりました。カワセミは神田川に移動しているものと思い久しぶりに行ってみると、三鷹台駅前にいました。
森の方はシロハラとツグミくらいでしたが、弁天池脇には珍しくルリビタキがいました。また、ウグイスは木の上にものぼり、動きが活発になってきました。冬鳥たちはそろそろ繁殖地へ帰っていき、ウグイスは近いうちに初鳴きが聞かれるのではないかと思います。

<冬のオリンピックの日本選手、特にジャンプやスケート、カーリングの女子選手の活躍には脱帽です・・・また余談でした>

■井の頭公園(93) ウグイス


■井の頭公園(93) ルリビタキ
2/12 - 2/18 (1)秋ヶ瀬公園

秋ヶ瀬公園と隣接するさくらそう公園に行きました。
秋ヶ瀬公園ではルリビタキとヒレンジャク、さくらそう公園ではベニマシコ、アリスイなどを見ることができました。
アリスイは’13年に彩湖周辺と多摩川で見て以来5年ぶりの再会です。ただ、残念ながらキレンジャクとオオハヤブサは見られませんでした。

(2)多摩川

日野市と多摩市のヤドリギでレンジャクが見られなかったあと、多摩川に寄りました。
そこでも鳥影は少なく、いたのはセキレイばかりという寂しい多摩川でした。

日野市のヤドリギでレンジャクが見られなかったので、多摩市に行くと、何とヤドリギは若木を数株残して全部切り落とされていました。予想もしない事態に驚くとともに、残念至極。
もっとも宿主のケヤキの大木は人も車も通る道路脇にあり、安全性の面から仕方のないことですが、元の状態に戻るにはこれから長い期間かかるものと思われます。

<冬のオリンピックの日本選手、特に外国選手に比べて小柄なジャンプやスケート、カーリングの女子選手の活躍はうれしいですね・・・余談でした>

□秋ヶ瀬公園・彩湖(14) ヒレンジャク


□秋ヶ瀬公園・彩湖(14) アリスイ


■多摩川(18) キセキレイ
2/5 - 2/11 (1)井の頭公園

弁天池では池の端の茂みなどからウグイスやがメジロが日向に現れ、カワセミはカイボリ中で池底にできた湧水の”川”で餌捕りをしています。
8日はなぜかボート池の”川”の水量が増えて溢れ、餌場が広がったためか、カワセミが3羽ダイビングを繰り返していました。
また、梅林では毎年咲くクロッカスとフクジュソウが今年も咲いていました。今年は最低気温が−8℃になることもあって、寒さが厳しいので開花はまだ先と思っていましたが、ほぼ例年通りの開花です。


今日は15日、更新が大幅に遅れてしまいました。

■井の頭公園(93) カワセミ


■井の頭公園(93) クロッカス、梅林にて
2018/1月】 更新ページ
1/29 - 2/4 (1)井の頭公園

先週の大雪で池の水は一時的に増えましたが、今は弁天池とボート池の一部を残してほぼ干上がっています。
捕獲された外来種のうち代表的なブルーギルは約250匹とのことで、4年前の時(一万匹以上)に比べて激減しています。
鳥たちでは第二公園にジョウビタキがいました。先週にはルリビタキがいたところです。ジョウビタキは縄張り意識が強いようなので、ルリビタキは追い出されてしまったかもしれません。

1月31日は皆既月食を撮影しました。夕方は曇り空だったので撮影は出来ないかもしれないと思っていましたが、「そのとき」は雲一つない幸運に恵まれました。

(2)日野市の公園

千葉県や埼玉県にレンジャクの飛来情報があるので、ちょうど一年ぶりに日野市のヤドリギを見に行きました。
しかし、ヤドリギの実はついていますがレンジャクはまだやってきていない模様です。
ここでは昨年、一昨年と見られなかったので、2月に入ってから来てくれるといいのですが。
 
■井の頭公園(92) アオジ


■井の頭公園(92) 皆既月食


□小宮公園など(4) モズ
1/22 - 1/28 (1)井の頭公園

22日はこのところの気象情報で連日取り上げられていた通り午前中から雪がちらほら降り始めました。午後からは本格的になり、さらに夜半まで降り続いて当地としては大雪になりました。
翌日は快晴、井の頭公園に行くと雪の中でルリビタキなどが元気よく餌を探していました。
24日にはボート池の”川”は雪解け水でほとんど水没し、カルガモの行動範囲は広がりました。
25日以降3日間は最低気温が−8℃前後と数十年ぶりの低温とのことです。特に日陰の雪解けは進みませんでしたが、28日には再び”井の頭川”が現れました。

なお、2014年のカイボリの時には2週連続で大雪が降りましたが、今回は一回だけでおさまりそうです。

■井の頭公園(92) 降り始め頃の井の頭公園


■井の頭公園(92) 大雪になりました、ルリビタキ
1/15 - 1/21 (1)井の頭公園

水抜きはさらに進み、ボート池はほぼなくなって干上がった池底には湧水による川が出現しています。その川にはコガモ、アオサギなどがおり、東端の水たまりではカワセミが餌探しをしています。
弁天池にはまだ水面が残っています。そこにはボート池にいたと思われるカワセミが来てダイビングを繰り返していました。

(2)多磨霊園

ちょうど一年ぶりに多磨霊園と隣接する浅間山公園に行きました。
目的は昨年末から始めた葦原での猛禽類の撮影では被写体までの距離が遠いため、少しでも引き寄せられるようにと購入した1.4倍テレコンの試写を行うためです。
多磨霊園の水場にはルリビタキ、アオジ、シロハラなどがやってきました。その後寄った浅間山公園はほとんど鳥影はありませんでした。
撮影は被写体までの距離が近いものばかりで、テレコンのテスト目的としては適当ではありませんでした。

(3)霞ヶ浦

先週に続き霞ヶ浦に行きました。
今回は霞ヶ浦南東部の初めて行く干拓地2か所と前回行った一か所を回りました。
目的はオオヒシクイとコミミズクそしてシギ・チドリの越冬場所を探すためです。
@最初に行った干拓地は広大でどこに行けばよいのかわかりませんでしたが、堤防の上から見ると遠くに丸い茶色の点の塊が見え、オオヒシクイであることがわかりました。
かなり遠いので干拓地の農道に降りて少し近づくとどこからか監視員が自転車でやってきて、「近寄らないように」というご注意。天然記念物のオオヒシクイの保護に当たるボランティアの人でした。一枚だけ撮らせてもらって引き上げました。
天然記念物だったことも、その保護にあたっている人たちがいることも知りませんでした。
A次は数km離れた霞ヶ浦に隣接する干拓地です
霞ヶ浦ではカワウの大群が魚を追って移動し、葦原では幼鳥らしいチュウヒが見られました。
Bそして最後は前回ハイイロチュウヒを初めて見た葦原です。
ここではコミミズクを初めて見ることができました。

今回は1.4倍のテレコンを使いました。ただ、コミミズクの撮影時は雲は厚く、ISOは6400になってしまい、さらにトリミングは避けられず、ざらつきの多い写真になってしまいました。
なお、シギ・チドリがいそうな場所は今回も見つけることはできませんでした。

【初見】 オオヒシクイ、コミミズク

■井の頭公園(91) カワセミ


□浅間山公園(4) ルリビタキ


◇霞ヶ浦(3) コミミズク
1/8 - 1/14 (1)霞ヶ浦

2回目の霞ヶ浦です。
気象情報によると9日は強い風が吹くということでしたので、一日遅らせましたが、現地は風は収まるどころか強い西風が吹き付けています。
前回とは違う場所に行くつもりで一つ手前のインターチェンジで降りましたが、道に迷い目的の場所には行けず、結局前回と同じ場所になってしまいました。
時間が早い(と言っても11時過ぎ)こともあったのか、葦原にチュウヒやミサゴの姿はありません。そこで、霞ヶ浦の水辺まで行くも、湖にはマガモの群れと、ところどころにいるカンムリカイツブリが見られるだけでした。
それでもわかったことはオオジュリンなどの小鳥は葦の中で絶え間なく鳴いていることでした。

そこで猛禽たちを待つのも時間の無駄のように思い、湖岸から少し内陸側の葦原に行くことにしました。今度は無事到着。ただ、西風はさらに強くなっています。
着くなりチョウゲンボウがすぐ近くでホバリングをし、その後目的のハイイロチュウヒを見ることができました。ハイイロチュウヒは13時頃から一時間ほどの間に3回飛び、そのうち2回は近くを飛んでくれたので幸運でした。
初めて見たハイイロチュウヒは上空のほかに、葦のすぐ上を低空・高速で飛んでいます。上空から餌を探すのはわかりますが、今回見た低空・高速飛行は上空で見つけた餌を捕まえるためのようには見えませんでした。何をしていたのかちょっと不思議です。
他にはハヤブサ、ノスリ、チュウヒが飛び、予想外の猛禽デーとなりました。

風は一向に収まる気配もなくハイイロチュウヒも撮影できたので2時過ぎには引き上げましたが、後日、同じ場所にコミミズクもいたとのことで、また行かなければなりません。

(2)井の頭公園

今週後半は今冬一番の寒さが続きました。
池の水位はさらに下がり、餌が捕りやすくなったカワセミは先週からずっと居続けています。
13日は午前中に魚などの捕獲作業があったようで、池の周囲にはTV収録用のビデオカメラとともに多くの人が集まっていました。

【初見】 ハイイロチュウヒ

◇霞ヶ浦(2) ハイイロチュウヒ


◇霞ヶ浦(2) ハイイロチュウヒ


■井の頭公園(91) カイボリでほぼ干上がった池
1/1 - 1/7 明けましておめでとうございます。
初めてカワセミを撮影してから今年で12年目になります。これからも鳥たちのいろいろな表情を撮っていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
元旦はここ数年恒例になっている御殿山橋から望む富士山の撮影です。寒くなってから早起きができない日が続いていますが、”せめて元旦は”と日の出前に行くと、今年も初日の出に輝く富士山頂を見ることができました。
一年の計は元旦にあり・・・・早起きは一日坊主でした、トホホ。

(1)井の頭公園

数年前に井の頭公園の御殿山橋から富士山が見えることを知り、日の出(6:50頃)に合わせて行くようになりました。
今回も元旦前から晴れの日が続いており、初日の出に染まる山頂を見ることができました。3年連続です。
その足で小鳥の森へ向かう途中、西園のグラウンドは霜で真っ白です。このところ朝早く行くことがないので、つい写真を撮りました。
小鳥の森の水場にはメジロ、ウグイス、トラツグミ、シロハラなどがやってきます。しかし、コジュケイは見られなくなり、アオジやルリビタキもチャンスに恵まれないのかまだ見ていません。
第二公園にはルリビタキが居ついている模様です。小鳥の森で見られたルリビタキが玉川上水を挟んだ第二公園に移動したのかもしれません。また、久しぶりに行った修道院の裏庭では円らなお目目のエナガを撮影できました。
そして、’14年、’16年に続くカイボリで排水中の井の頭池では、昨年9月以来約4ヶ月ぶりにカワセミを見ました。

■井の頭公園(91) 初日の出に染まる富士山


■井の頭公園(91) ルリビタキ


■井の頭公園(91) エナガ


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2018.1.7