週間記録 2022

2022年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 
2022/12月】 更新ページ
12/26- 12/31 (1)井の頭公園

 ジョウビタキは何か所かで見られていたようですが、私は今季初めて撮影することができました。
ルリビタキは居ついているため、じっと待てばほぼ見られるようです。今回は、あまり待たずに現れてくれましたが、前回と同様に何を食べているかはかわからりませんでした。


今年のマイニュース

新型コロナウィルス感染症のために、昨年同様ほとんど井の頭公園での観察に終始しました。

 1月:ピンクに染まる富士山頂
元旦は今年も晴天に恵まれ、7年連続でピンク色に染まる富士山頂を望むことができました。

 1月:狭山湖で大きな水鳥の群れ近くにいる数羽のトモエガモの群れを見つけました。最近になって「井の頭池にもトモエガモの雌が来ていた」と聞かされ、メスでは判別は無理だろうと話していたところ、嘴の付け根に近い両頬に白斑があるからすぐわかるとのことでした。狭山湖で撮った群れには雌もいたので、それをよく見ると確かにはっきりした白斑がありました。

 4~5月:夏鳥のセンダイムシクイ、オオルリ、キビタキを撮影できました。以前は多かったセンダイムシクイは3年ぶりです。5月には雄のサンコウチョウも。

 5月:井の頭自然文化園分園で飼育されていたヤマセミは5月末には元気に餌を食べていましたが、その後6月には死んでしまったとのことです。秋川で保護されたのち、ほとんど自然を知らないままの20年弱でした。
私がヤマセミに興味を持ち、デジスコまで用意して奥多摩などで探し始めた頃に、このヤマセミのことを知り、初めてみたのがこのヤマセでした。フィールドより先に見たので少し複雑な気分でしたが、その翌週には奥多摩駅近くの多摩川でドキドキしながら初めて撮影したのを思い出します。

 6月:オオタカの雛は上旬には4羽目が孵りました。昨年は繁殖はなりませんでしたが、今年は一昨年と同じ場所に営巣して4羽が孵り、8月には森から巣立っていきました。

 9月:ツミとワカケホンセイインコのバトルは今年は8月下旬から始まりました。バトルに加わっているツミは3羽の幼鳥、そして今年新たにわかったことは、多数いるワカケホンセイインコも幼鳥か、または雌と幼鳥ではないかということです。雄には頸に黒い輪があるが雌と幼鳥にはないとのことですが、撮影したインコに黒輪があるものはいませんでした。バトルは9月末は終わりました。

 9月:鷹の渡りを見るため富士山南麓の十里木高原に行きましたが、残念ながら渡りは見られませんでした。
展望台を下りてきて、上空を飛び回るツバメを撮影。帰宅後、写真よく見ると、胸に黒帯はなく、下面全体に縦斑があるので、これはツバメではなくコシアカツバメであることがわかりました。
コシアカツバメは今回初撮影であり、ちょっとうれしい。

 11月:天王星食を撮影できました。
8日に非常に珍しい天体現象が起きることを知り、井の頭公園のグラウンドに行って撮影しました。当初、どの星が天王星かもわかりませんでしたが、皆既月食のために赤く見える月に隠れるところを何とか撮影できました。
赤い月と天王星の輝度差があまりなかったことが幸いしたように思います。素人考えですが。

観察種の今年の増加数は上記コシアカツバメの1種だけで、累計217種になりました。

今年一年、本サイトをご覧いただき、たいへんありがとうございました。

■井の頭公園(174) ジョウビタキ


■井の頭公園(174) ルリビタキ
12/19- 12/25 (1)井の頭公園

  今季初めてルリビタキを撮影することができました。羽のきれいな雄です。
他はよく見かける鳥たちで、餌を食べているところが多く撮れたので、「採餌」としてまとめました。ただ、何を食べているのかわからないものもあります。

■井の頭公園(174) ルリビタキ、今季初撮影


■井の頭公園(174) 小魚2匹?
12/12- 12/18 (1)井の頭公園

  森にはシロハラのほかにも冬鳥がやってきているはずですが、見つけられません。

池では今季初めてハシビロガモを見つけました。ハシビロガモは顔を背中にうずめて寝ていることが多いので、今まで見逃していた可能性もあります。
冬ガモの総数は多い時には80羽前後いましたが、このところ減少傾向がつづき60羽くらいのことが多いです。

カワセミは、今週になってボート池東端のひょうたん池で、行くたびに見るようになりました。雄のカワセミです。
16日にはそこから神田川方向へ飛び去ったので、神田川の縄張りの主(雌)と縄張り争いをしているかもしれないと期待半分で行ってみました。
しかし、いたのは雌のカワセミだけで、いつも通りの平和な食事風景が見られました。
御茶ノ水池でも雄のカワセミを比較的よく見ます。これらは同一個体なのかもしれませんが、いまひとつはっきりしません。

(2)神田川

  一ヶ月弱ぶりの見回りです。堰から三鷹台までの間にいたカワセミは縄張りの主の雌一羽だけで、以前と変わりがありません。
カワセミのほかにはコガモ、キセキレイ、ハクセキレイ、コガモが見られました。

16日、井の頭池東端から雄のカワセミが神田川方向に飛び去ったので、神田川の縄張りの主である雌と出くわしていないかと見に来ました。
ひょっとすると2羽で縄張り争いなどしていないかと、ちょっと期待しましたが、見られたのはいつも通りの平和な食事風景でした。

■井の頭公園(174) ぷっくり


■神田川(19) 小さいのを捕まえた
12/5- 12/11 (1)井の頭公園

  弁天池と御茶ノ水池で雄のカワセミを撮影できました。時々、互いに両池方向へ飛ぶ姿を見ることがあるので、これらは同じ個体ではないかと思います。

冬ガモの種類はほぼ変わりません。総数は60~80羽くらいの間で変化し、特に数の多いヒドリガモとキンクロハジロの出入りが多く見られます。

何と今頃カワウの雛が生まれています。ボート乗場近くのメタセコイアの4か所に巣を作っていましたが、そのうちの一か所で2羽が孵っていて、盛んに鳴いています。まさか今頃産卵しているとは思いませんでした。
図鑑によると、カワウの繁殖期は地域によって異なるが、関東では12月から2月ころとのことで、普通のことでした。
ただ、井の頭池で増えすぎないよう願いたいものです。

■井の頭公園(173)
11/28- 12/4 (1)井の頭公園

  たまに行く森の水場ではメジロとシロハラが見られました。腰を据えて観察すればもう少しほかの鳥たちもやってくるものと思います。

浮島のメタセコイア(幼木)の枝に飛んできたカワセミが、大きな魚を捕まえ苦労して食べました。
いままで、魚を何度も枝に打ち付けるのを、そこまでしなくてもいいのでは?と思っていましたが、最近になって「それは食べやすくするために骨を砕くため」と書いてあるのを読み、納得しました

アオジを今季初めて見ました。そのアオジ、腰の付近が真っ白な個体です。また出会えるかもしれませんが、その時は今回の個体だとすぐにわかります。

■井の頭公園(173)


■井の頭公園(173) 腰の付近が真白のアオジ
2022/11月】 更新ページ
11/21- 11/27 (1)井の頭公園

  今週はカワセミばかりです。
ボート池でカワセミの声がしたので辺りを探すと、池の縁に生える柿の木にとまっていました。
柿の実とカワセミの取り合わせはあまり見ないので、撮影しましたが、逆光でなければ良かったのにと残念です。
弁天池では最近見かけないと思っていた雄のカワセミがムクノキの高い枝から餌を狙っているのを見つけました。この下の水面は、もともとムクノキの実が落ちてくるのを待っているカモたちの餌場だったところですが、カワセミも共用していたようです。弁天池のカワセミと言えば、水面から少し出た金属杭に止まっているところばかり見ていました。今回のムクノキの枝は日陰のために見つけられなかっただけで、以前からいたのかもしれません。

(2)神田川

  綺麗に刈り込まれたガマが伸びてきて、川底は柔らかな緑に覆われてきました。
このところは、来るたびに雌のカワセミ(縄張り主)が堰の近くにいて小さな獲物を捕まえています。
井の頭公園のボート池から神田川の方に飛んでいくカワセミも見られるので、もしかするとこの雌が井の頭池の方まで出張しているかもしれません。

 「柿の実とカワセミ」です


■神田川(19) 縄張りの主は健在です
11/14- 11/20 (1)井の頭公園

  森の水場に冬鳥がやってきました。
「マミチャジナイはすでに通過してしまった」、「ミヤマホオジロでしょ」と綺麗に撮影された写真を見せてもらったりと見聞きしていましたが、私が撮影できたのは最もポピュラーなシロハラとアカハラです。
ミヤマホオジロの観察記録はあるとは思いますが、少なくとも私は聞いたことがありません。
池の冬ガモは出入りはあるようですが、このところはヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロとマガモは常駐で50~60羽、オナガカモ、ヨシガモは気まま、オカヨシガモ、ハシビロガモはまだという状況です。

 先週は皆既月食と天王星食を撮影できましたが、今週は今年2回目のダイヤモンド富士です。
今回は富士山頂の北側から斜面を滑り落ちるように沈んでいきました。明日は山頂中央に沈んでいくものと思います、・・・・が、残念ながら翌日、翌々日共に雲に遮られて日没は見られませんでした。
撮影は今まで眩しすぎたので、今回はND(減光)フィルター使いました。どれだけ減光できるものがいいのかわからないので、ND2~32(1段~5段減光)可変型にしましたが、ND32にすると山頂に沈んでいく太陽をファインダーで見続けることもでき、撮影しやすくなりました。
ただ、撮れた写真は今までとどこか違う?という感じですが、今までは眩しくてファインダーで短時間見てかなり当てずっぽで撮影していたことを考えると、撮影しやすくなったので良しとします。

■井の頭公園(172) アカハラもやってきました


■井の頭公園(172) ダイヤモンド富士、少し北側に沈みました
11/7- 11/13 (1)井の頭公園

  8日には皆既月食が見られると聞き、「ああ、あの赤い月か」と思っていましたが、同時に天王星食が見られるとのことだったので、俄然撮影意欲が湧いてきました。
何しろ、木星も土星も撮影したことがない者にとって、天王星が撮れるかもしれないと思ったからです。
当日は、天王星食時刻に間に合うように、カメラと埃をかぶった三脚をぶらさげて公園のグラウンドに出かけました。ほとんど照明のないグラウンドに目が慣れてくると、パラパラと人がいます。腰を下ろして空を見ている人、三脚を立てている人などです。
練習のために撮った時には、どれが天王星かわかりませんでしたが、その後何枚か撮るうちに月に下の方にある星が少しずつ近づいていくので、「これだ!」とわかりました。
このところ、体調不良などで気が滅入る日が続いていましたが、考えてもいなかった天王星を撮影することができ、久々に高揚した気分を味合わせてもらいました。

 一時に比べてカワセミが減っているように感じます。今回のカワセミは前回と同じ雄だと思いますが、高い枝から2回連続で小魚を捕まえ、ダイビングが上達したのかもしれません。

■井の頭公園(171) 天王星食6分前です


■井の頭公園(171) ダイビングが上達した?雄のカワセミ
10/31 - 11/6 観察は休みました。  
2022/10月】 更新ページ
10/24 - 10/30 (1)井の頭公園

 枝垂れ柳の下の浅瀬で水面がざわついているのでみていると、10cmほどの魚の群れでした。
それはギンブナの群れで、水面に口を出してパクパクしているのは酸素不足?? コサギが群れの横に来てもただ見ているだけ、コサギには少し大きすぎるようです。

今週のカワセミはボート池にいた雌の幼鳥と、弁天池で高い木の枝からダイビングする雄の成鳥の2羽です。

富士山頂が赤く輝くところは先週は見られませんでしたが、今週はピンクに染まりました。今回は雪が積もっていてジグザグの登山道が見えており、積雪があるかないかで山頂がピンクに染まるかどうかの違いでした。
当たり前ですか、トホホ。

冬ガモはヒドリガモとキンクロハジロがそれぞれ約20羽、ホシハジロとマガモが約5羽、合計で約50羽になっています。今後オカヨシガモ、ハシビロガモ、オナガカモなども増えてくるものと思います。

(2)神田川

  堰の前で雌のカワセミが小魚を捕まえていました。
2匹捕まえたところで、下流から別のカワセミの声が聞こえ、すぐ前を通り抜けて井の頭池方向に飛び去った模様です。
縄張りの主である雌の成鳥としては、すぐにあとを追っていきました。
井の頭池に戻ってからこの雌を探しましたが、見つけることはできませんでした。

■井の頭公園(171) ギンブナの口パク


■神田川(18)
10/17 - 10/23 (1)井の頭公園

18日、神田川の縄張りの主と思われる雌のカワセミがボート池から御茶ノ水池の奥の方まできて、小魚を捕まえていました。餌は小魚にありつけたので、神田川より食糧事情は良さそうです。

19日、狭山湖に行く前に短時間池に寄りました。上空ではちょうどカラスがツミにちょっかいを出しているところでした。

22日、今日も快晴という予報に、富士山頂が朝日に赤く輝くものと思い日の出前に出かけました。ところが予想は見事に外れ、空が少し赤みを帯びただけでした。
池に回ると、水面は橙黄色に輝いていました。御茶ノ水池では雌の幼鳥らしいカワセミが、まだ日の当たらない杭の上に止まっていて、危うく見過ごしてしまうところでした。偶然に気付いたおかげで水面に映る黄葉を背景にして撮影することができました。
たまには早起きをした方がいいですね。

(2)狭山湖

  狭山湖に渡り途中のノゴマが寄ってくれる時期になりました。電車の駅に向かう途中に、短時間ですが寄り道をした井の頭池で知り合いのバーダーから「数日前にノゴマがやって来たらしい」と聞き、期待も膨らみました。

狭山湖では、堤防の上から植え込みから出てくるノゴマを待ちましたが、一向に出てきてくれません。10人前後のカメラマンは暇そうにし、そのうちに「出てくるのは一日に一回だ」との声も。
そんな訳で残念ながらノゴマには出会えませんでした。

湖では冬ガモたちが200羽くらいでしょうか。ホシハジロ、マガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロなどです。カイツブリ類は見あたりません。

堤防傾斜地には、ノビタキは一羽だけで、今年の渡りはほぼ終わった模様です。撮影したノビタキの写真の中に、ちょうど虫をくわえたものがありました。子育て時期以外では初めてでちょっとうれしい。

■井の頭公園(170) 早朝のカワセミ


□狭山丘陵(11) 虫をくわえたノビタキ
10/10 - 10/16 (1)井の頭公園

  井の頭池の水面を部分的ではありますが覆っていたコカナダモ (ここ数年で大繁殖した外来種) がボランティアの皆さんによってきれいに除去されました。

カワセミは今回新たに雌の幼鳥を撮影できました。今回の幼鳥が居続けるかどうかわかりませんが、他に幼鳥、雄の成鳥 (今回写真はありません) の3羽iが常駐しています。

冬ガモはヒドリガモとキンクロハジロがそれぞれ約10羽、ホシハジロとコガモがそれぞれ約5羽と少しずつ増えています。また、オオバンも見られるようになりました。

10月になって孵化したカイツブリの3羽雛、寒い日も続きましたが、水面で餌をもうほどに成長しました。

(2)神田川

  前回から4日しかたっていませんが、縄張りには雌の成鳥以外に見当たらず、縄張りの主は安泰です。
そして、食糧事情も変わらず、エビや水生昆虫?だけのようです。

■井の頭公園(170) 新たに、雌の幼鳥


■神田川(18) 縄張りの主健在
10/3 - 10/9 (1)井の頭公園

 今週は週半ばの3日間で雨が続き、観察日は限られました。
カワセミは一時に比べて数が減り、今週見られたのは御茶ノ水池で幼鳥を一羽、弁天池で雄を一羽だけでした。

冬ガモは週末にはヒドリガモが9羽に増え、ホシハジロが新たに1羽やってきましたが、コガモは見えなくなりました。

森の水場ではこのところキビタキがよく見られます。今回観察した日は雌または幼鳥が4羽、雄が2羽(写真を見ると白斑模様が違っていました)見られました。
その中にはあくびや水飲み場を巡っての互いの駆け引き?など面白いシーンがありました。

(2)神田川

 井の頭公園から三鷹台付近までの神田川では以前から雌の成鳥が縄張りを守っています。今回もその区間にいたのは同じ雌の成鳥だけで、縄張りの主健在です。
そのカワセミは護岸壁の階段からダイビングを繰り返しますが、捕まえるのは小さなエビや水生昆虫?で、食糧事情はあまり良くないように見えます。
そんなこともあって、以前にときどき見かけた雌の幼鳥などは、縄張り争いをするほどの魅力がなかったのかもしれません。

■井の頭公園(169) キビタキのあくび


■神田川(18) 縄張りの主
2022/9月】 更新ページ
9/26 - 10/2 (1)狭山湖

  ノビタキなどの秋の渡り、さらに鷹の渡りも見られないかとの期待もあって狭山湖に行きました。
結果はノビタキが数羽、辛うじて写真を見て尻尾の形からわかったセッカが1羽だけでした。
鷹の渡りは、仮にサシバなどが上空を飛んでいたとしても広く高い空の中から見つけるのは難しいです。ましてや二つの目だけで、ノビタキやセッカなどを探しながら、いるかいないかわからない鷹を探すのはなかなか難しいこと、今更ですがわかりました、トホホ。

(2)井の頭公園

  今年も秋の渡りと冬鳥到来の季節がやってきました。
井の頭公園でもすでにキビタキ、サンコウチョウなどが観察されているとのことでしたが、私は今週から観察を始め、キビタキの雄、雌を見ることができました。
冬鳥ではヒドリガモとコガモがやってきています。昨年は9月中旬にやってきたキンクロハジロですが、今年はまだ見られません。
また、、一か月近く続いたツミとインコのバトルは終わったようです。

24日夜は激しい雷雨に見舞われましたが、その時の落雷が原因と思われる樹皮が剥がれ落ちたサワラがありました。

(3)富士山南麓、十里木高原

  鷹の渡りを見るため一富士山南麓の十里木高原に行きました。
しかし、今回は快晴にも拘らず、渡りは見られませんでした。これは数日前の”雨天直後の晴天日”というチャンスを逃したためかもしれません。見られた鷹はトビ一羽だけでした。

「今日が初冠雪」と展望台に着いたあとで聞き、驚きました。
実は車を運転中の妻に、「山頂の白いのは雪?」と聞かれ、「まさか」と取り合わずせっかくの初雪を観察できず残念なことをしてしまいました。
帰宅後の夕刊には9:42撮影の航空写真でうっすら積もっている様子が掲載されているのに、それとは知らずに今回撮影した富士山頂の写真(航空写真より早い時刻)に雪が写っていないのは??
なお、昨年もちょうど初冠雪の日(9/27)に訪れており、2年連続となりました。

展望台に上る途中にはノビタキなどは見られませんでしたが、白い小さな花を咲かせるウメバチソウは今年も数株見られました。
展望台では、時々登ってくるハイカーの「富士山が見えない」との愚痴を聞いたり、「今日は富士山初冠雪」と教えてもらったり、「運が良ければ鷹の渡りが見られる」との当方の話に興味津々の人もいました。

タカが見られないまま、13時には展望台を下りて下のススキの原にくると、ノビタキが行く手に見えました。さらに、水飲み場では水浴びをする姿も見られました。

そして、最後に上空を飛び回るツバメを撮影。帰宅後、写真整理中に拡大してよく見ると、胸に黒帯はなく、下面全体に縦斑があるので、これはツバメではなくコシアカツバメであることがわかりました。
なお、コシアカツバメは今回初撮影で、観察種は累計217種になりました。

□狭山丘陵(11) ノビタキ


■井の頭公園(169) キビタキ


□富士山周辺(20) これでもコシアカツバメです
9/19 - 9/25 (1)井の頭公園

 御茶ノ水池、よくカワセミが止まっている木杭を見ると、今日は杭の先ではなく支柱にいました、幼鳥です。そのうち杭を飛び出したあと、戻ってくると小魚をくわえていいます。
その後はもう一羽の幼鳥がやってきて2羽で追いかけあいを始めました。偶に2羽の追いかけあいを見ることがありますが、片方が餌をくわえているなどというのは初めて見ました。
そして、約1分半の出来事であり、撮影時にはそんなことになっていたとは思いもしませんでした。

 数日後、御茶ノ水池上空を猛禽類が飛んでいるのに気付きました。オオタカ2羽とツミ一羽が弧を描きながら上昇していき、米粒のようになって見えなくなりました。
ツミは元々インコとバトルを繰り返していたうちの一羽ではないかと思いますが、オオタカと一緒に行ってしまったのかどうかは不明です。
なお、写真でははっきりわかりませんが、オオタカもツミも幼鳥でした。

 水鳥のヒドリガモが今年もやってきました。今季初観察です。また、カイツブリはまだ営巣(一か所)しています。

■井の頭公園(168) カワセミ2羽、一羽は魚をくわえている


■井の頭公園(168) ツミとオオタカが旋回
9/12 - 9/18 (1)井の頭公園

 今週のカワセミは、①幼鳥、②幼鳥(今月初めにやってきた巣立ち雛4羽のうちの一羽と思われます)、③雄の成鳥、の3羽です。

ツミとインコのバトルは続いています。
ツミは少なくとも3羽が幼鳥ですが、今回、インコも幼鳥らしいことがわかりました。
それは、今まで10回以上撮影したインコは全て黒い首輪模様がなく、雌ばかりになってしまいます(手持ちの図鑑によると雄には黒い首輪模様があり、雌にはない)。全て雌ばかりとは考え難いので他を調べてみると、幼鳥では雄も首輪模様がないということで、これらはみな幼鳥ではないかと思われます(少し理屈の飛躍がありますが)。
つまり、バトルを繰り広げていたのは、ツミもインコも幼鳥同士ということになります。
さらに、オオタカが加わっていることもありました(オオタカが幼鳥たっだのかどうかは不明です)。
そしてさらに、大きなカラスがツミに追われることも。カラスも幼鳥だったものと思います。

■井の頭公園(168) カワセミがここで用足し


■井の頭公園(168) ツミとインコのバトルは幼鳥同士


■井の頭公園(168) バトルにはオオタカも
9/5 - 9/11 (1)井の頭公園

 ツミとインコのバトルは続いています。
追いかけあっている2羽のショットを撮りたいと思っていますが、なかなかうまくいきません。今週はやっと大写しで撮れたと思ったのに、ピンボケです。
木々の中から突然2羽が飛び出してきますが、どこから飛び出してくるのかわからないので、この撮影はクレー射撃と似ているのかもしれません。

カワセミは、先週やってきた4羽の巣立ち雛は数日でいなくなりました。今週初めに、もしかすると神田川にいるかもしれないと思い、行ってみましたがそちらにもいませんでした。
神田川から戻り、御茶ノ水池の水路を覗くと、そのうちの一羽と思われる幼鳥がいました! その翌日には雛たちを連れてきた雄親も見られましたが、幼鳥の世話をしている様子はなく幼鳥は独り立ちしているものと思います。

(2)神田川

 先週、井の頭池に巣立って間もない巣立ち雛が4羽やってきましたが、数日後には見えなくなったので、神田川に行ってないかと探しに行きました。
しかし、その幼鳥たちは見つかりませんでした。
いたのは、縄張りの主と思われる雌の成鳥、井の頭池にも現れる雌の幼鳥、そして探していた巣立ち雛より少し大きい幼鳥の3羽でした。

■井の頭公園(167) ツミとインコのバトル続く


■神田川(17) 雌の幼鳥、井の頭池と行き来している模様
2022/8月】 更新ページ
8/29 - 9/4 (1)井の頭公園

  今年もツミとワカケホンセイインコ(以下”インコ”と略します)のバトルが始まりました。最初にバトルに気付いたのは3年前で、それ以来毎年続いていますが、今年は今までより半月早く始まっています。
なお、このバトル、ツミがインコを捕まえて餌にしようとするものではないようで、時にはインコがツミを追っておるケースもあり、言ってみればツミの幼鳥とインコの追っかけあいトレーニングと言ったところでしょうか。
今回撮影したインコの写真は、偶然にも雌ばかりでした。雄には首に黒い羽がありますが雌にはそれがありません。

 カワセミは新たに5羽が加わり、驚いています。内訳は雄の成鳥とそれが連れてきたと思われる幼鳥4羽です。幼鳥は巣立ってから間もない巣立ち雛の様相です。
その他に従来からよく見られ、以前に縄張り争いをしていた3羽も観察されたので、合計8羽いることになります。もちろん、出入りがあるので常時と言うことではありませんが、井の頭池には多すぎる数なので、そのうち減っていくものと思われます。

■井の頭公園(167) ツミ幼鳥、インコとバトル


■井の頭公園(167) 新たにやってきたカワセミ巣立ち雛
8/22 - 8/28 (1)井の頭公園

 池のカワセミは、先週までのメンバー3羽のうち、雄の成鳥と雌雄不明の幼鳥に出会いました。
もう一羽の雌の幼鳥は他に居場所を見つけたかもしれません。

■井の頭公園(166)


■井の頭公園(166) ヒメガマの穂にシオカラトンボ
8/15 - 8/21 (1)井の頭公園

  今週もカワセミ3羽の縄張り争いです。
先週と同じく雄の成鳥、雌の幼鳥、雌雄不明の幼鳥の3羽ですが、場所はボート乗場から御茶ノ水池の分園側に移っています。

(2)神田川

  堰から下流へ、カワセミの姿も階段のフィールドサインもありませんでしたが、三鷹台近くにいました。あの雌のカワセミです。
護岸壁の階段で入念な羽繕いなどしており、縄張りは維持している模様です。

■井の頭公園(166) カワセミ3羽


■神田川(17) この雌が縄張りを維持している模様
8/4 - 8/14 (1)井の頭公園

 今週は、池の木の杭や金属杭であったカワセミの行動3態(ウチワヤンマを捕まえた、カルガモに休養の邪魔をされる、杭からの飛び込みは何だった?)とボート乗場で行われた3羽の縄張り争いです。
縄張り争いは雄の成鳥と幼鳥2羽の間で繰り広げられましたが、3羽一緒の写真は撮れませんでした。また、争い自体はまだまだおとなしいもので、これから激しくなるかもしれません。

ゴイサギ5羽が一緒にいるのが観察できました。成鳥が一羽と幼鳥が4羽です。以前には井の頭池の周囲で繁殖したことがありますが、現在の繁殖地はどこかわかりません。

9日にはクマゼミの声を聞きました。

■井の頭公園(165) ウチワヤンマを捕まえた


■井の頭公園(165) 縄張り争い始まる
8/1 - 8/7 今週の更新が遅くなってしまいました。

(1)井の頭公園

  1日は36℃、2日は38℃と猛暑日が続き、両日とも朝早く池に行きました。
1日にはカイツブリの親子、イトトンボをくわえたツバメを、2日には活動的なアオサギ、いつのも杭から餌にありつけなかったカワセミ、珍しく上空を飛ぶチョウトンボ2匹を撮影することがきました。

(2)神田川

  護岸壁上で餌を探すカワセミの近くに、ムクドリの幼鳥が集まってきました。
そして、ムクドリのうちの一羽がカワセミと一緒に川面に飛び出していきました。まるでムクドリとカワセミの示し合わせたような行動に驚きましたが、本当は何だったのでしょうか?

数日後には、幼鳥(2番子)、幼鳥(1番子)、雌の成鳥と思われる3羽を観察することができました。先週は、この区域は雌の成鳥の縄張りになるものと思っていましたが、今回、幼鳥が2羽もやってきており、安泰ではないかもしれません。

■井の頭公園(165) イトトンボをくわえていました


■神田川(17) ムクドリがカワセミと一緒にダイビング
2022/7月】 更新ページ
7/25 - 7/31 (1)井の頭公園

 このところ、池の周辺にアオサギが増えたと思っていたところ、27日には弁天島にアオサギの幼鳥がいました。数年前には数羽の雛が孵りましたが、その後はカワウに場所を取られて(多勢に無勢です)巣作りができなくなっています。この幼鳥はどこか近くで孵ったのではないでしょうか?
池では水草の上で休むスッポンをよく見かけます。今日は子供のスッポンが、相手を窺うようにもう一匹に近づいて行きましたが、すぐに離れていき何事も起こりませんでした。
31日、久しぶりにボート池東端まで行くと、池の方にスマホをかざす人が数人、撮影していたのはカワセミでした。幼鳥のようです。

 27日早朝には虹を、31日には富士山頂を見ることができました。富士山頂の残雪は一か月前には数筋ありましたが、さすがにもう消えています。

(2)神田川

 井の頭公園ボート池でカワセミ幼鳥を見たので、神田川はどうなっているかと足を延ばしました。
川床のガマは丸山橋(三鷹台)まですっかり整理されていました。丸山橋までの間、カワセミは見つからず、引き返そうとしたとき川床のガマに乗っているカワセミが見えました。雌のカワセミでした。

川床には多数のカワトンボがひらひら飛んでいます。
カワセミを気にしながら引き返すと、先ほどのカワセミは一番上流側の堰近くの階段に止まっていました。この雌は、前回6月に撮影した雌とは別個体のように見えます(?)が、この区間の縄張りの主になるものと思います。

■井の頭公園(164) 27日の虹


■神田川(16) カワセミ
7/18 - 7/24 (1)井の頭公園

  今週は暑さが厳しく観察は週末の2日間、朝早くにしました。
オオタカの雛は先週から変化はなく、小鳥の森に一羽がいます。聞くところでは自分で餌捕りの練習を初めている模様です。
カワセミは先週まであまり多くは見かけませんでしたが、今週は二日連続で幼鳥と雄の成鳥を見ることができました。今までに比べて、朝早く観察をしたためではないかと思います。

■井の頭公園(164) カワセミ幼鳥


■井の頭公園(164) カワセミ成鳥
7/11 - 7/17 (1)井の頭公園

  今週は雨模様が続き撮影は一日だけになってしまいました。
その日、観察できたのはオオタカの雛と久しぶりのカワセミ幼鳥、そしてシジュウカラの幼鳥です。オオタカは巣の近くから小鳥の森に移動していた一羽だけで、他の2羽はどこにいるのかわかりませんでした。

■井の頭公園(164) 久しぶりに見るカワセミ
7/4 - 7/10 (1)井の頭公園

  オオタカの雛は4羽孵化しましたが、見られるのは先週からは一羽減って多くて3羽になりました。
ツミの例では一羽だけが早く巣立つことが多いということなので、いなくなった一羽もそれと同様なのかもしれません。
今週になって、巣の近くにいるのは一羽だけのことが多く、3羽いたのは1日だけでした。もっとも、短時間の観察のため、雛が声も出さず動きもしなければ見逃してしまいますが、他の2羽はどこにいるのか不明です。
一昨年は、孵化した3羽は、7月末までは巣の近くからは離れても一緒に過ごしていたので、今回はだいぶ様子が違います。少し前に雄親がカラス相手に怪我をしていなくなり、雌親だけで雛たちの面倒を見ているとのことなので、それが違いの大きな要因かもしれません。

 御茶ノ水池と弁天池の一部は糸状藻で埋め尽くされてしまいました。水面がこのような状態のためか、今週はカワセミは一度も見られませんでした。

 玉川上水脇に自生するマヤランです!
ここ数年見られませんでしたが、以前より数百m下流側で咲いていいるのを、地面に這いつくばっていたバーダーに教えてもらいました。
 
■井の頭公園(164) キーキー鳴くオオタカ雛の近くにツミ幼鳥


■井の頭公園(164) 珍しく3羽いたオオタカ雛のうちの一羽


■井の頭公園(164) マヤラン
2022/6月】 更新ページ
6/27 - 7/3 (1)井の頭公園

 今年の梅雨入りは去年より一週間早い6月6日でしたが、梅雨明けは何と19日も早い6月27日でした。そして、梅雨明けに合わせるように猛暑日が6日間続き、撮影機会も減っています。
27日は朝早く富士山は見えるかもしれないと思い橋によって見ると、頂上付近に数筋の残雪が見えました。霞んではいましたが、夏場はなかなか見えないので運が良かったかもしれません。その後に行った森ではオオタカは残念ながら見えませんでした。

 28日には何日ぶりかでオオタカの雛たちの姿を見ました。孵化が遅かったと思われる2羽が巣に近い同じ木で鳴き、孵化が早かった2羽のうちの一羽はそこからだいぶ離れた木で、同じように鳴いており、みな腹を空かせているのではないかと思います。なお、もう一羽は見つかりませんでした。

 あの羽色にすっかり魅了されているチョウトンボ、今年初撮影です。ファインダーを覗いていると色々な出来事?がありました。尻尾を上げてとまっていたり、上げて止まっていたり/止まっている枝に下からクモが登って来たり/止まっているチョウトンボに別のチョウが突進して来たり(実は突進してきたのはチョウではなくハチでしたが)など。

 ボート池のロープに止まっているカワセミ(幼鳥)のところへ別の一羽が乱入、その後一羽がボート乗り場の杭にちょこんと止まっているのに気付きました。撮影時は幼鳥だと思っていましたが、写真を見ると雄の成鳥です。どう入れかったのか全く分かりません。

 カワセミ騒ぎ?の間じゅう、ハクセキレイがボート乗り場で動き回っています。写真を見るとイトトンボを2匹捕まえていましたが、2匹だけではまだ足りない様子でした。

■井の頭公園(163) オオタカ雛


■井の頭公園(163) イトトンボを集めるハクセキレイ
6/20 - 6/26 (1)井の頭公園

 カワセミは幼鳥2羽と雄の成鳥を確認できました。今まで幼鳥一羽と雄の成鳥はいたので、幼鳥が一羽増えたことになります。これから縄張り争いも増えてくるかもしれません。

 オオタカの雛は4羽とも巣から離れるようになりました。4羽のうちの2羽は巣周辺の木から木へ飛び回り、あとの2羽はまだ巣の近くにいることが多いようです。
そして、全員空腹なのか頻繁に鳴いています。

■井の頭公園(163) カワセミ♂成鳥


■井の頭公園(163) 腹を空かせたオオタカ雛(には見えませんが)
6/13 - 6/19 (1)井の頭公園

 オオタカの雛は4羽いることを確認しました。先週観察できた日からちょうど一週間がたった15日には、2羽は巣から離れ、巣にいた2羽のうち一羽はまだ白い産毛だった末っ子です。
末っ子は成長できるかちょっと心配でしたが、少し産毛は残るもののほぼ幼羽に換わっており、来週には誕生した4羽すべてが巣立つものと思います。一人立ちはまだ先ですが。

 御茶ノ水池ではツバメの幼鳥と成鳥が水面をすいすいと飛んでいました。幼鳥は、先週、弁天池でパタパタ飛んでいた巣立ち間もない幼鳥と同じかどうかは、もちろん不明ですが、もしそうだとすると一週間の成長ぶりは驚きです。鳥の世界では驚くようなことではないかもしれません。

 カルガモの雛7羽は順調に大きくなっています。また、数か所のカイツブリの巣で雛が孵り、ちびっ子たちが水面に浮かんでいます。

■井の頭公園(162) 巣を離れたオオタカの雛、空腹です


■井の頭公園(162) ツバメ幼鳥
6/6 - 6/12 (1)井の頭公園

 今週も幼鳥たちです。

 ツバメは先週は幼鳥といってもすでに御茶ノ水池上空を飛び回って餌を捕っていましたが、今週の幼鳥は弁天池の分園欄干で親からもらっており、巣立って間もない様子です。
写真には幼鳥たちが餌をもらうときに起こった珍プレー(親子は必死ですが)など写っていました。

  オオタカの巣は時々覗きますが、今週は運よく食事時だったために雛の様子を見ることができました。一羽はまだ産毛、他の3羽(全部で4羽と聞いています)は少し産毛が残るものの幼羽になっていました。
成長ペースは、産毛の一羽を除き一昨年とほぼ同じようなので、来週末頃には巣から出てくるのではないかと思います。
巣のすぐ手前にエナガの幼鳥と思われる数羽の群れが動き回っていました。まず襲われることはないでしょう。

 カワセミは雄の成鳥と幼鳥一羽が居ついた模様です。雄のカワセミがヒヨドリに追われるシーンを初めて見ました。ヒヨドリは遊びのつもり?だったかもしれませんが、カワセミにとってはいい迷惑です。

(2)狭山湖

  西武球場でセパ交流戦を観戦する機会ができたので、試合開始前に狭山湖に行きました。
出会った鳥たちはトビ、ガビチョウ、遠くで聞こえるホトトギスの声と撮影したハクセキレイ、セッカと少ないです。しかし、遠出をすることが減ったために聴くことがなかったセッカの声を久しぶりに聞けたのでよかったです。

■井の頭公園(161) ツバメ幼鳥


■井の頭公園(162) オオタカ雛(右)


■井の頭公園(162) オオタカ雛(末っ子はまだ産毛)


■井の頭公園(162) ヒヨドリに追われたカワセミ


□狭山丘陵(10) セッカ
5/30 - 6/5 (1)井の頭公園

  今週の幼鳥たちは、羽虫を捕まえるツバメ、弁天池で今年初めて孵ったカイツブリの雛、生後3年目?成鳥羽に生え換わり中のゴイサギ、今季初観察のカワセミ幼鳥、そしてカルガモの雛8羽です。

各池の水面の一部に糸状藻類が密生しています。チョウが止まったり、カイツブリが首を出したりして写真に撮るときれいに見えますが、日差しが遮られたり、匂いが発生したりと歓迎はされないようです。

アオサギが二羽で池の上を飛び回ったり、翌日には水面に浮かんだり。

(2)神田川

 2週間前と同じように、今回も雌のカワセミが堰の下で小魚を捕まえていました。
その後、ガマが生い茂る下流へ飛び去ったので、餌場はないと思いながら下流へ行くといました。ちょうど前がガマのない「空地」になっている階段に。
カワセミはその階段からも小魚をとっており、更に下流にもこのような階段があるはずなので、雌一羽の縄張りとしてあまり不自由はないかもしれません。

(3)その他

 6月1日午前10時過ぎ、井の頭公園の弁天橋から日暈が見えました。広角レンズを持っていなかったので慌ててガラケーのカメラで撮影しました。写真はホワイトバランスがずれ、偽反射も写っていますが、日の周りの暈は何とか写っていました。暈はその後すぐに消えてしまいました。

■井の頭公園(161) カワセミ幼鳥がやってきました


■神田川(16) カワセミ


日暈
2022/5月】 更新ページ
5/23 - 5/29 (1)井の頭公園

 夏鳥の通過はほぼ終わった様子です。

シジュウカラなどの幼鳥を探しても例年より少ない印象です。来月以降は、カワセミやオオタカの幼鳥がみられるものと期待しています。

■井の頭公園(160) シジュウカラの幼鳥


■井の頭公園(160) 水生物園のヤマセミ
5/16 - 5/22 (1)井の頭公園

 池の上をツバメの幼鳥も飛ぶ時期になりました。空中で親から餌をもらうシーンにはまだ出会えません。

だいぶ前からカワウの雛の声が聞こえていますが、枝切れをくわえて飛び回る一羽がいました。今の巣の補修用なのか、新たに作るのか不明です。

さらに上空を2羽のコサギが飛んでいきました。2羽並んで上空を飛ぶのを見ることは珍しいです、ツガイでしょうか。

御茶ノ水池にはイトトンボ(ムスジイトトンボ)が多数飛んでおり、シオカラトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボは少数飛び始めました。

2ヶ月ぶりにカワセミを見ました。ボート池を飛び去る豆粒のようなカワセミでした。

水生物園には初めて見るミゾゴイが飼育され、クロツラヘラサギは2組が棒切れで巣作り中、そして、ヤマセミは健在でした。ヤマセミは、正確ではありませんが15、6才になるものと思います。

■井の頭公園(160) ツバメ幼鳥


■井の頭公園(160) 水面はイトトンボで混雑
5/9 - 5/15 (1)井の頭公園

  今季初めてサンコウチョウ見ることができました。高い木の上の方で身を翻しながら飛び回っていたのは、虫をを追っていたためのようで、写真には捕まえたらしいところが写っていました。
姿を見せていた20分弱の間に、なぜか「ギッギッ」や」ホイホイホイ」などの声は一度も聞こえませんでした。餌捕りに忙しかったのか、鳴きたくない時もあるのでしょうね。

井の頭公園では雌のサンコウチョウには隔年ごとくらいに出会えていましたが、雄にはこのところないので調べてみると最後に出会ったのは11年前でした。そのような訳でちょっとうれしい一日でした。

 池では、上空をツバメの幼鳥が飛ぶようになってきました。また、カイツブリはすでにかなりの数の雛が大きくなっていますが、さらに7か所で営巣しているとのことです。

■井の頭公園(160) サンコウチョウ


■井の頭公園(160) 
5/2 - 5/8 (1)井の頭公園

  コロナウィルス感染症拡大のために閉園期間が長かった自然文化園ですが、今年は3月末に蔓延防止措置が解除されて以降開園されています。そこで、何年ぶりかで年間パスポートを購入しました。
園内ではキビタキが長時間囀っており、何とか見つけることができました。
また、ピンク色の花が綺麗に咲いた木の株元にハコネウツギという種名表示がされていました。漢字では箱根空木だそうで、ついパチリ。

 芽吹きが遅くまだ見通しの良い木で、コゲラが活発に動き回っています。樹頂近くの枯れ枝を2羽が登っていき、2羽とも隣りの木に飛び移ったと同時に、隣りの木から別の2羽が飛んできました。
これは写真を見てわかったことで、撮影時は何だか大勢で飛び回っているように見え、そのためこれらな幼鳥かな?と思っていました。幼鳥かどうかは写真を見ても判別できませんでしたが、成鳥がこんなことするでしょうか?

 先週、マユミの蕾を撮影しました。今週はどうなっているかな、と見に行くと7分咲くらいでした。ちっこくてほとんど注目されませんが白花とピンク花があります。私も今まで気にしたこともありませんでしたが、秋に成る赤い実はコゲラの好物です。

  珍しく早朝に公園に行くと、先着のバーダーに「エナガの子供がいる」と教えてもらいました。
森の中はまだ薄暗く、目を凝らすと大きなサワラの木の根元近くにいました。まだ尻尾は短く飛べない2羽の雛です。他に、近くの低い広葉樹の枝にはすでに尻尾も長く飛ぶことのできる幼鳥がいました。
写真は何か動くとシャッターを切るという状態で撮影したもので、雛がフンをしたり、親が餌を持ってきたり、雛同士のちょっとした諍いなどが写っていました。
巣立ち雛を見たのは初めてですが、このように飛べない雛がいる時に巣立つのが普通のことなのでしょうか、それとも特別なことだったのでしょうか。そもそも飛べないのにどうやってここにきたのか疑問です。巣はこの木の上の方にあったのかもしれません。

■井の頭公園(159) キビタキ


■井の頭公園(159) エナガ
2022/4月】 更新ページ
4/25 - 5/1 (1)井の頭公園

  夏日が続いたせいか、池にはイトトンボが一気に出現しました。種名はムスジイトトンボとしました。 図鑑を見ると体長は21~25mmですが、見た感じはもっと大きく見えたので別種かもしれないと思い後日再確認したところ、だいたい図鑑通りでした。もちろん”感じ”です。

 キビタキの囀りがあちこちで聞かれるようになりましたが、なかなか姿が見えません。今回何とか撮影でき、今季初撮影です。囀りはまだぎこちないものが多く、これから本来のきれいな囀りになるものと思います。

 小鳥の森では 、「遠くの枯れ枝にアオバトがいる」と教えてもらいました。井の頭公園では数年前に数羽がサクラの木にいたのを見て以来であり、そのときはサクランボを食べていたのかもしれません。

 オオタカの巣の近くでは、鳴き声が聞こえたので見回すと、目の前の木の枝に餌を捕まえてきた雄が飛んできて、そこへすぐに雌が飛んできました。餌をもらった雌はすぐに巣の方へ飛んでいきました。巣の様子ははっきりしませんが、まだ抱卵中ではないかと思います。

■井の頭公園(159) キビタキ、今期初撮影です


■井の頭公園(159) 久しぶりにアオバトを見ました
4/18 - 4/24 (1)井の頭公園

  オオタカの巣の状況ははっきりしませんが、抱卵を続けているものと思います。
3羽のツミが池の上空で互いに近寄ったり離れたりしながら旋回していました。どんどん上昇していくことはありませんでしたが、秋の渡りの時期に見られる鷹柱を思いだしました。

 20日は厚い雲が垂れ込め、池では多くのツバメが飛び交っていました。今回は水面近くで大きく口を開けて虫を食べたらしいところ、前後2羽で飛んでいるときに一羽が急旋回する様子、さらに水面に落ちた虫を捕まえたらしいところを撮影しました。(ツバメを大きく写せなかったり、ピントが合っていなかったりであやふやな記述になりました)

 夏鳥の飛来を今季初確認しました。今回はセンダイムシクイとオオルリの雌です。センダイムシクイは3年ぶりに見ることができ、ちょっとうれしいです。なお、聞くところではコサメビタキとキビタキもやってきているようです。
これから一か月ほど、さらにいろいろな種類の夏鳥が中継地として利用するので楽しみにしています。

 2匹のチョウが舞う理由に新説が出てきて話題になっているという新聞記事を読んだばかりのときに、目の前でその様子が見られたので撮影しました。新説とは従来の闘争(縄張り争い)説ではなく、求愛説とのことです。もちろん、撮影しても新説が正しいかどうかなどわかりませんが。

■井の頭公園(158) センダイムシクイ


■井の頭公園(158) オオルリ♀
4/11 - 4/17 (1)井の頭公園

 弁天池の噴水の中に営巣していたカイツブリの巣は親はいなくなり、卵もなくなっていいます。残念ながら雛の誕生とはなりませんでした。また、ボート池の巣のうち一か所は噴水などはなく良い環境だと思われましたが、同様になってしまいました。もしかすると、池の水位を上げていることが原因の一端かもしれません。
冬ガモはさらに減ってキンクロハジロが8羽だけになりました。

 オオタカの巣では時々モジモジ動く親の姿が見られます。産卵時期が前回と同じ頃とすると、5月下旬には雛が見られるものと期待しています。
更新はお休みです。
4/4 - 4/10 (1)井の頭公園

 オナガの群れが森でも池の端でも騒がしくしています。
繁殖期の何かの行動なのでしょうか?
オオバンはこのところ飛ぶところをよく見かけます。井の頭池では冬鳥なので、そろそろ移動する準備かもしれません。

 カイツブリは御茶ノ水池、ボート池で数羽の雛が誕生しました。先週記した噴水の中の巣では親が辛抱強く抱卵を続けており、雛が孵ってほしいものです。
冬ガモはさらに減って約30羽、種類はキンクロハジロとヒドリガモだけになりました。

■井の頭公園(158) オナガ


■井の頭公園(158) オナガ
2022/3月】 更新ページ
3/28 - 4/3 (1)井の頭公園

 オオタカは以前に雛が孵ったときの巣を使っています。鳴き声は遠くからも聞こえることがありますが、観察は通りがかって見るだけなので産卵状況などはわかりません。
今回はちょうど通りがかった時に巣の近くの木にいるのが見られました。

ときどきオオタカの鳴き声が聞こえる広場の大きな木の中腹で数羽のカワラヒワが飛び回っているので撮影してみると、そのうちの2羽が喧嘩をしているところでした。たがいに噛みつかんばかりの様子でしたが理由は不明、もしかすると幹の又に水場があったのかもしれません。

アトリの大きな群れが飛び去った後、カワラヒワの群れがアトリと同じように地面で餌を食べながら、突然近くの高い木に飛び上がっていきます。その群れには少数のアトリも混じっており、飛び上がる様子を何とか撮影しようとトライしましたが、難しかったです。

弁天池では水面に届いているサクラの枯れ枝にカイツブリが巣を作り、抱卵しているのを見つけました。絶え間なく噴水が落ちてくるその巣で親は我慢強く4個の卵を温めています。噴水は夜間は止まりますが、一日に10時間前後は水がかかるので、何とか無事に孵化しますように。
他の池では、少なくとも御茶ノ水池とボート池で一か所ずつ営巣しています。

■井の頭公園(157) カワラヒワの諍い


■井の頭公園(157) 抱卵交代時などカイツブリの卵はずぶ濡れ
3/21 - 3/27 (1)井の頭公園

  カイツブリは御茶ノ水池の一か所で抱卵中。ボート池などでも巣作りを始めていますが、安定した巣を作れる場所は少なく苦労をしています。
アオゲラは巣穴を掘る木を物色中でしょうか、珍しく池のほとりの木でもコンコンしていました。数日後に見ると穴の大きさは変わっておらず、他を探しにいっている様子です。
オオタカは一昨年に3羽の雛を孵すことができた場所に巣を作っているようで、今年は期待できそうです。その他では今年はエナガの子育てぶりを見たいと思っています。

 冬ガモは50羽前後になり多いときの1/4以下になりました。ヒドリガモ、キンクロハジロのほかはハシビロガモとヨシガモがいます。ヨシガモは雄が2羽、雌が一羽いましたが、現在は、雄雌のペアだけになっている模様です。私には雌の判別はなかなか難しいです。

 23日には池の上を飛ぶ数羽のツバメを今季初確認できました。今年も電線に止まる幼鳥たちを見ることができるものと思います。

 メジロ、ヒヨドリに続き、今回はハクセキレイの羽虫捕りの様子を撮影しました。ハクセキレイはランダムな動きが多く、羽虫が写っているものはピンボケ、ピントが合ったものには羽虫が写っていないなどなかなか思うようにはいきませんでした。

■井の頭公園(157) アオゲラは巣穴準備中


■井の頭公園(157) 今年もツバメがやってきました


■井の頭公園(157) ハクセキレイも羽虫捕り
3/14 - 3/20 (1)井の頭公園

  先月下旬にメジロが空中で羽虫を捕まえる様子を撮影しましたが、今週はヒヨドリも同様にしているのを観察しました。前回のメジロのように空中で互いにぶつかるようなハプニングはありませんでした。

井の頭公園駅近くでは数羽のアオジを見つけました。もう山へ帰る時期ですが、今頃になって今季初撮影です。

(2)神田川

  今週は神田川を2回観察しましたが、一回目はカワセミは不在、二回目は雄が一羽だけで先週のような縄張り争いは見られませんでした。

雌はすでにほかの場所で営巣しているのかもしれません。
雄は小さなエビらしいものを何度か捕まえましたが、すぐに自分で食べてしまい、他へ運ぶ様子はありませんでした。

■井の頭公園(156) ヒヨドリの空中採餌


■神田川(15) 雌のカワセミは見られませんでした
3/7 - 3/13 (1)井の頭公園

  先週は、雄が2羽、雌が1羽観察されたヨシガモのうち、雄の1羽がいなくなったと書きましたが、見逃していたようで今週初めは3羽揃っていました。
しかし、その後、いつも寄り添っていた雄と雌がいなくなり、週末には雄1羽だけになりました。

今回は2羽の雄のうちの一羽が水面を派手に動き回ったりする様子を撮影しました。水浴びでしょうか?

冬ガモたちは100羽を少し上回る程度になり、多いときに比べて半減しています。ヒドリガモ、キンクロハジロ、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヨシガモはまだいますがホシハジロはいなくなりました。

(2)神田川

  先週は雌の縄張りに入り込んだ雄が、雌の剣幕にほとんど対抗できないまま追い出されてしまいました。
今週、10日はその雄が雌に対抗して縄張り争いを始めていました。その間に、別の雌もやってきてちゃっかり餌をとり、縄張り争いには加わらず、姿が見えなくなりました。
翌日には、昨日と同じ2羽がチリチリと鳴きながら追いかけあいをしていますが、成す術のなかった先週とは違い、雄の方に分があるように見えました。

今後どちらか一方が相手を追い出すのか、あるいは、繁殖の季節なのでペアになるのでしょうか。

■井の頭公園(156) ヨシガモの水浴び?


■神田川(15) 縄張り争い
2/28 - 3/6 (1)井の頭公園

  久しぶりにヨシガモが井の頭池にやってきました。先週は雄が一羽だけだと思っていましたが、雄は2羽、さらに雌が1羽いました。
雌はどのカモもよく似ているため特定は困難でしたが、雄の側にずっと付いている雌のカモがいるので、それをヨシガモの雌としました。
なお、もう一羽の雄にはそのような連れはおらず、そのためかどうかはわかりませんが週末にはいなくなりました。

ヨシガモの雌を探してファインダーを覗いている間に、ヨシガモは意外に喧嘩早かったり、雄がもう一羽の雄に相手にされなかったり、オオバンが潜水するのを雄雌2羽でじっと見つめたりするなどのシーンを見ることができ、それらの写真に勝手な想像をくわえて掲載しました。

 カイツブリが二組営巣していますが、産卵しているのかどうかは不明です。森ではよくオオタカの鳴き声がしていました。巣作りに忙しくしているとのことです。

(2)神田川

 階段で羽繕いをしてリラックスしているのは、いつもの雌ではなく雄のカワセミです!
雌の縄張りなのに大丈夫かと思う間もなく、雌が飛んできてあっという間に階段を追い出されてしまいました。その後は雌がチリチリ鳴きながら雄を威嚇し、場所を移しながら威嚇を繰り返したあと、とうとう2羽とも井の頭方向に飛び去りました。
続きは井の頭池に場所を移して再開するのかと池の周囲を探しましたが、2羽とも見つかりませんでした。

■井の頭公園(155) 雄のヨシガモ2羽


■井の頭公園(155) ヨシガモ雌(左)と雄


■神田川(14) 縄張り争い
2022/2月】 更新ページ
2/21 - 2/27 (1)井の頭公園

  22日、保存林の背の高い松の木の上をメジロが飛び回っているので撮影すると、空中で羽虫を捕まえていました。
写真を見ると、メジロ2羽がぶつかったり、羽虫が多すぎて狙いを定められなかったり(??)と、いろんなことが起こっていました。

バス通りの歩道、何か鳴き声がしたような気がしたので辺りを探すと、何と、リュウキュウサンショウクイがすぐ前のサワラの若木に中にいました。
今年に入ってから出会いはなく、ずっと気にしていたので見つけることができて良かったです。これで、きれいに撮れていれば言うことはありませんでしたが。
なお、歩道で聞いた鳴き声はリュウキュウサンショウクイのものだったのか、いまだに不明です。

さらに久々の出会いは、池にやってきたヨシガモです。本サイトの記録では前回は昨年7月でした。
その時はエクリプスで、図鑑などで見られる雄とはだいぶ違う様子でしたが、今回は通常の生殖羽になっていました。
同じ個体かどうか?、同じならその間どこにいたのか?わからないことばかりです。

井の頭公園駅近くにいるジョウビタキ④と、テニスコート近くのルリビタキ③も見ることができました。

■井の頭公園(155) メジロ空中採餌


■井の頭公園(155) リュウキュウサンショウクイ


■井の頭公園(155) ヨシガモ
2/14 - 2/20 (1)井の頭公園

  今週の観察は池の周辺ばかりでしたが、先週に続き新たな雄のジョウビタキに出会いました。今回は井の頭公園駅近くです。
ジョウビタキは森の方には雌と雄が一羽ずおり、井の頭公園駅近辺に2羽で、合わせて4羽いることになります。そのうちの3羽が雄であり、雄の多さは例年とは様変わりです。

 15日には、10羽ほどのワカケホンセイインコが群れる高木の近くにツミがとまったため、初夏のころのように追いかけ合いが始まるかとしばらく見守りましたが、ツミは下に飛び去り何事も起こりませんでした。

池の周囲を一回りして七井橋近くに戻ってくると、カモたちが二手に分かれて上空を飛び回っています。しばらく撮影をしていると、いつもと違う様子を感じてよく見ると、それはオオタカによるものでした。
ただ、オオタカは時々高速で飛ぶものの、カモたちを追っているのか、そうではないのかはよくわかりません。そのうち、カラスのしつこいモビングが始まり、両者ともに上空高く飛び去っていきました。
カモにとっては”事件”だったらしく、一時的に池から消えてしまいました。

(2)神田川

  今週は去年からずっと神田川最上流部を縄張りにしている雌のカワセミのダイビングを3回に亘って観察・撮影しました。
大半は階段からダイビングしましたが、密生するガマの切株からも小魚を捕まえました。

■井の頭公園(154) 新たなジョウビタキ♂(③、④)


■井の頭公園(154) カラスに邪魔されるオオタカ


■神田川(14) カワセミ
2/7 - 2/13 (1)井の頭公園

 快晴、乾燥、北風の7日には富士山頂直下の登山道がはっきり見えました。

枯葉の積もったところではカワラヒワやシロハラ、ツグミなどがくわえた枯葉を投げ飛ばして、地面に落ちた木の実を食べています。

いつもすぐに見失ってしまう雄のルリビタキ➀が、今回は比較的長くツツジの中にいました。そこを飛び出していつもの茂みに入ってしまうと、またいつも通りすぐに見失ってしまいました・・・・今やどこに行ってしまうのか謎です。

弁天池ではカワセミがせっかく捕まえたザリガニを落としてしまいましたが、なんと、それを回収したのです。ところがそれもつかの間、また落としてしまい今度は再回収はできませんでした、残念。

ジョウビタキ♂を今季初めて見ました。それも2羽で、一羽は森の方で、もう一羽は神田川起点近くです。例年雌は比較的多く見ますが、雄を2羽も見ることはありませんでした。

池では水草を食べるためにキンクロハジロやオオバンが水に潜るのに対し、ヒドリガモやオナガカモなどは逆立をしています。その逆立はみな何の苦も無くできますが、中には逆立に大騒ぎをするものがいました。これでは食事に大きなエネルギーを費やしてしまいますが、すぐに上達することでしょう。
池のカモ類は少し増えて230羽ほどになっています。種類に変化はありません。

10日の雪が翌日には少しですが積もっていました。西園グラウンドは土埃から解放されています。テニスコート脇にはルリビタキ③がいて、雪の上に出てくるかと期待しましたが、期待に反して桜の高い枝に飛んでいきました。

■井の頭公園(153) ルリビタキ➀♂


■井の頭公園(153) ジョウビタキ♂


■井の頭公園(153) ウグイス
2/1 - 2/6 (1)井の頭公園

  今週は3羽のルリビタキすべてに出会えました。
・雄のルリビタキ➀は相変わらず警戒心が強く、前回までと同じ茂みに入ったあとすぐに見失ってしまいました。
・雌のルリビタキ➁は久しぶりに小鳥の森縁で見られ、前回と同じ場所でおとなしく餌を探していました。
・雌のルリビタキ➂はテニスコート脇の地面で餌探し、すぐ近くにいたツグミはルリビタキを気にする様子でしたが、ルリビタキは全くお構いなしでした。
ルリビタキ➀と➂の撮影は思うようにいかなかったため、今回はルリビタキ➁の写真を載せました。

 久しぶりに弁天池に雄のカワセミがいました。岩から飛び出したカワセミが、カメラを構えた私の前2mのところに来てしまい、近すぎて撮影はできないし動くに動けないし、短時間ですがカワセミに拘束されてしまいました。
4羽のオナガカモが逆立ちして水草を採る様子が面白かったので撮影しました。カモ類は全体で概ね200羽が御茶ノ水池とボート池に分かれて水草を食べています。

(2)仙 川

  井の頭池では、森の観察が主になり池をパスすることもあって、このところカワセミを見ていないため、久しぶりに仙川に行きました。昨年4月以来です。
川ではカワセミ、チュウサギを、川縁の公園では満開の紅梅に埋まって蜜を求めるメジロを見ることができました。

■井の頭公園(153) ルリビタキ➁


■井の頭公園(153) 4羽のオナガカモの採餌


■仙川(16) メジロと紅梅
2022/1月】 更新ページ
1/24 - 1/30 (1)井の頭公園

  アトリ、オナガ、カワラヒワを撮影しました。

ルリビタキは新たな雌に出会え、ルリビタキと名付けました。ルリビタキも含めて各々の特徴は次の通りです。
 ルリビタキ:先々週初めて撮影、非常に警戒心が強い雄。縄張りは第二公園と周囲の民家。
 ルリビタキ:先週初めて撮影、おとなしい雌。縄張りは小鳥の森。
 ルリビタキ:今週初めて撮影、活発な雌(「雄の若鳥」説もあり)。縄張りはテニスコート周辺。

ジョウビタキも昨年から井の頭公園駅近くから井の頭公園まで探していましたが、やっと第二公園で出会うことができました。

ツミが2羽上空を旋回するのを何とか撮影できました。ところが、写真を見るとオオタカも写っていて、オオタカとツミが旋回していたのか、オオタカとは別にツミが2羽だったのか不明です、トホホ。

 福寿草、クロッカスが咲きました。クロッカスは27日に一輪咲き、昨年より一週間遅れの開花です。
また、マンサク、ロウバイ、白梅、紅梅なども咲き始めています。

■井の頭公園(152) ルリビタキ


■井の頭公園(152) ジョウビタキ
1/17 - 1/23 (1)井の頭公園

  シシジュウカラの喧嘩?がありました。これは枯葉の中で騒ぐシジュウカラに気付いてから3秒間に撮影した写真から想像したものですが、どうも一羽がもう一羽を枯葉の中に押さえつけていたらしいのです。シジュウカラもスズメに負けず劣らず気が強いのかもしれません。
他にカワセミ、ゴイサギ、ハクセキレイ、アトリなどを撮影しました。

 そして、小鳥の森の林縁で合図をしてくれた人がいて、今季初めて雌のルリビタキに出会うことができました。ルリビタキは林縁の柵を移動したあと、通路の枯れ草や大きな切り株を飛び移り、さらに広場方向に木の枝を移動していきました。

 20日は大寒、井の頭池に行くとボート池の東端は氷に覆われていました。私が見る限りでは、このところ、浅場以外で氷が張ることはありませんでした。
 また20~21日はダイヤモンド富士が見られる日ですが、危うく忘れてしまうところでした。20日には山頂南側に沈む夕日を何とか撮れました。もう少しきれいに撮りたかったのですが。

■井の頭公園(152) ゴイサギ


■井の頭公園(152) ルリビタキ
1/10 - 1/16 (1)井の頭公園

  このところずっと探していたルリビタキにやっと出会えました。ところが、撮影できたのは逆光の中の2枚だけで、残念ながら満足できるものではありませんでした。
ルリビタキは例年通り民家も巡回しているようで、出会える機会はそう多くはありません。
久しぶりにアオゲラも見ることができました。雌のアオゲラでしたが、餌探しに忙しくじっとしてくれません。
 また、今年になって初めて”人を無視するカワセミ”を見ました。今までもよく止まっていた通路脇の立て看板から見事に小魚を捕まえました。

なお、オミクロン株による感染拡大のために、自然文化園は11日から”当分の間”休園になりました。

(2)狭山湖

 前回来たのは昨年10月で、堰堤傾斜地は緑の草で覆われ、セッカやノビタキのほかに、そこにいる多くのバッタをを狙うチョウゲンボウがいました。湖の方はマガモなどが少数いる程度でした。
 今回は傾斜地はすっかり冬枯れの様相で、ツグミ、タヒバリ、モズが少数いた程度、一方湖はマガモが約700羽、カンムリカイツブリは300羽以上の群れでいました(湖は広いのでとても多数には見えませんが)。そして、他のカモもいるのではないかと双眼鏡で探したおかげでオカヨシガモとトモエガモの小群を見つけることができました。トモエガモを見るのは、野川自然観察園内の小さな池で初めて見て以来9年ぶり、ちょっとうれしいです。

(3)多磨霊園

 多磨霊園と浅間山公園に行きました。特に多摩霊園ではルリビタキがよく見られるので期待していましたが、見つかりませんでした。
 思いがけないことに、オオタカを手に乗せた人が通りかかり、間近で見ることができました。綺麗な鳥です。
驚いたことに、オオタカが突然目の前で「キーキー」と鳴いたことです。これは餌を欲しがっている声で、繁殖期などにときどき聞いていましたが、目の前で鳴いたのでびっくりしました。さらに、隣りのツツジの茂みの中ではメジロやシジュウカラなどがチュンチュン?と鳴いていたことです。
メジロたちは”手乗りオオタカ”は安全だと思っているのでしょうか、茂みの中だから大丈夫なのか、それとも他に理由があるのでしょうか?

■井の頭公園(151) ルリビタキ


□狭山丘陵(10) トモエガモ
1/1 - 1/9  明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

(1)井の頭公園

 2022年の元旦初撮影は、今年も井の頭公園から見る富士山です。7年連続で快晴に恵まれ、ピンク色に染まる山頂を望むことができました。見えなくなっていた山頂直下の登山道がうっすらと見えています。
井の頭池では、メタセコイアや水面が赤く染まり、その中でカモたちが食事に忙しくしています。
七井橋は初日の出を見る人で満員、それぞれスマホをかざして撮影していました。

 2日には今年初めてカワセミを見ましたが、すぐに飛び去ってしまいました。去年の記録を見ると3羽見られたようですが、今年はこの雄の一羽だけでした。他には去年から特に多いメジロ、ぷっくり膨らんだモズを撮影しました。
昨年暮れ前から探しているルリビタキやジョウビタキには、残念ながらまだ出会えません。

 6日は午後から雪が降り出し、池は白く霞んで遠くは見えないほどになりました。積雪は3cmくらい、都心ほどではありませんでした。

■井の頭公園(151) 元旦 (6:46)


■井の頭公園(151) 初日に染まる御茶ノ水池 (7:15)


■井の頭公園(151) 初雪に霞む御茶ノ水池


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2022.1.9