伊佐沼の鳥たち(3)
2017年9月
・サルハマシギ?
10月
・アメリカヒドリとカワセミ(カワセミ撮影はやはり難しい)
12月
・寂しい伊佐沼 |
'17.9.19
伊佐沼は前回6月に比べて水位は下がり、蓮田部分に水はありません。
鳥たちは少なく、シラサギ、セイタカシギ、チドリがいる程度です。
その中にいた一羽のハマシギ、しかしハマシギにしてはどうも嘴が長すぎる印象です。そのうちにカメラマンの一人に「あれは何?」と聞かれ、「ハマシギにしては嘴が長すぎるような気がするが」と話していました。
周辺を一回りして戻ってくると、あのハマシギ?がまだ忙しそうにしています。
今度はこちらからデジスコを覗いている人に「あれは何?」と聞くと「わからない、シギには詳しくない」との返事です。しばらくして、さっきのデジスコの人が、わざわざ別のカメラマンに聞いてきてくれました。「ハマシギだそうです、即答されたので間違いないでしょう」と、私はお礼を言ったあともどこか釈然としません。
帰宅後、色々調べたところ、これはハマシギではなく、サルハマシギ(冬羽)ではないかと思います。ただ、脇腹に黒斑があったり、冬羽での両者の比較は難しいようなので自信があるわけではありません。 |
・サルハマシギ?

一羽だけ、サルハマシギ
嘴の大きさからハマシギではなくサルハマシギとしました

お腹の黒斑からはハマシギのようにも見えますが


サルハマシギとダイサギ

どう見てもハマシギには見えません
自信がないのでまだこだわっています

セイタカシギ、お休み中

コチドリ

コチドリ
伊佐沼の狭い干潟にはほかにゴイサギの幼鳥が、水面にはカモ類が少し、葉の枯れかかった蓮や干上がった蓮田にはカワラヒワの群れがいましたが、
鳥たちは多くはありません
まだ時間も早いので、狭山湖の先、六道山公園の鷹見台へ行くことにしました
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'17.10.26
狭山湖でノゴマを撮影した後、ヨーロッパトウネンなどがいるかもしれないと思い伊佐沼に行きました。
残念ながらシギ・チドリの類はイソシギだけでしたが、ヒドリガモに交じったアメリカヒドリを見ることができました。
トウネンなどは先日の台風21号の雨で小さな干潟が水没したために飛び去ってしまったとのことです。
そして、2羽のカワセミが頻繁にやってきて小魚を捕まえており、久しぶりにゆっくり撮影しました。カメラをD500にしてから初めてのカワセミ動態撮影でしたが、改めてその難しさを再認識しました。 |
・アメリカヒドリとカワセミ(カワセミ撮影はやはり難しい)

上の方から鳴き声がします
電線に止まるハクセキレイ

小さな干潟にはシギ・チドリの姿は全くないので、沼の周回道路を歩いていくと遠くにカモの群れがいます
他に撮影する鳥もいないのでその中を探すといました! アメリカヒドリです

カモの群れは数十羽だと思いますが、アメリカヒドリは一羽だけのようです

何とも遠いのが残念です

蓮田の方に戻るとカワセミです

ブルルル

飛び込んだ!

捕まえた?

あれ、捕まえていません

よくあることですね

ちょっと不安定なところに止まってしまいました
ところで、こんなところに生えているのは何という木でしょうか
おまけに実も付けています

イソシギが2羽います

今回は捕まえました

カワセミは2羽おり、2羽とも雌です
時々追っかけあいをしています

杭の陰でペリットを吐き出しました

吐き出した途端にまた捕まえました
捕まえるのはほとんど小さな魚で、頻繁にダイビングしています

忙しく歩き回っていたイソシギがここに上がってきて一休み
久しぶりにカワセミの写真を撮りました
カメラは以前のものより性能の良いD500ですが、カワセミ撮影の難しさを再認識しました
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'17.12.7
カモ類はヒドリガモ、コガモ、ホシハジロが少数、シギ・チドリではセイタカシギ、イカルチドリ、イソシギが少数と鳥たちは少なく寂しい伊佐沼でした。 |
・寂しい伊佐沼

ヒドリガモの小群、前回いたアメリカヒドリの姿はありません
中央の雄の頭は緑がかっていますがアメリカヒドリではありませんね

遠くにセイタカシギが5羽

道を挟んで向こうの川からカワセミの声が聞こえるので覗いてみると
水から顔を出した石の上に止まっています
ところがシャッターを押す寸前に上流側へ飛んでしまいました
前回多く撮影した蓮田周辺はすっかり干上がっており、カワセミの餌場は隣の川になっています

数少ないチドリ類、イカルチドリでしょうか
嘴も足も泥だらけ

ハクセキレイがイカルチドリの方に近づいてきましたが、ここが制限距離のよう

イソシギが寂しそう

先ほどとは別のヒドリガモの列
このまま陸に上がって日向ぼっこを始めました
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