霞ヶ浦の鳥たち(2)


2018年1月
・ハイイロチュウヒを初めて見ました

'18.1.10

2回目の霞ヶ浦です。
気象情報によると9日は強い風が吹くということでしたので、一日遅らせましたが、現地は風は収まるどころか強い西風が吹き付けています。
前回とは違う場所に行くつもりで一つ手前のインターチェンジで降りましたが、道に迷い目的の場所には行けず、結局前回と同じ場所になってしまいました。
時間が早い(と言っても11時過ぎ)こともあったのか、葦原にチュウヒやミサゴの姿はありません。そこで、霞ヶ浦の水辺まで行くも、湖にはマガモの群れと、ところどころにいるカンムリカイツブリが見られるだけでした。
それでもわかったことはオオジュリンなどの小鳥は葦の中で絶え間なく鳴いていることでした。

そこで猛禽たちを待つのも時間の無駄のように思い、湖岸から少し内陸側の葦原に行くことにしました。今度は無事到着。ただ、西風はさらに強くなっています。
着くなりチョウゲンボウがすぐ近くでホバリングをし、その後目的のハイイロチュウヒを見ることができました。ハイイロチュウヒは13時頃から一時間ほどの間に3回飛び、そのうち2回は近くを飛んでくれたので幸運でした。
初めて見たハイイロチュウヒは上空のほかに、葦のすぐ上を低空・高速で飛んでいます。上空から餌を探すのはわかりますが、今回見た低空・高速飛行は上空で見つけた餌を捕まえるためのようには見えませんでした。何をしているのかちょっと不思議です。
他にはハヤブサ、ノスリ、チュウヒが飛び、予想外の猛禽デーとなりました。





・ハイイロチュウヒを初めて見ました



・・・・・・・・・・(前回と同じ葦原)・・・・・・・・・・





セグロカモメ


















湖岸道路から水辺に降りてみるとマガモの群れがいます
(案内板には木道経由で水辺デッキがあるように書いてありましたが、そのようなものは見当たりません)

















マガモの群れは風下へ飛び立っていきました




















こちら岸の半島
ところどころにカンムリカイツブリがいます


お昼過ぎ、前回多くいたミサゴやチュウヒは見られません
強風や時間の関係もあるのでしょうか
水辺から戻る途中の葦原の中からはオオジュリンと思われる鳥の鳴き声が絶え間なく聞こえています
少し離れたところからは全く聞こえず、オオジュリンたちはどこにいるのかと思っていましたが「灯台下暗し」です

このままここで猛禽たちを待つのも時間の無駄のように思え、湖岸から少し内陸側の葦原に行くことにしました


・・・・・・・・・・(干拓地の葦原)・・・・・・・・・・


その葦原に無事到着したものの様子がわからないので、たまたまあった道路わきの車が止められる所を観察場所にしました
西風はさらに強まった感じがします





観察を始めるとすぐにチョウゲンボウが現れました


















風に向かってホバリングをしましたが、餌は見つからなかったらしく、しばらくして飛び去りました


















13時過ぎ
遠くを白っぽい鳥が飛ぶので、初めて見るハイイロチュウヒかもしれないと撮影

















それはやはりハイイロチュウヒでしたが、遠く葦原の向こう側に降りて見失いました
もう少し近くに来てくれるといいのですが
(帰宅後地図で確認すると葦原の向こうの端までの距離は7,800mありました)
















背後から飛んで行った2羽はハヤブサ


















ノスリも


















タゲリが目の前を風に向かって飛んでいき


















近くに降りました
逆光のためタゲリは真っ黒、道路をゆっくり移動して何とか羽色がわかるところまできて撮影
すぐそこにいるタゲリからはこちらは丸見えのはずですが、逃げません
今まで他の場所で見たタゲリは、遠くにいても見つかるとすぐに飛び去っていたのに
ここでは人慣れしているのでしょうか、強い風の中を飛ぶのは嫌なのでしょうか??














逆光で見難かったのですが、よく見ると辺りにはポツポツと数羽のタゲリがいます


















チュウヒです


















最初に見てから30分後
ハイイロチュウヒがこちらに飛んできました











葦の穂先すれすれを飛び






































葦のまばらな原を飛び












あっという間に飛び去ってしまいました
ところで、鋭い目はしていますが、こんな地面近くを高速で飛んで餌は見つかるんですかねー
また、上空で見つけた餌を捕まえるためのようにも見えません
















さらに20分後
前の原から小鳥が一斉に飛び出したので、どうした?と思うと、
背後からハイイロチュウヒが飛んできたためでした
















傾き始めた陽に下面の白色が輝いています


















そのまま葦原の東端の方へ飛んでいきました

車の後ろで風を避けながらの2時間、3回もハイイロチュウヒの姿を見ることができました
日没にはまだ間がありますが、ここで引き揚げることにしました












更新記録 霞ヶ浦:茨城県
2018.1.14 「ハイイロチュウヒを初めて見ました」を作成しました  Nikon D500 / 200 - 500mm


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2018.1.14