谷津干潟・三番瀬の鳥たち(5)


2016年1月
・ウミアイサとミヤコドリ、ハジロカイツブリの群れ
2月
・ミヤコドリなども越冬中
3月
・ミヤコドリなども越冬中
・初めて見るコクガン

'16.1.13

冬の三番瀬は静かです。広ーい干潟にカメラマンは2,3人、もちろん潮干狩りの人はいません。そう言えば、干潟に向かってゴルフボールを打つ人の方が多かったかな。
今回は船橋海浜公園(三番瀬)西端の堤防の先端まで行ってゆっくり撮影しました。ウミアイサ♂、ハジロカイツブリの大きな群れを初めて見ました。




・ウミアイサとミヤコドリ、ハジロカイツブリの群れ





干潮の少し前、潮はだいぶ沖まで引いています
ハマシギの他にシロチドリ、写真には写っていませんがミヤコドリもいます












今回は、干潟の西端に突き出た堤防の先まで行きました
左側は三番瀬の干潟、右側は江戸川方向の水路です












干潟側は一面小さな砂の波紋、点々とハマシギがいます













ウミアイサ♀













別のウミアイサ3羽
後でわかりましたがこれは雄が2羽、雌が一羽です












堤防の先端から岸側を見るとミヤコドリの群れが飛んできました
向こうはハマシギの群れです












今度はハマシギが飛んでいきます













遠くを通った大きな船が作った波にあおられるオナガカモ
オナガカモは池ではゆったりとくつろぐことが多いですが、ここでは群れはひと塊りになったままバラけません












スズガモ♀













ピューピューと鳴き続けながら行儀よく採食するミヤコドリですが
時には「ここはおいらの場所だよ!」と


























あ、ウミアイサ雄です(雄は初めて)













ウミアイサ雄と雌、近くに雄がもう一羽います
先ほど飛び立った3羽だと思います












スズガモなどより小さなカモ?の群れ、思いもかけずハジロカイツブリの群れです
本を見るとハジロカイツブリは群れでいることが多いとのことで珍しくもないようです











'16.2.26

三番瀬に来たのは6,7回目、今回初めて富士山が見えました。ちょうど山頂には雲がかかっていましたが、ちょっぴり感激。
鳥たちは相変わらずハマシギが多数です。ダイゼンは先月はいなかったように思いますが、今回はかなりの数がいました。
ミヤコドリは干潟にはおらず、すでに帰ってしまったかと思っていたら、東側堤防の外にある浅瀬にいました。まだ越冬中です。




・ミヤコドリなども越冬中





昨年から来始めた三番瀬、富士山を初めて見ました
しばらくして、富士山も手前の山々も雲に隠れて見えなくなりました












ハマシギ













ハマシギ













ダイゼン
片足立ちで休養中












こちらもダイゼンでしょうか
片足立ちのダイゼンに混じってハマシギもいます

そう言えば、数多くいたミヤコドリが見当たりません
すでに帰って行ってしまったのでしょうか




前回は西側の堤防を先端まで行ってウミアイサなどを撮影しましたが、
今回は初めて東側の堤防へ行ってみました




スズガモ♂♀













ハジロカイツブリ
葛西臨海公園同様、ここでも一部は夏羽になりかかっています












とんがり頭です













東側遠くで飛んでいるのはキンクロハジロだと思っていましたが、良く見るとミヤコドリ
こんなところにいました
中央の浅瀬にたくさんいるので、まだみんな越冬中のようです










'16.3.25

以前に「谷津干潟ブログ」で紹介されていたコクガンはまだいるかなと、谷津干潟に行きました。
昨年12月以来の谷津干潟ですが、今日は強い北風が吹き、冬の寒さです。
広い干潟には鳥は多くはありません。お目当てのコクガンはどこにいるのかわかりませんでしたが、地元の人が教えてくれて、初めて見ることができました。
他には夏羽に換わったカンムリカイツブリが一羽、セイタカシギが8羽、オオバン、ヒドリガモ、コガモ、スズガモが小規模の群れを作っていました。

実は、去年から荒川にハクガンが(東京には数十年ぶりに飛来とのこと)来ているということだったので、コクガンとハクガンを同日に撮影できるかなとも思っていましたが、どうもハクガンは既に飛び去ったらしく実現しませんでした。
その気ならもっと早い時期に可能だったのに「その気ではなかった」ということでした。




・初めて見るコクガン





JR駅から谷津干潟につくと、そこは北風が強く冬の寒さです
オオバンやホシハジロに混じってカンムリカイツブリが一羽目だっています












波に揺られながら
こちらを見て首を傾げたわけではありません












すっかり夏羽になっています













観察窓から淡水池を覗くと
向こうの木にタカが止っています・・・・ノスリ?












ノスリではなくオオタカです
幼鳥のようですね
すぐ前の淡水池にはアオサギが一羽、他には何もいません











しばらくして奥の茂みの中に飛び去りました
久しぶりに見るオオタカでした





自然観察センターの先まで行って、対岸も探しましたが
コクガンは見当たりません
そこへ地元の人がやってきて「さっき対岸側からカモと一緒に西へ飛んで行った」と教えてくれました
お礼を言って来た道を引き返すと






引き返す途中
スズガモの頭の緑色がなかなか撮影できませんでしたが、今日は少し見えたので撮ってみました
何とか写りました











干潟の西端まで来ると、オオバンやヒドリガモなどの群れの中に
コクガンらしいのがいたので撮影しましたが、・・・・・本当にこれ?と思ったそのとき
ファインダーに別の黒いのが入ってきました(ピンボケの白黒がコクガンです)
最初に撮っていたのはスズガモの雌のようです・・・・初見とはいえお粗末










オオバンと並んで羽繕い













まだ続けています













羽ばたいて・・・・・動いてくれるかな?













いえ、居眠りを始めてしまいました
手前をコガモがお尻を振り振り横切っていきます












少し離れたところにはセイタカシギ、オナガカモ、コガモ、オオバンなど













上の写真のセイタカシギなどが何かの拍子に一斉に飛び立っていって
コクガンは眠りを妨害され「何だ何だ?」












しばらくしてセイタカシギだけが戻ってきました
8羽います












コクガンは活動開始
食料は海藻(何という名のアオサでしょうか)












ヒドリガモも戻ってきました













しばらくしてまた飛び出した!













一羽が飛びだすとみんなあとに続きます
身を守るための防衛本能ですよね・・・・近くにオオタカもいたし












しかし、先ほどと同様、コクガンは続かず・・・・防衛本能は??
飛んで行った先はちょっと気になるよう

このあと、コクガンは海に続くコンクリート作りの水路に行き、見えなくなりました
もうすぐ北へ帰っていくことでしょう








更新記録 (谷津干潟・三番瀬:千葉県習志野市、船橋市)
2016.1.17 「ウミアイサとミヤコドリ、ハジロカイツブリの群れ」を作成しました  Nikon D7100 / 80 - 400mm
2016.2.28 「ミヤコドリなども越冬中」を追加しました  〃
2016.3.27 「初めて見るコクガン」を作成しました  Nikon D7100 / 200 - 500mm


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201.1.17