ヤマセミ 4(2)


2009年8月
・ヤマセミ岩
・幼 鳥
・キセキレイの方が強気
・カワセミは経験豊富
・ヤマセミは相変わらず棒切れで捕食練習
・カワセミを驚かす
・期待した場所には来てくれません
・今回はカワガラスを驚かす
・仲のいいツガイ
・米粒のようなカワセミ
・カワウは餌を捕まえた

'09.8.17

先月、雌親が大きな魚を巣に運んでいた。雛はもう巣立っているだろうと行ってみました。
前回は大きな岩(ヤマセミ岩」)の向こう側で魚を捕まえたので今回はそれが見えるように対岸に行こうと思っていましたが、行ってみると流れはヤマセミ岩の手前側に変わっています。これで魚を捕まえたところが撮影できるぞ、と、その前にカメラをセットしました。
しばらくすると、来ました!一羽のヤマセミが。しかし、来たのは「ヤマセミ岩」ではなく、少し下流側の岩です。そのうちさらに下流のケーブルに移動し、そこから何回もダイビング、逆光になるためこちらが移動したくてもヤマセミから丸見えになるため移動できません。
そのヤマセミ、最初はわかりませんでしたが、川に渡るケーブルから何回ダイビングしてもなかなか魚は捕れません、そのうち、葉っぱをくわえてきたり、棒切れをくわえてきたりというわけで、一人立ちしたばかりの幼鳥だったのです。
親鳥は狙いを定めてダイビングするので、その頻度は多くはないのですが、それに対して幼鳥は、頻繁にダイビングをし、とても狙いを定めているようには見えません。結局、魚を捕まえたのは1/10以下の確率です。
それでも、一人前にホバリングもし、もうすぐ親並に上達するでしょう。




・ヤマセミ岩





キセキレイが来ました













近くの川原にはヨシノボリ?を捕またカワガラスが来ています
よく水にもぐっているところを見ますが、餌を捕まえたのは初めて見ました












今度はセグロセキレイ








・幼 鳥





気がつくと、ヤマセミ岩の少し下流の岩にヤマセミが来ています













キョロ













キョロ













飛び立った!













と思ったら、1m先まで
流れは手前側に移っていて、そちら側は小さな水たまりだけで魚はいないと思うんだけどな












やはりいなかったでしょ













そちらにも流れはないのに













飛び出した!













そのまま水のある方に来てホバリング













魚は捕まえていません













ケーブルで一休みした後またホバリング













この後ダイビングしたがまた餌は捕れません













ケーブルに戻ってブルブルブル














こんな浅い所に飛び込んでいます
何か捕まえた?












捕まえたのは枯葉です













ケーブルに打ち付けたがすぐに落とし、













恨めしそうに?枯葉を見つめています
こんなことをするのは幼鳥でしょう












何回目のダイビング?













またケーブルから













もう何回目だろう、いい加減に捕まえてはどうか













おお!捕まえている
今度も捕まえられないだろうと、飛び込んだところは撮影しなかった
ヤマセミ撮影はこんなものとはいえ、残念










高いところから失礼!













またまた失礼













逆光 その1













逆光 その2













枯れ枝から飛び立ちすぐそこでホバリング
成鳥が餌を狙うのであれば、枝に止まったまま探しそうですが



































・キセキレイの方が強気





黄色いのはキセキレイ













ちょこちょことケーブルの上をヤマセミに近づく













さらにもう一歩近づいたところでヤマセミは目をそらせた
キセキレイが強気なのは、「相手は子供」と思っているのでしょうか?



この後、ヤマセミは湖に飛び去ったので、逆光程度が少ない場所に移動
異動後の写真は次回に掲載します






・カワセミは経験豊富





撮影場所を移動してすぐにやってきたのはカワセミです



























ヤマセミが止まっていた枝に来た



























捕まえた?













ヤマセミの幼鳥より経験豊富だ








・ヤマセミは相変わらず棒切れで捕食練習





湖に飛び去ってから30分、予想より早く戻ってきました









































捕まえてはいません



























魚?













いたー













真っ逆さまです













今度も失敗













おー、捕まえた!









































あれ? くわえてきたのは魚ではなく棒切れでした









・カワセミを驚かす



















ヤマセミに気を取られていると、すぐ先にカワセミがいました













カワセミは先ほどのキセキレイほど気は強くありません













ヤマセミは捕食練習













ダイビング後、カワセミの向こうに戻ってきた













また、ダイビング
一向に魚は捕れません












そして、カワセミが止まっているところへ
カワセミはびっくり












今度はカワセミも狙っています













カワセミはかなりの確率で餌を捕まえます













ヤマセミは今度は向こう岸近くでダイビング!
扇子のようで、とても鳥とは思えない












捕まえたのはやはり棒切れです













ケーブルに戻ってきて長時間休憩
そのうち大あくび



成鳥は狙いを定めてダイビングするので、その頻度は多くはないのですが、
それに対して幼鳥は、頻繁にダイビングをし、とても狙いを定めているようには見えません
結局、魚を捕まえたのは1/10以下の確率です
それでもこの練習熱心、一人前にホバリングもし、すぐに上達するでしょう








'09.8.24

先週の幼鳥は成長したかと、先週に続いて行ってみました。
しかし、やってきたのは別の幼鳥のようです。堰堤から大きな魚を捕まえたので、最初は成鳥(雌)だと思っていたが、その後は何回も棒切れをくわえてくるので幼鳥ではないかと思われます。
また、ツガイの二羽が上流側の電線から頻りにダイビングをしていましたが、残念ながら遠すぎて写真にはなりません。
朝7時には堰堤の幼鳥が湖へ帰って行き、その10分後には上流側にいた二羽も湖へ飛んで行きました。
その後はカワセミを撮影していましたが、大形工事車両に場所を明け渡し、そのうち道路が川のようになるほどの土砂降りの雨に退散です。




・期待した場所には来てくれません





前回までと違い、ケーブルが順光になる場所で待つと
ケーブルには来ず、遠くの堰堤にやってきた


























捕まえた!
前回と同じ雄の幼鳥かと思っていましたが、雌の成鳥のようです












かなり大きな魚です






















・今回はカワガラスを驚かす





ヤマセミが餌を捕まえて?堰堤へ
堰堤の上にはカワガラスがいて、「何だー!」












まるでカワガラスを目がけて着地したよう
カワガラスは一目散に逃げていきます













捕まえていたのは大きな棒切れでした













また、棒切れ

最初に大きな魚を捕まえたので雌の成鳥と思っていたが、
ここまで何回も棒切れを捕まえるのは、やはり幼鳥ですね











朝7時前、水位の下がった湖へ戻って行きました

その10分後、湖に流れ込む川の上流へ行ったツガイの2羽も一緒に湖へ戻って行きました


ヤマセミがいなくなったあと、カワセミを撮影していると
ぽつりぽつりと雲行きが怪しくなり、あっという間に土砂降り
岸沿いの道は川のようになり退散







'09.9.24

一ヵ月ぶり、気合を入れて朝3時半に起きて5時過ぎに到着です。
短期間で終わるものと思っていた湖に流れ込む川の工事は砂利採取のために半年間続くとのこと、川は荒れ放題です。
そして、ダム湖の水位は雨不足によりさらに下がり、ヤマセミは住みにくくなっています。
こんな状態ではヤマセミは来ないだろうと、川を見下ろす駐車場と湖が見える橋の上を行ったり来たりしていると、
一羽のヤマセミが川の方から橋の下を飛んでダム湖畔の切り株に止まりました。
しばらくすると、何ともう一羽が同じルートで飛んできました。
あわてて駐車場まで走り、車からカメラを取って戻ってくると、幸いなことに2羽ともまだいました。




・仲のいいツガイ





左下の切り株にも一羽止まっています
通常は水没している場所です












上にいた一羽が飛び去ったと思うと、
戻ってきてもう一羽を誘ってダム湖へと飛んで行きました







































































並んでダム湖へ
ツガイですね









・米粒のようなカワセミ





水辺の砂浜にカワセミがいますがほとんど見えませんね













ホバリングして













ダイビング、「ポチャン」
もちろん飛び込んだ音など聞こえませんが












口先に白いもの、魚を捕まえているようにも見えますが、
そのまま向こうの石垣の方に飛んでいき確認できません








・カワウは餌を捕まえた





浅瀬を飛び跳ねて逃げる魚を追いかけるカワウ













捕まえました、鮎でしょうか













アオサギはカワウを追って移動しています
そう、カワウに追い立てられた魚を捕まえようという魂胆ですが
なかなか思い通りにはいきません











カワウが深い方に行ってしまい、それを見つめるアオサギ
2羽のカワセミの縄張り争いを見物しているのかもしれません

ヤマセミと違いカワセミは繁殖期以外は2羽が出くわすと争いになります










更新記録  ヤマセミ4(神奈川県山北町)
2009.8.26 「ヤマセミ岩」〜「キセキレイの方が強気」を作成  Nikon D300 / AF-S VR 300mm F2.8
2009.9.12 更新が遅くなりましたが
「カワセミは経験豊富」〜「今回はカワガラスを驚かす」を追加
 〃
2009.9.30 「仲のいいツガイ」〜「カワウは餌を捕まえた」を追加  〃


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2009.8.26