八ヶ岳の鳥たち


2014年6月
・井富湖周辺−キビタキなど
・松原湖−アカハラ、オオヨシキリ
・麦草峠に向かう途中のメルヘン街道−メボソムシクイ

'14.6.11

11日と12日で八ヶ岳南麓井富湖〜松原湖〜(メルヘン街道)〜白駒池・麦草峠〜(メルヘン街道)〜横谷温泉〜車山高原〜霧ケ峰高原〜八島湿原を回ってきました。
関東地方では局地的に豪雨となりましたが、こちらは小雨時々曇りでまずまずの撮影日和でした。
標高最高点の麦草峠には窪みに雪が残っており、芽吹き始めた木も多く平地より2か月ほど季節が遅くなっています。
このページは初日に撮影したものをまとめました。




・井富湖周辺−キビタキなど





井富湖の堰堤脇、アカゲラです
後でわかりましたが、虫をいっぱいくわえています
近くで頻繁に何かの幼鳥のような鳴き声が聞こえていたのは、アカゲラの雛だったのではないかと思います
実はその主を探しましたがとうとう見つかりませんでした










アカゲラやホオジロなどが鳴く森の一角
後ろから黒い鳥が飛んできて枝の込んだ向こうの木にとまりました
予想もしていなかったキビタキです











残念ながら見えるのはこの隙間だけでした
そのうちに別荘の方へ飛び去ってしまいました












こちらはアオゲラですね










・松原湖−アカハラ、オオヨシキリ


昼食を取ろうと松原湖によると、近くにはそれらしいところは見当たりません
それよりも、ほんの少しだけ葦が生えている場所でオオヨシキリが鳴いています
おかしい、どう聞いてもすぐ前の松の木の上から聞こえてくるが、見つかりません




葦の向こうの暗がりで何かが飛んだ!アカハラです













さえずりは聞こえません・・・・ペリットを吐き出した模様













オオヨシキリはコナラらしい木の中でも鳴いていましたがやっと枝先に出てきました
今まで芦原で鳴くものとばかり思っていました












最初に松の木で鳴いていたオオヨシキリも見つかりました

キビタキが美しい声で鳴いていますが、探すのは諦め
残っていたパンを一つ食べて、出発、メルヘン街道へ







・麦草峠に向かう途中のメルヘン街道−メボソムシクイ


標高2000mに近づくころ車を止めると、あちこちでメボソムシクイのさえずりが聞こえます
実は、井の頭公園で一度だけ聞いたことがありますが、そのときは「チュリチュリチュリ」という
虫の声のようなか細い鳴き声でした
ここではそれよりもっとはっきりした大きめの鳴き声です
ほかにコルリらしい声も聞こえますが、一向に見つかりません




何回か車を止めて探した後、いました!
傾斜地のため、メボソムシクイは木の上、道路からはほぼ目の高さです
写真は意図してぼかしたわけではありません











初めてはっきり見たメボソムシクイ
木は芽吹き始めたところです












これほど多くいるものとは思いませんでした
その後も何回も鳴き声を聞きましたが、姿を見たのはここだけでした


そして、白駒池へ
コメツガやオオシラビソ(名札が付いていたのでわかりました)などの白駒の森、ごろごろした大きな岩は苔蒸しています
ここでもメボソムシクイの声が聞こえます、しかし、やはり見えません
そのうち雨が強くなりましたが、白駒池のほとりの山小屋で昼食にありつけました
山菜うどん900円也、高かったけど空きっ腹においしかった
そしてトイレ100円也

肝心の白駒池は雨にけむり、遠くは見渡せませんが、かなり大きな池です
最初の井富湖は井富池、白駒池は白駒湖という方が合っています

駐車場に戻ってあたりを見ると、窪みにはまだ雪が残っています
木々は芽吹き始めたばかりのものも多く、平地に比べて2ヶ月くらい季節が遅いように思います

メルヘン街道の最高地点麦草峠はすぐ近いので、そこでも車を降りたところ
メボソムシクイのほかにゴーと山全体が唸るような音がします
その音はメルヘン街道に入って間もなくしてからしていましたが何かわかりませんでした
二日目の最後に行った八島湿原のビジターセンターで教えてもらい、
それはエゾハルゼミであることがわかりました


二日目は霧ケ峰の鳥たちですこちら







更新記録 (八ヶ岳:山梨県・長野県)
2014.6.15 「井富湖周辺−キビタキなど」〜「麦草峠に向かう途中のメルヘン街道−メボソムシクイ」を作成しました  Nikon D7100 / 300mm F2.8 + 1.7x


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2014.6.15